ヘルカツ活動の紹介
おはようございます。英語の歴史の研究者、helog英語史ブログの管理者、そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
9月24日土曜日です。いかがお過ごしでしょうか。 このところ、日本列島は台風に襲われていまして、毎週末のように新しい台風がやってきています。
今、台風15号ですかね。東京にも近づきつつあるということなんですが、皆さんの住まいの地区ではいかがでしょうか。無事に過ごされることを祈っています。
さて、本日の英語の語源が身につくラジオヘルディオ。 お届けする話題は、
私の最近のヘルカツ報告です。どうぞよろしくお願いいたします。ヘルカツというふうに呼んだんですけれども、これは
HEL
英語史という分野のアクロニムですね。頭文字を合わせた単語ということで、専門的に非常によく用いるわけなんですけれども、英語史とか
The History of the English Language だと長いので、私の様々な英語史に関する情報の発信なんかでは、このHELというのをよく使うんですね。
私のブログもヘログと言っていますが、HELのブログということですね。そして、この番組も通称ヘルディオというふうに読んでいます。
英語史のラジオというぐらいの意味ですね。ということで、私の英語史に関する活動も、私自身の勝手に使っている造語でヘルカツヘルカツというふうに読んでいるわけです。
私は主に大学に所属しながら英語史を研究して、そして教育しているっていうことなので、そもそもが仕事であるということなので、
あえてヘルカツという場合には、どちらかというと広報活動と言いますかね、英語史に関する情報を様々な媒体で発信する、このVoicyヘルディオでもそれをやっているわけなんですけれども、そちらの方を念頭にヘルカツというふうに読んでいるところがあるんですが、近況を報告したいというのが今日の趣旨です。
ケルフコンフェレンス2022
いくつかありますけれども、まず直近で言いますと、この火曜日、水曜日、20日、21日には、ケルフコンフェレンス2022という名前で、いわば私の本部であります、慶応義塾大学文学部英米文学専攻のホッタゼミですね。
と、その大学院とかその周辺を全体として、ケルフというふうに読んでいます。
慶応History of the English Language Forumということで、ここにもヘルが入っているんですけれどもね、このフォーラムと言いますが、実態としては、いわゆるホッタゼミの拡大版という感じなんですが、これでゼミ合宿を行いました。
これをケルフコンフェレンス2022と、少しかっこよく名前を付けて、この火曜日、水曜日に行いまして、ボイシーでもですね、それに関連した生放送のようなことを、他の大学からの講師を呼ぶなどしてですね、少しイベント化した、お祭り化した形で楽しい、そしてためになる勉強会を開くことができました。
このボイシーをお聞きの皆さんにはですね、2回ボイシー生放送をお届けしまして、改めてそれをですね、後日、実際には翌日ですけれども、それぞれ生放送を行った翌日にアーカイブとして提供していますので、今からでもですね、聞いていただければと思います。
それぞれ1時間ということで長いですので、この週末などお時間あるときにどうぞ。
1日目は20日ですかね、20日に生放送し、21日朝にアーカイブとして放送を配信したということなんですけれども、英語バナキュラ談義、岡本博紀&堀田隆一ということで、
後期中英語作品で、中英語時代のロマンスの傑作と言われているサー・ガウェイン&グリーン・ナイト、これについて立命館大学の岡本博紀先生と対談しました。
それから翌日21日に生放送をしまして、22日にアーカイブとして配信しました。
英語に関する素朴な疑問1000本ノック、宮泊博紀&堀田隆一ということで、十数問かな、20問近くいったかもしれませんが、リスナーさんから事前に寄せられてきた英語に関する素朴な疑問に2人の講師、宮泊博紀先生はですね、熊本学園大学で英語書法専門とされている方なんですけれども、
宮泊博紀先生と私とで、いくつかの質問に1時間にわたってですね、やつぎ早に答えていくというような企画をお送りしました。こちらぜひ聞いていただければと思います。
さて同じKELFの企画なんですけれども、これまでですね、英語紙新聞というものを出してきました。
第1号が4月、第2号が7月に出ています。そして今ですね、今度の10月に発行する予定で、英語新聞第3号っていうのを作っている最中です。まさに今ですね、原稿を集めて、そろそろ編集、そして監修という段階に入っていく予定なんですけれども、10月こちらもお待ちいただければと思います。
これはKELFという組織としての活動ということですけれどもね、私も関わっていますので、私のヘル・カツの一環としてご紹介しました。
英語詞コラムと書籍の電子化
それからですね、これは最近に始まったことではないんですけれども、昨年度の頭から始まりまして、もう1年半ぐらいになるんですかね。中高生の基礎英語in EnglishというNHKラジオの講座のテキストですね。
テキストの中で、いわば英語詞コラム、英語詞連載ということをやっていまして、あまりこのVoiceではお話したことがなかったかと思うんですが、大体毎月14日とかそれぐらいに発売されて、月1ということで原稿を書いているんですね。
今月はですね、9月に出た10月号ということになりますが、中高生の基礎英語in Englishの中で連載第19回になったんですが、なぜ単語ごとにアクセントの位置が決まっているのというお題で、このような素朴な疑問を扱うということですね。連載自体のタイトルは英語で謎解き、英語の素朴な疑問ということです。
読者としてはですね、中高生をターゲットとしているということで、私がいろいろと英語詞の情報を配信しているものの中では、最も優しいと言いますか、紙砕いて文章を書いているというところで、そういう意味での気の使い方と言いますかね、書くときの。
なかなかこれ難しいんですけれども、優しく書くっていうのはですね、これをもう19回になるんですかね。そして20回、ちょうど昨日21回分、第21回のものを書き上げたっていう感じなんですけれども、こんなふうに連載続いていますので、初めて聞いたという方はぜひ手に取って眺めていただければと思います。
NHKラジオ講座のテキストということで、全国の書店で手軽に入手できるかと思うんですね。
それから最近ですね、このボイシーの毎回冒頭に唱えることにしているんですけれども、私の2016年の本ですね、研究者から出版されましたが、英語のなぜに答える初めての英語詞。
こちら、皆さんにご愛読いただきまして、おかげさまで7釣りまで増えてきているんですけれども、これが先日、電子書籍としても入手できるようになりました。
また、Kindleなどで購入可能ということで、ますます多くの方にいろいろな形で読んでいただける環境が整ってきたということで、改めてご紹介、ご案内させていただく次第です。
大学の英語詞の授業などでのテキスト、教科書としても使われているということを聞いておりまして、本当に大変ありがたいことですが、かなり私が英語詞に詰め込んでいる思いというものを凝縮した形で本の中で書いておりますので、ぜひ読みいただければ幸いです。
そして来る10月1日土曜日になりますけれども、もう1週間後ですね、1週間後に朝日カルチャーセンター新宿教室にて講座を開きます。
その講座は、英語の歴史と世界英語、英米の英語方言というタイトルでお話しします。
これはシリーズ講座の第3回、全4回のもので、第3回に今度はなるんですけれどもね。
10月1日の午後3時半から6時45分、開催の形態は対面、そしてオンラインのハイブリッド講座として行う予定です。
リアルタイムで出席できなくてもですね、録画したものを後日見られるという仕様でもあります。
よろしくお願いいたします。
ジーニアス英和辞典の改訂
もう2点ほど最近の私のヘルカツについてお話したいと思いますけれども、この11月にですね、大衆館書店よりジーニアス英和辞典第6版が刊行されます。
8年ぶりの全面改訂ということで後悔が待たれるわけなんですけれども、
実は今回の改訂版でですね、新しいコラムが新設されまして、これが英語詞Q&Aというものなんですね。
ここに私が執筆させていただきまして、コラムということで全体としては36件、
つまり辞書の中にちょこちょこっとコラムっぽいものが差し挟まれているっていう、そんな感じなんですけれどもね。
ただの語源の話に終始するのではなく、それだったら語源コラムでいいと思うんですね。
英語詞Q&Aというふうに名付けたようにですね、素朴な疑問をベースとしながら、英語詞の知識を生かして単語だけではなくてですね、
文法であるとか発音であるとか、さまざまなバランスを取っていろんな分野の話題というのを織り混ぜるようにリストを作ったんですけれどもね、36個のコラムを書くことになりました。
こちらもですね、英語学習の最中にパラパラッとめくってコラムがあったと見つけたら、ぜひ読んでいただければと思います。
非常に短いコラムがいくつかあるということですね。読み切りお楽しみという感じで、英語詞の面白さへの窓口となれば良いなと思っております。
そして最後にですね、私、Twitterアカウントで英語詞情報を流すということもやっておりまして、
この8月末ぐらいからですかね、いわばシリーズといいますか、ハッシュタグを英語詞小ネタという名前のハッシュタグを作りまして、
それでブログであるとかこのVoicyなんかでも普段語っているような英語詞小ネタを単文で投稿するということをですね、これ不定期なんですけれども、
昨日なんかはたまたまですね、天気も悪くてずっと家にいたこともあって、ちょろちょろと何件か投稿してみたんですけれども、
これをですね、できる限り不定期かもしれませんが続けていきたいなというふうに思っていますので、英語詞小ネタを眺めてみると面白いかなと思っています。
TwitterアカウントはこのVoicyのプロフィール画像のところのTwitterマークっていうんですが、鳥のマークのところをクリックすると飛べるはずですので、そちらから最新のものなどを眺めていただければ幸いです。
このような形でですね、最近の私のヘルカツということで報告させていただきました。
何よりも私のヘルカツのベースはこのVoicyヘルディオとヘログというブログですね。
これ何せ毎日更新しているということで、ここがベースになりますけれども、皆さんに有益な英語詞情報を日々お知らせしていきたいと思います。
今後も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
ホッタリュウイチによるヘルカツ報告でした。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
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それでは台風の土曜日ですけれども、無事に、安全に、そして楽しい1日をお過ごしください。
ホッタリュウイチがお届けしました。
また明日。