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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio、英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年3月28日土曜日。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今年度も本当に最後の週末ということで、週が明けますともう新年度に入り始めるというような、そんなタイミングですね。
皆さんこの新年度に向けても、ぜひ英語史の学び、さらに盛り上げていっていただければと思います。そして初めてですね、この小英語、中英語を読まれるという方もですね、多分少しは増えてくるのではないかと思いますので、小英語、中英語初歩、こちらでですね、4月以降もいろいろと一緒に勉強していきませんか、というお誘いをしているシーズン。
今日この頃なんですけれども、今ですね、その小英語、中英語初歩のシリーズと合わせて、少し注目してですね、少しじゃないですかね、結構夢中になっているのが、比較級最上級あたりの話で、連日この関連の話もしているんですね。
今日はですね、極めつけなんですよ。これがですね、とんでもない語形性があるもんだ、ということでですね、究極の30最上級、first most、next most、こちらをご紹介したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
ここ数日ですね、関連する話題をいくつか取り上げてきておりまして、直近では1760回にfurthermore、二重比較級を体現している語ということで、further、すでにこれだけで比較級なのに、さらに後ろにmoreという設備字をつけてしまうっていう語形性ですね。
これも変ですね、というお話をして、その2日後、1762回、これは昨日ですけれどもね、furthermostという珍妙な語形性、比較級の上に最上級設備字mostをつけるというような語ですね。これを紹介しました。
そして今回ですね、極めつけということで、すでに最上級の形でしょというものに最上級設備字mostをつけた形、first mostであるとか、next mostという単語があるんですね。
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これ一般には使われません。OEDに記載がある、記録があるというだけでですね、実際皆さん使ったこともあるや聞いたこともほとんどないんではないかなと。ただ意味はもちろんよく分かりますよね。
初見で見ても何かの間違えと突っ込んでしまうぐらいですね、意味は分かりやすい。つまりfirstのことであり、nextのこと、これが思いが極まってですね、もう1回最上級つけてしまおうということで二重になっているという語形性なんですね。
この2語しかありませんね。最上級の単語がベースとなって、それに設備字mostをつけるというようなタイプなんですが、私がOEDで調べた限り、このfirst most、next most、この2語しかないということで極めて稀なんですが、
この2回でですね、further more、further mostという、これ自体もですね、いくつか関連する単語はあるとはいえ、ものすごくたくさんあるわけではありませんので、珍しい部類かなと思うんですが、その中でも和をかけて珍しい、これは天然記念物物だということでですね、first most、next mostを取り上げてみたいと思うんですね。
取り上げるといってもですね、OEDを引いてみて、そこに何が書いてあるかということをご紹介する程度なんですけれども、まずですね、first most、これを引いてみますと、書類がですね、1400年、まあまあ早い感じですね。こんな古くからあったのかと。
で、この語形性の動機づけ、発想自体はもうお分かりですよね。余剰的、無駄なんだけれども、firstだけでは止まらず、思わずmostをつけたくなったということですね。そして、実際にある形容詞の期待、形容詞とか前置詞、副詞、主に位置、ポジションですね。
を表すものとか、時間的関係を表すものとか、今回のfirst、nextもそうですが、順序ですよね。順序を表すようなものに意味は限定されているんですが、まあそこそこmoreがついたりmostがついたりというものは中英語からあったので、こんな語形性になったんだと思うんですね。
最上級にさらに和をかけてmostをつけるというのはこの2語とはいえですね、まあ類例と言いますか、すでに比較級であるものにmoreをつけたり、mostをつけたりということはこれまで見たとおりあるので、まあその辺に習ってちょこっと作ってみたという感じだと思うんですよね。
ただまあそれにしては割と1400年ぐらいですから早いなと思って見ていると、次の第2番目の例がですね、OEDに挙げられているのが1970年とかですね、1973年の例でちょろちょろといくつかの例がその後出ているだけで、
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まあ事実上ですね、この1973年に現れたものはですね、1400年の時に使われたあのfirstmostを覚えていて、英語の語彙ストックの中にあるということで使ったわけではなく、一旦1400年のものはですね、
スタレタンだと思うんですね。スタレタンも何も1例ぐらいしか上がっていないということは、もう単発で使って、もう単発で終わり。そして1973年のものはあえて改めて語形成し直したというふうに考えるのが自然だと思うんですよね。
もちろん今はですね、近代語あたりのコーパス、何億語コーパスというのがたくさんありますので、これを調べるとですね、firstmostあたりは出てくるのかもしれませんが、いずれにせよ非常に低い頻度ということで、1973年のものはですね、連続体ですね、1400年から連続的に連綿と用いられてきたというよりは、改めて作り直したんじゃないかなというニュアンスがあります。
そしてnextmostについてはですね、1576年の例と1866年の例、この2例しか上がっていません。これも300年近くの開きがありますし、これぐらいですね、頻度が低いということは、やはり改めて作り直された。
単発で作り直して、そしてまた単発で消えていくみたいなこと。逆を言うとこれからもですね、ぽつんぽつんとfirstmostとかですね、nextmostの類っていうのが、これ間違い、誤用とか誤報というレベルなのかもしれませんし、なんとなく作ってみましたぐらいのことでですね、現れてくる可能性っていうのは今後もあるかなというような非常に稀にですよ。
稀にあるかなというくらいのものなんですよね。ということでですね、決して一般的ではない、むしろ稀中の稀というべき単語なんですが、一応英語史上の証拠としてですね、これが使われた試しがある。それが文献帳に残っているというところは英語史上は面白いところですね。
さすがに余剰的と言いますか、やりすぎだろうという感じがするんですけれども。さて、ここでですね、今日の配信会の表題は30最上級という言い方をしているんですね。
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二重じゃないのと、firstのmustとあとmostをつけてますよね。それからnextもxtと書きますけれども、発音に分解するとこれstなので、これは最上級とわかりますね。それにmostがついてるわけなんで、二重最上級というべきものなんですが、
これは前にもですね、取り上げたことがあるんですが、このmostという語尾、最上級語尾で、例えばmost beautiful、most intelligentというときの、あの独立した単語、形容詞の前に持ってきて、無限的に最上級を作る。estではなく、前に持ってきてmost beautifulなどというときの、あの単語と全く同じ形、綴りをした節、微字のように見えますが、
これ、起源的にはあのmostじゃないんですよ、というのがびっくりかと思うんですね。これは何かと言いますと、実はm、このfirst most、next mostの節微字で使われるときのこのmostですね、のmは起源的には、このmだけで実は最上級を表すことができる最上級語尾だったんです。
これは引用祖語という非常に古くからある最上級語尾なんですね。それに、英語本来のと言いますか、ゲルマン語本来のestとかostですね、これが合わさったのが節微字mostなんです。
それに対して節微字じゃない単語として独立しているmostは、また別の語源なんですね。大きい、たくさんのを意味する語幹にostというゲルマン語の最上級語尾を付したものということなんで、起源が実は違うんです。
ですが、意味的には結局最上級になるわけですし、通り字も発音もですね、両者ともに同一視されるようになって、自立したmostも節微字としてのmostも同じものというふうに考えられるようになったといういきさつがあります。当然と言えば当然ですよね。
ですので、firstmost、nextmostは語源分析すると、実は最上級要素が3つありますという趣旨で、今回タイトルにはですね、30最上級と述べたんですね。firstmostであればstの部分、それからmの部分、そしてostの部分。
このように30の最上級、くどいっていう感じではありますけれどもね、面白い話ではないでしょうか。
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エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。今回は究極の30最上級、firstmost、nextmostに焦点を当てました。
くどいという点でいいますと、いの一番という意味でですね、first and foremostというフレーズがありますね。
first and foremostということで、これなども3語になっていますけれども、firstと言っておきながらforemostですから、なかなかくどいですよね。
foremostのmostも今日お話をした節微字のmostですから、語源分解すればmとostということになるわけですよね。
やっぱり30の表現、first and foremost、こちらなどは普通に使う句なので、ぜひ覚えておいていただければと思いますが、このようにですね、
余剰性を大事にするっていうのが言語なわけですよね。大事にしたり、あとリズム感が乗りますよね。first and foremostみたいな感じですかね。
変な語形性というのもあるものです。
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