#1866. 「なぜさんたんげん目撃マップ」企画の多層的な狙い
2026-07-09 19:00

#1866. 「なぜさんたんげん目撃マップ」企画の多層的な狙い

【今日のひとこと】

読者,書店,出版社,著者をつなごうとする、実は壮大な企画なんです!

【ハッシュタグ】

#heldio #hel活 #なぜさんたんげん #なぜさんたんげん目撃マップ #英語史

【参照URL】

https://www.google.com/maps/d/u/2/edit?mid=1fyBJuhGh5kIJTJCrgB59YigqRcQs-lM&ll=37.57778539057726%2C1


▼パーソナリティ、堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ。

- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491

▼2026年6月10日に本が出ました。発売前増刷決定。Amazon 新着ランキング「語学・辞事典・年鑑」「英語」「新書」3部門で第1位を獲得しています。

📕堀田 隆一 『英語史で解く 英文法の謎 --- なぜ「3単現の s」をつけるのか』 NHK出版〈NHK出版新書〉、2026年。

関連情報はワンストップで著者公式特設HPからどうぞ👇

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/lp/nazesantangen/index.html

▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の第20号が公開されています

- 第20号(2026年5月28日):https://note.com/helwa/n/nbcb5d662f7c3

▼2026年2月25日に、一押しの伝説的な教科書が新装復刊されます

📕市河 三喜、松浪 有 『古英語・中英語初歩〈新装復刊〉』 研究社、2026年。

- 本書の公式HPよりどうぞ:https://www.kenkyusha.co.jp/book/b10155519.html

▼heldio 入口プレイリスト 最新版(上位10本)

1. 「#1171. 自己紹介 --- 英語史研究者の堀田隆一です」 https://voicy.jp/channel/1950/nsefrco7tl
2. 「#444. 英語史を学ぶとこんなに良いことがある!」 https://voicy.jp/channel/1950/xh5nkkivxg
3. 「#729. なぜ英語を学ばなければならないの? --- 中学生のための英語史」 https://voicy.jp/channel/1950/hzowkzzoaq
4. 「#1. なぜ A pen なのに AN apple なの?」 https://voicy.jp/channel/1950/eg1ffa2pn2
5. 「#705. ゆる言語学ラジオにお招きいただき初めて出演することに!」 https://voicy.jp/channel/1950/fmstk5sb6g
6. 「#1474. ゆる言語学ラジオの『カタルシス英文法』で関係詞の制限用法と非制限用法が話題になり…」 https://voicy.jp/channel/1950/4w2kl8zgfl
7. 「#1607. 英語帝国主義から世界英語へ」 https://voicy.jp/channel/1950/j8ktxr4px3
8. 「#1576. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/xg195k9qdq
9. 「#1581. 歯科医学×英語史 with 無職さん --- 『英語史ライヴ2025』より」 https://voicy.jp/channel/1950/4th1404k03
10. 「#406. 常識は非常識、非常識は常識 --- 私の海外体験の最大の成果」 https://voicy.jp/channel/1950/8q0i86tmgp

▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています

- https://voicy.jp/channel/1950/premium

▼hel活のハブ The HEL Hub のホームページが2025年10月18日よりオープンしています

- https://user.keio.ac.jp/~rhotta/helhub/
- heldio, helwa はもちろん hellog や YouTube 「いのほた言語学チャンネル」などの様々な媒体での英語史コンテンツの新着が日々集まってくるページです。毎日複数回更新されています。
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サマリー

堀田隆一氏の新刊「英語史で解く英文法の謎 なぜ3単元のSをつけるのか」の発売から約1ヶ月が経ち、全国の書店での目撃情報を集める「なぜ3単元目撃マップ」企画が展開されている。この企画は、単なるプロモーションに留まらず、書店員へのエール、読者を「ヘル活」の当事者として巻き込むこと、そして人文系学問のメディア戦略という3つの多層的な狙いを持っている。全国制覇を目指し、リスナーや書店員からの情報提供を呼びかけている。

新刊発売と目撃マップ企画の開始
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜ、の著者の堀田隆一です。
去る6月10日、NHK出版新書、英語史で説く英文法の謎、なぜ三単元のSをつけるのかが発売されました。
発売前増殺がかかりまして、全国ずつ裏裏にてご公表いただいています。
英語の語源が身につくラジオヘルディオ、英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は2026年7月9日木曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私、実はですね、先週末にスコットランドのアバディーンからアイルランドのダブリンに移ってきました。
週末少し移動がありましてバタバタしていたんですが、ダブリンで落ち着きつつあります。
収録する場所と言いますかね、部屋も変わってですね、ちょっと反響しているかもしれませんね。
こちらアイルランドダブリンはですね、夏の観光シーズンということで日も長いですし、スコットランドより少し暖かいですね。
人が多いです。観光客が主だと思うんですけれども、気候は最高ですね。
夏の爽やかな風が心地よく感じられます。
そしてもちろん、パブで飲むギネスビールも美味しいです。
さあ、そんなことでアイルランドでの7月9日迎えたわけなんですが、なぜ3単元発売からほぼ1ヶ月となりますかね。
この1ヶ月の間に様々な関連企画展開してまいりましたが、とりわけ力を入れているのがなぜ3単元目撃マップ企画なんですね。
こちら、読者の皆さんの応援、ご協力がありまして、日本地図がですね、どんどん埋まっていっています。
ピンを立てていっているわけなんですが、その密度が濃くなってきているんですね。
間違いなく全国にこの英語誌の本が広がっている。
これが可視化されているということでですね、海外にいると日本の書店に顔を出すこともできないということなんですが、
代わりに日本の読者の皆さん、書店での情報を届けてくださいますのでね、
本当に手に取るように、なぜ3単元が広がっている様子がですね、伝わってくるんですね。
本当にありがとうございます。
本日はこの目撃マップ企画についてなんですが、実はこの企画、いろいろな意義、目的があって、私展開しているんですね。
そして皆さんにご協力いただいているということなんですけれども、発売から1ヶ月経つということもありまして、
この真の狙いと言いますかね、お話しさせていただきます。
本日は、なぜ3単元目撃マップ企画の多層的な狙いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
目撃マップ企画の現状と著者としての喜び
1ヶ月前の6月10日に発売されました。
英語誌で読む英文法の謎、なぜ3単元のSをつけるのか。
発売とほぼ同時に一つの企画を立ち上げました。
全国のリアル書店でのこの本の発見報告を皆さんから募るなぜ3単元目撃マップ企画です。
こちら連日大変な盛り上がりを見せております。
SNSや沖のボイシーヘルディオのコメント欄などを通じて、
毎日リスナーの皆さんから、何々県のどこどこ書店にありましたという目撃情報をお寄せいただいているんですね。
これまでご協力くださった皆さん、本当に感謝に耐えません。
その情報をもとに、私が一本ずつですね、Googleマップ上にその書店さんにピンを立てていくということをやっているんですね。
日本地図が少しずつ英語誌のピンで埋まっていく様子はですね、まさに創刊です。
本当にこの数週間だけでですね、最初はスカスカだったんですよ。
当然なんですけれどもね、それがだんだんと密度が濃くピンが立っていく様子っていうのは本当に嬉しいんですよね。
目撃情報とともに、さらに付加情報も方々から私の方にですね、入ってくるんですね。
例えば何々書店にですね、平積みで5冊ありましたというような情報に加えてですね、
この5冊すべて第2釣りでしたというような情報、これはですね、嬉しいですね。
先月29日に出体した第2釣りが今まさに全国の書店の棚に並び始めているということがですね、
1万キロ離れたアイドルランドの私の元にですね、伝わってくるというのは、これはもう信じられない出来事ですし、
著者としてこの企画を立ち上げたものとして本当に幸せだなと思います。
このリアルな本の流通というダイナミックな動きとデジタル上のマップ地図ですね、リアルタイムで連動していくこの面白さ、
これが本当にたまらないんですよね。
目撃マップ企画の多層的な狙い:全体像
もちろんですね、この企画はなぜ3単元の反則活動、プロモーション活動ということには確かに違いありません。
ただですね、この企画の真の狙いと言いますか、他にも狙いがいろいろあるんですね。
多層的な狙いを持って私始めておりまして、
今回はですね、とりわけ人文系学問に関する議論、それからメディア論というんですかね、
この辺りの観点からお話ししてみたいなというふうに思います。
結論から申し上げますと、この目撃マップ企画はなぜ3単元のプロモーション活動であると同時に3つのレイヤー、
そこで仮想的という言い方をしているんですが、3つぐらいの大きな学問と社会を新しい形でつなぎたいという
思いを実現するための1つの実験であるというふうに私は捉えているんですね。
そこでお話しさせていただければと思います。
第一の狙い:書店員へのエール
まず第一の視点、第一のレイヤーなんですけれども、これは全国でなぜ3単元を一生懸命ですね、
棚に並べて販売しようとしてくださっている書店員さんへのエールです。
日々無数の新刊が各書店に届くわけですよね。
その中でも本書に注目してくださった本書を棚に並べて展開していこうと思ってくださる全国の書店員さんがいらっしゃるわけですよね。
これはもう著者として本当にありがたいことです。
その全国つつ裏裏の書店員さんの熱意をマップ上で可視化して、ここの書店さんでもですね、売ってますよ、こんなふうに並べてくださってますよ、
著者としてそれを取り仕切ってですね、情報を取り仕切って地図の上に可視化していくということは書店員さんへの感謝でもありエールでもあるんですね。
それを見た他の隣町の書店員さんもですね、刺激を受けるかもしれません。
もちろんこれによってなぜ三短言という本が少しずつ全国に広がっていく、
私の英語詞をお茶の間にというその思いですね、これが実現されることになっていくわけですので、
このような活動であれば私はですね、積極的に行いたいと。
そういう意味合いがあるわけですね。書店員さんへのエールということです。
第二の狙い:読者をヘル活の当事者へ
2点目に、第2のレイヤーとして、読者の皆さんにヘルカツにお付き合いいただくと、ヘルカツの当事者になっていただくということなんですね。
沖のボイシーヘルディオはラジオという媒体ですので、基本的には皆さんはリスナーさんとして聞く一方であると。
コメント機能等はありますが、私が行っているヘルカツ、英語詞を広めようという活動ですね。
これに対してはどうしてもですね、リスナーさんは受け身の立場であると。
これはメディアの性質上、そういうことなんだと思うんですね。
ただ今回本を出しました。
なぜ3単元というこの本を入手されて読むという存在からですね、一歩踏み出して目撃情報を寄せていただく。
それによって英語詞を世の中へ流通させる、いわば動詞ですね。
そしてヘルカツの当事者になっていただきたいという趣旨があります。
これによって読者と著者と書店さんと出版社さん、この異なる4者がですね、結びつくんですね。
もちろん間接的ではあるといえ、なぜ3単元という1冊の本を軸として、いわば運命共同体というと大げさですけれども、これが作られていく。
英語詞を広める、英語詞をお茶の間に届けるためには、この協力関係、運命共同体関係というのが必須なんですね。
本気でこれを実現しようと思ったら必須なんです。
その一つの目に見えやすい企画としてですね、地図上にピンを立てていくというこの企画を活用できるのではないかというふうに、最初に企画を思いついたときに考えたのですね。
まだその道は半ばといって良いと思うんですが、本当にリスナーの皆さん、そして読者の皆さんから寄せられてくる情報に基づいて、これだけ多くのピンが立ったというのは、この狙い、なかなかうまくいっているのではないかというふうに1ヶ月経ってですね、私自身は思っております。
第三の狙い:人文系アカデミアのメディア戦略
そして第3のレイヤーです。
人物系アカデミアのメディアサバイバル戦略とでも言うべきレイヤーですね。少し重たく、そして難易度の高い挑戦に近いものだと思うんですけれども、これは何のことかと申しますと、
現在ですね、大学や学術界の縮小が叫ばれています。とりわけ人物系アカデミアが危機に瀕している。私もその人物系アカデミアの一員であり、所属している大学の学部も文学部というところなんですね。
縮小傾向などが叫ばれておりますが、では何ができるのか。一人でできることの量も質もインパクトも、これは自ら限界があります。
志を同じくする者が手を取り合って対処法を考えていくということになるかと思うんですが、私の考え、見たてではですね、研究者が研究室や論文のみに閉じこもっている時代はもう終わったというふうに考えています。
研究者自らがマルチメディアであるとかクロスメディアを構築し、時間をかけて新しいインフラを整えていく。アカデミックインフラということですけれども、この作業がですね、本当に必要になってきていると思うんですね。
私が様々なメディアで英語史に関する情報を発信しているのもまさにそのような思いからであります。
さらに自分の出した本をですね、ここまでプロモーションするということは人文系アカデミアではあまりなかったことですし、私自身にとってもですね、初体験なんですね。
私自身が打っている一つ一つの手、あるいは企画と言っていいと思うんですが、なぜ三単元をめぐる企画というのは、それぞれが新しい時代において人文系アカデミアの活力を維持していくための、いわばサバイバル戦略になるというふうに考えているんですね。
この目撃マップ企画もその一つだということです。
目撃マップ企画のゲーム性と今後の目標
この試みがどれくらいうまくいっているのか、今後うまくいくのか、これは分かりません。
ただ皆さんの温かいご協力を得まして、今のところ目撃マップ企画としては非常に多くのピンが立ってにぎわってきたということは確かです。
この企画、ゲーム性もありますし、これをテコにしてですね、今日述べてきました三つの狙い、三つのレイヤー、これを背後に常に意識しつつ、その上で地図上に立っていくピンを眺めて楽しみましょうという、そういう企画なんですね。
具体的な目標としましては、目指せ第二次全国制覇ですね。
先日このヘルディオでも地方レベル、地方ブロックレベルでの第一次全国制覇は達成しましたとお伝えしたのですが、ここからの目標は47都道府県の完全制覇、すなわち第二次全国制覇ですね。
実はこの1週間10日あたりの間にも動きがありまして、ピンが立っていなかった県もですね、初ピンが立ち始めています。
例えば1週間前にはまだピンが立っていなかった福井県、山梨県、静岡県からはですね、うれしい目撃報告がありまして無事に初ピンが立っています。
それでもまだですね、ピンが立っていない空白地帯、日本の中には15県くらいあるんですね。
ですので、その県をぜひ埋めていきたいなと思う。
一方でですね、すでに多くのピンが立っている、例えば東京都であるとか大阪府、それから名古屋付近、愛知県のエリアですね。
でもですね、さらに密度を濃くして、点ではなく面で埋め尽くすための追加報告は常に大歓迎ですので、
日々のボイシーヘルディオ、沖の会のコメント欄などにですね、あるいはSNS上でなぜ3単元のひらがな8文字のハッシュタグをつけつつ、
ドコドコ圏何々書店のレジ前に並んでいました、みたいな一言ですね。
ぜひ皆さんから今後もいただければと思います。
先ほども申し上げましたが、第2釣りが店頭に出ております。
ヘルディオリスナーの皆さん、そして全国の書店員さん、そしてもちろんNHK出版の全国の営業さんからも目撃情報をお寄せいただいていますが、
これからもですね、日々お待ちしております。
皆さんとともに日本地図がピンで埋め尽くされる日を心から楽しみにしています。
エンディングとリスナーへの呼びかけ
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
本日はなぜ3単元目撃マップ企画の多層的な狙いということで、少し大きい話にもなってしまいましたが、本心です。
ぜひ引き続き、なぜ3単元盛り上げていただけますと幸いです。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご意見ご感想をお待ちしています。
Voicyのコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです。
SNSでのシェアもよろしくお願いいたします。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語史研究者のホッタリュイチがお届けしました。
また明日!
19:00

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