【再】#701. なぜ「日本人」は Japan-ese なの?の深掘り回 ---
2026-06-21 16:03

【再】#701. なぜ「日本人」は Japan-ese なの?の深掘り回 ---

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に #対談
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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。 英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は5月2日火曜日です。 ゴールデンウィークの中日という感じなんですけれどもね、今日は普通に私も授業等の仕事がありまして、全くゴールデンウィークっぽくありません。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 このゴールデンウィークはですね、4月29日からしばらく、多分1週間以上ゴールデンウィーク終わっても続くと思うんですけれども、
ケルフメンバーとの対談であるとか出演してもらってですね、ケルフウィークとなっています。 そして今日もまさにケルフ会長青木光さんに出ていただくという会になります。
本日の話題は、なぜ日本人はジャパニーズなの?の深掘り回、青木光さんとの対談ということになります。
青木さんとの対談はこれまでですね、この特にジャパニーズに関する話題としてはですね、比較的最近に2回対談しています。
まずはですね、680回、なぜ日本人はジャパニーズなの?などではなく、ジャパニーズなの? 青木光さんとの対談。
そして683回、なぜイングリッシュのようにイッシュのつく呼び名はイギリス周辺に多いの? 青木光さんとの対談ということで、このデモニムというですね、民族名を作る
設備時の話題に青木さんは関心があるということなんですけれども、この過去2回の放送では本当にですね、
さらっと表面をなぞった感じなので、深掘り回はやりたいっていうことをですね、前から言っていたんですね。そして今回実現しました。
なぜ日本人はジャパニーズなの?の深掘り回ということで、少し深い話になっていくだろうと思います。
青木さんの執筆した論文に基づいて、今日はお話をお聞くことになるんですが、まずですね、その論文、その他青木さんのプロフィールなどですね、
知っていただきたいということで、青木ホームページへのリンクをこのチャプターに貼り付けておきます。そちらからざっと、
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青木光とは何者か、これをですね、確認していただき、そしてこれから始まる対談、皆さんしっかりと聞いていただければと思います。
それではどうぞよろしくお願いいたします。おはようございます。
今日はケルフ会長の青木君との対談会ということで、1ヶ月くらい前、4月の11日でしたかね。
680回で、なぜ日本人はジャパニアンなどではなくジャパニーズなの?青木光さんとの対談ということで、この回がですね、とてもよく聞かれていて、
やっぱりみんな関心がある。ありがたいですね。その回とか、あと関連する一種の話もあったと思うんですけれども、いずれ深掘りしようというようなね、そんなことを話していたので、
今回はこのジャパニーズ問題ですね、この深掘りをしていきたいと思うんですけれども、どんな深掘りができるんですか、さらに。
前回は基本的にイーズって付く国、民族名がアジア、アフリカに偏ってるよねっていう話と、
あとその背景に何があるかなっていうふうに考えたときに、一つはポルトガルの影響と、もう一つはフランスの影響があるんじゃないかということに軽く触れた程度だったので、
そこをもう少し細かく見ていくことができるのではないかと思います。
この間のざっと振り返ると、いわゆる大航海時代とかそれに続く植民地の時代、支配の時代でポルトガルであるとかフランスがいわば抑えた国と言いますかね、影響力を行使した国、
そのルートとこのイーズ語尾というものがその国民族の名前ですよね。ある程度連動してるんではないかというところまで話したと思うんですけれども、続いてどんな議論が。
そうですね、これイーズっていうものがフランス語、ポルトガル語、それぞれ同じ語源を持つ設備地があるんだよっていう話だったんですけど、
例えばですね、これ実際の一つ一つの国で見ていくと、そのそれぞれの国の影響っていうフランスポルトガルの影響っていうのを見ることができるんじゃないかなと思っていまして、
例えばですね、これガボンっていう国、これもともと実はこれ読み方がガブーンでいいんですかね、GABONってつける民族名呼び名があったんですね。
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これがあったんですけれども、これフランスがこの国に出て17世紀ぐらいです。進出していってその影響を拡大したというふうに言われてるんですけれども、そこから1866年になってガボニーズっていう形が現れてるんですね。
なるほど。
だからもともとあったのが、これフランスが進出してきた後に、これガボニーズっていうイーズがついた形が生み出されているということで、これはやはりフランスがその国に影響力を持ってガボニーズとそれに対応するもので呼んでいて、英語がそれに習ってイーズをつけているのではないか。
ということも言えますね。
いずれにしてもイーズの場合、英語側でつけたっていうのはあんまりないってことなんですかね。
そうですね。最初のうちは特に影響力を持った国に習ってっていうことが多いとは思いますね。
ポルトガルフランス語で定まった形を英語が借りたというような形で。
そうですね。そう考えるのが妥当かな。
英語内部で作ったというよりは、多分そっちの方が可能性としては高いかなと。
なるほど。そうすると、今はガボンはガボニーズになっているっていうことですね。
そうですね。ガボニーズっていう形がありますし、他の国にもちょっと焦点を当ててみたいんですけれども、
例えばセネガルですね。セネガルは1783年にフランスに帰属しているんですけれども、
これイーズがついた形ですね。セネガリーズですね。これが確認されるのは1917年。かなり後らしいですよね。
もしこれがポルトガルの大航海時代だとしたら、もっと早くにこれが確認されていってもおかしくはないと思うんですね。
というのも、例えば別の国でですね、アフリカで最も早いのはベネニーズという形なんですけど、
これもう1705年にすでに現れていて、それ以外ですと、コンゴとかだとコンゴリーズ。
コンゴリーズっていうんですか。
最も早い形、これは今後Lが落ちて、コンゴイーズっていう形ですね。
コンゴイーズですか。
コンゴイーズ。これは1765年。だから比較的早めに出ているようになっているんですよね。
だからこういった国っていうのはポルトガルの大航海時代の影響があって、それを見ながら英語がポルトガル語のイーズついた形持ってきて、
その地域をイーズって呼んでいる可能性があるんですけど、一方でさっきのところに目を戻せば、
フランスの影響を受けた国にイーズをつけることもあるしということで。
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おそめになったりするっていうことですかね。
例えばですね、今話に挙がったベナンとかですと、これもフランスの保護国家には置かれているんですね。
ただこれ1892年の出来事なので、ベネニーズという形はこれよりも早く出ているというのは先ほど紹介した通りですし、
同じくコンゴに関してもこれフランスの植民地支配に19世紀に置かれているんですけれども、これもそれより早く見つかっているということで、
これフランスの影響と考えるよりはやっぱりポルトガルの影響があるんじゃないかと。
複雑ですね。
そうですね、絡み合ってますね。
それは支配の実態みたいな歴史を辿るっていうのが一方と、
あといつイーズがついた形が各言語に現れたかと。
今、我々英語でのイーズ語っていう話をしているわけですけどもね。
するとポルトガル語ではどうだったのかとか、
そういったものをまずどうだろう、事実関係を年表みたいにしてまとめて、
その上で何か考えて議論していくっていうことに今後はなるんですかね、やるんであれば。
かなり複雑ですよね。
だからそれぞれの言語史を厳密に見ていく必要があるっていうのが。
そういうことになりますかね。
英語ベースで今回はずっとお話はそういうことになりますかね。
これ関連してアジアの方に目を移していきたいんですけど、
これね、アジアも偏りでイーズ使われるって話は以前も上がっていたんですけど、
ジャパニーズ、チャイニーズ、
ネパリーズとか、ブータニーズとか、
ブータニーズってもあるんですね。
まあいろいろあるんですけれども、
やっぱり中国とか日本っていうのは比較的早くからポルトガル船来てるんですよね。
我々としてはタネガシマの鉄砲船内1543年、これが一番馴染み深いと思うんですけど、
やっぱりこういった国、早めからポルトガルが来てる国っていうのはイーズが付きますよね。
ただですね、これ一つ気をつけなくてはいけないのが、
もしもフランスとかポルトガルに習ってるんじゃないかっていうふうに考えたら、
フランス語、ポルトガル語に同じイーズの付いた形が見つからなきゃおかしいんですよ。
そうですね。
チャイニーズとかジャパニーズとか、あるいはここまでご紹介してきたものっていうのは、
フランス語あるいはポルトガル語どちらかにはちゃんと対応した形があるんですけど、
アジアになると対応が見られないものとかあるんですね。
例えば?
例えばこれベトナム。
ヴィエットナミーズですよね、英語だと。
ヴィエットナミーズっていうのがフランス語でもポルトガル語でも、
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これイーズが付いた形は使用されてないんですよね。
そうですか、ヴィエットナミヤンですかね、フランス語だと例えば。
そうか、じゃあ英語独自に付けたっていうことに。
と考えるほかないと思うんですね。
先ほどホッタ先生も触れられていましたけど、
やっぱり早い時期からアジアっていうのは、
チャイニーズとかジャパニーズとかイーズが使用される形があったので、
そこからの一種の類推ですよね。
アジアの奴らってこれイーズ付いてんじゃねみたいな。
当時の人たちの頭の中ってそういう風になっていたんじゃないか。
こういったことから一部の国では一致しないことになっているのではないか。
ベトナムとかあとはビルマとかもそうですね、今のミャンマーとか。
ブルミーズか。
この辺りも一致していないので。
そうですね、確かにね。
これは英語独自の語形性かとは思いますね。
一方で、例えばフランス語だったらフランス語内部で、
実は歴史的に揺れてきたとかいうことはあり得るので、
これ調べないとわからないですけどね。
英語でもそうですか、揺れがあったりとかね。
そうですね。
あり得ますよね。
その辺りを深掘りさらに調べていくと、
いろんなことが明らかになったり、あるいは謎のまま残ったりとかね。
ありそうですけどね。
そうですね。
はい。非常に深い話でしたね。
今日は青木さんに出ていただきました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ではエンディングなんですけれども、
青木君に残っていただいていますが、
言い残したことといいますか、
まだね、どんどん続くと思うんですけど、話は。
そうですね。やっぱりホッタ先生が最後に触れられたことなんですけど、
やっぱりこれイーズがついた形が、
フランス語の中で揺れていたんじゃないかみたいな、
ご指摘あったじゃないですか。
わかんないですけどね。
これはフランス語史とか、あるいはポルトガル語史っていう、
それぞれの言語の問題になってくるんですけど、
それだけじゃなくてですね、
英語史の中でも揺れっていうのはあったんですよね。
例えばこれチャイナですけど、
これチャイニーズだけじゃなくて、
チャイニッシュっていう形の実はOEDとかを見ていくと確認されますし、
ジャパンニーズに関しても、
これジャパンニッシュっていう形が、
これはOEDではないんですけど、
これ調べていくと文献上見つかるんですね。
なるほど。
だからこうした揺れについては、
この先議論をしていく必要がありますし、
実はこれ私の今回の話のベースになっている論文でも触れているテーマですので、
ここはまた後日深掘りをさせていただければと思うんですけれども、
どうでしょう?
やりましょう。
ぜひね。
この論文自体をまず皆さんね、
読んでいただけると英語ですけれども、
こないだもチャプターにリンク貼りまして、
今日もこちらにリンクを貼っておきます。
15:02
ウェブ上で見られるんですよね。
公開されているので。
ということで、そちらをベースにですね。
いろんな言語の歴史を組み合わせないと解けないパズルみたいな匂いがしますよね。
対象言語師的な見方ですよね。
それです。出してくれました。
本当によくぞ、今このキーワードを出していただきました対象言語師。
対象言語師といえば、
私もですね、
編著者として関わりましたが、
昨年出た本ですね。
言語の標準化を考える。
副題で日中英読普通対象言語師の試みということで、
こちらも合わせてですね、
対象あるいは比較言語師みたいな話ですけどもね。
今日素晴らしいお話を聞かせていただきました。
改めまして、青木くんありがとうございました。
ありがとうございました。
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