超制読会の概要
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史の著者、そして、6月18日に研究者から刊行された英語語源ハンドブックの著者の堀田隆一です。
加えて、10月15日に夏目社より新刊書が出ました。 同僚の井上一平さんとお届けしているYouTubeチャンネル、井の穂田言語学チャンネルから生まれた本です。
井上一平 堀田隆一著 言語学ですっきり解決英語のなぜ。 11月25日には電子書籍版も出ました。
ハッシュタグひらがな6文字で井の穂田なぜとしてご意見やご感想をお寄せください。 また来る12月18日には大阪梅田ラテラルにて井の穂田なぜの観光記念トークイベントを開催します。
詳細は概要欄に貼ったリンク先よりご覧ください。
英語の語源が身につくラジオヘルディオ。 英語史をお茶の間にを基に英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は12月9日火曜日。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日はおととい12月7日日曜日の日本時間午前中にリモートで収録した
Bow & Cableの古典的名著英語史、こちらの超制読会。 久しぶりのことになりますが
提供科学大学の金田拓さん、いつも進行役をお願いしておりますが、非常に充実した日曜日の朝の制読会となりました。
第62節の後半を読むということでですね、ヘルメイトの数名の方々もお立ち会いの上、超制読会を開いたわけなんですけれども、
これがですね、振り返り会も含めまして2時間40分の激論といいますか、充実の時間を過ごすことができました。
キリスト教とラテン語の影響
本編だけでも1時間半近くありますので、2回に分けて、本日と数日後の2回に分けて本編をお届けしたいと思います。
ぜひですね、皆さんご関心がある方はBow & Cableの英語史第6版を入手していただきまして、ゆっくりペースではありますが、こんな感じで制読会続けていきますのでお付き合いいただければと思います。
今回制読する箇所につきましては、こちらのチャプターに画像付きでテキスト貼っております。
そしてまたですね、今日のヘログ英語史ブログもこの話題で連動しておりますので、そちらも訪れていただければと思います。
ということで、英語史の古典的名著Bow & Cableを読む、第62節の4回with Takさん、オンライン超制読会よりです。
どうぞお聞きください。
音があんまり鳴らなかったですか?鳴りましたか?
うぇさー
本日はですね、予定していた通り、実はですね、Bow & Cableの読書会、制読会ということで久しぶりになります。
本日12月7日日曜日の日本時間朝10時過ぎというところでですね、日曜日の制読会ということで、数名のエルマの皆さんに集まっていただきながらお届けしたいと思います。
そして、いつものようにですね、かなりたくさんのコメントをいただければと思います。また後で振り返り会みたいなのもやろうと思うんですけれども、たくさんひっくりですね、この回もね。
そうですね、今回12月にこの回と言いますか、制読会を設けることになりまして、今セクション62にいるんですけど、3回に、今日が3回目なんですが、1回目が8月21日で、2回目がライブの2月13日で、ちょっと間が空きましたが。
あれ、4回目じゃなかったですか?
4回目でしたっけ?
4回目だったと思うんですよね。
4回目で全然進んでないんですよ。
今日のところは、IoT English Languageのボー&ケーブルの制読会で、セクション62ですよね。
今日どうですかね、終わりまでいけそうですかね。
細かい具体的な単語が多いんですよね。
そうですね、中にはもう全然ほとんど見たことがないようなものとかもだいぶ混じっているので、恥ずかしくじりそうだなとか、ちょっと思ったりしながら、語彙を新たに開拓される気持ちですね。
そうですね、ちょっと英語語彙の勉強になるというような会だったと思うんですけれども、これじゃあ早速ですね、進めていきたいと思います。
じゃあ、いつものように英文を1、2文ぐらいずつ読み上げながら、意味を取っていくみたいな感じでいきましょうか。
流れとしては、古英語記の話の続きということで、597年から7世紀ぐらいにかけてイングランドがキリスト教化されて、それに伴って入ってきたラテン語の影響みたいなものについて語ってきたところです。
前回のところでは、特にキリスト教に関連したものを扱っておりまして、大陸時代に入ってきた少数の語もあるけれど、多くのものはこの時期に入ってきたというそんな流れで、ここからまたトピックがガラッと変わるので、パラグラフの途中なんですけれど、今日はまた違うところからというところで、そんなつながりで来ていると思います。
具体的に言いますと、82ページのBad the Churchっていうところで良かったんですかね。
はい、そうですね。Some of these were introduced laterっていう後の続きですね。
続きっていうことですね。皆さんテキスト追いかけながら、ぜひ一緒に聖読、超聖読ですからね。スペースはのろいんですけれども、非常に有意義な会になりますので、お付き合いいただければと思います。
じゃあ、今日の第一文を読んでみましょうか。
一文ずつ読んでいきましょうね。
うまくコーディネートできると言ったら。じゃあ、行きます。
これオンラインで同調するの、なかなか難しいですね。
難しいですね。ちょっとタイムラグがあって、どっちかが一人で読んだほうがいいかもしれないですね。
そうですね。乗っけからBadが来てるんですけれど、逆説で普段使うBadなんですけど、どうも逆説と考えられなくはないけど、逆説ではないんじゃないかなというのがちょっと思っております。
これ、カテゴリー変化の内容的に反対のものが来るというよりも、ちょっと話題が変わりますよという意味のBadだと思うんですね。
ちょっと前回と切れているので、ここが取りにくいところでもあるんですけれど、必ずしも逆説ではないのかなというふうに感じました。
なので、しかし、確かに内容変わっているので、しかしと言っても、あんまり違和感はないと思うんですけれど、他にぐらいのほうがいいのかなというふうに思いますね。
But、The Church Also ExercisesのところのBadですね。ここに、文棟に来ているBadです。
これについては、このヘルディオ・ヘルワでも一時期、数ヶ月前ですかね、厚く語ったりしたことがあったと思うんですけど、いろんなBadがあるみたいだね。
あったと思いますけれども、ここはこれまでの流れだと、この時代に入ってきたキリスト教用語、ラテン語ですよね。
ラテン語がキリスト教用語が非常に多かったという流れなので、それに対してDomestic Life of the Peopleという、この対比はある程度あるんじゃないかなとは読んではいたんですけどもね。
いかがでしょうかね。前段までが、本当にキリスト教キリスト教した用語。
それに対してここから上げるのは、どちらかというとドメスティックな用語というような感じで、対比はあるのかなという感じがしましたけどね。いかがでしょうかね。
家庭語彙の変化
確かに、これまでとは違う話ですよという意味では逆説なのかな。あんまり反対の内容にはなってないというふうに感じたので。
反対ではないですね。話題転換という、確かに。
そうですね。話題転換の意味でBadなのかなというふうに感じました。
そうですね。真逆というわけではないのでっていうのがちょっと引っかかったところですからね。
しかも、alsoがあるので、in additionが。
そうですね。
Badって実はin additionの意味含んだりする使い方多いですからね。
確かに。
Badとalsoですよね。
AndでもBadでもいけるようなところみたいなBadの用法があったりするので、ちょっとこの辺はなかなか他言語にはしにくいのかもしれませんが、自分で使える気はあんまりしないなという気がちょっとここは見ててしまう。
なので、Bad alsoというのがありますので、他にこれまでのキリスト教関係の用語の他にということですね。
教会によって人々の日々の生活にも、also exercised a profound influenceということなので、絶大な影響をもたらしたということなんですけれど、何に関してかというと、on the domestic life of the peopleということなので、人々の日々の生活にも影響を及ぼしたと。
エクササイズアンインフルエンスというのはこれコロケーションちょっと覚えておきたいですよね。
ハブとかね、エクササイズがあるかみたいなことを使ってみようという感じですよね。
鍵ですね、エクササイズもなかなか。
そうですね。
そして、人々の日々の生活につながるところが次なんですけど、次がずいぶん単語がいっぱい来るので切れ目がずいぶん先なんですけれど、一気にいきたいと思います。
はい、じゃああのたくさんに音読をお待たせいたします。
じゃあ私が今日は代表して読みたいと思います。
というところまでが一区切りです。
で、ここの解釈ですが、
thisというのはこの直前のところで指されている境界の影響、
profound influence on the domestic life of the peopleのところですね、この境界の影響というのが、
in the adoption of many wordsということで、多くの語を受け入れたことに見られると。
many wordsというのがどんなものなのかというと、
such as the names of articles of clothing and household useということで、この先陣を切るのが、
names of articles、シナジナの物品の名前だと。
どんな物品の名前かというと、衣服、医療やhousehold use、家庭で使われる語などの名前に現れるということですね。
どんな単語かというと、
cap, sock, silk, purple, chest, mat, sack のような単語だというところで一区切りかなと思います。
セミコロンの前までですね。
そうですね、そういうことですね。
その後の繋がりなんですが、articles of clothingっていうのは、
衣類ということで、articleとclothingっていうのは、コロケーションついですかね。
衣類っていう全体的な集合的なものを一つ一つ数えるときは、articleっていう加算名詞を使うということで。
多分、次のand household useもarticles of household useっていうことでいいんですかね、繋がりとしては。
そうですね、articlesは。
並列はclothingとhousehold useっていうことでいいですかね。
そうですね、禁木みたいな意味ですかね、articlesは。
語源と語彙の探求
禁木ですよね。なので、clothingがiで、household useがどっちかというと10ですかね。
衣食中のiと10あたりをここでカバーしているっていう。
確かに、iと10とすると。
その後、食が来るんで、そういう流れだと思うんですね。
ここら辺からなかなかこういう単語が入ってきたのかというところで、
capだとかsuck、suckみたいなものもこの時代に入ってきたんだなというようなところが。
そうですね。
そうそう、かなりここから現れる単語っていうのは、
確かに語彙の勉強になるぐらい難しいものもあると思いきや、
見て、こんな当たり前の単語がこんな早くから、
ラテン語からしかも入ってたんだっていうちょっと驚きもあったりして、
面白い単語群ですよね。
英語詞に1回触れると、この辺はcapとか、
例えばラテン系から来たんだなっていうようなことを聞いたこともあると思うんですけれど、
オールドイングリッシュの時期に入ってきた、
これ英語本来なのか、オールドイングリッシュの時期に入ってきたのかみたいなことが、
どの時期に入ってきたみたいなことが1回発見になるなという気持ちですね。
食べ物の語彙としての歴史
そうですね。これ語源クイズでちょっと引っかかる系ですよね。
こういうのね。意外と古かったみたいなね。
しかもラテン語だったみたいな、なかなか難しいクイズになり得ると思うんですけどもね。
ここで1回リストを眺めておくとっていうことですよね。
ちなみにコロンの使い方なんですが、このコロンは、
The Names of Articlesっていうことで、そもそも例字、Such asなんでね。
例字なんですが、具体的に言うとっていう感じのコロンでいいんですかね。
A75ぐらいがイタリックで来ている。
その後、セミコロンが来たりするんで、ちょっとクトーテンの使い方がですね、
いろいろ混在してるんですが、ここのコロンは、For Exampleっていうことで解釈していいね。
はい、そのように。
そうですね。ここは、やっぱり並列関係にしたいので、
この後にセミコロンを打ちたいという気持ちはやっぱりあると思うんですね。
その前に、例字でEGみたいにつけてもいいと思うんですけれど、
ここはコロンのほうがきれいにまとまるなという印象ですね。
そうですね。そもそもSuch asっていうのが例字なんですけど、
例字されてないっていうところがポイントで、その後の本当は本当に例字されているっていう。
ちょっと2段階になってるんで、ここちょっと要注意ですよね。
その後は、また大きい区切りとしてのセミコロンっていう、そういう解釈だと思うんですよね。
このSeqの後にあと6っていう中がついてますけれど、
中の下のところを見ると、Other words of this sortということで、
この種の語の中には、which have not survived in modern Englishということで、
入ってきたけれど、生き残らなかったものもあるというふうに書かれてますね。
そうですね。見事にそこに挙げられている単語って、
やっぱり我々想像つかないというか、わからないって感じですよね。
上のものは、英文の方はよく知ってる単語っていう感じなんですけど、
いきなりもうendっていないっていう中のところはね、
もうほとんど知りませんっていう感じですよね。
ここはやっぱり明確ではないんですけれど、
この前の部分のキリスト教用語のところで、
Because most of these words have survived in only slightly altered form in modern English
っていうところがやっぱり効いてる感じがちょっとしますね。
明確にここは世界範囲ではないと思うんですけれど、
ほとんど変わってないので、この時期に入ってきたものはっていうのが、
ここにもある程度生きてる印象はちょっとします。
ただ、中にはつながっていないものもあるということで。
なるほど。これは中に載せるべきところですよね。
こういう英語でみんな知らないので、あまり関心を持ちづらいっていうところで、
中として高度な情報という挙げ方なんでしょうね。
そしたら次あたりの食べ物系のところにも。
はい、いきましょう。
今はClothing and household useの後ですけれど、
Words denoting foods such as beet, kale, lentil, millet, pear, radish, dough, oyster, lobster, mussel
to which we may add the noun cookというところですね。
食べ物を表す語だと。
Words denoting foodsということなので、
FoodsにSが付いている、複数形になっているっていうのがちょっと珍しいですけれど、
いろんな種類の食べ物を表すときに使う、これ複数形だと思いますね。
どんなものかというと、
Beet, kale, lentilみたいな風に食べ物のものが並んでおります。
Kaleって呼んでるんですけれど、
Kaleっていう、こういう風にC-A-U-Lっていう風に書いてあるんですけど、
Kaleっていうのが、私的にはキャベツには、
ちなみにキャベツのキャベジっていう風に中が振られていますけれど、
キャベジっていうところを聞くと、
この綴りで思うとKaleの方が近いなという風に、
現代感覚だと感じるんですが、
こちらの北部方言という風に英語語源辞典を引くとなっておりましたね。
Kaleの北部方言がKaleで、
Kaleっていうと、いろいろなキャベツのことを指してKaleっていうのが、
現代ではキャベジっていう方が強いと思いますけれど、
関連はしていたんだなというところがちょっと新たな発見でした。
基本語の文化的背景
Kaleっていうのは、かなり大きめの英語話辞典を引いても、
なかなか載っていないことが多くてですね。
OEDまで調べたと、近代英語記に最後の例があって、
今四語なんですよね。
これオランダ語釈用語で、いわゆるKale Sloughって言いますよね。
キャベツ千切りにしてドレッシングであげた。
あのKaleなんですよね。
関連語はKale Sloughの中に生き延びているっていうことなんですが、
現在は事実上四語っていうか、ほとんど使われていないっていうことで、
大きめの辞典にも載っていなかったですね。
OEDレベルでようやく辿り着いたっていうような、
そんな単語になってますよね。
キャベジはじゃあどっから来たんだというふうに、
自分の頭の中で思ったんですけど、
これはアングロノーマンから来たっていうふうになっています。
そうですか。
カボシというところから来ているというふうに記述があって、
なかなかいろんなところ、
一つの出典なのかもしれないですけど、
いろんなルートから来たんだなという気が感じますね。
今回のところ具体的な単語が多いので、
まさに英語語源辞典とかその他の語源辞典を引いて、
この我々今誠読している集団がすごいのは、
こういう誠読会するときに英語字典よりも先に英語語源辞典を
引く習慣があるっていうね。
そういう習慣があって怪しい集団なんですよね。
私もこれ、そうなんですよ。
今回さすがに多いので、
全部は全部英語語源辞典で引いてないので、
ご同席の皆さん、あるいはこれヘルディオでお聞きの皆さんですね、
ぜひ英語語源辞典等で引いていただいて、
何か面白い発見があったらコメント寄せていただければと思いますね。
これはなかなか一つ一つ濃いですよね。
英文解釈だと普通は一般の英語辞書が、
語彙なんかは特によく使う順に並んでいるので、
そっちを見た方が多分解釈はスピーディーなんですけれど、
ですが語源辞典だと歴史的な編成なんかを見る場合には、
語源辞典を引くっていうふうに使い分けがなされると思うんですが、
あえて英文解釈的には使いにくい語源辞典を引くというのが、
いい気というか、知りたいところの深さがちょっと違うという、
そんな感じがしますね。
面白い話があるんですと、
私はドウを、ここでドウこれラテンから入ったんだというふうに、
ちょっとえーと思って辞書を引いたんですが、
メジカですよね、
ドウアディアフィーメイオディアの、
ドレミの一番最初の動画だと思いますけれど、
これ、研究者英語語源辞典だと、
これはケルト説を推して、
ラテンからケルトに入って、
ケルトから英語に入ったっていう説を唱えていて、
ここのボーンのケーブルは、
これはラテンからオールドイングリッジに入ったっていう説を
唱えているわけですよね、
ここに出てくるということは。
一方でOEDは、
ラテン語からジャーマニックに入って、
そこから英語に受け継がれたっていう説を採用していて、
英語の語源の、
綺麗にままならないなというところはあるんですけれど、
ここがとても想像力を掻き立てられる、
面白いところだなとも思います。
なるほど、いいですね。
三者三様というか、
いろいろな説があるということですね。
こういう基本語というには、
英語学習者にとっては高いですけれども、
馴染み深い動物というか、
アングロサクソン人にとってはという、
そういう単語だったりするので、
重要な単語ではありますよね。
オイスターなんかもね。
そうですね。
これももともとはギリシャ語というふうに
辞書を引くとなっていましたね。
ギリシャ語からラテンで、
ラテンから英語に入ってきたということなんでしょうね。
次のロブスターは、
これどこかで語ったことがあるんですけど、
二重語なんですよね。
二重語でローカストと二重語、
稲子ばっかり。
広角類という共通項があるぐらい。
それぐらいですかね。
陸にいるエビみたいな感じのローカストで、
ちょっと基本的に離れてるなって感じでしょうね。
一応食べられるって言ってますけどね。
そうですね。
実際よく食べられたという話は聞きます。
昆虫といいますかね。
特にあまり食料が豊富でないところなんかでは
よく食べられたというふうに聞きますし、
料理に関する単語の探求
実際エビみたいな感じだというふうに聞きます。
良質タンパク源というね。
よく言いますけどね。
それぞれの道の自分で調べたので、
これ多分三者三様説に説を唱えてますけれど、
それぞれ多分転挙にしている何かしらの根拠があると思うんですけれども、
何を根拠にしていってるのかみたいなところも知りたいなという気持ちに
ちょっとなったりしましたね。
そうですね。
一つ一つ本当に面白いですよね。
私は英語で野菜の用語っていうのにかなり関心を持ってですね、
ニュージーランドの八百屋とかスーパーを回っているので、
この辺はですね、すごくいいですね。
好きな単語でいい感じですね。
マッソーなんて、つづりがM-U-S-S-E-Aで出てくるマッソーですけれど、
こちらも筋肉のマッソーと同じ音なので、
これもやっぱり関連しているんですかね。
とかね、言いますよね、語源的には。
これね、マッソーにもいろいろ面白い語源説があったんじゃなかったですかね。
じゃあ、フードの話題も尽きないですが、
まだまだ先がありますけれど、
フードにも関連しなくはない。
その後に、To which we may add the noun cookというところですね。
Cookという単語を、食べ物ではないんだけれど、
料理をするという単語を加えることもできると。
こういう付け加えのTo whichみたいなのは、
ちょっと気取った、賢った文体で使われるじゃないですか。
関係詞、非制限用語というのが、
To which we may add the noun cookみたいなの。
これちょっと文体が硬くてかっこいいので、
論文で、私、何回対応したことがあるんですよ。
そうしたら、シンスがする人からですね、
ヨーダ語みたいだね、みたいに言われて。
クラスターウォーズのヨーダ。
To which we may add the noun cookみたいな。
使いすぎは逆に、
どこかなくなりますよと言わんばかりのコメントバッグが来て、
ちょっとしょぼーんとしちゃったんですけどね。
あんまりレトリカルに狙いすぎないほうがいいかもしれない。
To whichって感じはあんまりしないけれど、
これはこれで一つの奇妙に感じるみたいなことで、
言ってくれた。
To whichって書かれましたからね、
英語のコメントで。
To whichも。
To whichも。
To whichっていうのは気をつけなきゃいけない。
確かに普段が変異と言いますか、
特に特徴がないところにこういうのが混じるので、
特徴がないっていうのはあれですけど、
時々混じるから強調されるということは確かにありますよね。
毎回強調されてると、
強調がベースになってしまうので、
あまり強調にならないみたいなのは確かにある。
今思い出した。
This is the problem to which we will return laterみたいな書き方したんですよ。
あとでこの問題は使いますって言ったら、
用ですって言われたっていう。
そんな思い出がありますっていう。
興奮ですね。
Cookってでも料理をするという、
中でも火を加えて料理をすることですけれど、
ここまで英語にはCookという単語がなかったんですね。
なかったというか、
英語からより料理を、
現代の感覚で料理に近づいたのかな。
名詞としてなんで、
これ料理人Cookさんの方ですかね。
料理そのものというよりは。
どっちにしろこういう人がいなかったっていうね、
突っ込みたくなるような感じではありますよね。
植物名の語源
7番の中がありますけど、
ここもやっぱり知らない単語が多いんですかね。
全然って感じですよね。ピンとこないっていう。
中のカッコの中のOnionっていう方は、
もちろんTurnipとかOnionとかのものが出てますけれど、
こちらはもちろんなじみがある単語ですけれど、
この入ってきた方ですよね。
こちらは聞いたことがないなというところですね。
そんなところですかね。
この異色樹の植の関連ということですかね。
ということで、
次いきましょうかね。
はい、そしたら次は関連はしなくもないといったところですけれど、
続けて朗読からまいります。
Names of trees, plants, and herbs often cultivated for their medical properties,
such as bucks, pine, aloe, balsam, fennel, hyssop, lily, mellow, marshmallow, myrrh, rue, savory,
and the general word plantということですね。
Names of trees, plants, and herbsということなんですが、
アメリカ英語ではherbsっていう風に発音する、
そうですね、そんな単語ですけれど、
名前だと、どんな名前が入ってきたかというと、
これ植物なんですけれど、
という風になっているので、
花とか、低木とか、そういうtreeとかherbに含まれないものだと思うんですね、これね。
樹木、植物、草などの名前を加えることができると。
Herbsについては、
柴柴、薬草のために栽培された、という括弧がついていますね。
そうですね、これはmedicinalですかね。
とりわけ薬草的な意味合いが強いですかね。
そうですね、薬の効果と書いて薬草のために栽培されたということですね。
Bugs, pine, aloe, balsamのような、いくつか例示されていましたが、
そしてin the general world, plant、plantという単語も同時に入ってきたと。
これも驚きですよね。こんな基本的な単語が古い時代のラテン語から入ってきていたんだというところですよね。
Bugsなんてのは、現代だと植物の名前という感じがしないと思うんですけれど、
こちらは杖ですか?
杖ですね。杖の木ですね。
杖の木で作った箱が箱という意味になって、現代では植物ではなくて作ったものの方になったという。
そうですね、メトニミンというか、今はプラスティックボックスもありだし、
何でも素材にはこだわらないということですが、
本来は杖で作った箱しかボックスと呼ばなかったというわけですけどね。
それが意味が一般化というか、広がって、素材が何であれ箱を表すようになったという経緯がありますかね。
これ、trees, plants and herbsというふうに列挙されていて、
自分で一番最初に見たときに親と思ったんですけれど、
plantがtrees and herbsというのは、現代英語の感覚だともうこれカバーしてるじゃないかというふうに思うんですけれど、
やっぱりこれは樹木、要するに背の高い樹木とか、地面に生えている草とか、
そういったものには含まれないものを一般のことを指してplantって言ってるんですかね。
そうだと思いますね。
ここが重要で、plantっていうと植物なんで木も含まれるっていうのが日本語的な理解だと思うんですけれども、
今たくさんおっしゃったように、treesと木じゃない系の植物とherbみたいに三分割、
完全に重なるか重ならないか厳密には別にして、一応こう3種類考えているっていうところはポイントで、
なので、plantっていうのは植物と訳すよりは草っていうかね、本蔵っていうかね、それこそね、っていう感じだと思うんですよね。
それと関連して、中8がね、ノート8が変な場所にありますよね。
他今まで6と7は分の終わりっていうか、節の終わりにあったんですが、こんなとこにちょこっと8があるっていうのは、
これ大きいですかね、この変な位置取りっていうのは。
そうですね、確かに。
これ下見るとね、also sap、これspruce, fir、ある種のモミの木ですかね。
それからmolbeam、マルベルツリーってこれ木なんですよ。つまりこの列挙されている本分でですね、2木なんですよ。
というふうに、ちゃんと厳密な位置に中8が来てるんじゃない。
なるほど。
その後allows、aloeからsavoryまでっていうのが、厳密には分けられないんですけど、
もうplantsとherbsをごた混ぜにしたのがその後に続いているっていうので、
少なくともboxとpineはtreesであることが間違いない。
ある程度順番にして並べているっていう著者の意図が、一応分かる仕組みになってるんですよね。
確かに。
これallows、この8の後の、今話題に出た箇所の次のallowsのところなんですけれど、
なんでここだけ図がついているのかっていうのがちょっと気になって、辞書を調べたんですが、
これaloeと聞くと、現代だとタニック植物のこと、私の中ではそんなイメージなんですけれど、
これはどうもキャラの木というか、鉱木のことなんですかね、おそらく。
allowsというのが、これ薫る木とかに書くときの鉱木のことなのかなという解釈になりました。
これ見てみると最初、成分のことを指してたのが、その成分を出す草の草と言いますか、植物のことをallowsというふうに呼ぶようになったみたいなので、
これは我々が聞いて思うaloe veraっていうタイプのaloeではなくて、
おそらくこれ人工みたいなの、鉱木としかキャラとか、私もあんまり写真でしか見たことないんですけれど、そういうほうなのかなということを思いました。
なるほど。ここは気づきませんでしたね。植物そのものというよりは、そこから派生した人間が使う工業というか、鉱木というつもりで使っているっていう。
そんな感じですかね。
そうですね。なので、アフリカの産のaloeではなくて、おそらくこれは違うタイプのキャラの木なんではないかというふうに考えました。
なるほど。この辺ね、専門家に聞きたいところですね。それぞれね。どういう薫効があったとかね。
一般の辞書の中で、想像力を使って読んでますけど、ここら辺はやっぱり特にこの後の最後の方ですね、ルーとかのあたりはちょっと正直わからないですね。
ルーを引くと。
言うとだいぶ早く、だいぶ早くからね、アングロサクソン文化の中に入ってきているんだなっていうのが、こういう鉱木とかハーブの類ですよね。
植物の語源とマシュマロの歴史
もう中英語ぐらいになると、私よく中英語の方が読むんですけど、もうこの辺は当たり前の鉱木系なので、
一回ちゃんと鉱木の歴史というかどういう種類があったのかとか知っておくと、いろいろ読みやすくなるんだろうなとか思いつつですね、
全く今のところまだ疎い分野ですね、鉱木系。
この辺は好きな人にはたまらない分野だと思いますけれど、
ルーって辞書で引くと、R-U-Eでルーと引くと、ルーっていう訳語が出てきて、木のことだな、樹木のことだというふうに書いてあるんですけれど、
ちょっと自分がそういう体験がないとこれが結びつかないですね、この辺は。
そうですね、訳語だけ与えられても自動的に訳すだけということで、わかった気にならないですよね。
マシュマロなんていうのもここで出てきて、メロウが出てくるのでその後にマシュマロ、沼のマロウという形で出てきますが、
訳語はウサギに立ちあおいというふうに植物乗ってますけれど、これなんかもお菓子のマシュマロの方がもう現代では多分強いんじゃないかなと思うんですけど。
そうですね、元々のマシュマロという食べ物、お菓子の原料として植物が使われたっていう、今は違うんでしょうけどね。
違うもので作ってることが多いようですが。
昔はこれ、澱粉をとって、それを使ったのど飴が元だったらしいですね。
それを卵白とゼラチンとかで作るようになったので、今のマシュマロとはえらく違うなと思うんですけれど。
普段自分が食べたり身の回りにあるもののルーツを知るみたいな、植物なだけにルーツを知るみたいな、そんな楽しみ方がありますね。
いいですね。当たり前の単語がラテン語で、しかも小英語記に入ってきたかっていう驚きの一つは、私このマシュマロだったんですよ。
かなり驚いたっていう。
そうなんですか。
勉強になりました。
まさかね。つづりも英語っぽいじゃないですか。全体が。マローのほうなのかな。
マローが結局ラテン語っていうことなのかもしれないんですが、まさかと思いましたよね。
最後にin the general world plantってあるので、やっぱり植物、現代では広義にtrees and herbsみたいなのを含んだ意味で使うこともあるんじゃないかっていうことで、ここはthe general worldっていう風に指定。
ここではおそらく総称なので植物っていう方のplantなのかなっていう風に考えましたね。
基本語から細かい知らないような種の植物までいろいろ入ってきていたんだなというところですね。
ここの一番最後のplantを見て、考えたら動物植物みたいな分類とかもリンネが分類するようになってからの話なので、その前にplantが入ってきたときは植物っていうのが今我々が思うカテゴリーとずれているのは当然だなという気がしたので、
ちょっと学術史みたいなことに思いを馳せるそんなplantでしたね。
教育と学問に関連する語の影響
そうですね。民間分類というかね、科学が発達する前、リンネの以前はまた異なる発想でおそらく捉えていたので、そのままずっと略しちゃっていいのか問題もありますけどね。
あ、そしたらじゃあ続きまして。
あ、いきましょう。
いきますか。
A certain number of words having to do with education and learning reflect another aspect of the church's influence ということで、ここは具体例に入らず、ピリオドが打たれてますね。
A certain number of words having to do with education and learning ということなので、ある種の語群があると、どんな語群かというと、
having to do with education and learning ということなので、教育や学問に関連する語、こういう語たちが reflect another aspect of the church's influence ということで、
異なる教会の影響力について映し出しているということですね。
まず最初に、これ同じパラグラフの中にあるので、まずキリスト教に関連する語、そして日常生活に関連する語、
というようなドメスティックライフに関連する語ということでしたが、
ここからエデュケーションエンドラーニングについて、関連する語という形でもう一群紹介するよということですかね。
そうですね。この3つ目のカテゴリーと言いますか、
エデュケーションアンドラーニングということで、ちょっと小難しい単語と言っても、現代にも普通に残っているような単語が次になるんですかね。
はい、そしてどんな単語かというのが次の文ですが、
Such are school, master, Latin, possibly an earlier borrowing, grammatic, grammatical, verse, meter, gloss, and notary, ascribeということで、どんな語かというと、
school, master, Latin, grammatical, verse, meter, gloss, and notaryということで、確かにいかにも教育学問に関連したものだなということですね。
そうですね。
確かにいかにもギリシャ系に端を発する単語が多そうだなというのが起きるんですけど、一番最初がschoolだったりするし。
そうですね。ギリシャ語が大元で、ラテン語を経由してっていう意味合いなんでしょうね。
直近の言語がラテン語ということで、ここの説に入っているんだと思うんですよね。
そうですね。この中でmasterっていうのは多分師匠とかの師のことかなということと、あと面白いなと思ったのはmeterっていうのが出てくるんですけど、
これ現代のメートルとか測るとかではなくて、これ韻律のことのmeterじゃないですかね、この時代なので。
これはわかる。
師ですね。師学というか師ですよね。師の専門用語としてのmeterということで、これイギリス通りのmetreなんですね。
シアターとかセンターとかと同じで、この著者はアメリカ人なんですよ。なのでアメリカ通りをここで採用しているっていうところがポイントなんですね。
確かに字の文は確かにアメリカつづりですし、クオートなんかもダブルクオーテーションマークを使っているのでアメリカンだなというふうに読んでいますけれど、
こういうところに入ってきたものもmeterっていうのはアメリカンなつづりで書いているんですね。改めて考えると。
ところがですね、実はこの辺まちまちなんですよ。これ後でまた別の単語が出てくるんで、ちょっと伏線を張った感じなんですけど、ここはアメリカンスペリングで来てるんですね。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
この短い文章をですね、今回取り上げたのは4文、4つのセンテンスだったんですが、これでもですね、じっくりと読むと40分かかるということなんですね。
この精度とペースで超がつく制度解。定期的と言いますか、不定期になっちゃいましたけれども続けております。
ぜひですね、皆さんにもお付き合いいただければと思います。この次はですね、62節の最後まで持っていく予定になっておりますが、また数日後に調整読解の様子をお届けしたいと思います。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご意見ご感想をお待ちしています。ボイシーのコメント機能を通じてお寄せいただけますと幸いです。SNSでのシェアもよろしくお願いいたします。
10月18日にオープンしたほったりうちの英語子ポータルサイトヘルハブも概要欄のリンク先より定期的に訪れていただければと思います。数時間おきに英語子コンテンツの情報が更新されるヘルかつ最先端の場所となっております。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語子研究者のほったりうちがお届けしました。また明日。