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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年1月5日、月曜日。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
本日より仕事を始めという方々も多いんでしょうかね。 今回の年末年始の暦、比較的お休み長かったではないかと思われますけれども、
みなさん、2026年始まりまして、新年の抱負などですね、気持ちを新たに、新しい年始められているところかと思います。
私もですね、このヘルカツ、1月1日より再開しておりますと言いますか、再開と言いますか、止まってないんですけれどもね。
今年2026年は、文字論であるとかスペリングの話、書き言葉の話ですね。
これまでも、わりと注目、注力してきた感はありますが、とりわけ意識してですね、文字の話などをしていこうかなというふうに思っているところなんですね。
さあ、今日はですね、まさにその文字と言いますか、つづり字の話題なんですが、これですね、私自身のコンテンツではないんですね。
今回は、この大ききのヘルティオでもおなじみのコアリスナー、川上さん、やってます通信でおなじみの現役英語高校教員の川上さんですが、この年末年始に相当な時間を割かれたのではないかなと思いますが、あるノート記事を昨日公開されたんですね。
ジャッジに関する考察
ジャッジ、この単語です。
何気ない日常語、基本単語の一つと言っていいですよね。判断するという動詞もあります。
このジャッジという単語ですね。
このつづり字と発音をめぐる川上さんの考察。
これがですね、大変な力作労作ですので、皆さんにお読みいただければと思います。
中身の詳しいところはお読みになればわかりになるということで、今日はですね、なぜこの問題を扱うに至ったかであるとか、そんな周辺のお話をしたいと思います。
まずはですね、リンク先より川上さんのノート記事をご覧いただければと思います。
それでは今日の配信からいってみましょう。どうぞよろしくお願いいたします。
ジャッジという単語に焦点を当てるわけなんですが、なんてことのない普通の英単語という感じはするわけなんですが、
川上さん、英語の教員をされておりますが、やってます通信で知られていますように、
英語史×英語教育というところに、この1年半、2年近く力を入れられているということなんですよね。
そうするとですね、生徒さんからもそのような方向にチクッと差すような問い、
素朴な疑問などが寄せられてくる機会が多いということなんでしょうかね。
素晴らしい質問が生徒さんから寄せられたという話を、私は昨年末のヘルワ忘年会というのをやっておりまして、
私は海外なのでリモート参加で、そして川上さんもリモートで参加されていたんですけれどもね、
そこで何の気なしに持ち上がった話題なんですよ。
川上さんが、生徒からこんな質問が最近ありましてね、という話を聞いてですね、
その場にいたのがですね、やはり英語教員のアリサ、ヘルヴィリアンなどでも常連のノート記事をお書きになっているんですが、
常連の寄稿者ということでですね、このヘルディオでも知られる存在になってきているアリさんもいらっしゃいましたね、リモートで。
それからですね、ケルフよりテラサワシホさん、やはりつづり字に関する話題でですね、記事を連載していますね。
英語語源辞典の方をベースにですね、Aから順に通読していこうというような試み。
テラサワさんはつづり字の研究に関してがあるということで、主につづり字の観点から面白いところをピックアップするという。
これもうすでにですね、半年以上、200回以上続いているというシリーズになってまいりましたが、
この4人がですね、他にもたくさんいたんですが、たまたまですね、ちょうどこの4人がリモートで参加して、リモート組はリモート組でですね、聞き取りやすいんですよ、音声が。
会場でリモートではなくですね、生で対面でやっている回もあったんですが、リモートの方はですね、お互いに聞きやすいということで、
自然とですね、ちょっとグループができてきてですね、その中で川上さんがこのジャッジの話を出されたんですね。
生徒さんによると、なんでこの単語はですね、後頭と後末に両方ともジュッという音が出ると、同じ詩音が出ると。
なのに、綴り辞書はですね、全く異なっていて、JUDGEなどとなっている。
つまりですね、発音記号で書くと、ある意味左右対称になるんですね。
真ん中の母音字がインバーティッドVという、アッの音を表すVを上下逆さまにしたような発音記号ですね。
その両脇をDと4歩から鳴る、あの発音記号ですね。
優勢子系高校外派札音という音なんですが、これで両側を挟まれた形になっていて、いわばですね、発音記号としては美しいわけなんですが、
これがですね、清書法のスペリングの方を見ると、全く美しくないと。
JUDGEというふうに、この同一のはずの詞音部分が全く重なっていない。
カタやゴトウでは1文字のJだけ、カタやゴマツの同じJを表す部分はですね、スペリング上は3文字でDGEなどと書く。
これは一体どういうことなんだという、これはですね、なんとも美しい問いですよね。
発音記号が美しいということがあるわけなんですが、これはなかなかセンスの良い質問をくれた生徒さんなんだなということで、
ただですね、この問題についてはまだ答えが出ていないので、川上さんとしてはまだ返事をしていないんだと、いわば宿題になっているんだという言い方をしたんですね。
そこにいるアリーさん、寺沢さん、そして私もですね、この問題の美しさと言いますかね、川上さんのこのご紹介の仕方ということもあって、大変感心して面白い話題ですねっていうことになって、
これは年末年始にかけてちょっとですね、調べたりしてですね、これ多分ヘルディお聞きの皆さんも、
こういう紹介の仕方をするとですね、確かにと思って関心を持たれるのではないかということでですね、これは是非年始ぐらいにかけてですね、
この問いの面白さを広めていこうみたいな、忘年会のノリですからね、飲んでますんで、そんなノリになったんですよ。
で、それをですね、あの日は私も2回言ったんですが、その次の日ね、この話題だけはしっかり覚えていまして、川上さん、あの昨夜のお話はですね、飲んでいたからということではなく、これは実際にですね、ちょっとやりましょう、やりましょうと言いますか、この問題を世に広めてですね、面白さをわかってもらいましょう、みたいな話を年末にしたわけなんですよね。
私もですね、その話をしていた時からですね、どうしてこんなツールになったんだろうかということをざっとですね、頭の中でその英語詞の、私も英語スペリングの歴史を研究しているもので、頭の中でざっとおさらいしてみたんですが、綺麗にと言いますか、
わかりやすく説明するの極めて難しいですし、そして私のですね、知識の穴もあるので、ちゃんと公式に紹介するにはこれは大変だなぁと思ってですね、川上さんが持ってきた質問です。もっと言いますと、川上さんの生徒さんが持ってきた質問です。
これはですね、大変難しい問題なんだけれども、これは川上さんにですね、ぜひ責任を持ってという言い方をしたかわかりませんが、良い質問でもありますのでね、これは川上さんの功績、あるいはその生徒さんの功績だという点もですね、強調するために、これは川上さんぜひノートでも何でもですね、書いてお出しくださいというふうに、
丸投げしたという背景があって、それでですね、年末年始川上さん時間をですね、結構これは取られたのではないかと推察いたします。これほど生徒の精度の高い記事を書かれて、実は昨日ですね、ノートにあげられて、すぐに私読んだんですが、
考察の深化
その生徒の高さと、極めて慎重にお書きになっている点ですよね。このあたり素晴らしいな、本当に時間かけられたんだなということを思いまして、その忘年会以降のですね、約束通りといいますか、ここまで新年からですね、川上さんが力を入れて調べて書かれたことがあるのであれば、これはヘルディオでもですね、ぜひ紹介してみなさんに、
この問題の面白さと、そして難しさ、これはお読みいただければわかると思いますが、これだけのね、ジャッジ、一語だけのつづり字発音の関係を説明するにも、これはフランス語を持ち出さなければいけない、さらにいえばラテン語を持ち出さなければいけないということと、
英語側でもですね、語英語からの音変化、それからつづり字の変化等々ですね、いろんなことを考え合わせないと、これ解くことができないんですね。
しかもですね、今回川上さんもかなり調べられて、だいぶ充実し、ご自身でも納得されたかと思いますが、ちょこちょことまだわからない穴みたいなものはあると思うんですよね。
私も全く同じなんです。このようにジャッジ、一語だけからでも、こんなに英語紙で話題を広げていくことができるんだ、しかも深掘りしていくことができるんだという、これはですね、ジャッジだけに限らず、結構いろんな事例はあるわけなんですが、今回はこの問題の美しさということとも関わってですね、これはぜひ皆さんにお知らせしたいということでですね、
今日こうしてご案内しているわけなんですね。
いやこれ本当にですね、難しい話題で、私川上さんに今回丸投げさせていただいたんですが、もしですよ、もし私がこの質問に答えるべく調べるのであれば、というふうに軽くシミュレーションはしたんです。
完全にサボっていたわけではなくですね、3つぐらい少なくても観点はあるなというふうに思っていました。
それはですね、一つには、これはフランス語からの釈用語ということはわかっていましたので、これフランス語と英語に関わるこのインタラクションの問題ですね。
フランス語から英語に借りてくるときに、じゃあ元のフランス語の発音とかつづりはどういう形で英語に持ってきたのか、そのまま持ってきたのか、それとも英語化して持ってきたのか、それともその中間ぐらいですね。
大体そのままなんだけど、やっぱり部分的に英語化して持ってこざるを得ないということで、この持ってき方ですよね、英語とフランス語の関係と言いますかね。
このあたりは一つ焦点になるだろうと、これ1点目。
2点目はですね、語頭と語末によって同じ詩音にもかかわらず、それを表すスペリングは異なるという点がこの問題の面白さなんですが、これはですね、音素配列とか、もっと言いますと文字素配列ということですかね。
同じ音でもですね、語頭なのか語中なのか語末なのか、語の中のどこの位置で表れるかによって使われる文字やスペリングが異なるというのは、これ英語のスペリングにもよくある話ですし、その他のですね、ローマ字アルファベットを使う言語、さらにはアルファベットでなくてもですね、このカナであるとかですね。
語のどの位置にあるかによって字体を異ならせるというのは、割と広く世界の文字の現場では見られることなんですね。なので、この文字素配列という観点は、これ今回必須だろうなというふうに思っていたんですね。これが2点目。
そして3点目は、文字と発音、スペリングと発音の問題、複雑にこの両メディアが絡み合うので、これ分けて説明して後で合わせて考えるっていうのが、これセオリーなんですね。複雑なつづり字の話題を考えるとき、これごっちゃにするとわからなくなるので、つづり字の歴史はつづり字の歴史として描いておく。
一方で発音の歴史は発音の歴史として描く。そしてそれをなんとかですね、後から組み合わせようとするっていう、この手順っていうのがセオリーなんですね。なので、このつづり字と発音の歴史を一応分けて考え始める。これが3点目のポイントということだったんですが、これ見事にですね、川上さん、綺麗にこの3点抑えられておりまして、
そこがですね、モーレン会のとき、こういう話はしなかったんですよ。しなかったんですが、川上さんがですね、私だったらこう描くなというような、ある意味私好みのと言いますかね、いうような描き方で、これは自分が描こうとしたらこんな風になるのかなというような、
ある種のデジャブ感と言いますかね、今回完全に調べられたのは川上さんなわけなんですけれども、こういう記事が自分も書こうと思っているし、読みたかったみたいなものがですね、出されてして、大変勉強になりました。
これは本当です。大変、昨日ですね、勉強になりまして、すぐにそのノート、記事にコメントをいたしましたし、今日のこのヘルディオでもですね、ご紹介したかったと、そういう次第なんですね。
まずはですね、このジャッジという一単語の世界からここまで深掘りすることができるんだという英語史の奥深さ、これをですね、示していただいたという点に、まず川上さんに感謝申し上げたいですね。
そして、忘年会の飲んだ勢いでですね、こんなことになったにもかかわらず、その約束をですね、しっかり守っていただきまして、素晴らしい記事を公開してくださいましたという、その点につきましても本当に感謝いたします。
皆さんですね、ぜひこれ、いろんな問題とつながってくるんですね。観点がとにかくいろいろ入ってますので、当然このジャッジ一語にはとどまらない様々な問題に通じると思います。
つづり字と発音の関係
そして冒頭にも述べた通り、今年はこのヘルディオでもですね、このスペリングの話題であるとか、文字の話題、広く文字論の話題ですね、注目していきたいと思っていますので、この今日の会ですね、そしてそれは元ネタ、元コンテンツとしてはですね、川上さんのノート記事が元になっていますということで、これを代々的に紹介いたしたいということでした。
ぜひ皆さんお読みください。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。いかがでしたでしょうか。年始からですね、川上さんの気合いの入った記事を読みまして、私もですね、この力を借りてですね、ヘルカツ、このヘルディオの配信も含めてですけれども、2026年、やっぱり頑張っていこうというふうに決意しました。
ありがとうございました。
それでは、今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語史研究者のほったりうちがお届けしました。また明日!