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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio、英語史をお茶の間におもとに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は2026年4月1日水曜日。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。
いよいよ新年度が始まりました。 この春、学び始めの時期ということで英語史、
私もこれからもですね、どんどん推していきたいと思っております。 英語史、気になっているけれどもちゃんと始めたことはなかったというあなた、
それから、ずっと気になっていてすでに学びを始めていますというあなた、 ぜひですね、始める日誓を続ける日誓をガンガンと英語史の魅力、このheldioで振りまいていきますので、
それをインスピレーションにしてですね、様々な本もたくさん出ています。 今日もそんな最近出た本からの小英語解説ということになりますが、
学ぶ環境は本当にですね、 とっても良い環境になってきております。
解説書の類も多いですし、最新刊としてこの1年だけでもですね、 何冊も関連の書籍が出てきているということで、今まさにこの年度初めですね、
皆さんには積極的に英語史の学びを進めて、あるいは始めていただければと思います。 そんな皆さんの背中を押すような元気いっぱいの、そして魅力たっぷりのコンテンツ、
ためになるコンテンツをですね、このheldioでも毎朝お届けしていく書存です。 これからもですね、ぜひ毎朝お聞きいただければと思います。
さあ、この新年度の一発目というわけで、測ったわけではないんですけれども、シリーズお届けしたいと思うんですね。
小英語・中英語書法、こちらが1ヶ月ちょっと前、2月25日に研究者より新装復刊となりました。
91年の伝統のある伝説的入門書、伝説的教科書なんですね。 こちらより86ページに掲載されております、
Early Britain、初期ブリテンの姿を描くアングロサクソン年代記からの一節、これ小英語ですね。
こちらの20行ほどある英文をですね、毎回ワンセンテンスずつ解説していくというシリーズとなっております。
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そのシリーズの第4回目に今日はなりますかね。
数日おきにこのシリーズ続けておりますので、初めてという方はですね、ぜひ1回目に戻ってですね、解説を聞きいただければと思います。
そして1回目の前に0回目というのがありまして、パート0というのがありまして、これはですね、このEarly Britainの20行ほどですね、
まず私が小英語で音読してみるという回があったんですね。 その後にこの解説シリーズが始まっておりまして、今回第4回目、第4文を読んでいきたいと思います。
それではどうぞよろしくお願いいたします。 本日取り上げるのが第4文ということになりまして、これはですね、行数で言いますと、
Early Britainの7行目にあたりますかね、&から始まるところですね。 これテキストをお持ちの方は86ページを開いていただきまして、
そうでない方はですね、リンクを貼っておりますテキストを打ち込んだ画像なんですが、取り合わせ、取り急ぎですね、こちらを見ていただければ、今日の解説も理解できるかなというところですね。
本の方には右のページにですね、87ページにそれぞれ重要な単語に逆中みたいな形で中がついておりまして、
さらにそこに中がついていなくてもですね、すべての単語を掲載したグロッサリー、ミニ辞書みたいなものが緩末についておりますので、そこからたどってですね、
読学も頑張ればできるというような、そういう本になっております。 ただ、こういう音声解説なりですね、何か手ほどきがあるとやはり始めやすいと思いますので、
この春の時期に、そしてこの新総副官がなった、このタイミングでですね、解説シリーズをお届けしているという、そういう次第ですね。
さあ、今日扱う第4文ですが、この1文について改めて読んでみたいと思います。小英語での発音です。
ステンワニアンという文なんですね。 続けてこのシリーズをお聞きの方は、少しずつ小英語の文字、そして発音に慣れてきたのではないでしょうか。
ぜひ何度もですね、繰り返し音読していただければと思うんですね。 さあ、それでは意味をとっていきましょう。
まず、&はいいですね、このままです。 スペリングも発音も、事実上ほぼ変わっていないと言っていい、数少ない小英語の単語ということですね。
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そして次のサーですね、このthornの文字はもう慣れてきたかと思います。THと頭の中で変換してください。
そして通常は濁りません。 無声音でサーというふうに読むんですね。これはですね、第2文に一度出てきたと思うんですね。
サーというのは非常に多義で、出るたびにですね、どの意味で使っているんだろうということを考えなければいけない、なかなか厄介な単語なんですが、
文脈も手伝ってですね、ここでは第2文に出てきたサーと同じもの。 つまりですね、直前の複数名詞を受けて、
theyのように捉えておけば良いということです。 ちなみにtheyとは語源は異なります。
このサーは小英語由来のもので、そしてまあtheyっていうのはですね、今では彼らそれらということで当たり前のように使いますけれども、
これは諸説あるんですけれども、有力な説としましては、後に北欧語から釈用された語だということになってますね。
theyの方ですね。 それとは今回一応別物というふうに捉えていただいて、
さあ、これは直前に出てきている複数名詞ということですので、これはですね、前の文の主語でもあったピクトジンたちですね、を受けていますね。
そしてピクトジンたちは、 次が
動詞ということになります。これももう既に奇襲事項をですね、やってきたということで過去形で、かつ語尾にONがあるので、複数の主語と一致しているという形になります。
サーが複数ですから、ONが出てくるっていうのはピッタリ一致しているわけですね。
they cameということです。そして、EREST、これも既に何回か出てきた奇襲事項で、しかも昨日のHERDYをお聞きいただけましたでしょうか。
このERESTに関係する語源の話題をお届けいたしました。詳しくお話ししておりますので、ぜひお聞きいただければと思いますね。
最初っていうことは、ファーストの意味ですね。彼らは最初やってきたっていうところですね。
で、どこにかと言いますと、ON NORTH IVERNIA OOPとなります。
これはですね、北部イベルニアというのはヒベルニアということで、これはですね、アイルランドとのことを指しますね。つまりまあ、北アイルランドということになりますね。
現代ではHが最初についてですね、ハイヴァーノーとかいう単語に残っていますね。単語と言いますか、単語の一部を構成する。
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例えばアイルランド英語のことを、もちろんIrish Englishと言えるんですが、ハイヴァーノーEnglish、ハイヴァーノーEnglishなんていうことがありますね。
ONは前置詞ですので、そこにやってきたぐらいだと思うんですね。
彼らはまず最初に、北アイルランドにやってきた。そして最後のOOPというのは、上の方に、北にという方向を表すということですね。
前の文で南からやってきたというのに対応させて、北の方に上がって、北、イベルニア、北アイルランドへとやってきたという、ちょっと方角を添える副詞と考えれば良いと思うんですね。
こんな位置にありますけれども。
そしてAND、THER、THERというのが現代のTHEREに相当します。
THERの語源の形ということになりますが、あくまで発音はですね、最初に述べた通りTHORN単体、このような位置ですと濁らないで無声音なのでTHERというふうに読んでください。
そしてそこでっていうことですね。
主語はTHERから続いていますが、それがANDで次の節に繋がっているということなので、その次に来るのは動詞ということが分かります。
BADONですね。これONがありますし、過去形の流れの文脈ですので、これが動詞であるっていうことは、いくつかの観点からですね、意味は分からなくても、これがいわゆる主語、動詞の動詞に当たるんだということは見当つくと思うんですね。
さあ、このBADONという単語、動詞なんですけれども、これは現代のBIDという単語なんですね。
現在ではですね、この単語、多義ですけれども、非常に厄介なくらいに多義なんですが、現代の活用としてはですね、BIDBIDBIDというふうに無変化になるか、あるいはやや古風なんですがBIDBADBID、あるいはBIDBADBIDDONのような、いくつかの実は活用パターンがあるんですね。
しかも多義だということで、現代では入札で根をつけるみたいな意味がありますかね、競りですよね。そんな意味もありますし、BIDする、トランプ用語ですかね、宣言するみたいな意味もありますし、そして一般的にはですね、命じる、言いつけるというような意味もありますね。
もともとはですね、探願する、頼む、要求するぐらいだったんですね。それが意味が強くなって、命じる、言いつけるみたいな意味に変化してきたという経緯があるんですね。
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ここでは、懇願する、頼むというぐらいの意味で使われています。そして過去形ですね、現代のやや古風な過去形BADの音がですね、ちゃんと小英語のこの形の中にですね、確認することができるわけなんですがBADONですね。
これでBEGGEDであるとかASKEDというふうに求めた、懇願したっていうことなんですね。
SCOTTASというのが目的語にありますので、スコットランド人たち、スコット人たちに懇願したということになります。
何を懇願した、どういう内容かというのが後ろのTHAT説、現代ではTHAT説と言いますが、小英語のTHAT説ですね。
次にTHATが来てますね。この後ろに来る内容のことをスコットランド人に懇願したということになります。
ではTHAT説以降、何があるかというと、HEAR THE MOST WINNING
このHEARというのが、これが小英語の純正の認証代名詞でTHEYに相当します。
複数のものを受けて、現代で言えばちょうどTHEYと訳してぴったりくるような複数認証代名詞が当時はTHEYではなくHEARというHで始まる形になったんですね。
先ほども述べた通りTHEYというのは、おそらく後からやってきたもので、この純正のHEARを置き換えてしまったというのがこの後の歴史なんです。
中英語以降ですね。特に後期中英語になってからこのHEARがなくなって、代わりにTHEYがやってくるということなんですね。
このような当たり前の単語が、いわば外国語ですよね。近い関係にあるとはいえ、外国語であるコーノルド語によって置き換えられてしまうというのはなかなかものすごいことなんですけれども、
後英語ではまだ本来のHで始まる複数認証代名詞が健在でした。このTHATの中でHEARなのでTHEYということですね。
これは主語のピクト人たちですね。スコット人に単元しているスコット人たちも複数名詞なので、どっちを表すのかということは文脈で判断する必要があるんですね。
これは文脈上ピクト人たちを指しているHEARです。現代語ではTHEYと訳しておけるところなんですが、THERそこに出ましたね。
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そしてMOSTEN、ウニアンとありますが、MOSTENというのがこれ助動詞なんです。HEARという複数名詞に対応する形になっておりまして助動詞。
しかもENという語尾がちょっとミソなんですね。これは家庭法の語尾なんです。複数名詞が主語の場合、今回それに該当しますね。
これにENを付けるとONではなくENというのは家庭法の語尾なんですね。
英語で接続法という用語も使われたりします。どちらも同じものを指しますので、ここでは家庭法と呼んでおきたいと思いますけれども、
この単語はですね、形上は現代のMUSTしなければならないのをあのMUSTにつながってくるんですが、
当時のこのMUST、MOSTENの意味はしなければならないではなくて、しても良いとかすることが許されているという、どちらかというとメインに近いんですね。現代のメイン。
このあたり助動詞は少し注意する必要があってですね、前にですね、このシリーズで前置詞が同じようにですね、
現代と意味がちょっとずれているので要注意というものがあったのと同じように助動詞にも同じことが言えるんですね。
小英語でMOSTEN、つまりMUSTの形を見たら、これは現代英語的にはMEIで解釈する必要があると。つまり現代英語を訳するのであれば、これはMEIとかBE ALLOWED TO、何年しても良い、何年することが許可されているぐらいに訳すのがぴったりなんですね。
ちなみにですね、MEIに相当する単語、助動詞はですね、ちゃんと小英語にあるんです。じゃあなんでMEIを使わないかというと、今度はそのMEIは意味がしても良いではなくてすることができる、つまりCANの意味なんですよ。
こういうふうに一つ一つずれているんですね。じゃあCANはどうなのかというと、CANという単語はやっぱり小英語にあるんですけれども、相当する単語ですね。これはできるという意味よりも先にですね、まず知っているという、本動詞のNOに近い意味があるんですね。
このように一つ一つ助動詞の意味がずれているというのが小英語、そして中英語あたりまでの特徴なんですね。逆を言いますと、この原義が少しずつずれて現在の意味になっているということなので、前置詞や助動詞、このあたりはですね、意味が隣接した意味にですね、変化しやすいということがありますね。
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なので、現代でも対応する単語があるというときに、むしろですね、気をつけなければいけない単語群ということになるんですね。ここではMUSTという形状はMUSTのご先祖様ということになりますが、意味はメインに近いということですね。
そして助動詞があるということは、後ろに本動詞があるということで、これがウニアンという単語なんですね。これは留まるとか滞在する、住むというような意味で、REMAINとかSTAYぐらいに訳したい単語ですね。
これ、現代ではですね、何に残っているかと言いますと、この過去分詞、住む、滞在するの過去分詞の形で、Tをつけた形でWON'Tという単語ですね。何々するのに慣れている、何々する習慣であるみたいに訳す、ちょっと古風な単語ですけれどもね。
例えば、現代の例文としては、I was WON'T to feel sleepy afterlunch みたいな。昼食後、いつも眠たくなるのが習慣だった、みたいな使い方をするWON'Tありますよね。
これは、今回扱っているウニアン、滞在するとか住むという単語の動詞の過去分詞から来ているんですね。つまり、すっかりそこに滞在して慣れ切ってしまったということで、この慣れとか習慣という意味が出てくるわけですね。
それがB動詞の後に来る、典型的に来る形容詞、過去分詞ですから由来が、過去分詞形容詞として使われるようになったのが、BE WON'T TOというフレーズなんだということなんですね。
他にドイツ語をやっている方は、ストレートにWO NEN、これ住むという意味ですね。暮らすという意味なのでわかるかと思いますが、これで一つ一つの単語で揃いましたので、ファット説の中はどうなっているかというと、ピクト人たちはスコット人たちに懇願したと。
自分たち、つまりピクト人たちがそこに住んでも良いかと、定住しても良いかどうかということを伺った。つまり定住してよろしいですかという旨、頼み込んだ、懇願したというような意味となっております。
さあこのMOSTENについては、意味についてはこのBE ALLOWED TO、MEIなんだよということを解説しましたが、なぜここで仮定法が使われているのかということですね。
これは古英語の特徴で、中英語ぐらいまでありました。その後急速に失われていった文法なんですが、これはゲルマン語の他でもあるいはインドヨーロッパ語の多くの言語でそうなんですが、
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このTHAT説のような従属説ですね。この中では典型的に仮定法が使われます。直接法ではなく仮定法が使われます。THAT説というのは、例えばI THINK THATにせよ、I IMAGINE THAT、IHOPE THATではとか、今回のようにASK THATのような文脈ではですね、
実際にまだ起こっていないんですよね。頭の中にあることを考えたり想像したり、あるいはこうなってくれると良いなという趣旨で懇願するわけですよね。
なのでまだこれが頭の中にある状態、実現されていない状態ということで、広い意味では仮定しているわけですよ、頭の中で。
こういう文脈、統合的環境に置かれますと、この場合助動詞ですけれども、助動詞なり動詞なりは仮定法に置かれるというのが語彙語の考え方なんですね。
特に現代語訳であるとか、日本語訳した時にはこの仮定の意味合いというのは強くは出ないわけなんですが、その辺りを意識して解釈する必要があるということですね。
さあ、ここまでで一文が終了したことになります。
丁寧に読んでいきましたので意味は取れたかと思います。
さあ、その意味を念頭に、では改めてこの一文を聞いたり、あるいはリピートしたりしてみてください。最後に読み上げます。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今回シリーズ4回目となりましたが、語彙語中英語書法より語彙語アーリーブリテンの一節を精読しております。
少し慣れてきたところで、冒頭にも述べました。
4月に入ったことですし、新年度入ったところですし、ぜひまだお持ちでない方はこの教科書、伝説的教科書ですので、語彙語中英語書法の新創復刊を入手していただければと思います。
今後も、まだまだ半分も言ってませんよね。
この一節だけでもシリーズは続いていきますし、このヘルディオ、それから私の他のメディア等でも、語彙語中英語書法を用いて、語彙語中英語に入門されるという方のためのコンテンツというのを今後蓄積していきたいと思っております。
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朝日カルチャーセンター新宿教室でも、新年度から毎月の講座を開きますけれども、こちらでも語彙語中英語書法を参照しながら、
短い文ですけれども、原文を読みながら、ある単語に注目して、そこから英語史の世界を広げていく、そんな講座を考えておりますので、ぜひぜひ皆さん、この語彙語中英語書法新創復刊、手に取っていただければと思います。
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それでは、今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語史研究者のホッタリウイチがお届けしました。
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