2025-10-16 50:48

#453. 意味の曖昧さ4種

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に #意味論
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サマリー

今回のエピソードでは、英語史における多義性や言語化の重要性について議論がなされています。リスナーからのコメントを通じて、言葉の背景や社会的制約が深く考察され、タブーに関する見解も交えられています。このエピソードでは、言語化とその難しさ、さらにタブーの役割が深く掘り下げられています。特に、流行語の影響とそれに対する批評が議論され、共同体の維持における言語の重要性が強調されています。また、維新や無意識的習慣についての議論も展開され、辞書編纂や語源学に関する意見が交わされています。教育現場におけるコミュニケーションの重要性についても触れられています。さらに、ヘルビリアンの2025年1月号に向けた進展やヘルカツの充実した活動、年末年始に向けた期待感についても語られています。

英語史とウェブマガジンの発行
英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオヘルディオ。英語史をお茶の間に思っとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は12月29日日曜日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
一つ重要なお知らせです。昨日12月28日にプレミアムリスナー限定配信チャンネル英語史の和のメンバーであるヘル和の皆さんヘルメイトと呼ばさせていただいていますが、ヘルメイトの有志の方によるウェブマガジンがですね、毎月28日に発行されております。
こちら今年の10月から始まったんですね。10月28日、11月28日、そして昨日です。12月28日ということで、第3号こちら名前はヘルヴィリアンと言います。
ヘルはHistory of the English Languageですね。さらにヴィルっていうのは村、町っていうことですね。それに何々の人という意味の設備字をつけてヘルヴィリアン全体で要するに英語史市民というぐらいの意味ですかね。英語史村民と言いますかね。こういった名前のウェブマガジンを有志で発行していただいています。
私はですね、編集制作の様子は実は見る立場にはいるんですが、実質上ほとんど関わっていないっていう感じなんですね。ヘルは皆さんの有志で作られているということなんですが、この第3号が出ました。
毎月発行ということですので、今月号12月28日、昨日出たものは2025年1月号ということになりますね。こちら発行されました。この冒頭チャプターにリンクを貼っておきますので、ぜひゆっくりとお読みいただければと思います。年末年始の英語史の学びに最適かと思います。
しかも皆さんと同じリスナーの方々が有志で作っている様々な記事を集めてリンク集にしたものと言えばわかりやすいですかね。そのようなウェブマガジンになっております。
ぜひノート上で展開しているものなんですが、こちらフォローいただいたり、あるいは各々の記事にコメントをつけていただけますと、各執筆者の方、きっと反応していただけるんではないかなというふうに思います。私も個々の記事に反応したり、執筆者の方々とコメントを通じて交流したりということをしております。
そして皆さんがこのお聞きのヘルディオ、あるいはプレミアムのヘルワのリスナーでもいらっしゃるので、いろいろな形で多次元的に交流が行われているということなんですよね。このように活発な感じでヘル活、英語史活動が行われていると、その外の世界にもなんとなく評判が伝わっていくものだと思うんですよね。
そうしますと、なんだかわからないけれども、英語史、英語史界隈、盛り上がっているらしいよ、みたいな噂が立つということをですね、我々は狙っているんですね。やはりいくらですね、アテンションエコノミーの時代とはいえ、いやむしろそうだからこそ口コミみたいなものが大きいですよね。英語史、本当に魅力的な分野だと思っております。
だからこそ、こうして毎日お届けしているということですので、ぜひ皆さんにはですね、この英語史の世界を広げていくこちらの活動にご支援いただければと思います。
このお聞きのヘルディオをSNS等でお知らせいただいたり拡散していただくということもそうですし、ウェブマガジンヘルヴィリアンの各記事にポチッといいねを押していただく、そうした本当に地道なですね、皆さんの応援がいずれ身を結ぶはずだというふうに信じながらですね。
このように発信しております。ぜひご協力お願いいたします。
それでは今日は日曜日ということでですね、コメント返し行ってみたいと思います。
今年最後の日曜日ですので最後のコメント返しとなりますね。
今週もたくさんコメントお寄せいただきました。
そちらを紹介していきたいと思います。
それではどうぞお聞きください。
12月22日、1週間前日曜日ですね。
1週間前のコメント返しにもコメントついておりますので、そちら読み上げていきたいと思います。
まずチャブダイさんです。
1299回書き言葉の3つの機能のコメントを聞いていて、漫画地、地球の運動についてに出てきた文字はまるで奇跡ですよというセリフを思い出しました。
文字が読めない方から文字が読めるってどんな感じなんですかと質問されての答えです。
あれが使えると時間と場所を超越できると続きます。
地動説を唱えるといたしんもんされてしまう時代が舞台の漫画ですが、学問を学ぶ方には響くと思います。
ただ拷問の描写がちょっと痛々しいので、それで脱落される方が少なからずいるのが残念です。
というふうに、書き言葉の話からここまで想像力を広げられまして、ご案内いただきましたね。
確かにそうですよね。文字、気づいたら読めるようになっていたというものにとって文字が読めないってどういうことか、これ想像するの難しいんですよね。
これですね、中英語の綴りを研究するときに関わってくるのがまさにおっしゃる点なんですよね。
我々想像できないんですよ。文字が読めないであるとか、あるいは一つの単語に複数の書き方があるというのは、頭では事実として理解していても、それがどうにも下せないんですね。
それでどうやってうまく使いこなしていたのとかですね。これ想像力の問題ですよね。
はい、ありがとうございます。白石さとるさんです。
英語本来語に関する説明ありがとうございました。特診が行きました。どうも私は言葉の定義やら語源やらにこだわりすぎる嫌いがあるようで、余計な手間を取らせてしまい反省しております。
いや、とんでもないです。この本来語というのはどこからの話なのかっていうのは、これ極めてですね、デリケートな問題ですね。
確かにわからないんですよ。線引きどこからすればいいのかっていうのは、このヘルディオでもですね、英語史の時代区分みたいな話散々やってきましたけれども、それに類するところで、きれいに線引きができないっていうのが現実ですよね。
それを押し殺してですね、わかったかのように語り続けるという、この大人の嘘つきっていうのも必要なのかなという、これ学問にはつきもんだと思うんですね。
はい、ありがとうございます。川上さんです。日曜英語シクイズ投稿しました。今回はアメリカで生まれた語彙、どなたもお楽しみいただけるはず。どうぞお気軽にご参加ください。
ということでですね、そうでしたね。この時にご案内いただいて、これ私見事間違えました。私、この英語史クイズですね、どうも苦手なんですよね。
はい、なのでですね、川上さんの質問にはだいたいですね、はまってしまっていると、じゅっちゅうにはまってしまっているということなので、これから対策を考えていきたいと思います。
今日、日曜日なのでね、また川上さんがクイズ作られている頃なんではないかな、公開されていることなんではないかなと思います。はい、皆さんぜひお付き合いいただければと思います。
海塩さんです。すみません、今週のコメント対象はお休みさせていただきます。次回からまた頑張りますということなんで、今日次回ですね、頑張っていただけるんではないかということでプレッシャーをかけておきたいと思います。
言語化のタブーと議論
海塩さん、よろしくお願いいたします。ノリノリさんです。景気の良いノリノリです。いいですね。マルタに出かけられていたノリノリさんですね。はい、ありがとうございます。マルタのヘログ記事リンクありがとうございます。
マルタ語はアラビア語編集の交互に源があるのですね。地名などの固有名詞ですら英語とは全く似ても似つかない発音なのに、アルファウェット表記だったので、とても不思議に思っていたところでした。交互からスタートした言語だからということなんでしょうねということで、
マルタのですね、ご経験とか言語生活っていうと大げさですけれども、どんな感じでしたかっていうことをですね、また改めて報告いただければと思いますね。特にその辺りの報告を期待しているのは、ヘルワメンバーですので、よろしければヘルワにお入りいただければと存じます。ノリノリさん景気良さそうなので、お誘い申し上げました。個人的にすみません。
同じ12月22日の日曜日にヘルワをお届けしてますね。英語しのは227回ヘルワ忘年会の二次会よりお届けします。
その1日前の土曜日にヘルワ忘年会二次会を行いまして、それで収録したものが土曜日中にはアップできず、多分私が酔っ払っていたからだと思うんですよね。翌日に配信しましたという流れですね。
普段、日曜日ではなく土曜日にお届けするんですが、こんな感じで日曜日にお届けするという時もこれまでもたまにありましたね。だいたいこのオフ会の日だったと思います。
はい、ということでご紹介まで。月曜日の配信会です。1303回言語化してはいけないことがあるタブーの存在ということで、これ私もう4回目ぐらいなんですかね。
昨年から1年半ぐらい前から続けてきた話題で、今年ですね、日本のこの流行語大賞賛成堂の辞書編参者による流行語大賞がたまたま言語化というこれだったので、これまで私この言語化についていろいろ語ってきまして。
流行語大賞になっちゃったので、もう1回これお届けしないわけにいかないなということでお話したというそんな流れなんですよね。
これがなかったら別にしないで流したタイプの話なんですけれども、話してしまうとちょっと強が乗ってしまうので、いろいろといつもよりちょっと強めの話をしたことになるのかなというふうに感じております。
そこに皆さんコメント寄せてくださいと言ったので、大変多く寄せていただいてね。本当にありがとうございます。すみません。私の勝手な個人的な言語感って言いますかね。好きな言葉嫌いな言葉みたいなそれだけのコーナーになってしまったんですが、反応いただきましてありがとうございます。
すごくいただきまして、スレッドも伸びていまして、ちょっと全部お話はなかなかできないかと思うんですが、ぜひお読みいただければと思うんですね。
この3つが混在している印象でした。特にビジネスの文脈では③が多い。確かにいろんなレベルがあるっていうところが、言語化というのをどう捉えるかプラスだったりマイナスだったりっていういろんな意見が出得るところなのかなということですね。
要するに多義ってことですかね。確かに問題になる言葉って多義性を帯びていますよね。この多義性にもいろいろな多義性があるんだよっていう話は、このHeldioでも実は1回分析的にしたことがありまして、ちょっと貼っておきましょうかね。後で調べてリンク貼っておきますけれども、そこのポイントはあるかもしれませんね。
これ気づきですね。白井さんありがとうございました。大変有益なコメントをいただきました。ライブリーオールドファートさんです。
そもそも言語化が流行った背景で、昨今の日本にはびこっているわかりやすさ、市場主義を撲滅したいです。簡潔でわかりやすいことってそんなに大事?タイパーを重視する昨今の流れや世代間の分断によって、言葉にせずに異心伝心で伝わることが少なかったことも影響してそうですが、
わかりやすく言ったは伝えた奴が偉いって風潮には誰かが警鐘を鳴らした方がいいですし、そもそもその背後では相手と対等な関係を築かず話を理解できない子供以下、かっこ下手したら赤ちゃん並みに扱っているようで極めて不尊で失礼だと思います。
だいぶりオールドファートさん、意気通っていらっしゃいますね。私も何に意気通ってるんだろうかっていうそもそものモヤモヤがありますね。これを言語化することが大事なんだという風に言われそうですけれどもね。
次に加賀田さんから始まって伸びているスレッドです。タブーとはやや違うかもしれないんですが、言葉を発するよう促されたことで大変な目に遭う話として、シボレスの回のことを思い出しました。
ということで、シボレスですね。これはタブーであるとか暗号という話題と関係するんですが、723回ですね。こちらリンクを貼っておきたいと思いますので、ぜひ聞いていただければと思います。
シボレス、試し言葉、言語の恐るべき排除機能ということですね。これ、私が好きなタイプの議論で、このHeldioでもお話ししたことがあったということで、こちらご参照いただきました。加賀田さん、ありがとうございます。この後もいろいろと面白い議論が続いております。加賀田さん、海塩さん、そして私も参入したスレッドコメント欄となっております。
ぜひじっくりとご覧いただければと思います。
海塩さんです。私の周囲の環境は言語化できないしない方がいいというのが常識。本当に賢い生き方だという雰囲気なので、だいぶ受け取り方が違ってきますね。
この後、スレッドが継がれまして、甲さんも参入されていますが、確かに言語化しない方がいいというコミュニティがあったり、言語化するのがいいというコミュニティがあったり、一本ではまとめられませんよね。
言語化の難しさ
いろいろな共同体があるという、このあたりは都市と地方という話も出ていますし、いろいろなパラメーターの違いで出てくるのかなとか思ったりしますよね。男女もそうですし、世代差もそうですしね。
そういう意味で言いますと、なかなかこの言語化っていうのはやっぱり難しいですよね。難しいと言いながら流行語対象になっているということはある程度の合意があるということなんでしょうかね。あるいはこの流行語対象っていうものすら、やはり昭和の時代とは違って別に一つの言葉に過ぎずですね、みんながこれを流行だと認識しているわけではないということもあるかもしれませんね。
実際、これ日本語だけではないですけども、これが流行語対象なの?初めて聞いたよっていうケースも少なくないと思うんですよね。このぐらい今、社会が一応でないと言いますかね、いわゆる分断されてきているっていうことなのかもしれませんね。
このあたりも含めた流行語対象の批評、クリティシズムっていうのは通常的にやると結構面白いかもしれませんよね。
西尾さん、ありがとうございます。グレイスさんです。言語化ではなくタブーについてなのですが、タブーはある共同体が社会を維持していくために存在するのでしょうかね。言語の規範であり、さらにはその規範を理解しているかで内と外を見分けることができる。
そういうことだと私は考えています。このタブー問題ですね。古今東西に存在するのはそういうところなんではないかと思います。
次、アップさんです。耳障りです。言葉で言い表すを3文字で済ませる便利さから使われている面もあるかと思います。
なぜ耳障りかというと、数年前までは聞いたことがなかったからかしら。化けさせなくても思いの中に言語はあるのだとも言いたいです。
はい、ありがとうございます。アップさんは言語化廃止論者ということですね。私にも近いのかもしれませんが、私もですね、ただね、こういう議論をした上で言うんですけれども、結構言語化って使ってるんですよね。
はい、ごめんなさいっていう感じなんですが、なんか便利なんですよね。だから流行語になったんだということであれば、やっぱり私ね、言語を専門にしてるんで、もうちょっと深く批評をしなきゃいけないですよね。
いやー、今までのところ結構浅いなと思い直した次第です。はい、すみませんでした。
こうさんです。先生の危惧しているように、もし行き過ぎた言語化思想が広がった場合、そのアンチテーゼが必ず出てくるのも言語だと思います。現にホッタ先生がいらっしゃいますし。
タブーと共同体
ということで、本当にですね、うっちゃりで言語化嫌いというふうに言語化してるのはホッタではないかというお叱りとお受けいたしました。確かにそうなんですよね。今さっき述べた通りですね、私は結構言語化という表現、好きで使ってるんではないかという疑惑も持ち上がってきました。
これもですね、皆さんに対してこの思いを言語化し、このボイシーヘルディオでお伝えしたことによって、皆さんがこれにコメントという形で言語化し、それを受け取ったときに私がこの事実に気づいたという流れで考えると、まさにこうさんのおっしゃっている通りなのかもしれませんね。
海塩さんがこちらにむちゃくちゃ鋭いと反応いただきまして、スレッドが続いております。いや、これも含めましてね、私、この言語化問題について昨年、もう1年数ヶ月前からですね、しばらくとどめていたんですけれども、今年流行語大賞になったっていうんでね、久しぶりに取り上げてみました。
これを言語化したところ、皆さんの言語化によって私もですね、ちょっといろいろわかってきたということがありますね。わかってきたんですけど、まだちょっと言語化できない段階なので、言語化は控えさせていただきますということになります。
クリスマスイブ、24日火曜日の配信回ですね。1304回です。You'll、あるいはメリークリスマスということで、このよく知られた叫び、メリークリスマスの前身は英語では何だったのかということを探ってみた回だったんですね。
こちらコメントをいくつかいただいております。リーミンさんです。北欧では今もYouと呼ばれていて、挨拶も例えばスウェーデン語ではGod you、英語のgood youに相当なので、You'll、復活の目はあるかもしれませんね。
なるほど。北欧語ですね。私もチラッとデンマーク語は勉強していたことがあるんですが、それをですね、生活の場で使うという機会はなかったので、クリスマスに何というかまではですね、たどり着かなかったんですが、スウェーデン語God youですか。
なるほど。そうしますと、これは英語のYou'llもですね、復活の目はあるかもしれませんということで、そうですね。まさにこのヘルディを通じてですね、毎年クリスマスの時期言っていきましょうか。You'llって。こっちの方がね、一音節で発音しやすいですね。
リーミさん貴重な情報ありがとうございます。そしてミーさんがいいですね。You'll with herという感じで投げていただきまして、まさにそういう日でしたよね。ありがとうございます。
かがたさんです。紹介ありがとうございます。リスナーの方にお役いただければと思います。かがたさんの記事ですね。ドイツ語でFoei Weihnachten。こちらの起源であるとか、語詞についてご紹介いただいたというところでしたね。
ドイツ語にYou'll関連の単語がないか探したところ、手元の学習用辞書にはYou'll clapというのがありました。匿名の人が家に投げ込んでくるクリスマスプレゼントといった意味だそうですが、そんな風習がどこにあるのかしら。You'llそのものはルーデンに出ていました。
そして先生に連れて私も挨拶Foei Weihnachtenがいつからあるのか気になってきてしまいました。もしかして来年の宿題ということで。どこから始まったのかっていうところはこれからということですね。ぜひ宿題にしていただいて、またお教えいただければと思います。ありがとうございます。
文字言語さんです。イエスの聖誕は羊飼いが戸外で晩をする時期で、真冬ではなかったのですが、キリスト教がローマ・ゲルマン化する過程で各地にあった当時の祭りを吸収していったので、聖書起源ではない、祝祭を祝うべきではないという改革派、英米では特にピュリダンの人たちがクリスマス禁止令を出すこともありました。
強弱実理的なギリシア・ローマ、自然神秘的なゲルマン・ケルト、戒律禁欲的なユダヤ、ヨーロッパはこの3要素の綱引きですね。時代によってお酒に対する見方も左右されるため、祝い方や掛け言葉にも世相が反映されるのでしょうね。
そうですね。極めて重要な指摘にありがとうございます。時代によってお酒に対する見方も左右される。これはお酒にポジティブな時代であると生きやすいなと思いますね。
最後にグレイスさんです。掛け声や挨拶の移り変わりというのは、いろいろな角度から探ることができて面白そうですね。新しい掛け声が広まったとしたら、それは例えば文化や概念の輸入があったのか、それらの言い方を身につけることによって社会の価値観が学ばれ、強化されていくのか、言葉だけでの問題ではなくなりそうです。
そうですね。極めて社会的な問題であって、言葉そのものの問題というよりは、社会言語学の問題なのかなと思いますね。ファティックコミュニオンという用語で語られることが多いのがこの挨拶だと思うんですよね。
このわれわれヘルディオ、ヘルワのコミュニティではすっかり飲み会の挨拶がなぜか小英語のウェスハールになっております。これ小英語なんですけれどもね。そして今回クリスマスの掛け声としてユール、これは初期近代英語ということなんですね。
なのでクリスマスにユール、ウェスハールと言ったらある意味アナクロなんですね。ユールは初期近代英語記、ウェスハールは小英語記ということでこれが共存した現実的な時代はないということなんですが、言葉は復活させられます。
この両表現、初期近代英語記に叫び声として使われたユール、それから小英語に典型的に使われたウェスハール、これを現代に持ってきて両者をいっぺんに表現する。つまりユール、ウェスハールとしたのは通じ的に見るとアナクロ、時代作語ということになりますが、
いやいや、現代に持って帰ってきてすべて蘇らせたんだよといえば、現代英語の境地的にはOKということになりますね。つまり流行りさえすればです。流行らせさえすればっていうことなので、これぜひですね、いきたいと思いますね。
言語と文化の関係
1年後ではありますが、ちょっと私も覚えてるか不安なので、忘れてたらですね、みなさん突っ込んでください。1年後、クリスマス前に言う言葉、ユール、ウェスハール、これでいきましょう。DIACHRONIC GREETINGS、英語指摘で良くないですか。
クリスマスイヴの日の夕方ですね。まさにイヴには英語指摘は228回。こちら、高校生からの素朴な疑問。川上さん通信13。こちらをお届けしました。聖なるイヴにこの話題というのはですね、なかなか面白いんではないかなと思ってやってみたんですが、いや、大問2つが出ましたね。めちゃくちゃ大きな問題2つにですね。
川上さんが答えるという、そういう記念碑的な回となりました。イヴにふさわしかったと思いますね。気になる方はぜひヘルワに今からでもお入りいただければと思います。12月分すべて聞くことができます。
12月25日、クリスマスの日ですね。水曜日でした。1305回、英語つづり字におけるフランス語の影響。月刊フランスの連載記事第10弾ということで、こちらですね。今年度、白水社から出版されております月刊誌フランス、ひらがなで4文字でフランスと書くんですが、こちらで英語誌の連載を書かせていただいております。
その第10弾ということで、英語つづり字に実はフランス語のつづり字集間がかなり入り込んでいますよというお話を書きました。このヘルディオでも過去回にいろいろな形でですね、この話題をお届けしているんですけれども。
今回改めてですね、この記事が掲載された語、これがですね、またフランス100周年号というとんでもない記念的な号だったんですね。なので特集がいろいろ組まれていて、その中で英語誌連載っていうのはですね、お呼びでないので小さくですね、端っこの方にいたんですが、あの少なくともですね、このような100周年号の機会に立ち会うことができたということをお伝えしたいと思います。
本当にこういう形でですね、白水社の月刊誌フランスに関わらせていただいたというこの巡り合わせですよね。私フランス語も好きですので、本当に陰ながら小さく英語誌の記事を書かせていただきました。ご関心がある方はですね、ぜひお読みいただければと思うんですね。
はい、ありがとうございます。りみさんからコメントいただいております。
Joyeux Noël! 記念すべきフランス100周年号への連載掲載おめでとうございます。
ありがとうございます。さて、ルルウェなのですが、もしかしてツルウェだったという可能性もあるのだろうかと気になってきました。
はい、これ何のことかと言いますと、今日のツルウェですね、毎日やるというよりは不定期で最近になってきましたけれども、DUで始まるんですね、ツルウェが。
これ、どういう発音ですかね、本当にドゥっていう可能性ありますかね、みたいなことを話したところですね。
Dに限りなく形が似たTHを表すSの文字ですね。これと見立てて、つまりこれはTHと見てよいのではないかというご指摘かと思います。
はい、その通りだと思うんですね。DというよりはこのTHSと見立てた方がよっぽどですね、可能性があるのではないかということでご指摘いただいたかと思いますね。
もう本当にその通りだと思いますね。DUではなく、やっぱりこれはですね、Sということなんで、Sなんだと解釈したいと思います。
りみんさん、ありがとうございます。
そして、フランス語師がご専門のカミンさんがそちらに対して反応、コメントをいただきまして、フランス語における発音不合の話題を取り上げていらっしゃいます。
専門的ですが、本当に勉強になりますね。これこそ本当にヘルはやっていてよかったなという、本当に高度な勉強になるコメント、りみんさん、カミンさん、ありがとうございます。
グレイスさんです。
つづり字ですと、外国語の監修を受け入れる場合、意図性が高いのでしょうか。目に見えて判別しやすいですから、維新など何らかの目的のために取り入れるのかなと思ったのですが、両言語に通じている人にとっては無意識に移ってしまうこともありそうですね。
その通りですね。私どちらかというと社会言語学の立場から見ているので、維新維新というふうに言いがちです。上の人が使っているからそれを真似て、下の人が維新を求めて真似するんだという言い方をすることが非常に多いんですけれども、一方でグレイスさんがご指摘いただいたように、
維新と無意識の習慣
維新維新という積極的な意図があるというよりは、無意識にこれを使い続けたから習慣で移ったんだよねということも多分にあるのではないかという指摘ですね。そうだと思います。
これどの程度が維新でどの程度が無意識の習慣なのかというのがわからないところがありますよね。結局モチベーションというのは心の問題ですのでわからないところがあります。なのでこれを記述する際にどっちよりかみたいなものがある程度反映されて説明出てしまうというところはあるかなと思います。
私はグレイスさんのみならず、これまでいろいろ指摘されたことがありまして、ちょっと維新維新言い過ぎじゃないのというようなご批判を受けたこともありますね。あるかもしれません。最終的にはどれぐらいの割合で維新なのか習慣なのかってわからないんですけどね。わからないので確かにそうなんですよね。
これどう解釈したらいいですかね。ここすごく面白い議論だと思うんですよね。ちょっと格差格差言い過ぎじゃないの。維新ってことは上下を意識するんでね。格差があるってことなんですよね。それに対していやいや習慣でしょっていう言葉ってそういう側面もありますからね。これをどう考えるかという立場の違いなのかなというふうに思います。
これはなかなか解決はできないのかもしれませんね。スタンスみたいなところなのかなぁとも思います。はい、新たな気づきグレイスさんにもいただきました。ありがとうございます。
1306回ですね。木曜日の回ですか。英語語源辞典の語源学解説制度区パート3引用語比較言語学の学習をたどるということで、ケルフのメンバー3名とともに4人でお話ししました。
こちら地味に人気のシリーズですね。英語語源辞典の緩末の語源学解説と呼ばれるところですね。普通に日本語で書いてあるところなんですが、それをひたすら読んで解釈したりおしゃべりしていくっていうただそれだけなんですが、ある意味一番コストかからないんですが、実はそこそこニッチな方々に受けていると言いますか、指示をいただいているんですね。
それで年末にケルフの大学院生が集まったところでお届けしたという、そういう次第なんですね。
リーミンさんです。語源学解説1人ではなかなか読み進められないのでありがたいです。次回ですが2.1。
引用語族にかかる1651ページの客注がありますので、それを読む回を期待しております。そんなのありましたっけ?すごいですね。ここまで細かく指定されるとですね、これなかなかやらざるを得なくなるみたいなところありますが、それにしても藤原さんも寺沢さんも出てくる人名をスラスラと読み上げられているのがさすがと変なところに関心しておりました。
ということでですね、難しい名前多かったですよね。ヨーロッパ系の方々なんですが、ハンガリー人がいたりですね、何人かわからないような比較言語学者も多くてですね、これそれぞれの通じ字がありますのでね、これどう読むんだろうかなっていうのは確かにわからないですよね。
最初にリーミンさんがおっしゃりました語言学会社で一人ではなかなか読み進められないっていうのは、これ我々もやってる側も一緒でこんなさすがに成読したことないですよ。この機会なければ。そこで気づくことあるんですよね。やはりこのみんなで読むといろんな目で見ると一人では気づかなかった点っていうのがあるので、やっぱり成読って尊いですよね。
はい、そんなことを思った回でした。
言語学だけでなく、考古学や人類学などの英知を寄せ集めたとしても、今後も憶測の域を出ないロマンに留まるんだろうなと思います。
はい、おっしゃる通りですね。ありがとうございます。
グレイジさんです。
ケルフの皆さんのお声を聞いたのはとても久しぶりな気がします。
そうですね、意外とこの楽器はなんか私も忙しかったり、大学院生と一緒に録るっていう機会が、英語シーライブ2024で大学院生の皆さんですね、ケルフがもう完全に働いていただいて、ちょっと年少気味になっていたっていうのはあったかもしれませんね。
ちょっと休もうか的な雰囲気に、私がなってたかなっていう気がしますね。
楽詞について、普段あまり触れる機会はありませんが、ある枠組みの中での当たり前が決して敷衍的ではなく、なぜどのようにその当たり前が生まれたのかがわかり、面白そうですね。積み重ねによる重みを感じられそうです。
うん、面白いですね。いつも貴重なご意見ですね。
グレイジさんありがとうございます。
ジャックさんです。
辞書の判例や端書きなど、実は辞書編さんの方々が思いを込めて執筆されているにもかかわらず、読み飛ばされがちなのは本当にもったいないなと感じます。
特にKDEの語源学解説はこれだけ単体で発売していただきたいので、これを先生の番組で取り上げていただけるのはありがたいです。
年末にケルフオールスターズのメンバーの声を聞けて大変楽しい番組でした。
今後も継続よろしくお願いします。
ありがとうございます。
これはですね、出演したケルフのメンバーも喜ぶと思いますね。
ぜひですね、来年も同じような形で続けていければと思います。
そしてもう一つですね、これあの研究者の出版社の研究者の方々もですね、これは嬉しいコメントなんではないですかね。
特にKDEの語源学解説にはこれだけ単体で発売していただきたいので、これだけ単体で発売していただきたいので、これだけ単体で発売していただきたいので、3回繰り返しました。
これ考えていただけませんでしょうか、研究者さん。本当にその通りだと思います。
教育現場のコミュニケーション
さあ、1307回金曜日の回ですね。
サクダイラ1000本ノックの振り返り with ミイさんということで対談会となりました。
こちら一部リスナーさん界隈では大変評価いただきましてね。
私も本当に新しい体験でしたので、この年末にですね、本当にちょっと来年からのですね、ヘルカツに影響を及ぼすようなですね、ちょっと刺激の強い体験だったんですよね。
それでぜひホストのミイさんと改めてですね、対談会で総括したいなということでお声掛けさせていただき、対談が成立いたしました。
コメントいただいております。プリッツさんからです。
サクダイラ1000本ノック、本当に楽しく拝聴しました。お子さんたちの質問が鋭いので、こちらも大変勉強になりました。
また、ホタ先生が質問者のお子さんに真摯に、ときとして悩みながら回答されていたのが素敵でした。
今回のイベントを通してお子さんたちの心に刺さる何かがあったように思います。
お子さんのコメントもどれも素晴らしいです。
ミイさん、関係者の方々お疲れ様でした。
ということでプリッツさん、本当に身に余るコメントをいただきました。嬉しいですね。
本当に子どもたちですね、生徒さんたち、頑張ってくれましたね。緊張もありましたし、その後ですね、息で折れていた子もいましたけれども、
本当によく頑張って付き合ってもらったなということとともにですね、何か1%でも2%でもあの体験がですね、残ってくれるといいなと思いますね。
つまり疑問を抱いて、それを発してちゃんとですね、周りの人がというか大人が答えるという、この当たり前のようで意外とないコミュニケーション形態っていうんですかね。
これが良かったのかなというふうに私自身も思っていますけれどもね。
ありがとうございます。グレイスさんです。グレイスさんはもう直接その場に言わせていただいたヘルワメンバーですのでね。
教室だよりも拝見しました。多様なバックグラウンドをお持ちのヘルメイトの方々と知り合うことで私自身の世界が広まっており大変ありがたいことです。
ヘルディオリスナーの皆さん、ぜひヘルワにお越しくださいということで、グレイスさんを通じてですね、ヘルワへのお誘いということですね。
ぜひよろしくお願いいたします。今月もほぼ出揃っておりますし、正月無料ということになっておりますのでね。
あるいはですね、新年になってから、よしこれからヘルワ聞くぞという形でも構いません。
ぜひですね、仲間になっていただければと思います。よろしくお願いいたします。
ライブリオールドファートさんです。生徒さんたちにはいい機会になったんじゃないかなと思います。
大人になると疑問を抱くことはなおさら少なくなるので、問いに答えてくれる身近な大人の存在は子どもにとってもありがたいですね。
特に日本の学校では生徒が疑問を抱き、先生に質問するという土壌が伝統的に育っていないところありますから、
今後もこういう試みは続けてほしいです。ということで、エールを送っていただきました。ありがとうございます。
私も本当に今回初めての機会で、この面白さといいますかね、やりがいというのに気づきました。
このような機会がもしですね、次にありましたら、こういう機会は逃さないでいきたいなというふうに本当に思います。
コメントありがとうございました。
そして、金曜日のその夜に英語資能は229回ですね。本来木曜日にお届けする予定だったんですが、実は木曜日は収録会がありまして、
その日にですね、ヘルワーを撮ることができなかったということで、1日遅れでお届けしたということなんですね。
英語資能は229回、年末収録会が楽しすぎました。生配信ということで、そうですね、生配信で午後6時からお届けしたということでした。
その前日の収録会の総括といいますかね、雑談的に楽しかったですね、みたいな話をしたという、それだけの回なんですが、
いやー本当に楽しかったんですよね。ですので、この雰囲気を味わうべくですね、ぜひヘルワにこの12月分もまだお入りいただければと思います。
さて、昨日の回ですね、1308回、小英語英語資能発信とその課題小川俊さんによるダイジェストということで対談会をお届けしました。
こちらにも多くのコメントを、昨日のね、配信会なんですがいただきましたね。まず、みぃさんからです。
学会での小川先生のお話が聞けて嬉しいです。ご指摘の2点とも、堀田先生、小川先生はすでに実践されていらっしゃいますので素晴らしいと思います。
英語史の学びの要素が今後小中学校での学習に降りていくと、ますます英語史に興味を持つ子どもたちが増えていくように思います。
ということで、まさに削大なオフ会をホストしていただいたみぃさんからのこの温かいコメントですね。
小学生にも中学生にも減る数やっていこうよ、みたいなエールですね。この後スレッド続いておりまして、私も参入しております。
みぃさん、いつも本当に温かいそしてポジティブなお言葉ですよね。
もう小中学生までやっていこうぜ、みたいな勢い。本当に力づけ得られております。12月お世話になりましたが、今後ともよろしくお願いいたします。
そして海塩さんのスレッドですね。海塩さん、真面目に書かれております。これすごく重要な指摘だと思うんですよね。
学問全般に関わる内容でしたので、英語初級者の私も最後まで興味深く拝聴できました。音楽や歴史にも関心の高い小川さんならではの目の付けどころですね。
とりわけ前者の情報媒体の多様化の根底にある考え方、すなわち研究者を育てるという以前に、興味を持ってもらう層を作らないと始まらないという下りが刺さりました。
こうした事例って意外に多いですよね。以前、最近の大学では研究者、大学院の希望が少ないから奨学金を増やして学部生を確保せねばという話があると、大学生のときの娘から聞いたことを思い出しました。
うんぬんかんぬんということで、吠える寸前までコメントを書かれておりまして、これ以上書くとやばいので、いつかノート上にということですね。はい、ぜひいつかノートに書いていただければと思います。
ただ大変重要なポイントをつかれているなというふうに思って読みました。
ありがとうございます。グレイスさんです。大変興味深く拝聴いたしました。私ごとですが、大学で職員として働いており、先生方のこのような発信活動をどのような形でサポートできるか常々考えています。考えるだけでなく何かを提案してみることを来年の目標にします。
ということで、そのような立場でいらっしゃって、このヘルディオヘルは応援していただいているんだなということを公式には初めてですね、グレイスさんのコメントから伺ったのではないかというふうに思っております。
いやー感慨深いですね。これから来年になりますが、ぜひヘルカツの応援のほどよろしくお願いいたします。
そして昨日の夜なんですけれども、英語しのは230回土曜日の回ですね。ヘルビリアン1月号が公開、連日の生配信ということでですね、生配信でお届けした次第です。
ヘルビリアンの発行と活動
冒頭にも申し上げましたが、ヘルビリアンの第3号をですね、2025年1月号ということになります。月間ウェブマガジンですので、1月号ということになりますが、こちらが発行されました。
ぜひですね、冒頭に付したチャプター、リンクからですね、たどっていただければと思います。本当に盛り上がってます。この3ヶ月で勢いがですね、もう伸びてるのが明らかにわかりますね。
こんな状態で新しい年に入る。気持ちいいですよね。皆さんの熱いご支援、そしてヘルカツへのですね、ご尽力、ご協力本当にありがとうございます。
2024年は私としても本当に充実したヘルカツでした。これもこのヘルディ大ききの皆さん、ヘルワーで活動されているヘルメイトの皆さんのおかげだというふうに理解しております。
1週間の振り返り、ちょっと今日は長めになりましたね。それぐらい多くのコメントを寄せていただいたということで、大変私もですね、感謝しております。そして来週にかけては本当に年末年始なんですけれども、正月もですね、休むことなく配信をいたします。
というかですね、むしろですね、かなり充実した番組をこの年末に収録したものがありますので、そちらをですね、配信していくことになると思います。つまりですね、普段以上に実は充実しますということで、皆さん耳を開けておいてください。
正月ですね、皆さんも何かとお忙しいかと思いますので、それが終わった後でため息という方もいらっしゃるかと思うんですよね。もちろんそれでも全く結構なんですけれども、とにかくいいお話がたくさん続きます。
こちらご期待いただければと思います。時間ないという方もいらっしゃいますが、年末年始こそヘルディを減るわということですね。ガンガンいきたいと思います。
それでは、今日も皆さんにとって良い1日になりますように。英語詞研究者のほったりうちがお届けしました。また明日。
50:48

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