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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間にをモットーに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は1月12日月曜日。 新しい1週間の始まりです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は今日もですねオーストラリアはメルボルンのフィッツロイガーデンズに朝のジョギングに来ておりまして、そのですね
アズマヤって言うんですかね。アズマヤって言うと妙に日本的ですけれどもね。 その下でですね、腰掛けながら今収録しているところです。
スペリングの基本概念
今日はですね、連日お届けしております文字論シリーズなんですけれども
私はですね、持論としてスペリングは漢字であるという説を長らく持っているんですね。
これについて英語のスペリングが漢字なわけないだろうというような反応がありそうでして、これいつもですね大学生に向けてこの話をするとそんなわけないという風に最初反応があるんですけれども話を聞くと
そういう側面もあるなというくらいまではですね、納得してもらえるというところで、今日はですね、このスペリングイコール漢字説について解説いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。 スペリングは漢字であるという説なんですけれども
英語のスペリングというのはアルファベット26文字のローマ字ですよね。これを一つ以上組み合わせて作る一つずりのセットということで、これが単語に相当するということなんですよね。
このアルファベットローマ字というのは英語の場合、うまく音を必ずしも表していないとはいえですね、やはり本質的には標音文字なんですね。
例えば、えいの文字を書いて、これは単語のどの位置に表れるかであるとか、どんな単語の中で用いられるかによって、これはえいとなったり、あーとなったり、えとなったり、うとなったり、様々な発音に対応してしまうという意味で、
1文字、このえいの文字を与えられたからといって、ズバッと発音が1位に定まるというタイプのものではありません。むしろ文字1に対して発音た、複数が対応してしまうということなんですが、理想的な1対1ではないとはいえ、やはり何らかの発音に対応している。
しかもですね、このあが詩音に対応するということはさすがにないわけですよ。母音の範囲内でいろいろとバリエーションがあるということなので、その意味では、やはりゆるくですね、発音を示しているんだという、このことはですね、もう間違いないと思うんですね。
なので、アルファベット、ローマ字、26文字が標音文字であるということは納得できるかと思うんですね。これ英語で考えてみてもですね、不備はありますけれども、まあそこそこ表しているだろうと、発音を表しているだろうということなんですよね。
さあ、このローマ字、アルファベット、1文字、1文字、あるいはその26文字集めたセット、文字セットはですね、標音文字と言っていいわけなんですが、これが綴られた場合ですね、綴りというのは改めまして、このローマ字、26文字を1文字以上を連ねて単語であるとか、
あるいは、セット字、設備字みたいな場合もありますが、英語を構成する部品となる単語、あるいはそれより少し小さい類の形体層と呼んでいますけれどもね、これを表すべくですね、繋ぎ合わされたもの、1文字以上の綴りというふうに考えておきたいと思うんですね。
スペリングと単語の関係
そうしますとね、例えば、Aの文字、小文字がですね、1文字見えたとき、これはですね、2つの解釈がありまして、1つは文字として解釈するということですね。
これ文字としては、これ単体では何と読むかわからない、Aかもしれませんし、Aかもしれないんですけれども、これはアルファベットを構成する1つの文字であるという認識ですね。
もう1つの認識は、これは綴りであると、つまり1文字以上の組み合わせですから、これたまたま1文字なわけなんですが、そうするとですね、これアという単語があるわけですよ、英語には、不定漢詞ですよね。
で、そのように見た場合、これはA1文字だけれども、これは綴り、スペリングと見るわけですね。そうすると単語に見えるわけです。
そうすると、これは標語文字であると、不定漢詞、1つのとあるという、あれを意味する単語に相当するので、Aというたまたま1文字だけでですね、これを綴りと見ますので、これ標語文字になるんですよ。
この違いはよろしいですかね。つまり文字として見るか、綴りとして見るか。
数日前の話をですね、振り返りますと、これを文字そのものとして見るのか、その運用として見るのかっていう違いですね。この運用サイドの見方がスペリングということになります。
これ、A1文字だからちょっと混乱するところはあるんですけれども、後ろにNをつけます。そうすると、ANとなって、次に母音が来る場合の不定漢詞ということになりまして、これはこれでANという、この2文字合わせてあの図像ですよ。
この小文字でANと横に並んだあの図像を思い浮かべてください。この2文字1セットで不定漢詞の1つですね、を表しているというふうに見ることができます。ANというこの繋がりは標語文字なんですね。不定漢詞を表す標語文字である。
ただもう一度改めて言いますが、このANを構成しているAとAN、これバラバラに考えると、文字として考えると、これ自体は標音文字なんです。ただこれを組み合わせたスペリングという単位になると、これは全体としてANというA単語に相当するということなので、スペリングの機能は標語なんですよね。
単語を変えてもう一度おさらいしてみます。DAUTでいきましょう。あの目字Bという読まない文字が入っているということで、名高いDAUTですが、DOUBTと書きますよね。
この単語を覚えるときに、みなさんどうやってつづりを覚えたかということなんですが、私はですね、やっぱりDOUBT、DOUBTとぶつぶつ言いながらですね、書き取り、だけれども本当の発音はDAUTなんだというふうに一方で理解しておくというような、二度手間みたいなことをですね、やって覚えた記憶があるんですよね。
みなさんも多かれ少なかれそんな感じではないかと思うんですよね。DがDUという音にあたる。これはですね、ストレートで標音文字をですね、ずわり体現している感じですよね。
次にOUという、これは2文字セットで考えたいと思うんですが、これがOUという発音に対応するならばストレートなんですが、AUになっている。ただちょっとずれているけれども、2文字である二重母音を表しているという点ではですね、そこそこ納得はできると思うんですね。
これでDAUTまできました。その次にもちろん引っかかるのがBですよね。これはBと書いておきながら、全く対応する発音がないという意味で、文字1に対して発音0という対応なんですよね。これはさすがに標音的ではないBの使い方だということはわかると思うんですね。だからこそ引っかかるわけですよ。
最後のTはストレートですね。Tの文字があったら、典型的にこれは英語の発音としてはTという真意を表すということで、極めてストレートです。さあ、このように1文字1文字分析していくと、Dは100点満点。OUのAUと読ませるのは、まあうまくいっている方かなと80点。
Bはですね、これ0点ですね。全然標音機能を果たしていないということで。Tは100点というふうに1文字単位で考えると、あるいは2文字セットの母音も考えましたが、このようにここに考えると確かに標音的ではあるということなんですが、この5文字が一斉に集まったDOUBTというのはですね、これはもう一つの別次元の存在です。
別次元の存在になっているんですね。一段、標音文字の組み合わせという段階からですね、次の次元に入ってしまって、これ全体が一つのDOUBTという単語に相当するという考え方なんですね。なので、皆さん頭の中でですね、あるいは書いてDOUBTと綴ってみてください。
そうするとですね、これを読むときにいちいちDだからドゥ、OUだからアウみたいに分析していないと思うんですね。少なくともある程度慣れた英語学習者は。Dから始まってTで終わるあの少し横長の図像ですよ。これが頭に入っていて、これでDOUBTと読むんだっていうふうに認識を途中から変えたはずなんですね。
最初の学習の段階ではこのBが気になって仕方がなかったんだけれども、ある程度慣れてくると、このDOUBTという一つの図像がDOUBTという文字、文字ではなく単語ですね。疑うとか疑い、疑念という単語に相当するんだっていうふうに、頭の中で紐づけるようになったと思います。
スペリングと漢字の比較
これはまさに漢字なんですね。DOUBTあの図像と漢字の疑う、疑念の疑ですね。あれ浮かべてください。機能が全く一緒なんですよ。そういうことなんです。スペリングイコール漢字説っていうのは、結局両方とも標語文字である、標語的に利用されているっていうことを言いたいわけなんですね。
なんてことはない。みんな英語を読んだり書いたりするときに認識していることなんですよ。これをですね、あえて説のようにですね、改まって言うと、こうなんだなんだっていうふうになるかもしれませんが、スペリングは漢字と同じように標語的に機能しているんだっていうその本質を述べているだけなんですね。
スペリングと漢字で大きく異なることは一つあります。これはですね、スペリングを構成している中身、DOUBTだったら5つの文字ということになりますが、それ単体では標音文字であるっていうことなんですよ。
Bがうまくいってないだけで、あとはだいたい100点とか80点なわけですよね。なので、5文字全体としてもですね、まあまあ合格点ということになります。構成しているものが標音文字であるというのは、英語のスペリング、ローマ字を使っているスペリングの特徴です。
漢字の方は構成しているもの、例えば疑うというのは左の部分、辺の部分と右の部分、作りの部分っていうんですかね。さらにそれぞれがですね、上下とあるわけで、左の辺に相当する部分ですね。
これなかなか難しい漢字だと思うんですが、その個々のパーツは疑うであるとか、あるいは音読みのギという音を必ずしも表していない、少なくとも表しているという感覚が多くの漢字使用者はないと思うんですよね。
構成しているパーツの働きは確かにスペリングと漢字では異なります。漢字にも形成文字のようなものがあって、音を表すというのは一部にはありますけれどもね、一部というかかなりあるんですけれども、ただ本質的にはスペリングの場合は標音文字であるアルファベット、ローマ字26文字によって構成されているという特徴があるのに対して、
これは必ずしもそのように標音的な要素を含んでいるわけではない。含んでいる時もあるけれども、というこの辺りは全く異なります。
なので英語の場合、混乱しやすいんです。標音文字を使っておきながらそれを組み合わせたスペリングという単位ではきれいに標音的になっていないことがある。標音文字を使っていながら出来上がった結果があまり標音的でないとは何事かというのが我々の英語のスペリングに対するある種の不満なんですが、ここは切り分けなんですね。
文字とスペリング、これ次元が違うということなんです。そもそも機能が違うということです。文字は英語の場合、これ標音的です。80点ぐらいの標音性を持っている。ただスペリングはこれは標音性を内在している文字からなっているけれども、スペリング全体としてはまとまりとしてはあくまで標語的なんだということです。
ダウトのB、気になる場合にはこれは文字ベースで考えているということになりますね。気にならなくなったらこれはスペリングベースでつまり標語ベースで考えている。疑いのあの漢字を見て、多くの日本語使用者は特に頭の上にハテナが飛ばないと思うんですよね。
そもそも標語文字だというふうに割り切っているからなんですね。中を分解していない。ということでスペリングイコール漢字説を解説いたしました。エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
スペリング論の発展
年末にモンドの回答でこのスペリングに関する話題がバズったということで、今年2026年は文字論であるとかスペリング論このあたりについてですね、主に歴史的な観点を含めながら、今日はあまり歴史的な観点を含めておらず、むしろ教授的理論的な話だったんですけれどもね。
話題を多くしていきたいと思っておりますので、ぜひ皆さんもですね、スペリングの問題、文字の問題に関心を持っていただければと思います。
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それでは、今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語史研究者のほったりうちがお届けしました。また明日!