2025-07-11 12:33

heldio #356. 世界英語入門 ー 朝カル新宿教室で新シリーズが

#英語史 #英語教育 #英語学習 #世界英語 #朝カル
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サマリー

今回のエピソードでは、世界英語入門の講座が新宿教室で始まることが紹介されています。このシリーズは、世界の様々な英語についての理解を深め、英語の歴史を探求することを目的としています。

世界英語入門の紹介
おはようございます。英語の歴史を研究しています堀田隆一です。 このチャンネル、英語の語源が身につくラジオheldioでは、英語の先生もネイティブスピーカーも、辞書も答えてくれなかった英語に関する素朴な疑問に、英語史の観点からお答えしていきます。
新しい英語の見方を養っていただければと思います。毎朝6時更新です。 フォローしていただきますと、更新通知が届くようになります。
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今回の話題は、世界英語入門 朝カル新宿教室で英語の歴史と世界英語のシリーズが始まります。
今日は、宣伝を兼ねた世界英語というものの紹介です。 World English Series というふうに、複数形の英語を使うのですが、この世界英語と呼ばれる現象が、今非常に来ている。
関心が集まってきているということなんですね。 これを機に、私が5年ぐらい続けています。数ヶ月に一遍という頻度で、朝日カルチャーセンターの新宿教室で講座を開いているんですね。
そしてしばらく長く続いた講座が一段落ついたということで、次に新シリーズの講座を始めることにしたんですけれども、次のシリーズはこの話題、世界英語の話題でいこうと思っています。
全体で4回にわたる講座ということで企画しているんですけれども、まず初回はですね、今から2週間ほど後になりますかね。6月11日の土曜日、午後の3時半から6時45分までという、2コマ合わせてのちょっとした長い講義になるんですが、そこでスタートしてですね。
2、3ヶ月に1回ということになると思いますけれども、4回にわたってこの世界英語について考えていきたいと思っています。
このVoicyのリスナーの皆さんで関心がある、そして都合が合うという場合はですね、4回全て出なくても構いません。基本的に1回1回独立はしています。
シリーズをなすわけなんですが、1回1回独立はしていますので、ぜひ参加お申し込みいただければと思います。
携帯としてはですね、コロナ禍の前はまさに新宿教室で現場で対面で行っていたんですけれども、コロナ禍以降、オンラインも合わせて、いわゆるハイブリッドということですね。
講座の内容とサイクル
私自身は新宿教室にいて、そこで対面で参加される人もいるんですが、半分ぐらいか、あるいは半分以上になるんですかね。オンラインでもリアルタイムで見られますし、その後1週間は限定配信にもされるということですので、都合の良い形で参加できることになるとは思います。
この放送にもそちらへのリンクを貼っておりますので、そちらを覗いてみていただければと思います。
さて、この世界英語という話題、World Englishesという話題なんですけれども、今大変来ていてですね、関心が高まってきている。
実際、私の大学でもですね、卒業論文なんかに、この世界英語に関することを題材として選ぶという学生が非常に増えてきています。
これまでもですね、この世界英語に関する講座や講演のようなものを、私何度か経てきたんですが、やはり感触としてもですね、皆さん関心があるんですね。
これ、いろいろな理由があると思うんですね。実はこのボイシーでも過去の放送で、この国際英語とか世界英語という話題でですね、何度かお話をお届けしてきたんですね。
例えば141回の回では、対談英語史×国際英語というような話題でお届けしましたし、173回の放送では、立命館大学岡本博先生との対談、国際英語とは何かという話題でも対談しました。
これ国際英語と言っていますが、実際にはですね、World Englishesを含む話題だったということです。
そして最近では、4月になってからですけれども、314回にですね、金沢和友先生との対談、今なぜ世界英語への関心が高まっているのかというズバリの話題でお話ししました。
この関心の高まりっていうのは、背景にいろんな理由はあると思うんですね。
実際に英語を用いてですね、ビジネスをされている日本の方なんかはですね、通常学校の英語で習ってきたのは、英米の標準英語というものですね。
ところが実際にビジネスをするのにですね、国際的にそういう現場に出ていくと、実際にしゃべる英語っていうのは、ある種標準英語とは限らず、ある種生った土地の英語ということになりますね。
例えば中国人の話す英語、インド人の話す英語といったように、そのビジネスパートナーが何人、どこの国の人なのか、そしてどういう英語教育を受けてきたかにもよるんですけれども、さまざまな英語っていうのが実際にはあって、使われているっていうそのリアリティがですね、認識されてきたっていうことがあると思うんですね。
さらにはネット上でさまざまな音声であるとか動画も含めてですけれども、英語が流れてくる。必ずしも標準英語ではない。こういう実態に我々が気づき始めているし、そして実際耳にする、目にする機会も非常に多く増えてきたっていうことがあると思うんですね。
さらには、英米の標準英語の価値というものが相対的に低下してきたと言いますかね。もちろん、英米の編集というのはやはりブランド力っていうのは抜群なものがあって、あくまで相対的に一昔前よりはですね、その価値が厳じてきたということではあるんですけれども、背景にはアメリカ合衆国の影響力の低下であるとか、
今後の展望
さまざまな政治的、国際的な背景もあるんだと思うんですね。したがって、理想としての標準英語ということと、それに対する現実としてのさまざまなバリエーションですね。
さまざまな英語というものとの対立の中でですね、後者にも最近注目が集まってきたということなんではないかと考えています。6月11日をスタートして始まるこの4回にわたる講座シリーズですね。
世界英語入門、英語の歴史と世界英語と題するシリーズなんですけれども、これの狙いはですね、やはりこの世界英語と呼ばれる現象とは一体何かということを、歴史的な観点から考えてみたいということがまず第一にあるんですね。
それを理解することによって、現代置かれている英語の価値と言いますか、状況といったものが見えてくるだろう。そうすると、なぜ今世界英語という話題が盛り上がっているのかということもきっとわかってくるのではないかということなんですね。
その4回の内訳ですが、大雑把にいきますと、まず今度の6月11日の第1回は世界英語入門と題しまして、世界には標準英語以外の様々な英語があるんだよということを実例とともにですね、まずこのバリエーションを楽しんでみたいというふうに考えています。
そして第2回以降に議論していく、いくつかの概念であるとか考え方、用語みたいなものも導入する予定です。そして第2回、スケジュールとしてはこちらは8月6日の土曜日、同じ時間ですね、午後3時半から6時45分ということで予定しているんですけれども、いかにして英語は拡大したのかという話題で、
主に近代史なんですけれども、英語がもともと一国の言語、島国の小さな言語に過ぎなかったものが、どうやって島を出してですね、世界展開していくことになったのか。
そして20世紀、そして21世紀ですね、にはリンガフランカ、世界の最も有用な有力な共通語へと発展したのか。このあたりの近代史ですね、英語の拡大の歴史というのをざっと追っかけていきたい。これが第2回の目標ですね。
そして第3回はですね、これはまだ日にちは未定なんですけれども、英米の英語方言ということで、実は現在の世界英語、様々なワールドイングリッシーズのバリエーションを理解する上で、イギリス内部あるいはアメリカ内部でも、実は歴史の最初から最後まで、今までですね、様々な方言があった。
特にイギリスは非常に狭い島国ですけれども、長い歴史の中でですね、細かな英語方言というのがたくさん生まれてきて、そして今もあるということなんですね。
つまり世界を舞台に、世界的規模で今、ワールドイングリッシーズの多様性というのを話題にしているんですが、実はそのミニチュア版というものがですね、イギリス内部でも小さな方言がたくさん、バリエーションとして常に存在してきたという、近代以前の主にですね、歴史に焦点を当てたいと思います。
そうしますと、結局英語の多様性っていうのは、今20世紀、21世紀に始まったことではなくて、英語の歴史のスタートからあったんだよ。規模は違うかもしれませんが、昔から今に至るまで多様だったんだということを、第3回では強調したいと思います。
そして第4回、最終回になりますが、それまでの3回のですね、描いてきた世界英語に関する歴史、これを振り返りつつですね、現代の英語、そして今後ですね、近未来、21世紀ぐらいを視野に入れながらですね、今後の英語の行方についても考えていきたい。
果たして標準英語という扇の要のようなものですね、ここに引き付けられていく、求新力というものと、一方で様々な英語がどんどんと生まれて多様化していくっていう、いわば遠心力ですね。
この2つの力がどのような関係になるのか、力関係になるのかということも含めて論じていきたいと思っています。
全体として、今話題の世界英語、World English Seriesという現象の歴史的背景を学ぶというシリーズにしたいと思っています。
ぜひこのVoicyのリスナーの皆さんにもご関心のある方は参加していただき、一緒に議論していきたいと思っております。
それではまた。
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