2025-04-21 16:35

#1422. 目下英語史をはじめるなら『はじめての英語史』かも

▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」が2024年10月28日に創刊しています.第4号まで公開されています.


- 創刊号(2024年10月28日):https://note.com/helwa/n/ne2b999d5af72

- 第2号(2024年11月28日):https://note.com/helwa/n/n94e9d9a74706

- 第3号(2024年12月28日):https://note.com/helwa/n/na7394ab1dc4c

- 第4号(2025年1月28日):https://note.com/helwa/n/nb6229eebe391


▼2024年12月30日に『英語史新聞』第11号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第11号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第11号:https://keio.box.com/s/kk0jss15l22pz1rpuysa0ys4nkpc3lwr


第11号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼2024年第3四半期のリスナー投票による heldio 人気配信回


- 第1位 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6049608

- 第2位 「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6052858

- 第3位 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/1298775

- 詳しくは hellog 記事「#5645. リスナー投票による heldio 2024年第3四半期のランキング」をどうぞ http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2024-10-10-1.html をどうぞ


▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


▼2024年8月26日より特別企画「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」」が始まっています.ぜひ特設ホームページに訪れて,ライヴ当日まで毎日1つか2つずつ公開される helwa メンバーによる英語史コンテンツをお楽しみください.


- http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/etc/helwa_content_for_hellive2024/


▼X(旧Twitter)上で「heldio コミュニティ」が開設しています.


Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のリスナーさんどうしの交流と情報発信の場です.heldio やそこで配信された話題を「待ち合わせ場所」として,英語史やその他の話題について自由にコメント・質問・議論していただければ.heldio が広く知られ「英語史をお茶の間に」届けることができればよいなと.今のところ承認制ですが,お気軽に申請してください.

https://twitter.com/i/communities/1679727671385915392


▼「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズ(有料)を展開しています.


英語史の古典的名著 Baugh, Albert C. and Thomas Cable. *A History of the English Language*. 6th ed. London: Routledge, 2013. のオンライン講座です.毎回1セクションンずつゆっくりと進んでいき,内容について縦横無尽にコメントしていきます.シリーズについて自由にご意見,ご感想,ご質問をください.皆さんで議論しながら読んでいきましょう.1回200円です.

https://voicy.jp/channel/1950/570931


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者のホッタリュイチです。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間にをモットーに、英語の歴史の面白さを伝え、 裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は4月21日月曜日です。新しい1週間の始まりです。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
本日は4月も下旬となってはきましたが、まだまだ新年度の始まりの時期ということで、 一冊英語史に関する本をご紹介いたします。
ホッタリュイチ著、英語のなぜに答える初めての英語史。 先ほど冒頭でコールした通りなんですけれども、この時期ですね。宣伝させてください。
研究者より2016年に出版されております。 考えてみればもう9年10年近く経っているっていうことなんですね。
いや決して色褪せていないというふうに、私は信じてみなさんに宣伝差し上げるわけなんですけれども、年度始めということで、
もっか英語史を始めるなら初めての英語史かも。 擬似的な解文になっております。もう一回いきますね。
もっか英語史を始めるなら初めての英語史かも。 ということで苦しいんですが、この本紹介させていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
本日はこの4月に英語史を学び始める、あるいはより深く学び続けるという方のために一冊本を紹介したいと思います。
説著の誤帳を書いて申し訳ありませんが、 英語のなぜに答える初めての英語史という研究者より2016年に出版されている、私、堀田隆一の本です。
ということで今日のタイトルはですね、 もっか英語史を始めるなら初めての英語史かも。
ということでですね、きれいな解文にはなっていませんが、 一応ですね、レトリック的にはカイアズマスと呼ばれている交差配列法にのっとってですね、タイトルを作りました。
ABCCBAというような、そんな流れになっているんですね。 もっか英語史を始めるなら初めての英語史かも。
ということでですね、ぜひこの4月に本を手に取っていただければと思います。
こちらの本なんですけれども、2016年に最初に出てからですね、10版を重ねまして、今のところ急ずりとなっております。
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急ずり目がほぼ1年前、2024年の3月にすられて、今出回っている多くのものが、この急ずりあたりなのかなというふうに思います。
大変ご愛読いただいているということなんですけれども、 こちらの本は力を込めて書いております。
私、日々ですね、英語史ブログの方を16年ほども続けてきておりまして、それだけ見るとですね、文の量は書いているんですね。
なので書くことそのものは基本的に好きだという自覚もあるんですけれども、本となると構えてしまうというタイプ、性格なんですね。
ですので、それほど多くの本を出していないんですね。
一つ前の前著ですね、初めての英語史の前にですね、英語史で解きほぐす英語の誤解、納得して英語を学ぶために、という本が出ているんですね。
こちらは2011年に中央大学出版部から出ている本なんですね。
そちらは初めての英語史よりも5年前、早く出ているというものなんですが、この2冊の本のいずれもですね、一気に書き上げたに割と近いんですね。
ゆっくりと書き溜めたというよりは、普段筆が進まないもので、つまり本に関しては筆が進まないもので、書けるといった時にガッと書いてしまうみたいなところでですね、
もちろんそれなりの計画性はあったりはするんですけれども、書き上げる時は一気に書くということをですね、この2回繰り返しているんですよね。
ですので、これは著者として自覚しているところはあるんですが、勢いが乗っているというところは多分メリットだと思うんですね。
ですが、先走ってしまっているところであるとか、もっと書けたなというような時間をかけると改善する部分というのも多々残っている。
そんなふうに自己分析しているんですけれども、その勢いに乗っている分ですね、ある種の一貫性はあると思います。
時間をじっくりかけて書いたり、あるいは他の方とですね、強調という形で書く場合と異なっている一つのメリットは、おそらく勢いと一貫性ということかと思います。
書きたいことは結構乗っているなというところなんですね。
読者の皆さんの立場から見るとですね、少し腑に落ちないところはあったとしても、全体として一つの筋が通っているなというふうに読めるんではないかなというふうに自己分析しているんですが、
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これはいかがでしょうかね。すでにお読みの方もこのヘルディを多く聞かれていると思うんですね。
そして初めて今回ですね、この紹介を通じて手に取る方もいらっしゃるかと思うんですが、その辺りをですね、意識して、
この著者の自己分析と実際の読語感、皆さんの読語感というのがどのくらい合っているかなということを比べながらですね、読んでいただけると、より面白く味わうことができるのではないかななんて思ったりしております。
タイトルが初めての英語詩ということですので、もちろんですね、英語詩、この分野に入ったことのない初めて触れる方を対象としております。
ただですね、レビューなどを読んでおりますと、これでもつまり初めての英語詩というタイトルの割には、まだ難しいというふうに感じる方もいらっしゃるという声は入ってきております。
その場合には、禅帳の英語詩で解きほぐす英語の誤解、こちらの方が一歩ですね、優しい入り口、さらに入り口的というような本となっております。
さあ初めての英語詩の方なんですが、副題と言いますか、むしろ枕言葉としてついているのが、英語のなぜに答えるという部分なんですね。
こちら重視しています。つまり体系的な後英語から現代英語にかけてオーソドックスに教科書風に時間順に描いていくという英語詩ではなく、
それは外説の頭の部分で簡単にそのような記述はしているんですが、基本的に本の作りはですね、英語のなぜに答えるということで、素朴な疑問がそれぞれの章、説のタイトルに上がっています。
なぜホニャララなのという、そしてそれを英語詩の観点から解決するということで、このオキノヘルディオでもですね、素朴な疑問に答えるという回が非常に多いんですが、それと神話性があります。
書いている本人と話している本人、これ同じホッタリウチという人間なんで、当然ですね、同じ方向性になるわけなんですけれども、
とりわけこの初めての英語詩では、英語のなぜに答えるということを重視して本を書いております。
その一番最初のですね、はじめにのところで書いてあるんですが、本書の狙いですね、これは読んでいただければと思うんですけれども、4点大きく挙げております。
これを読み上げたいと思うんですね。
1、素朴な疑問を重視する。
今さっき述べたことですね。
2点目、英語を歴史的に見る。
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英語詩ですから、歴史的に見るのは当たり前なんですが、あえて狙いとして明示しました。
歴史的に見るという習慣がない方にとってはですね、この歴史的に見る方法がわからないんですね。
ということで、これをですね、なるべくわかりやすく例を豊富に示して読み終わった時にはですね、歴史的に見るということの意味がわかってくると思います。
英語が立体的に立ち上がってくるような感覚になるんですね。
歴史的に見るということを抑えると、いろんなことが面白くなります。
3点目なんですけれども、英語詩という学問分野への入り口を提供する。
これが3点目の狙いなんですね。
いわゆる入門書ですから、当然ながらですね、英語詩という学問分野への入り口を提供するというのは、いわばですね、入門書の定義みたいなものなんですけれども、ここで述べたいことは、
素朴な疑問を扱うという具体的な話題ですね。これ非常に面白く感じる方が多いと思うんですね。
ただ、それだけだとですね、単発、いわゆる雑学的になってしまうと思うんですね。
英語詩というのは一つの学問分野、ディシプリンなんですね。
ですので、もちろんそこから面白いところをピックアップして雑学っぽく語ることもできるんですが、その背後にあるのは体系的な学問としての英語詩という分野なんですね。
この点はぜひですね、気に留めておいていただきたいという趣旨でですね、この3点目、英語詩という学問分野への入り口を提供するというふうに、わざわざ歌っているということなんですね。
一つの体系的な分野です。ただの単発の知識を与えてくれるものではなく、言語とはどういうものなのか、なぜ言葉は変化するのか、
そして英語というのは学術的に見て、言語学的に見て、どのような言語なのか、社会言語学的に見て、どのような位置づけであった、そして今もある言語なのか、
この辺りをですね、学として捉える見方、入門書の重要な役割だと思って書いております。
最後4点目ですけれども、英語詩のオリジナルな発想法を示す。
これはですね、具体的な例を挙げないと何を言っているのかと思われるかもしれませんが、歴史的に見る、通時的に見ることによって、今までとは英語の見方、あるいは英語の具体的な個々の事例ですよね、現象への見方がガラッと変わるんですね。
これは、いわばアイディア支援というような側面があってですね、つまりですね、新たな発想が得られるんです。
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これは英語詩、英語を見ている場合だけに留まらず、日々の知的活動、学び、そして生活全般ですよね、に新たな発想法を提供してくれるという点でですね、広く応用が効くことなんですね。
これをたまたまこの本は英語詩の本なので、英語詩という素材を使って新たな発想法の得方っていうんですかね、手に入れ方というのをご披露しましょうと、そういう趣旨で書いております。
改めまして本書の狙い4点まとめますね。
1. 素朴な疑問を重視する 2. 英語を歴史的に見る 3. 英語詩という学問分野への入り口を提供する 4. 英語詩のオリジナルな発想を示す
英語を学んでいるあるいは教えているすべての方、英語あるいは言語に関心のあるすべての方にぜひ読んでもらいたい一冊ということで、説著ながらもご紹介させていただきました。
この4月年度初めにぜひ皆さん英語詩を学び始めてください。 その際のお供にこちらの研究者から出版されております初めての英語詩どうぞよろしくお願い致します。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。 英語のなぜに答える初めての英語詩、こちらぜひ手に取っていただければと思います。
このヘルディオをお聞きのリスナーの皆さんに抽選でプレゼントみたいなことを本当はしたかったところなんですが、その準備はすみません、ございませんので足からずということでですね、昨年秋のですね9月の英語詩ライブ2024ではですね
出版社さんですね研究者さんに色々と便宜を図っていただきまして、実はそのようなプレゼントコーナーをですねコーナーって言うんですかね、あのクイズ大会をやりましてその景品みたいな形でですねプレゼントを差し上げるということをやったんですが、これまたですね似たようなことができないかということを研究者さんとまた相談しておきますが当面はですね
4月の良い時期ですのでぜひですね皆さん1冊あるいは2冊以上でも構いません。2冊以上でも構いません。ぜひお買い求めください。
さあ今日はですね一つ最後にお知らせがありまして本日4月21日月曜日なんですがお昼の1時20分頃、午後1時20分頃から久しぶりにやります年度始めのイベントということで
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1000本ノック生配信です。だいたい年度始めであるとか学期始めにやることが多いんですけれども
ピチピチの素朴な疑問、英語に関する謎を学生から集めておりますのでそれを題材としてどんどん答えていく
英語史の観点から答えていく1000本ノック生配信を60分ほどお届けする予定です。ぜひですね平日の1時20分というお昼の時間ですけれども
ご都合がつく方はライブでご参加いただければと思います。その時間は無理という方はですねまた後日アーカイブとして配信することにはなるかと思いますのでその際にお聞きいただければと思います。
ということでですねぜひ今日の1時20分このチャンネルにお戻りいただいて1000本ノックをお楽しみいただければと思います。
このチャンネル英語の語源が身につくラジオヘルディオではあなたからのご意見ご感想をお待ちしています。
おいしいのコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです。 sns でのシェアもよろしくお願い致します。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように英語史研究者のほったりうちがお届けしました。
また明日あるいは今日の1時20分に
16:35

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