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毎朝6時に配信しています。本日は3月17日金曜日です。いかがお過ごしでしょうか。
3月ももう半ば過ぎになってきましたけれども、少し遅ればせながら、本日お届けする話題は、「March」という英単語についてです。
【本・再放送】
本題に入る前に、新著のお知らせです。2ヶ月ほど前になります。1月12日に新著が発売となりました。
著者は京都大学の家入洋子先生と、私堀田隆一ということで教長なんですけれども、本のタイトルは「文献学と英語史研究」です。開拓者より出版されています。
こちらは英語史研究のガイドブックという内容の本です。英語史を研究する方、これから研究したいという方に、過去40年ほど、1980年代以降の英語史研究の動向を分野別にまとめています。
分野別だけではなくて、方法論も1章2章と設けられています。その上で、今後の展望ですね。今後の英語史研究の展望も示して終えているという趣旨の本ですので、バリバリとこれから英語史研究やっていきたい。
このヘルディを聞いて関心を持ったという方はですね、少し専門性は高い書籍ではあるんですけれども、ぜひ関心のある方は手に取っていただければと思います。
文献学と英語史研究、開拓者より2ヶ月ほど前に発売となっています。このチャプターに本書を紹介する記事へリンクを貼っておきますので、詳細はそちらからご覧ください。
以上、新聴のお知らせでした。今日の本題ですけれども、マーチ、よもやま話、3月と行進は関係あるの?ということでお話ししたいと思います。
マーチと言いますと、Mを大文字で書くと、もちろんこれ3月、まさに今ですね、3月のことを示すわけなんですが、小文字で書くと一般にマーチというふうに日本語にもなっていますけれども、カタカナ語になっていますが、行進とか行進曲という意味になりますよね。
3月1日は行進曲の日なんだそうです。これ私も知らなかったんですけれども、3月ということでマーチ、つながりということなんですね。
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いわばシャレなんですけれども、まさにこれはシャレ、言葉遊びで、語源的にはこの2つの単語、全く関係ないんです。たまたま同じ語形、発音になっているだけで、つまり同音異義語、あるいは同音同綴り異義語ということになります。
辞書の見出しでもしたがって、マーチ1、マーチ2みたいに違う語として扱われていると思うんですね。
まず結論として、この2つの語は全く違うということを述べておきたいんですが、一方でですね、これもたまたまですが、面白い共通点もあるということが調べてわかったということでですね。
語源的には別です。ですが、たまたまある共通点を持っているということで、今日はそんなお話になります。
一つ一つ行きましょうね。まずは、では3月の意味のマーチ、大文字のMで書き始めるあのマーチから行きたいと思います。
これはですね、実はローマ神話の軍神、戦いの神ですね、マールスに由来します。
このローマの神様の名前っていうのは天体にも応用されますね。
具体的には太陽系の惑星にも転用されているので、マールスと読んで火星の意味でもあります。
火星、これがマールスという軍神に由来する惑星ということで、そちらにも派生しているんですけれども、もともとはローマ神話の軍神ということです。
そして、農耕牧畜の神でもあるんですね。
3月というのはまさに農耕が始まる時期ということですね。
そして、そして軍事行動も再開される時期です。
凍結した冬の時期が終わって、いろいろな意味で活動的になるということですね。
ウクライナ危機もですね、2月末、3月にほど近い時期に始まりました。
ウクライナもロシアも寒い地方で凍結しているんですが、さすがに3月も近づくと冬の寒さが終わるということで、
軍事の春という側面が出てしまったという残念な事例ではあるんですけれどもね。
農耕の開始という明るい方向の3月であれば、1年前ですね。
よかったんですけれども、こんな事態になっています。
このマールスという軍神マルスから派生した形容詞としてはマーシャルっていうのがありますね。
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m-a-r-t-i-a-lの方です。
これマーシャルと読みますね。
これは戦いのとか軍事の、マルスのという意味です。
そこからマーシャルアートと言いますね。
主に日本由来の武術、いわゆる剣道とか柔道ですね。
マーシャルアートと言ったりしますけれども、これはマルス、軍神、戦いに関連付けられた単語ということです。
注意したいのは、マーシャルっていうともう一つですね、スペリングが違う単語があって、m-a-r-s-h-a-lということで同じ発音になってしまうんですけれども、
これは司令官という意味ですね。
これもまた軍事用語っていうのがたまたまの一致で面白いところなんですが、こちらはですね、全く語源が異なります。
司令官の方のマーシャルに関しては、今日はなので忘れてください。
全く別ということでですね、混乱するので取り扱わないことにします。
さて、3月を意味するマルチについては、軍神マルスに遡るということで、ある意味で広い意味で軍事用語、軍事的な単語なんだということを押さえました。
さあ、次にですね、行進する、行進という意味のマルチですね、トルコマーチという時のあのマーチですけれども、これはですね、なかなか古いゲルマン系の単語で、古英語から目歩くという形で存在します。
当時の意味は、国境、返協地、領土という意味なんですね。
現在でもマルチ、辞書を引くとですね、この小文字のmの方ですね、マルチ辞書を引くと、マルチ1とマルチ2っていうのがあるんですね。
マルチ1っていうのが行進する、行進という意味です。
そしてマルチ2の方が国境、協会、協会地域なんていう訳語が与えられて、別の語として登録されていることが多いんですが、究極的には同じ語源なんです。
1、2と分かれていますが、この小文字のmの方ですね、行進というのと国境地方、これ関連するんです。
どういう風に関連するかと言いますと、まず最初は先ほど述べたように、古英語の目歩くという発音だったんですけれどもね、国境って意味なんですね。
古英語のイングランドとウェールズの国境に近いエリア、イングランド側のエリアのことをマルシャーって言ったんですね。
これまさに国境地帯という意味です。
それから、これは中英語期になってからの単語なんですけれども、マークエスという単語がありますね。
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これは5つの爵位、公、公、伯、子、団って言いますが、公爵、公爵、伯爵、子爵、団爵という、これが中世のイングランドの5つの貴族の爵位っていうことになりますが、
上から2つ目の公の方ですね。公の方ではなくて諸公の公の方ですね。
こちらをマークエスと言うんですが、これ元々は辺境伯、国境地帯の辺境地域を滑る権限を持った貴族ということで、なかなかこれ偉い地位なんですね。
この公爵のことをマークエスと言いますが、このマークっていうのがまさに辺境地帯、国境地帯ということになります。
後末の死因が、チュなのかクなのかっていうのは、この2つのと実は近い音なので、マーク、マーチ、これ非常に近い関係にあるんですね。
実際ですね、マークという単語ありますね。日本語にもなっています。
マーク、印っていうことです。これ関係するんです。どういうことかと言いますと、国境、境界ですよ。境界には何らかの印をつけなければいけません。
それは例えば万里の頂上みたいな頂上という形かもしれませんし、何キロかごとにポストを作るということかもしれませんし、
とにかく印、跡をつけてここまでは自分の領土だよっていうことを示す必要があるんですね。
ですので、辺境地帯とか境界ということと、この印の意味のマークというのは語源的につながりがあるということです。
国境のマークのつけ方、他にもあります。これはですね、軍隊行進によって足跡でマークする。
いわば本当にですね、国境線に相当する跡を物理的に土の上につけるってことですね。
行進して足で踏んで土に刻印をつけるっていうことなんですよ。ここから行進するという意味が生まれたんですね。
これも中英語近に英語で発生している意味です。
後に近代になってから行進極というさらなる意味も発生したわけなんですけれども、
お金の単位、重量の単位としてのマークってのもありますね。
これも結局ですね、お金、コインっていうのは刻印をつけるマークをつけたものというところとどうも関係するようです。
さらに言えばもう一つデンマークという国名がありますが、これはデン人の領土ということになります。
さて2つのマーチを今日語源的に紐解いてみたんですが、全く別なんですね。
カタやローマ神話の軍神、いわば固有名詞ですよ。マーチに遡る。
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もう一つはゲルマン語の古い領土とか国境地帯を意味する単語。
ただひょんなことで両方ともある意味軍事用語ではないかというところが面白い位置ですね。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今日はマーチ、よもやま話ということで3月を意味するマーチと行進を意味するマーチ。
この2つ関係があるのということでお話ししました。語源的には関係はありません。
ですが結果的に両方とも軍事用語絡みだよねというところが似ているというそんな発見があったということをお話ししました。
言い忘れたんですけれども人名でマークってありますよね。
英語人名としては非常に普通のマークとかキリストの使徒の一人マルコというのもいますけれどもこの名前西洋で一般的ですよね。
この名前はどうもですね軍神マールスの意形と言いますか少しいじった形に由来するようなんですね。
このあたりも知っておくと良いと思います。
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