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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間にをもとに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年1月15日木曜日。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今朝は私、メルボルンのですね、カールトンガーデンズというところに走りに来ておりまして、その広い芝生の上で収録しております。
さあ今日の話題なんですが、
命令形に由来する単語の紹介
テニス、レシピ、プレミット、命令形に由来する変わった英単語たちを紹介したいと思います。
普通ですね、単語というのは名詞であればそのまま、そして動詞であれば原形であるとか、ある特定の形が釈用されるときにはですね、採用されて英語に入ってくるということが多いわけなんですが、
たまにですね、変わりものがいまして、よその言語の命令形、これがそのまま英語に入ってきて、ある意味で定着するというものがあるんですね。
これをいくつか発見しましたので、覗いてみたいと思います。
それではどうぞよろしくお願いいたします。
今日はですね、主にフランス語やラテン語からの釈用語なんですけれども、
この2つの言語は英語に大変多くの語彙を提供している、そういった釈用元言語なわけなんですが、
その多くの単語の中にはですね、変わりものがいまして、ラテン語やフランス語の命令形、これがですね、英語に入ってきて、
そして英語では特に動詞の命令という使い方で使われているわけではないというような、そんなものがですね、いくつか見つかったんですね。
まず1つですね、テニス、これは割と有名でですね、球技のテニスですけれども、
これはフランス語でですね、Tenetとか、あるいはアングロフレンチですね、
で、Tenetsのような少し生まった形、いろいろな形で入ってきたようなんですが、
これはフランス語では元々、取ってっていう命令形なんですね。
これTenirという、取るという、これの命令形で、要するにですね、テニスをしている2人がですね、
これ取ってと言い合いながらボールを跳ね返すというような、そんなかけ声ですよね。
これがそのまま英語に入ってきて定着したのがテニス。
名詞ですけれども、動詞の命令形由来のスポーツ名、球技名ということになるんですね。
これはよく知られた語源なんですけれども、このタイプですね、かけ声とか呼び声に由来するものが定着したっていうのは、
いろいろ探すとありそうなんですけれどもね、このテニスがまず一つ有名ですね。
レシピの語源
そしてもう一つですね、今回のお話のきっかけに実はなったんですけれども、レシピっていう単語ですね。
これは調理法とか料理のレシピということなんですが、もともとはですね、処方箋ですね、薬の処方箋という意味があって、
そこからですね、処方、つまり何かを行う方法という広い意味になり、それが料理に特に限定されてレシピと、今日本語にもなってますけれども、こんな単語があるわけですよね。
これですね、以前にモンドで質問が寄せられたことがあるんですね。
これは語源の質問というよりは、なぜこれでレシピと変な発音なんですかという、通りと発音の関係に関する質問だったんですけれども、
確かにRE、CI、PE、これでレシピっていうのは、いかにも英語らしくない読み方な感じがしますよね。
それでご質問があったんですけれども、その際にですね、語源も一緒に調べるということをしたんですね。
そこで実は発見したのが、今回話題になっているのは、命令形由来だということなんですね。
これはラテン語なんですね。
ラテン語に由来しまして、語源的には、形はですね、レシーブに近いことからわかる通りですね。
レシーブはフランス語周りで英語に入ってきた単語なんですね。
レシピは直接ラテン語から入ってきたということなんですが、同婚語なんですね。
これレシーブ、受け取るっていうことなんですが、これ何なのかと言いますとですね、
昔、薬の処方ですね、まさに薬の処方箋の最初に、このレキペというラテン語を記して処方箋の文章を始めるということが典型だったんですね。
つまり、次のように処方せよ、薬を服用せよというような意味で、文の最初にですね、レキペと書かれていた。
これが文章の代表と言いますか、象徴、それで始まる一つの単語ということでですね、このレシピ、もともとはレキペというふうにラテン語では読みましたが、これが処方箋全体を意味するようになったということなんですね。
これも命令形由来の単語ということに名詞になりましたね、ということなんですけれども、テニスの方はいかにも掛け声っていう話し言葉の世界の話ですけれどもね。
一方、レキペはむしろ文章の話なので書き言葉なんですが、書き言葉でも話し言葉でもですね、こういう命令形に由来する単語があるんだなというふうに思ったんですよね。
プレミットの由来
もう一つはですね、permitという単語ですね。これは名詞としてのpermit、許可許可証ということですね。
動詞としては後ろにアクセントを置かれてpermit、こちらのほうがよく使うんじゃないかと思いますね、許可する許すということなんですが、いわゆる名前動語というアクセントの置き方で、名詞の場合はですね、permitというふうに発音しますね、許可許可証ということですね。
これもですね、調べてみますと、英語語源辞典によりますとね、この許可証の文章の最初にですね、このpermitという単語ですね、許可証の文章の中では動詞なんだと思うんですけどもね、permit、許可するという、あるいは以下を許可せよというような文章なんでしょうかね。
で、これで始まっていたということで、先ほどのレシピ、レキペと一緒でですね、これで典型的に許可証の文章が始まっていた単語ということで、本来は動詞としてのpermitだったわけなんですが、それが、いわば独立して一人歩きしてですね、許可証という意味の名詞になったということのようなんですね。
こういうふうにですね、探すとはいろいろあるなっていう面白い由来のものですね。
で、他にはですね、AveというA-V-Eと書いて、これアベマリアのAveですね、Ave。これはですね、ラテン語の元気でいる、フェアウェルぐらいの意味なんですが、これ元気でいなさいというラテン語に由来する英語としてもですね、このAveっていうのがありますね。
あまり使わないですけどもね、アベマリアの祈りとか、歓迎、別れの挨拶、要するにフェアウェルっていうことですから、Aveですね、これは命令形と言われれば、そうなのかということですね。
他にはですね、これは誤設が揺れてはいるんですけれども、英語語源辞典によるとですね、occupy、これもまあ変な単語ですよね、通りと発音の関係が、occupy、専用するという基本語ですけれども、この語尾のYですね、発音上はIとoccupyっていうIの二重母音になりますけれども、この語尾の由来がよくわかっていないようなんですよね。
Oed見てもですね、ハテナが飛んでいて、この種の動詞としてですね、このbandyという単語ですね、これは投げ合うというような意味ですね。それからlevy、これは税金を貸す、貸すという動詞ありますね。
それからparry、これは避ける、避けるというような意味ですね。身をかわすというような意味ですが、このいずれの単語もですね、Yで終わっているわけですね。occupy、bandy、levy、parryという、このYがどうもですね、うまく説明できないということで、各種の語源辞典とかOedでは困っているわけなんですが、英語語源辞典によるとですね、
このY、いずれもフランス語から入ってきた単語なんですけれども、これはフランス語の命令形かあるいは過去分詞形か、動詞の命令形か過去分詞かという説があって、これもし命令形に由来するということであれば、今回紹介した変わりものの一つということになります。
まあ、はっきりと分かっていないようなんですけれどもね。ということでですね、命令形に由来する単語っていうのもなかなか面白いなと思って、いろいろ調べようと思ったんですが、調べ方がないんですよ。語源辞典の逆引きみたいなものがあればいいんですかね。それこそマニアックな辞典になりそうですけれども、語源辞典の逆引き辞典、これいいですね。
はい、企画としてあるとですね、例えば命令形に由来する単語みたいなの、どう引くんですかね。ちょっと工夫する必要がありますが、これでですね、命令形に由来する単語が一覧できるというような、そんな逆引き辞典、理想の辞典なんかがあればいいなと思った次第です。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。いかがでしたでしょうか。テニス、レシピ、パーミット、命令形に由来する変わった単語たち、あるもんですね。もし皆さん、語源辞典などを読みの際にですね、通読されたり調べたりする際に、この命令形に由来するみたいなものがあったらですね、この配信会に戻ってきてですね、ぜひ教えていただければと思います。
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