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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、そして言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
来る6月10日、NHK出版新書、英語史で説く英文法の謎、なぜ3単元のSをつけるのかが発売されます。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
英語の語源が身につくラジオヘルディオ、英語史をお茶の間におもとに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年5月6日水曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ゴールデンウィークもいよいよ最終版、最終日という方が多いでしょうか。
連休中じっくり英語学習や読書に取り組んでいる方も多いかもしれません。
今日はそんな皆さんにもぴったりの詩的好奇心を刺激する動画、そして書籍をご紹介いたします。
寺沢淳先生のピボットトーク動画、世界の英語と日本人と、
誤著書、世界の英語です。こちらご紹介したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今日は英語史研究者であります寺沢淳先生、東京大学名誉教授で、現青山学院大学教授でいらっしゃいますが、寺沢先生が新刊書を出されております。
そしてそれと関連する動画もですね、先日公開されました。
あわせてご紹介したいと思います。
先日4月25日の土曜日のことだったと思うんですけれども、
YouTubeチャンネルですね、ピボットトークにて寺沢先生がゲスト出演された動画が配信されました。
タイトルは世界の英語と日本人ということですね。
英語史の始まりから、そして現代に至るまでの、基本的には英語史の話題であり、
とりわけ現代21世紀の英語のあり方に注目した観点からの英語史といってもいいと思うんですが、そのトークですね。
非常にキャッチーで盛りだくさんな内容、多くの皆さんが関心を抱きそうな疑問であるとか、論点について50分ほど寺沢先生がお話しされています。
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今回の対談動画50分ほどのものなんですけれども、ピボットトークで中心となるのはですね、
寺沢先生が3月に中古新書から出されたばかりの御著書、世界の英語、副題は5大陸に広がる多様なEnglishs、こちらをベースにしているんですね。
この本とその内容をベースにして、寺沢先生のご専門、英語史であるとか、世界英語、WorldEnglishesの観点から、日本の英語学習者が典型的に抱きがちな素朴な疑問に答えていく、そのような内容となっています。
著者自らが本の趣旨等を参照、紹介されながら語っているという点で非常に貴重ですね。
ぜひリンクに貼っておりますので、こちらまだ見ていないという方はご視聴いただければと思います。
動画では見逃せないポイントいくつかあったわけなんですが、ここではですね、本当に少数の私自身も気になったというポイントを簡単にご紹介して、実際には動画の方を見ていただければと思うんですけれども、
まずですね、なぜ英語はこれほど世界中に拡大したのかという問いですね。
こちら皆さんどうお考えでしょうか。
このヘルディオ王などでもたびたび取り上げてきた話題なんですけれどもね、今回動画の中での寺沢先生の答えは明快です。
英語という言語自体の特徴によるものではなく、あくまで社会的歴史的な要因であるということを強調されていらっしゃいました。
5世紀半ばには数十万人規模のマイナーな言語に過ぎなかった英語という言語が、現代では20億人を超える巨大言語になった背景には、イギリス帝国の覇権、そしてそれに続くアメリカ合衆国の大統という圧倒的なパワーの基盤があったという指摘なんですね。
そこにはパワーがあったということです。
そしてですね、もう一つ、非母語話者、ノンネイティブスピーカーが母語話者、ネイティブスピーカーを圧倒しているという現状があるんですね。
これは数、人口の観点からということなんですけれども、こちらをカチュロの同心園モデルという伝統的な枠組みを用いて解説されています。
人口比を見ますと、今や英語話者の約8割が、実はノンネイティブスピーカーなんですよね。
英語はもはや母語話者の独占物ではないという大きなパラダイムシフトが、20世紀から21世紀にかけて起きている、そういうことなんですね。
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さらに、我々みんな知りたいと思っているのが、英語の未来についてですよね。
英語が各地で独自に進化し、そして分裂していく遠心力というふうに呼ばれていますね。
それから一方で、共通語、リンガフランカとして標準化していこう、つまり一つ標準を求めていこうという求心力があるわけなんですが、この遠心力と求心力が攻めき合いの状態にあるんだということですね。
さらに21世紀、今の時代になりまして、AIによる同時通訳の発展が英語という言語の地位をどう変えていくかについてもお話しされています。
最後に、日本人が英語とどう向き合うべきか、この問題ですね。
これも皆さん、お一人お一人ぜひ考えていただきたい話題なんですが、寺澤先生の締めくくりはこのようなお考えでした。
話し言葉については特定のネイティブ英語に固執せず、多様なEnglishes、今回の一つのキーワードですね、World Englishesを許容する姿勢が大切である。
しかし書き言葉というメディアについては依然として標準的な文法や綴り字の知識が信頼の指標となるということなんですね。
こちら非常に現実的でバランスの取れた視点だろうと思うんですね。
メディア別に違った方向で英語へ向き合う必要があるということですね。
これは実態に照らしても現実的な一つの処方箋かなというふうに私も思います。
今回、寺澤先生の落ち着いた語り口に引き込まれる50分の動画となっております。
動画を見て興味を持たれた方はぜひですね、新刊の中古新書、世界の英語、こちらを手に取ってみてください。
寺澤先生による中古新書の3部作、英語の歴史、英単語の歴史、そして今回の世界の英語、3部作の第3部目といえる一冊です。
世界各地で変容し続ける英語のダイナミズムを網羅的に書き出した決定版と言っていいと思います。
これからの英語ですね、どうなっていくか、そして我々が英語とどう対していくのか、どのように付き合っていくのか、これを考える上で大きなヒントを与えてくれる本になっていると思います。
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エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
本日は寺澤淳先生のピボットトーク動画、世界の英語と日本人と新刊書、世界の英語としてお話しいたしました。
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来る6月10日、NHK出版新書、英語詞で説く英文法の謎、なぜ3単元のSを付けるのかが発売されます。
来週ですね、5月11日月曜日の夕方には、沖のVoicyヘルディオで生配信にて予約爆撃アワーをお届けする予定です。
よろしければ、ぜひその予約爆撃アワーのタイミングでAmazonより予約注文していただき、皆さんの手で本書の注目度を上げていただければと思います。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語詞研究者のほったりうちがお届けしました。
また明日!