【再】#647. メールの件名でみる RE: って何ですか?
2026-04-28 15:24

【再】#647. メールの件名でみる RE: って何ですか?

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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初めての英語史の著者の堀田隆一です。 英語の語源が身につくラジオheldio、英語史をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は3月9日、木曜日です。いかがお過ごしでしょうか。 本日お届けする話題は、
【再】【メールの件名でみる RE- ってなんですか?】です。 どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、新聴のお知らせをさせてください。 京都大学の家里陽子先生と、私堀田隆一とで協調を出しております。
この1月12日に発売となっておりますけれども、文献学と英語史研究という本です。開拓者より出版されています。
これは英語史研究のガイドブックという趣旨の本です。 英語史を研究する方、あるいは英語史をこれから志している方に、過去40年ほど、1980年代以降の英語史研究の動向をまとめています。
それに基づいて、今後の英語史研究の展望を整理して示してもいます。 その意味では、なかなか専門性が高いといえば高い本ではあります。
英語史の概説書ではなくて、英語史研究の入門書ということで、なかなかないタイプの本ではあると思います。
この本につきましては、このヘルディオでも、教職者の家入洋子先生と対談を行っています。 609回、そして611回にて、この本の紹介を行っていますので、ぜひ聞いていただければと思います。
文献学と英語史研究開拓者より、1月12日より一般発売されております。 このチャプターに関連する記事へのリンクを貼っておきますので、そちらから詳細をご覧ください。
ということで、新著の紹介でした。
今日の本題ですけれども、「メールの件名で見るRE、REって何ですか?」という話題です。
今週はですね、測ったわけではないんですけれども、全知識ウィークみたいなことに結果としてなっています。
発端はですね、井上一平・発端隆一、英語学・言語学チャンネルというYouTubeをですね、水曜日と日曜日の午後6時に配信しておりますが、
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前回のですね、日曜日に配信された回、こちらがですね、英語に全知識はなぜこんなに多いのかというお話だったんですね。
こちら、YouTubeチャンネルとして公開以降ですね、なかなか盛り上がっているんですね。
皆さんに見ていただいていただいているということで、大変ありがたいことなんですけれども、このヘルディオでも実は関連回をですね、お届けしているんです。
つまり同じような話をしているんです。いろんなメディアで私もですね、発信しているんで、どこで何を言ったかっていうのを管理できていなくてですね、
すでに話したものもYouTubeに乗っけるっていう形でいろいろやってるんですけれども、改めてYouTubeとしてお届けした後に、実はこの話していたよなということで、
このヘルディオとしては343回、全知識とは何、なぜこんなにいろいろあるのという回でお話ししていました。
ですので、この343回聞いていただければと思います。
Voicyのアプリの検索見つけるという機能からヘルディオとこの番組のタイトルを入れていただいて、その後に今回の場合は343ということで、343と入れていただけますとヒットすると思います。
ぜひそちら聞いていただければと思います。
さて、このYouTubeのチャンネルを受けて、今週はですね、連日のように何らかの形で全知識っていうのを扱っているんですね。
測ったわけではないんですけれども、なんとなく全知識回というふうに全知識ウィークみたいな形になって、今日もですね、関連する話題をお届けしようと思ったんですけれども、
今日取り上げる妙な全知識はですね、REというふうに綴り字としては書くんですけれども、これはですね、リーと呼んだり、あるいはレイというふうに呼んだりするんですけれども、皆さん見覚えはあると思います。
電子メールの返信段、件名のところによくですね、返信するときに移動的にREコロンみたいなものがですね、挿入されることって結構多いんではないかと思うんで、皆さん見慣れていると思うんです。
このREですね、英語的にはリーとかレイというふうに読むんですけれども、これ何のことだと思いますか。返信段につくのが典型なので、おそらくですね、多くの方はリターンとかリプライとかレスポンスというときのあのリーを思い浮かべているのではないかと思います。
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このリーというのはラテン語、フランス語に由来する再びとか何々返すという意味合いを込めた窃盗字というふうに理解されていると思うんですね。
まさにリターン、リプライ、レスポンスというときのREっていうのは窃盗字で、英単語で言い換えればagainであるとかbackを意味する窃盗字としていろいろな単語に現れますね。REというやつです。
ですので、これがいわば省略語法として独立してメールの返信の件名に利用されているのではないかというふうに思われる方が多いのではないかと思います。
ですがこれはですね、実は間違いなんです。
これは実に歴史的にはある意味古い前知識なんです。
古いと言いましても英語としては実は新しいんです。18世紀に現れているんでほんの最近です。
ですが起源としては実は古いんだということを言いたいんですね。
これはラテン語のレースという名詞に基づく、いわば後からできてきた前知識なんですね。
少なくとも英語史の内部としては極めて遅くに現れた前知識なんですけれども、この語源自体はラテン語という非常に古いところに遡るという、今日はそういうお話なんですけれども、
このレースという単語なんですけれども単純です。
resと続いてラテン語ではものことという非常に抽象的一般的な意味の名詞なんです。
現代の英語で言うとthing、ものことというあれです。
極めて意味が希薄な単語なんですけれども、このレースという単語はラテン語では女性名詞なんですね。
そしてラテン語を勉強した人はこういうのを唱えるんですけれども、レース、レース、レイ、レイム、レイというふうに活用するんですね。
これ単数形の活用なんですけれども、最後に読み上げたレーっていうのがポイントで、これ脱格という活用なんです。
脱格の脱っていうのは奪うってやつですね。何々からということで、英語的に言うとout ofとかfromみたいな意味です。
つまりレーというとですね、これreと書きましてfrom a thingとかout of athing、あるものからというのがラテン語での元気なんですね。
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ですがこの脱格というのはいろいろな使い道がありまして、例えば典型的にはですね、何々についてaboutぐらいの意味で使われることもよくあるんです。
そうするとレーというreで、長い母音なんですけどね、レーと書いてある物事についてという意味になるんです。
そこからこれがですね、いわば独立してaboutという全知識の意味になって、英語に18世紀ぐらい、非常に遅いです。
後期近代英語期になって入ってきたということなんです。
なのでこれはreturn、reply、respondのような、再びとか改めてという意味の接頭詞とは全く別語源で、このレーというのが独立して全知識として英語に入ってきたということなんです。
このreという形ですね、これを英語風に読むともちろんreという風になるわけです。
もう一単語ですからね、はっきりと発音してreとなるんですけれども、ラテン語がベースにあるという意識が働くと、これをreという風に読むこともあるということで発音が揺れています。
どっちでもokということなんですけども、とにかく接頭詞reとは別物だと、全く別語源だということをここではですね、押さえていただきたいんですね。
aboutという意味ですから、その次に来る単語ですね、あるいはフレーズがあって、
それにつきましてという文章語としてのいわば習慣があって、それが今のメールの返信欄で通常的に使われるようになったというのが面白いところですね。
ある話題をメールで振るっていう時の題名っていうのは、まず最初の題名ということで、これが反響があるかわからない、大きく議論になるかわからないということで、まず最初発信者が振るんですが、それに対して返信メールがついたっていうことは、ある意味その話題についてスレッドが立ったっていうことですよね。
ということで、これにレイとかリーっていうあれがつくわけですよ。これについてスレッドが立ちましたぐらいの言い方ですね。
ただ見え方としては返信メールの件名にREとつくので、あたかもですね、returnとかreplyとかresponseのリーのように解釈されることが実際には多いんではないかと思います。
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ですが、今回見たように起源としては、このレイ、リーっていうのはaboutを意味するラテン語に由来する前置詞だっていうことです。
これを今日はお伝えしたかったっていうことなんですね。歴史的にはそうです。ですが、現代の感覚はどうでしょうかっていうのはまた別問題の話です。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今週は先に述べた通りですね、ひょんなことで前置詞weekということになっています。
そしてですね、前置詞っていうのが194個、現代語にはあるっていうことで、歴史を考えますといろんなものが現れては消え、現れては消えということで今194なんです。
ですので、もっと多い時期もあったし、もっと少ない時期もあったっていうことなんですね。
この前置詞っていうのはなかなか注目されることが少ない語類かもしれませんが、意外と使い方が難しいということもありますし、種類が豊富なんで、なかなかですね、語りがいがあるというそういう語類なんですね。
ということで、昨日からですね、皆さんに皆さんの推しの前置詞、何かありましたら教えてくださいということで募っております。
今日もですね、引き続きこちらのコメント欄であげていただければと思うんですけれども、推しの前置詞といってもですね、別に好きな前置詞があるっていうわけでもないと思います。
だけど、これも前置詞だったのという発見であるとか、こんな使い方あったのであるとかですね、何でもいいです。
前置詞にまつわるいろいろな皆さんの発見であるとか、思い入れみたいのがもしありましたら、ぜひコメント欄に寄せていただきたいという趣旨で、コメントのお誘いということであります。
私からの発信としては、昨日Saveというマイナーな前置詞取り上げましたね。それから今日もですね、Rayというマイナーな前置詞。マイナーといえど、実際マイナーなんですけれども、しかも前置詞として気づかれていないんですけれども、
そのメールであるとかチャットであるとか、そういうところで懸命の中に皆さんも認めている、実は身近なところにある単語としてですね、これが定義上前置詞なんですよっていうのが面白いかなと思って取り上げてみたということで、皆さんもですね、こういう妙な発見みたいのはあるかと思いますので、
ぜひ皆さんの推し前置詞、広い意味でですね、注目の前置詞を知らせいただければと思います。このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご質問、ご意見、ご感想をお待ちしています。
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Voicのコメント機能を通じてお寄せください。TwitterとSNSでのシェアもよろしくお願いいたします。それでは、今日も皆さんにとって良い1日になりますように、ほったりうちがお届けしました。また明日。
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