古英語の紹介
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間にをモットーに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は2026年2月3日火曜日。みなさんいかがお過ごしでしょうか。 本日もメルボルンは
矢良川下半のジョギングに朝から来ておりまして、そのベンチに腰掛けながら撮っております。 最近はこのあたりがですね定位置になってきました。
さて今日はですね、 古英語・中英語初歩試し読み部分の解説シリーズ
1 古英語の母音
と題しまして、ちょっとしたシリーズを始めたいと思っております。 こちら
1月の20日に 出版社・研究者より正式に告知されましたが
伝説的な教科書と言われている 市川さんき松並保町
古英語・中英語初歩 こちらの本が真相を復環するというお知らせが流れたんですね
出版予定はおよそ3週間後の2月25日 ということですでに研究者のホームページから公式にアナウンスされておりますし
アマゾン等で予約注文が開始されております 私はこの本のファンということでですね
1ファン1読者ということでこの真相を復環をお祝いしつつ応援したいというふうに思っております
母音の解説
もうすでにその応援のための様々な活動を始めているわけなんですが このヘルディオでもですね
すでに何度かこの話題をお届けしてきたんですけれどもね
今回はですねもう少し本格的に中身に入っていきたいと思うんですね
もちろん出版前ですので全てを見ることはできないんですが 研究者のホームページには試し読みできるコーナーがございまして
そちらにですね pdf の形で端書きの部分であるとか 後英語書法の最初の部分ですねが
見ることができる形になっているんですね ということでその部分を勝手に解説してしまおうというシリーズになります
今日はですねその後英語書法が2ページから始まるんですが 2ページ3ページあたり続いと発音というところからですね
母音 後英語の母音について記述がありますのでこれをですね
解説していきたいとおもいます どうぞよろしくお願い致します
それでは皆さんもお手元にその pdf 持っていただけているでしょうか
つづりと発音というところですね 後英語を初めて
見るとですね まず現代英語と見栄えが違うというところに驚くんですね
これはいくつか文字が 後英語特有の文字があるということが一つあると思うんですね
それからつづりの様式というのもやはり違いますので 現代まで生き残っている単語も決して少なくはないわけなんですが
それとして認識しづらいと思うんですね ただこれもですね
現代英語と後英語のつづり音の対応関係がある程度わかっていくと感が 働くようになってきますのでこれも本当にあの経験と慣れというところはありますね
習うより慣れよという側面はありますけれども まあ先にですね理論理屈を頭に入れておくとやはりその
勘にたどり着くまでもですね早くなりますので つづりと発音この2ページから始まる部分ですね
だいたいの教本ではやっぱり最初に取り上げられる箇所かと思うんですが では
行ってみましょう2ページの つづりと発音
OE オールドイングリッシュですね 後英語のつづりは原則として音声的で近代英語のように木字
サイレントレターはなくだいたいローマ字流に発音すれば良いか 多少は多い独自のつづり字法もある
ということでですねこれはですね一つ朗報ですね 現代英語と異なり
後英語はですねそのままローマ字通り読めば良いっていうことで初見の単語でも 読み上げることができます意味はわからないかもしれませんが読み上げることは
難しくないですね さあここでですねまぁエンカレッジされていただけるといいと思うんですが
さあ母音子音と別れていまして今日はですね母音の項目を解説してみたいと思います 母音
あええええいおうううの7つの単語音と
あ、え、え、い、お、う、いの超母音がある
OEの写本では常に母音の頂端が示されているわけではないが
本書では母音字の上の線ですね
これマクロンと呼ぶんですが
超音記号というふうに呼んでます
これをつけて超母音を区別した
本書では区別したということでですね
これ写本上はこのような超音記号はありませんので
つまりですね
小英語にはこの7つの母音があり
それぞれが短い場合と長い場合がある
これはどっちなのかというのは
その単語によって決まっている
あるいは文脈によって決まっているので
これはですね
類推して考えながらですね
これは単母音かな
超母音かなっていうことを読まなければいけない
考えながらというよりは
その単語を知っているかどうか
あるいは文脈によってですね
長い短い文脈というより文法によって
と言うべきですね
ということなので
これ示されていないんですよ
頂端
だけども実際には頂端の区別というのが小英語にあり
それが場合によっては語を分ける
あるいは文法的役割を分けるという
非常に重要な役割なので
これ日本語でもあるので分かると思うんですね
おばさんとおばあさん
おじさんとおじいさんというあれです
これ意味を分けますよね
いの母音が単母音なのか
それとも超母音といいますか
伸ばすのかによって変わってしまう
それと同じ重要性を小英語の母音も持っていた
ということになります
ではこの7つの母音に詳しく見ていきますと
まずあですね
これは基本的にはですね
日本語のあと考えてよいです
開いたあというふうに
発音記号上はこちらでは書いてありますね
ファラン
音の区別
マンというような単語があります
これそれぞれ現代語のフェア
行くという動詞としてのフェアですね
それからマンこれは人男という意味のマンです
こんな感じでですね
現代語にちゃんと通じる単語と言いますかね
そのまま引き継がれた単語というのがありますね
ただつづり字や発音が若干異なっている
ということが多いです
あですね
そして次にですね
エです
この文字はですね
アッシュという文字なんですが
エイとイイを抱き合わせたような文字で
これを合わせ文字
合字リガチャというふうに専門的には言っていますね
これは実は発音記号で現れるので
皆さんにもすでにお馴染みではないかと思いますが
現代語ではいわゆる
26文字のアルファベットの中には入っておりません
この合字としてのエですね
ですが古英語では
これが正規の古英語アルファベットというんですかね
この文字セットの中に入っておりまして
普通に現れます
頻度は高い方です
発音はエという発音記号ですね
なのでこれはですね
発音記号として知っている方が多かったかと思いますが
順序としてはですね
まず古英語にあった
あるいは北欧語を含めゲルマン語にあって
それがですね
近現代になって発音記号として復活したというのが
実際の時間軸の流れなんですね
エッシュです
これは非常によく出ますね
例えばafter
これはafterのことですね
それからfather
これがfatherのことということで
現代のエの音に相当するもので
非常によく出てきますね
appleという単語もこのエッシュで書き始めました
古英語の文字ですね
そして次にですね
エ
これはまあ問題ないと思うんですね
ベッドという単語が与えられていますが
エの音になります
それからイ
これも問題ないと思います
フィンダン
ヒットとありますが
フィンダンはfindの意味ですね
それヒットっていうのは
後にhが落ちて認証代名詞の
イットになっていきます
これイですね
ストレートだと思います
それからオウの文字で書かれるものは
開いたオということですが
基本的には日本語のオと考えて結構です
フォルク
ソルクという風に
フォルク
ソロに相当する単語が例として挙げられております
そしてですね
次にユーと書いてウ
これもローマ字通りですので
大きい問題はないと思いますね
ドゥルとか
スンネという単語が挙げられています
それぞれドアサン太陽のほうですね
このような例が挙げられています
そして7つ目の単語の音
母音なんですけれども
これがワイで文字で書かれますが
発音としてはですね
これイという音になります
ドイツ語のユウムラウトの音ですね
あるいはフランス語でユウで綴られる
イとウの中間音という風に
説明されることが多いんですが
これはですね
初めての方はですね
どう発音すればいいのかということなんですが
これはですね
口をすぼめて口を突き出すような
ウ極端なウですね
現代語のウっていうのもこれなんですが
日本語のウはですね
あまり口を丸めないんですね
ですが現代の英語のウとか
その他の多くの言語ですね
ウっていうのは口を突き出して
ウウウと発音するんですが
これまず発音してみてください
ウウウ
この口構えを覚えてくださいね
そしてこの極端に口を突き出した
唇を突き出したウなんですが
発音の瞬間に頑張って
心の中でイを言おうとしてください
イ
つまりウの口構えで
イを頑張って言おうとすると
イ
イ
口構えは発音中書いてはいけません
唇突き出したままね
ウウウのこの口構えで
心の中でイを頑張って言ってください
イイイというイとウの中間音
なんとも中途半端な感じがするんではないか
というあの音ですね
ドイツ語にもフランス語にも
現代あるような発音が
公英語にはありました
少なくとも初期公英語にはありました
ですね
イとウの中間音みたいなもので
Yが出てきたらこの発音ということで
例としてはフランスンとありますね
これは現代英語のフェンセンとなっています
フィルセンですね
この現代の綴りから分かる通り
その後ですね
この唇の丸めが取れて
結局ですねイに集結してしまうんです
公英語の後期末期ぐらいには
もうこの非延伸化
延伸っていうのは丸い唇ですね
非延伸化 唇をすぼめなくなる
丸くしなくなるという変化が起こりまして
後期公英語の頃にはですね
もうイの音と区別なくなっていきます
そして現代に至るということなんですが
公英語ではですね
特に初期ではこの音はしっかり残っていますし
これをですね
イとウっていうこの音をですね
ちゃんと区別しておくと
いろいろと良いことがあります
古英語と中英語の母音
良いことっていうのは何かというとですね
語源的に面白いこと
そして現代語の知識につながっていく
良いことがいろいろとあります
また今後ですね
これも語っていくかもしれませんが
一応のところですね
ワイとあったら
これはイというふうに非延伸化してしまう前の
まだ延伸状態の音
ウだったんだというふうに
捉えておくと良いと思います
少なくともこの本ではですね
そういう立場を取っているっていうことです
さあそしてですね
1.2のところは調母音ということで
それをそのまま伸ばしたものが
調母音ということで
音としてはもういいと思うんですね
どんな例があるかを見ていきたいと思います
まずアーという調母音ですが
これはバートハートなんていう単語があります
それぞれボートハートに相当します
から次はアッシュを伸ばした
アーンですね
これはデードセーンという単語がありますが
これはディード
シーに相当します
次エーという調母音ですが
これはヘイウェイステとあります
これはそれぞれヒーウェイステに対応します
次にイを伸ばしたイーという音ですね
リーフウィーン
これはライフワインとなります
次にオを伸ばしたオーです
ゴードモーナということで
それぞれグッドムーンの意味になります
ゴードという単語ですね
これはグッドになっていく単語なんですが
調音記号がもしなかったら
単母音だったらゴッドというのなり
これは神の意味で
英語からもありました
つまり遮音状はですね
調音記号ありませんので
godと書いてあったら
これは良いの意味なのか
神の意味なのか
文脈を確かめないと
わからないっていうことになります
文脈によってこれは神だなと思ったら
単母音でゴッドそうではなく
良いの意味だというふうに認識したら
ゴードと読み分けないといけないってことですね
二重母音と音の変化
ただこの本は初級本入門書なので
ありがたく調音記号を
調母音にはちゃんとつけてくれている
っていうことなんです
本当はないわけなので
これは適宜ですね
単母音か調母音かっていうのを
しっかり見極めて
原文は発音していかなければいけない
っていうことになりますね
これには少し訓練と言いますかね
語彙の知識
文法の知識が必要にはなってきます
そして次にウーですね
これは例として
Who's outが挙げられています
ハウスアウトということですね
最後にイーの音
これはフィールダンということで
Fire hideということになりますね
7つの母音のタンとチョー
これで14母音あるということになりますが
最後に1.3節
20母音っていうのもありますよ
ということで6つあります
これは母音の組み合わせ技
ということなんですが
その6つ読み上げますと
エアエアエオエオイエイエ
というふうに
やはりですね
全体として短い母音を含むものと
長い母音を含むものっていうのがあって
3セット3ペアあるというふうに覚えればいいですね
エアエアとエオエオとイエイエ
という3つのペア
計6つの20母音ということです
それぞれ例を見てみましょう
エアルムヘアルフ
これはアームハーフに相当します
その長母音版と言うんでしょうか
デイアドエイアスト
これがデッドイーストに相当します
次ヘオルテスウェオルト
ハートソードに相当しますね
その長いバージョンでフレーオン
フレーオこれがフレンド
トリーに相当します
次にヒエルデシエックス
これがシェパードのあの
シェパードっていうのは
シープハードっていうことなんですね
その後半部分のこのハードの部分に相当します
ヒエルデそれからシエックス
これは6のことですね
最後にイエの長母音版イイエです
ヒエランティエン
これはそれぞれヘア
テンを意味するっていうことなんですね
二重母音でありながら
その中にタン超という区別がある
というのは実は類型英論的には
かなり珍しくてですね
実はこの二重長母音って言うんですかね
超二重母音というのは
本当にその超二重母音だったのか
つまりエイエアエイエオイイエ
なんていう発音だったのかどうかというのは
これは古くからですね
論争がありまして
決着がですねついていないですね
泥沼のこれ論争なんですよ
なのであんまりですね
この問題立ち入りたくないので
私も十分に理解できていませんし
これはですね
ストレートに超二重母音があったものだ
という前提で
この語彙語中英語書法でも取り上げていますし
私もですね
そのように語彙語はですね
学んできた経緯があります
これは本当にこの音はあったのか
もっと違う音だったんではないか
的な論争がありますが
ここではですね
深入りしないことにします
二重母音にも単と超があったんだと
ここでは理解しておくことにしたいと思いますね
ということでですね
計14たす6で20
20の母音があったということでですね
これ以外の母音は出てこない
語彙語学習の期待
これがまああの音素のセットということになりますね
皆さん現代語とちょっと異なること
とかですねありますけれども
あるいは超二重母音なんてのもありますけれども
基本はローマ字通りということの意味が
飲み込めたんではないかと思います
エンディングです
今日も最後まで放送を聞いていただきまして
ありがとうございました
語彙語中英語書法試し読み部分の解説シリーズ
パート1ということでお届けしました
語彙語の母音を扱いました
このシリーズですね
どこまで続くかっていうのは
特に決めてないんですけれども
母音をやったからにはですね
次シーンは見ていきたいと思っております
どんな漢字の言語かっていうのがお聞きになるとですね
このシリーズ聞き続けられると
だいたいわかってくると思いますし
まあ何しろですね試し読みできる部分
ここには限定されるわけなんですけれども
今のところはですね
こちらからですね
2月25日の新装復刊
こちらを楽しみにしていただければと思います
そのためにですねちょっと場を温めておこうということで
このシリーズも復刊まで続けていきたいと思います
場合によっては復刊後も続けるかもしれませんけれども
皆さんの反響次第ということでですね
ぜひ今日のこのシリーズ始めということですが
ご意見ご感想等をお寄せいただければと思います
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ほったりうちの英語詞ポータルサイト
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ヘルかつ最先端の場所となっております
それでは今日も皆さんにとって
良い1日になりますように
英語詞研究者のほったりうちがお届けしました
また明日