2026-01-24 13:44

#1700. OED の12月のアップデートで「先輩」「駅伝」などが

【今日のひとこと】

追加された語は brush pen, Ekiden, love hotel, mottainai, Naginata, PechaKucha, senbei,
senpai, Washlet, White Day, yokai

【ハッシュタグ】

#heldio #hel活 #OED #借用語 #日本語

【参照URL】

http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2026-01-20-1.html


▼heldio 2025年第4四半期のベスト回を決めるリスナー投票の結果が出ました

- hellog 「#6109. リスナー投票による heldio 2025年第4四半期のランキング」 http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2026-01-17-1.html

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4. 「#1. なぜ A pen なのに AN apple なの?」 https://voicy.jp/channel/1950/eg1ffa2pn2

5. 「#705. ゆる言語学ラジオにお招きいただき初めて出演することに!」 https://voicy.jp/channel/1950/fmstk5sb6g

6. 「#1474. ゆる言語学ラジオの『カタルシス英文法』で関係詞の制限用法と非制限用法が話題になり…」 https://voicy.jp/channel/1950/4w2kl8zgfl

7. 「#1607. 英語帝国主義から世界英語へ」 https://voicy.jp/channel/1950/j8ktxr4px3

8. 「#1576. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/xg195k9qdq

9. 「#1581. 歯科医学×英語史 with 無職さん --- 『英語史ライヴ2025』より」 https://voicy.jp/channel/1950/4th1404k03

10. 「#406. 常識は非常識,非常識は常識 --- 私の海外体験の最大の成果」 https://voicy.jp/channel/1950/8q0i86tmgp

▼hel活のハブ The HEL Hub のホームページが2025年10月18日よりオープンしています

- https://user.keio.ac.jp/~rhotta/helhub/

- heldio, helwa はもちろん hellog や YouTube 「いのほた言語学チャンネル」などの様々な媒体での英語史コンテンツの新着が日々集まってくるページです.毎日複数回更新されています.

▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の第14号が公開されています

- 第14号(2025年11月28日):https://note.com/helwa/n/n128c1a0253e2?magazine_key=m82eb39986f24

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▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.

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サマリー

OEDの12月のアップデートでは、日本語から新たに「先輩」や「駅伝」などの単語が加わっています。特に、日本語の語彙がどのように英語に取り込まれているかについても詳しく解説されています。

00:01
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間にをモットーに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は、2026年1月24日土曜日。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。さあ、今日の話題なんですけれども。
OEDの最新情報
OED、こちら3ヶ月に一度ですね、オンラインでOEDが更新される。新しい語彙が加わったり、エントリーが加わったりというアップデートが3ヶ月に一遍なされるんですよね。
その最新のものが昨年12月になされておりまして、こちらからですね、なんと日本語からの単語もですね、何語か追加されているということで、これを取り上げたいと思います。
OEDの12月アップデートで、先輩、駅伝など日本語から11語が追加です。どうぞよろしくお願いいたします。
国別の言語事情
3ヶ月に一遍のOEDのアップデートですね。こちら最新のものが先月12月になされているということで、今回のアップデートではですね、世界の特定の地域からの釈用語に焦点が当てられていまして、
西アフリカ、マルタ、そして日本、韓国という4つの地域がですね、フィーチャーされているアップデートのリリースに伴う記事ですね、OEDから出ております。
今日はこの記事に沿ってですね、特に日本語から英語に流れ込んでいる単語が11語あるということで、これに注目していきたいと思いますが、まずはですね、日本語以外のところからですね、ざっとご紹介しておきたいと思います。
まず、西アフリカに今回着目したということなんですが、ナイジェリア、ガーナ、ガンビアといった国々からの言葉ということなんですね。
ご当地のダンスであるとか、食べ物などが入っているんでしょうかね。
その中でもナイジェリア英語のBend down and select、腰をかがめて、そして選ぶという表現なんですが、これがですね、古着とか古着市場を指す言葉らしいんですよね。
これ、買い物客が腰をかがめて物色しているっていう様子がそのまま名詞として古着市場という言葉になっているということで、面白いですよね。
ただ正直私にとっても、そしておそらく多くの皆さんにとっても、なじみのない言葉であったり文化だったりするのでね、西アフリカ。
なかなかピンとこない単語もあるわけなんですが、ただですね、このような西アフリカの国々では英語が公用語として機能しているので、独自の英語編集、Word Englishesですよね。
まさにこれが豊かに育っているという事実はですね、知っておいて良いですね。
西アフリカにはもちろん地元の現地の言語というのもたくさんあるんですが、それをつなぐ役割として、もちろん背景には植民地の歴史があるということなんですが、英語が根付いているという事実、こちらを改めてですね、認識させられますね。
次にマルタです。マルタというのは地中海の島国ですね。ここでもですね、マルタ英語というのがありまして、マルタにおける公用語の一つとして英語があるんですね。
この地域は歴史的に言語事情もかなり複雑で、本来はですね、セム系の言語でありながら、イタリア支配の下でイタリア語とかシチリア方言みたいなものも相当入っており、そして現代になって英語も公用語となっているという事でね、言語混合が非常に激しい、そんな歴史を持っている国ですね。
EUの公用語の中では唯一セム語派に属しながらラテン文字で表記される言語ということで、このマルタ語という言語もあるわけですね。これが本来のマルタを象徴するセム系の言語なんですが、一方英語という言語も外から入ってきているという事ですね。
さあ今回そのようなマルタ語から入ってきた英単語として、食べ物ですかね。パスティーズって読むんでしょうか。リコッタチーズや豆の入ったパイとか、アルジョッタ、魚のスープなんていう単語、語形を見るとイタリア語を感じさせるわけですよね。この地域の言語混合の歴史を感じさせる単語がいくつか入ってますね。
日本語からの単語
さあそしていよいよ日本語からの単語ということなんですけれども、11語入ってるんですね。まず全体ちょっと読み上げてみたいと思うんですね。11語なんで。
ブラシペン、駅伝、ラブホテル、もったいない、なぎなた、ぺちゃくちゃ、せんべい、先輩、ウォシュレット、ホワイテイ、妖怪、ということですね。
ブラシペンっていうのは筆ペンということですね。他には、ラブホテルというのは、いわゆる逆輸入ですね。見た目はラブもホテルも英単語なわけですが、ラブホテルという組み合わせ、これが英語に逆輸入されているということですね。
他にウォシュレット、ホワイテイっていうのも見た目は英単語なわけなんですが、逆輸入しているというタイプですね。なかなかバラエティに富んでいますよね。
いくつかコメントしていきたいんですが、まずラブホテルということですね。これは日本の独特な文化的空間と言っていいんでしょうか。
こちらを表す語として、これもっと早くOEDに入っていてもよかったんじゃないかなということは私は思っていたんですが、今回晴れての収録となりました。
こちら英語に入った日本語という別途専門の辞書がありまして、そちらにはもう前から収録されていたんですね。
日本語から入った英語なのになぜLで始まる単語があるのという。
普通日本語のラ行音はRで字役されますので、Rの項目があるというのはわかるんですが、Lの項目って何だろうっていうね、見たところラブホテルがその専門辞書には入っていたということです。
これがOEDにも採用されたということですね。
他にはウォッシュレット、これは日本の誇るトイレ文化の象徴ということで、世界に認められた商品、商標ということになりますね。
大文字で始まってますね、ウォッシュレット。
それから興味深いのがもったいないですね。
これはもうすでに有名になっていて、これももっと早くOEDに収録されていてもよかったかもしれませんが、
面白いのは日本語ではもちろん形容詞なんですよね。
普段使いする形容詞としてもったいないというわけなんですが、OEDでの採録されたものを見るとですね、これ関東詞なんですよ。
インタジェクション、つまり叫びですね。もったいないって叫ぶっていう。
確かに関東詞的に使うことも日本語でもあると思うんですけれども、面白いなと。
さらにそこから名詞として発生していますね。もったいない現象というぐらいのことでしょうか。
これは環境問題の文脈で、なんてことだ、もったいないというふうに簡単詞として使われることが英語としては多いということで、品種が変わって釈用されるっていうのはね、なかなか面白い現象だなと。
だから個人的に嬉しいのはせんべいですね。
これはライスクラッカーなどと言い慣らしてきましたが、これはやっぱりせんべいと言ってほしいですね。
せんべい大好き人間でですね。
しかも定義の中で、緑茶と一緒に出されるというふうに書かれていて、日本語の茶の間文化まで記述されているっていうのが、なんともナイスだなというふうに思っています。
それからですね、私知らなかったんですが、恥ずかしながらですね。
ペチャクチャ。これPとKが大文字なんですね。ペチャクチャって。
もちろんこれはペチャクチャという擬音語、擬態語、あるいは擬声語と言ってもいいですかね、から来ているわけなんですが、単なるおしゃべりのことではなくて、
どうもですね、20枚のスライドを各20秒でプレゼンするという形式のプレゼン方式なんですかね。
これがあって、日本で開発されたということなんですかね。
これがあって、これ皆さんご存知でしたか。私知らなくてですね。
これがスタイルとして知られているということなんでしょうか。
これ初耳でした。
それからセンパイですね。これもサブカルチャー経由の釈用語として存在感を示していて、知られていますよね。
海外のアニメファンの間では、自分に気づいてほしい憧れの対象という文脈で、
notice me senpaiみたいなmemeで使われているっていうことで、本来のね、センパイ、seniorってことですよね。
先輩後輩の先輩の意味から意味や語用が変容して使われているっていうのが面白いですね。
このように外国語に入っていくと、だいたい使い方が現地語のままではなくてですね、変容して伝わっていくっていうのが典型ですね。
そして最後に韓国語からいくつかあるんですが、あじゅまなども入ってますね。
日本語のおばちゃんに相当する語なわけですが、定義文の中では、面白いんですが、
アルファマヘアやサンバイザーといったステレオタイプな特徴と共に記述されているのがユニークですよね。
こうしてみますとね、世界各地から英語へと流れ込む語彙の流入というのは、本当にとどまることを知りませんよね。
英語という言語がいかに貪欲に他の言語から言葉を吸収して成長し続けているか、まさに英語史の現在進行形を見ているようでワクワクしますね。
皆さんももし英語のニュースなどでこれらの単語を見かけたら、お、OEDに入った単語だなと思い出していただければと思います。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今日はOEDの12月アップデートより、先輩、あと駅伝、こんなものも入っているんだなということを見てまいりました。
3ヶ月に一遍というペースなんですが、これ私よく忘れちゃうんですよね。
あ、もうOEDのアップデート出てたみたいな感じで、これもですね、ヘルメイトの無職さんからですね、SNS経由でもう出てますよということをですね、私も知らせていただいた形でですね、今日の配信につながったということです。
はい、いろいろ忘れることがありますので、皆さん3ヶ月に一遍、OEDアップデート、これヘルディオでも取り上げていきたいと思いますので、忘れていたら、ぜひですね、リマインドしていただければと思います。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご意見、ご感想をお待ちしています。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語誌研究者のホッタリウイチがお届けしました。また明日。
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