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本日は2月15日、水曜日です。いかがお過ごしでしょうか。
本日お届けする話題は、【Turkey】 トルコと七面鳥の関係、です。どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、いくつかお知らせなんですけれども、まずですね、差し入れのお礼です。リスナーのまいさん。
昨日、バレンタインデーということもあってですね、お気持ちということでいただきました。
コメントもいつもたくさんいただきましてありがとうございます。本当に元気づけられますし、私もですね、この数日間、皆さんから寄せられてくるコメントに参入するようになってですね、
時間があればチェックしてですね、文字でコメントバックするということをしています。私の方こそ元気づけられております。
差し入れの方もですね、静かにいつもお待ちしておりますので、気が向いたらいつでもよろしくお願いします。
そして昨日ですね、この本題に入る前にのお知らせコーナーで、新著ならぬ旧著のお知らせというのをですね、してみたんです。
何の気なしにしてみたということで、今までこの旧著のお知らせしたことがなかったなということで、
2011年に中央大学出版部から出ました、英語史で解きほぐす英語の誤解、納得して英語を学ぶためにという、私の英語史入門書としては最初の本だったんですけれども、
2011年の出版なんで、もうかれこれ12年ですね、ひと回り経ってしまったという古めの本にはなっていますが、まだですね、一応在庫が残っていて、Amazon等でもあります。
ということを昨日お知らせしたところですね、早くもリスナーの皆さんで購入していただいた方がいたということで、ちょっと驚いてしまったんですけれども、
ということで気を良くしてですね、調子に乗ってですね、今日もこの英語史で解きほぐす英語の誤解、納得して英語を学ぶためにという旧著を改めて紹介しておきたいと思います。
いつも冒頭で述べている、2016年に研究者から出版されました、英語のなぜに答える初めての英語史、こちらと比べてですね、ずっと優しいです。
英語史の本当の意味での入門書という感じになっておりまして、そして定価はですね、本体880円という、新書でも今これぐらい安く買えるかどうかということなんですが、新書じゃないという本です。
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当時ですね、私中央大学に所属していまして、125周年ということで、中央大学出版部が企画を立てたんですね、125という、それでですね、急にある会議で2ヶ月後までに何か本書ける人いますかということが出て、普通書けないわけですよ。
ですが、たまたま私アイディアがあって、どこから何を出そうかなという、この英語史の本ですね、と思ってたんで、するすると手が上がっちゃったんですよ。それで、頭にアイディアがあったと言えとですね、一気書きに近いですね。
2ヶ月ぐらいでさっと書いたんですが、この勢いがたぶん乗ってると思うんですよ。この本に。それは今ですね、私自身が読み返しても出ているなというふうに感じます。一方ですね、2016年の英語の謎に答える初めての英語史は割と計画的にと言いますかね、ねって書いたということで、ねった感というのは出てると思うんですね。
勢いという点では、むしろ前作、今日紹介している英語史で解きほぐす英語の誤解、こちらの方がですね、強く出てるんではないかなというふうに思います。ということで、連日ですね、調子に乗って旧著を紹介させていただきました。
こちら、よろしければ覗いてみてください。チャプターに関連するリンクを貼っておきます。ということで、旧著のお知らせでした。今日の本題なんですけれども、ターキー、トルコと七面鳥の関係という語源の話題です。
トルコといえば、発生から1週間以上経ちましたね。トルコ大地震、非常に被害者が多く出ているということで、35,000人、6,000人を超えたという報道が入ってきています。
地震国として全く一言ではありませんし、日本も応援に駆けつけているということなんですけれども、それよりも何よりもですね、これは天災にとどまらず、人災の側面があるということがニュースでいろいろ報道されています。
シリアとの国境付近でも被災者がたくさん出ているということですが、シリアは内政問題で救助が遅れていたり、それからトルコもですね、クルド人、いわゆる国家を持たない最大の民族と言われているクルド人ですね、3000万人ほどの大きな民族ですが国家を持たない。
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トルコの中では少数民族扱いということで、エルドワン政権の強行路線の下で被災してもですね、なかなか助けてもらえない。トルコ人とは違ってクルド人であるということで、そこにも救助の手が伸びにくいというような問題があり、これはまさに天災ではなく人災という側面かと思うんですね。
クルド人の人々が喋っている言語はKurdish、クルド語という言語なんですけれども、これはですね、インドヨーロッパ系の言語です。イラン語派に属してイランで主に話されているペルシア語などと近親の関係にありますね。
つまり英語とも非常に遠縁ではありますが、言語的につながっている言語、クルド語を喋っているということです。被害が最小限に収まることを本当に祈ってやみません。
よく知られているようにトルコは親日国です。そして日本もトルコが基本的には好きというような関係ではありますね。
こんなお互いの国から関係なわけなんですけれども、意外と知られていないのが今日の話題であるターキーですね。これはトルコ人の名前ですね。
こちらは固有名ですので、キュルクジンという形で、トルコ語における語根があって、諸説あるようなんですが、強い人々、強い民族ぐらいの意味かとも言われています。
これは一つの固有名ということで受け入れておくとして、なぜ七面鳥が同じターキーなのかということです。
これ気になったことはありませんか。私ですね、最初にこの単語を学んだのは多分七面鳥が先だと思うんですよ。
アメリカではサンクスギビングデイに七面鳥を食べるんだよみたいなアメリカの文化紹介みたいなところで英語の教科書にたぶん載っていたのが最初で、その後に国名としてのトルコ、ターキーというのを学んだかなという記憶があるんですけれども。
いずれにせよですね、なぜこの2つが一緒なのか、トルコと七面鳥ってどういう関係なのかということをずっと気になっていたわけなんですけれども、後に語源を色々調べてですね、なかなか面白い語源、面白い関係がこの2つの間にはあるってことがわかったので、今日はそのお話をしたいと思います。
まずこの七面鳥という鳥についてなんですけれども、これ日本語で七面鳥ですよね、七つの表面ということなんですが、これはですね、興奮するとこの鳥、頭部の皮膚が変化するんですよ、赤、青、紫みたいにそういう鳥いますよね。
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これなんで七面鳥、七色の鳥ということで、日本語では受け入れているわけなんですけれども、これ原産は北米なんです、北アメリカです、キジの仲間ですね。
17世紀にイギリスからピューリタンたちがアメリカに渡ってきましたよね、この時に初めてこの七面鳥の鳥を見たわけですよ、そしてすぐにですね、これがおいしい鳥であるということで、食肉用に課金化されました。
ヨーロッパにもそのまま持ち帰られてすぐに課金として育てられるようになったわけなんですが、アメリカでは後に初めての収穫を祝う感謝祭ですね、サンクスギビングデイ、感謝祭の日に家族が集まって七面鳥を食べるという、ローストにして食べるという習慣が出来上がったわけです。
先ほど述べたようにヨーロッパにもすぐに持ち込まれて家畜化、課金化したということでイギリスでもですね、クリスマスに食べるということが伝統となっています。現在では日本でもですね、ターキーとかあるいはチキンで買えることも多いですが、クリスマスといえば鶏肉という雰囲気になってますよね。
ということで北米原産の鳥なので旧大陸のトルコとは全くもって関係あるはずはないんです。本来は。ところがですね、ひょんなことで結びつけられるようになります。どういうことかと言いますと、この北米原産の七面鳥ですね、これによく似た、やっぱり食用の鳥がですね、西アフリカ原産のものがあるんですね、いるんです。
これホローホローチョウと日本語で呼ばれていて、ギニーファウルというふうに、つまりギニアの課金という言い方で今は呼ばれている、そういう鳥がいるんですね。ホローホローチョウ、西アフリカ原産なんですけれども、16世紀にこの鳥をですね、西アフリカの鳥をポルトガル人がヨーロッパに持ち込んだんですね。
その際にトルコ経由でどうも持ち込んだと。ですので、ヨーロッパ人にとってこの鳥はトルコから来た鳥だというふうに見えるわけですよ。原産地なんてあまり知らないんで、そのポルトガルの商人はもちろん西アフリカ原産だって知っていてもですね、一般の人々はその鳥に慣れ親しむようになったときに、これはトルコから入ってきた鳥なんだということでターキーと名付けたんです。出身地ですね。
そしてこの鳥と後の17世紀にアメリカに渡った時にアメリカにも似たような鳥がいたと。全然違う種類なんですけど本当は。だけどこれも似てるからターキーと呼んでおこうというある種の勘違いと言いますかね。名前を別の種類の鳥にも同じ名前を当てがったということです。
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こういったちょっと込み入った事情でですねターキーというふうに四面鳥が呼ばれるようになったっていうことです。まあ2回ぐらい勘違いが入っているということですかね。まず西アフリカ原産のものなんだけれどもたまたまトルコ経由で入ってきたからターキーと名付けたということ。
そしてもう一つはこのホロホロ鳥とたまたま似ていたということで全く縁もゆかりもない北米原産の鳥四面鳥にも同じ名前が当てがわれたということで二重の罪を犯してあの鳥が今ターキーと呼ばれるようになっているということですね。
この種の原産地間違いって結構あると思うんですよ。食べ物とか食用の今回は鳥ということなんですけれども日本語にもあってですねさつまいもって呼んでいるものがありますよね。
共通語でさつまいもと呼んでいるあのスイートポテイトのことですけれどもこれですね東日本や近畿辺りまではですねこれさつまいもと呼ぶんです。あるいはさつまとだけ呼ぶ場合もあります。
さつまですから鹿児島ですね九州から来たというふうに思い込んでいるからところがもうちょっと西四国であるとか中国地方になるとですねこれさつまから来たわけではないって近いのでそれなりに知ってるんで方言ではさつまいもなんて呼ばないんですね。
じゃあなんていうかというと琉球芋って言うんですよそれがですね今度九州に行くといやこれ別に琉球から来たわけではないもっと向こうから来たんだということで東芋とか唐芋中国から来たんだという理解でどんどん西へ西へ行くんですね南へ南へと言いますかこのようにいわば五弦のたらいまわしって言うんですかねこれ結構あると思うんで名前つけちゃっていいと思うんですよね五弦のたらいまわし
英語でも専門用語作っておきましょうかここでエティモロジカルパッシングっていうのはどうですかねこのようにいわば勘違いが入ってるんですけれどもそこの住民にとってどこから入ってきたかもっと西の方だろうとか南の方だろうみたいなところで適当に原産地っていうんですか出身地ですかねの名前を割り当てるっていうことは結構あるんではないかとということで皆さんも五弦のたらいまわしって言うんですよ
五弦のたらいまわしの例いろいろと集めてみてくださいエンディングです今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました
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五弦のたらいまわしという問題ですね産地の勘違いであるとかあるいは知っていてもですねあえてたらいまわしにしていくということなのかもしれませんが割とこのパターン探すと日本語英語のみならずですね世界に結構多い話なんではないかなという気がします
逆に言うとですねある同じ物産が世界各地であるいは日本の国内の各地でどのように呼ばれているかというのを逆にたどっていくことによってどこからどういうルートでその物産が入ってきたのかという言語学的な証拠と言いますかね裏付けみたいなこと
つまり交流とか交易とか経済みたいなものの流通経路これがですねこう推測できると言いますかね歴史学に貢献するということは十分にあり得るのではないかと思うんですね
特に食べ物であるとか製品みたいなものっていうのは文化と直結するということで各地に様々な方言異なった言い方が発生しやすいという状況もありますので合わせて考えるとですねその物産物品の世界史上の動きっていうんですかこれが分かってきたりする可能性があるなと思いますね言語学のもう一つの面白さだと思います
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