本日は日曜日ということで、コメント返し行ってみたいと思います。数週間ですね、週末が慌ただしいとですね、このコメント返しも取れないことが多かったので、ちょっと久しぶりになるんですけれども、
今週1週間分、振り返っていきたいと思います。それではどうぞよろしくお願い致します。
まず1週間前の日曜日ですね、7月20日の回です。このお詩はですね、実はその前日、1月19日に生配信のつもりで撮ったものが、実はですね、うまくいかなかったということで、
その場でですね、収録して19日に上げたんですよ。20日分のものを撮ろうと思って、ちょっとですね、いろいろ失敗があったりして、だけれども最終的には撮れたので、20日分のものを19日に上げるという、こう、イレギュラーなことをですね、したんですよね。
ですので、今回もですね、アップされた日付は19日となっていると思うんですけれども、20日分ということで、1512回、朝カルの英語語源ハンドブック著者定談の直前収録ということでですね、著者3名が集まりまして、朝カル新宿教室の控室にて、数十分後に講座が始まりますという、そんなタイミングで撮ったものなんですね。
立教大学の唐沢和友さん、愛知教育大学の小塚義孝さん、そして私、慶応義塾大学の堀田隆一という3人で、英語語源ハンドブック、こちら書かせていただきましたが、その深掘り会と称しまして、朝日カルチャーセンターで講座を開いたんですね。単発講座です。
普段、私、レギュラーで毎月1回英語誌講座を開いているんですが、それとは別枠の特別講座として、出版記念にですね、著者3名で催したという、そんな会なんですね。当日本当に盛り上がりまして、このヘルディをお聞きの方の中にもですね、対面でいらっしゃった方、あるいはオンラインでですね、受講された方、いらっしゃったかと思いますが、
ありがとうございました。とりわけ、後半の質疑応答、これが盛り上がってですね、結局ですね、今週1週間のヘルディオのお題は、そこから得たインスピレーションに基づいて、お題設定したというところがあるんですよね。つまり、1週間その予報が持続したという、それぐらいですね、印象深い朝日カル講座でした。本当に皆さんありがとうございました。
そんな朝日カル講座の直前、控室にてということでお届けしたのが、こちらの1512回だったんですね。主に受講された方からのコメントをいただいているんですかね。オレンジ森下さんです。とても楽しくためになる講座でした。ありがとうございました。名が中学の英語教師ですので、強くしたいと思います。
ということで、講座5にこちら書いていただいたということですかね。ありがとうございました。あ、めいっこさんが中学の英語の先生ということで、ぜひですね、この英語語源ハンドブックもそうですし、英語詩、そしてこのヘルディオをお勧めいただければと思います。ありがとうございます。
そして、ゆずさんからもいただいております。先月のオフ会同様、今回も終電で宿に向かってます。とても楽しかったです。ということで、この後ですね、実は講座の後に懇親会も開いたりして、それに出られた後のコメントということでしょうかね。はい、そんなことで、もう1週間経つんですね。楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
次にですね、月曜日の回ですね、1513回、語源は思考の糧である。小塚五六より。ということで、これがまさに先ほど触れた朝軽講座にて、著者の1人、小塚義孝さんがですね、お話しされた、まぁいくつかお話しされたんですが、タイトルの1つが、語源は思考の糧。
フードフォーソートである、という素晴らしいお話をされたんですよね。これに焚き付けられて、ということで、広く皆さんにもこの考え方を知っていただこう、ということですね。白石さとるさんからいただいております。
フレンドの引用詞語、プリ、愛する、からフリーも派生しているようですね。ということで、フレンドの話題に触れましたね。このあたりですね、英語語源ハンドブック、それから英語語源辞典などを紐解いていきますと、非常に広がりですね。単語の広がりを見て取ることができると思いますね。
はい、ありがとうございました。そして、514回ですね。1514回、語源論法に要注意という回です。火曜日、7月22日の回ですね。これはですね、やはりその1つ前の小塚義孝さんのフードフォーソートの議論を足掛かりにしてですね、私がまた考えたことをですね、
お話ししたということで、やはり朝かる講座からの流れでお話しさせていただきました。いくつかコメント、結構ありますね。すべて読み上げることはできませんが、ピックアップしながらいきたいと思います。
ゆずさん、ライブリーオールドファートさん、Y.Kagataさんから頂いております。はい、いろいろな議論がありますが、ここではY.Kagataさんからのコメントを読み上げさせていただきます。
先日の朝かる講座での小塚先生のフードフォーソートと、それを受けたホッタ先生の、語源は良くも悪くも人を騙せるが心に残って、じゃあ語源で何か思いっきり悪いことをする例は作れないかと、あれから考えています。
例えば侵略やファシズムを擁護するとか、あるいは歴史上探せば見つかるのかもしれません。個々の語源的知識を覚えることだけでなく、それをいろいろな形で味わえるようになることも含めて語源が身につく、なんだろうと感じました。
そうなんですよね。私の語源観はこのようなところにありますね。いわゆる真の語源、正しい語源と言いますかね。歴史言語学的、比較言語学的に言うところの、なるべく古くまで遡るという試み、これはもう一つ追求すべきところですし、実際、尊い試みだと思って、私も関心を注いでいるわけなんですが、
一方でですね、その語源をどう解釈して、どう使うか、これ良くも悪くもですね、どう役立てるかというような視点ですね。そこから見ると、語源というのはですね、より広く、実は社会の中で役割を果たしているのではないかと、考えたりしているわけですよね。
このあたりはグッと人文よりの話になっていくと思うんですが、そのような広がりに合わせて、広く語源というものを学んだり、調べたり、そして楽しんだりするということ、このようなつもりでですね、語源というのを見ているところがありますね。
比較的ですね、その全社の言語学的な語源に注目して、この英語の語源がミニツクラジオでは紹介することが多いんですが、それだけに留まらないっていうのが本来の語源の面白さではないかというふうに、私は考えているわけですね。
このあたり、皆さんも改めてお考えいただきまして、いろいろな語源感あると思うんですよね。ぜひコメント等を寄せていただければと思います。
純節のがというのが、作文するときに槍玉にあがることが多いですかね。私もですね、この槍玉にあがるということを気にしすぎて、なるべくこの純節のがは使わないようにしていた一時期がありますが、
そうするとですね、またあの文体がですね、必ずしも綺麗に進まない。やっぱり純節のがってあると便利なことも多いんですよね。そこで私また使うように復活してきました。
一文の中に何回も繰り返すのは良くないっていうのはその通りだと思います。せいぜい1回という感じで、自分の中のある種、作文のポリシーみたいなものは持ってますね。皆さんいかがでしょうかね。
白石さとるさんです。このが、純節でも逆節でもなく、謝罪や依頼などの前置きと分類する人もいて、この分類方法だと英語のこのbutの両方に重なると思います。
excuse me butのようなbutですね。これ私また違った考え方をしておりまして、それこそですね、昨日の朝かる講座でも少し話題にしたんですけれどもね、確かにexcuse me butのbutって結局何なのと言いたくなる感じがしますよね。
にこさんからもこのexcuse me butについてコメントいただいておりますね。ありがとうございます。
butを使うことによって相手との距離感を調整しているのではないかというようなアイディアですね。
それからもう一つは、not a but bのnot but問題ですね。これは単純に考えると論理的対立、まさに逆説と言えそうな気はするんですけれども。
私の問題意識は、日本語ではaではなくbというふうに、くでつなげるということですよね。ないのを連用形でつないでいるということで、これは純説とも明示的に言わないのかもしれませんけれども、とりわけ明示的に逆説でもないということで、無表の接続の仕方なんですよね。
ところが英語では明示的にbutを使っているという、逆説の接続詞として定評のあるbutを使っているということで、この日英語の対比みたいなところに関心があるのかなと思っていますね。
対立とか対比という意味では、統一接続詞ではなく従属接続詞になりますが、while、where、whereasなんていうのが、butと比較して面白い接続詞なんではないかなと思います。
では次ですね。1516日木曜日の回です。語源学者は複数の語源説があるとき、どのようにしてどちらが正しいと判断するのですか。
これもやはりですね、前日の朝刊からの流れで考え続けてきたことなんですね。当日の質問で実はこの質問が出されたっていうことなんですね。
ここで私の語源観みたいなものを改めてお話ししたに近いかなということでですね、これについてどう思いますかと投げたので、多くのコメントを寄せていただいております。ありがとうございます。
こうさん、ライブリーオールドファートさん、ちゃぶだいさん、文字言語さん、うみしおさん、にこさんといただいております。ありがとうございます。
ちゃぶだいさんのコメントを読み上げたいと思います。ある単一の辞書から新しい言葉が生まれることはあるでしょう。しかし複数の辞書を総括して言葉が生まれることもあると思います。
前者は語源を突き止めることは比較的容易かもしれませんが、後者は同じ時代に生きていても難しいかもしれません。語源が判明したと思っても歩みを止めずに、さらに研究調査を続ける。それが学問に対する誠実な態度だと思います。その姿勢を一言で言うなら、ネガティブケイパビリティがある。ではないでしょうか。ということですね。ありがとうございます。
それからですね、にこさんです。日々変わっていくのが言葉の面白いところ。昔の人たちが使っていた言葉を根気強く紐解いて、先生方は私たちにワクワクする気持ちを届けてくれた。おかげで今また学ぶことを楽しんでいます。
ということで、歴史は知恵の宝庫ですからね。これを掘り出さないとはないという思いでですね、私も研究しております。
それから1517回行ってみましょう。エティマグラフィー、語詞学の妄想ということで、こちらはですね、雑談的におしゃべりいたしましたが、これもやっぱりですね、先週の浅かる講座からの流れで語源についていろいろと考えるうちにですね、こんな妄想が持ち上がってきたという代物です。
ユズさん、文字言語さんからコメントをいただいております。ユズさん、エティマグラフィーをネットで検索したら次世代の辞書を名乗るゴングコムとかいう怪しいサイトに行き着いたのですが、ということで、
なるほど。ウェブ上にはもうこの用語っていうのが転がっていて、怪しく使われていたということですね。はい、ありがとうございます。それから文字言語さん、エティマグラフィーの訳語について考察されています。こちら読み上げたいと思います。
語詞学と私は訳したんですけれども、雑誌の詩を使うわけですね。この詩に注目されています。詩という字はこれ自体、意思を言葉に書き残すという複合的な意味なので、一言で対応する英単語がなかなか思いつきません。
込めたい意味を満載すると、Comprehensive Encyclopedic Historial Etymolexicography みたいなことでしょうか。
略して、エティモレクシコグラフィー。でも、長すぎると新手の学問名で定着せずに消えていくイメージがある。短いほどクラシックな雰囲気で安定感があるので、やはりエティマグラフィーが最適なのかもしれません。
エティマグラフィーの和訳、現在の意味が主に記述する文字の方に重点があり、語源的記述法や次元なのだとしても、記述することそのもの、つまり語詞学の意味で使い続ければ、そのうちそれを指す語になるようにも思います。
なので、語詞学がシンプルでオーセンティックかと思います。ということで、表題に書かれてエティマグラフィー、これを語詞学と訳すという、最初の私の第一提案と言いますかね、思いつきなんですけれども、こちらに支持いただいたということでしょうか、非常に心強いです。
他にもですね、いろいろアイディア募っておりますので、よろしくお願いいたします。実はですね、この機能ヘルディオは、いろいろなプラットフォームでですね、配信しております。このVoicyが基本なんですが、SpotifyとかYouTubeとかですね、その他のポッドキャスト系の媒体でも流していまして、実はあの方々でですね、ちょこちょことコメントをいただいております。
基本はですね、Voicyのものを読み上げるという、このコメント返しの回なんですけれども、一つ気になったコメントがですね、YouTube版の方でつけていただきまして、これもご紹介したいと思うんですね。非常に参考になりましたので、
ふくろう013でいいんでしょうかね。いつも楽しく視聴しています。白川静香博士の辞党常用辞解を参照して考えてみました。ということで、エティモグラフィーの訳語ですね。五〇〇学の〇〇のところに一文字の漢字が入るということですね。
まず、五式学、識別の式ですね。見分けることに重点。五記学、記すですね。書き記すことに重点。五編学、編むことに重点。五官学、官邸の官ですね。見定めることに重点。五節学、説明することに重点。五解学、あるいは字解学、解釈ですね。解釈することに重点。
ということで、このように五言学、五詩学といってもポイントに従ってですね、五〇〇学みたいにここが変わるっていう発想ですね。これ、非常に解像度が高くなりまして、面白い五言の見方だなというふうに思いました。
逆に言うとですね、ここまで解像度が高いところまで考えられるようになっているということは、一般の五言に対する見方の底が高いということですので、これはこのチャンネルとしてもですね、私嬉しいことですし、ここまでお調べになってですね、ご提案くださいましてありがとうございます。非常に参考になりました。
はい、いろんな媒体でこのヘルディオ、英語の五言が身につくラジオを配信しておりますが、ベースがボイシーということでですね、そちらではチャプター分けしたり、いろいろとですね、各チャプターにリンクを貼ったり画像を貼ったりという情報がリッチになってますね。
そして他のところへ、そこからの、ある意味自動配信をしているという感じなんですが、このリンク貼ってあるものとかですね、この辺の情報は落ちた状態でお届けすることになってしまいますので、他の媒体で見られていてもですね、何か関連するリンク貼っていると言っているぞと思ったらですね、ボイシーの方に飛んで戻ってきていただければと思います。
そして昨日の回ですね、1518回、現代英語のBAD、古英語のACKということで、昨日の朝カルで話した内容の前振りみたいな形で、このボイシーヘルディオでもお届けしました。
ノッコさんです。お久しぶりです。爽やかなホッタ先生の声に元気とやる気をいただき感謝です。ようやく自分の時間が持てるようになりました。またホッタ先生のホットな語りにワクワクしています。ACKは窃盗や説備のものと関連性はどうでしょうか。
なるほど。ACKというのは確かにACCOMPANYとかACKKNOWLEDGEとかですね、ACという窃盗字っぽく現れるものがありますよね。それから説備字っていうのはどういうのですかね。MANIACとかZODIACとかの、あの辺のACでしょうかね。