【再】#619. 現在完了「have + 過去分詞」の歴史
2026-03-31 21:02

【再】#619. 現在完了「have + 過去分詞」の歴史

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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英語の語源が身につくラジオheldio、英語史をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2月9日、木曜日です。いかがお過ごしでしょうか。
本日お届けする話題は、リスナーさんからいただいたリクエストにお答えします。
現在完了、「have 」プラス過去分詞の歴史についてです。どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、新著のお知らせです。
京都大学の家入洋子先生と私、堀田隆一とで強調を出しています。
開拓者より文献学と英語史研究という英語史研究のガイドのような本です。
こちらが1月12日より一般発売となっています。
この新著につきましては、ヘルディオでも毎日のようにご案内差し上げているんですけれども、
聴いていただけましたか。ヘルディオの609回と611回、この2回は家入先生に出演いただいて対談をしております。
もちろんこの本についてです。
609回、家入洋子先生との対談、新著文献学と英語史研究、過去開拓者を紹介します。
というストレートに本書を紹介する回がありました。
そして611回は、家入洋子先生との対談の第2弾、新著文献学と英語史研究より英語史コーパスについて語ります。
と題して、少しポイントを絞って、英語史研究で使われるコーパスについて、家入先生専門家ですので、
なかなか直接声で聞くということはあまりないと思うんですけれども、貴重なお話をしていただきました。
この609回と611回、まだお聞きでないという方は、ぜひ聞いていただければと思います。
英語史の研究をしている方、あるいは関心をお持ちの方に、過去40年ほどの研究の動向、そして今後の展望を整理して示している本です。
このチャプターに本書を紹介する記事へのリンクを貼っておきますので、詳細はそちらよりご覧ください。
ヘログでもいろいろ書いていますし、YouTubeでもこの本の紹介をしています。そちらから訪れていただければと思います。
以上、新聴のお知らせでした。
今日の本題は、現在官僚ハブたす過去分子の歴史についてです。
03:05
現在官僚に限らないんですけどもね、過去官僚であるとか未来官僚も当然関わってくるわけなんですけれども、一番基本の形である現在官僚ですね。
官僚系とか官僚後分という言い方もしますけれども、これがですね、どのように出来上がってきたかという起源と発達の歴史を今日取り上げたいと思います。
この官僚系の発達についてはですね、実は英語史でも統合論上の非常に大きな問題として関心を寄せられてきたんですね。
いろんなことが実際調査され、研究され、分かっています。
今日はその教科書的な説明ということになりますけれども、いかにしてハブたす過去分子という形が今我々が知るところの官僚系、現在官僚として起こり、そして定着してきたのかという話題に注目してみたいと思います。
まず、この官僚系という形式はですね、どれだけ古いのかということなんですが、案外古いです。
古英語にはもうすでにあってですね、半ば確立していたと見ることもできます。半ばですね、本格的な確立となりますと、もう少し時間がかかって中英語を経て、そして本当の意味で現代風にですね、官僚という統合公文として成立したというのは近代に入ってからかなと思いますが、
基本形は古英語の時期にすでに大体出来上がっていたという風に考えて良いと思います。その意味ではなかなかに古い公文ということになります。
古英語より前の時代にはおそらくなかったという意味では、やはり英語の歴史の途中から現れて発達したという風に言うことができるとは思います。
それでは、古英語の状況を見てみたいと思うんですけれども、そのまま古英語で読み上げると何が何だかわからないと思いますので、適宜現代英語に言い換えた形でですね、説明していこうと思うんですけれども、まずですね、古英語、ズバリ読み上げてみたいと思うんですが、こんな表現があったんですね。
これ、何だかわからないと思いますが、それぞれの単語をですね、現代英語の対応するものに置き換えるとこうなります。
Had they their enclosure closed?
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これはですね、意味は彼らは自分たちのエンクロージャー、囲われた土地ですね、平野柵で囲われた土地のことですが、これに鍵をかけた、つまり他の人を閉め出した、完全に中に閉めてしまったという意味です。
現代英語の通常の語順で言いますと、they had their enclosure closedということになります。
現代でもですね、have、目的語、過去分詞という一つのhaveを使った構文っていうのがありますね。
今回の場合、その囲われた土地を閉められた状態で持っていたということになりますね。
ちょうどI had my hair cutというのと同じような感じですね。
私の髪を切られた状態で持っていたとか、切ってもらったぐらいの意味に現代ではなるわけなんですけれども、本来はhaveですから、文字通りhaveなので目的語に相当するものを持っている、持っていた。
それがどんな状態でかというと、過去分詞のように〇〇された状態でというのが本来のこの構文の意味なわけですよね。
これが英語でそのまんま、少し語順は違いますけれども、基本的に一語一語対応します。
という言い方になりますね。
まず、この現代英語でも普通にあるhave、目的語、過去分詞という構文、これがあったということなんですね。
現代英語と少し異なるのは、古英語ではですね、この目的語にあたるtheir enclosureに相当するものですね、それと過去分詞closedに相当するものが非常に密接に結びついているので、
過去分詞の方ですが、この語尾が変化しないといけないんです。
their enclosureの文法的役割に一致する形でclosedに相当する過去分詞形も語尾に特定のあるものをつけなければいけないという決まりがあったんです。
それぐらい関係が密接だからということです。
今回の場合、このenclosureに相当する目的語、closedという単語なんですが、これが男性名詞で単数でかつ対角、対角っていうのは直接目的語のことですね、という文法的な役割を持っているので、
それに対応した過去分詞の語尾をつけなければいけないということで、この場合、ベロッケンの後にイをつけてベロッケネというふうにしっかりと、クルーザンとベロッケネという2つの単語がですね、意味的な関係が密なので、しっかりと語尾を通じて結びつき合っているんです。
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さて、そのようなやや複雑な事情はありましたが、基本的には現代英語のthey had theirenclosure closedに相当する構文がすでにあったんだというふうに考えておいてください。
ところがですね、小英語でも比較的後半になってなんですけれども、統合的にですね、面白いことが起こってきます。
何かと言いますと、小英語では語順っていうのが比較的自由です。
現代に比べればという意味なんですけどもね、基本はあったんですけれども、現代に比べれば比較的自由に動かせるので、目的語と過去分詞の位置が逆転した言い方、これが出てくるんですね。
つまり先ほどの例で言えば、they had closed their enclosureという形になります。
意味は変わりません、先ほどと。語順が統治しただけです。
彼らは自分たちの囲われた土地を閉めた状態で、閉まった状態で持った、持っていたぐらいの意味で、先ほどの文と意味は一緒っていうことです。
語順が入れ替わっただけ、だけど意味は一緒っていうところがポイントです。
目的語と過去分詞の例の語尾の一致というのもちゃんとありました。
このように元の語順と入れ替わった新しめの語順ですね。
これがしばらく併用されていたんです。
同じように共存して使われていたっていうことなんですが、だんだんとひっくり返った方の語順ですね。
つまりhave、過去分詞、目的語という繋がりがだいぶ多くなってきたんです。
そうするとですね、本来は過去分詞はこの目的語の名詞、これと包んでいて非常に強い関係にあった。
だからこそ語尾も一致していたっていうことだったんですけれども、新たにhaveのすぐ次に過去分詞が来ることになったということでですね、むしろhaveと過去分詞の繋がりというのが強く意識される段階になったっていうことなんです。
そうしますと、haveと過去分詞、過去分詞という形はしてますが、これ結局動詞ですので、haveとこの動詞を合わせて一つの完了時制という見方になってきます。
そしてその動詞の目的語が一番最後に来ている、今回の場合エンクロージャーにあたるものだというふうに。
12:00
つまり、haveと過去分詞というセットで一つの動詞的な単位、つまり他の助動詞と同じようにcan doとかwill doみたいな形ですね。
たまたまhaveの場合はこういった歴史がありますので、have doではなくてhave doneという過去分詞が来るっていうのがちょっと特徴的なんですけれども、いずれにせよこのhaveと過去分詞という繋がりの方が密接になってしまって。
いわばこの構文の構造の解釈の仕方に変化が起こったということになります。
中英語記になりますと、目的語と過去分詞の関係、これをこれまで表示していた例の語尾ですね。
語尾の一致という現象も見られなくなり、一層ですね、haveと過去分詞の関係が密になり、合わさって一つの時制を形成する、こんな変化が起こったということなんですね。
今日の話題は、haveと過去分詞という官僚系の歴史についてだったんですけれども、冒頭にも述べましたように、リスナーの方からいただいた質問、こちらに答えるという形でお届けしました。
そちらのコメントを読み上げていませんでしたね。
ここで改めてご紹介したいと思います。
一昨日の放送で617回、受動体における動作種の全知識の歴史、from、of、by、etc.という回だったんですが、ここで受動体ということに関わった話題なんで、そこと関連づけて、今日取り上げた問題についてリクエストいただいたということです。
以前、他のリスナーの方もおっしゃっていたと思いますが、ホッタ先生の声がラジオ向きで、私もとても癒されています。
リクエストがあるのですが、受動体に出てくる過去分詞に関連して、haveたす過去分詞の官僚系の歴史についても教えていただけないでしょうか。
先生の過去の放送会で、winter is gone のように、官僚系ではなく受動体での表現が現代英語にも残っているとおっしゃっていた気がするのですが、官僚系は比較的に新しい用法なのでしょうか。
haveが本動詞でなく助動詞となった背景も教えていただいたら嬉しいです。ということで、こちらのリクエストにお答えする形なんですが、お分かりいただけましたでしょうか。
概論的、教科書的な説明だったんですけれどもね。先ほどの本編でお話ししたのは、中英語期くらいまでの話で、その時もまだ実は、いわゆる現代風の現在官僚とか官僚系の用法が100%確立していたわけではなかったんです。
例えば現在系とか過去系のような一つの独立した時制としては、どれくらい本当の意味で官僚系が独立していたかっていうのは微妙なところがあって、例えば今ではダメなんですけれども、現在官僚と過去の一点を表す副詞ですね。
15:19
イエスタデイとか、これ今現在官僚とイエスタデイっていうのは狂気してはいけないっていうことになってるんですが、中英語くらいまではまだあるんですね。なので、過去系と完全に区別された独立した時制みたいな現代的な立ち位置にはまだ至っていなかった。そこに至るにはもう少し時間が必要で、近代英語期になってからということなんですね。
この話題ですね。英語詞ではなかなか大きな問題ということだったんですが、このHeldioでは取り上げていなかったのかと今更に気づきましてリクエストいただいてよかったです。こういう形で今日お届けしました。
官僚系に関する話題としましては、これまでも少なくとも二つ、二回はですね、Heldioで取り上げていますので、過去回として紹介しておきたいと思います。
まず一つはですね、まいさんからもいただきましたが、Bたす過去分詞っていうあたかも受動体みたいな形で実は官僚系を作る場合っていうのが歴史的にはあったっていうことで、これをB官僚、今日は使ったハブ官僚に対してB官僚と呼んでいますね。
こちら552回B官僚の衰退という話題で扱っていますので、ぜひお聞きいただければと思います。それから遡って83回なんですけれども、現在官僚は過去を表す表現と協議したらNGという、先ほど触れた現在官僚とイエスタでは協議してはいけないというこの問題について語った回です。
552回と83回ですね。こちら合わせてお聞きいただければと思います。
そして最後なんですけれども、今回扱ったようにハブの本来の持っているという意味から始まったわけなんですけれども、目的語に相当するものを何々された状態で持っているという意味では、ハブの普通の用法なわけですよね。
ハブは普通の一般の動詞ということだったわけなんですが、それが加工分子形と組むことによって、タグを組むことによって一つの辞世を形成するというふうに、文法的な機能をハブが帯びてきた、いわば助動詞化してきたということなんですが、こういった現象を歴史言語学では文法化、grammaticalizationというふうに呼んでいます。
非常に多くの文法事項、今文法として扱われているものがですね、この文法化の過程を経て文法的な使い方になってきたのであって、もともとは一般の動詞だったり名詞だったりというような普通の単語だった、それが文法的な意味合いを帯びてくるという、これ非常に多く例が存在するんですね。
18:22
なので、これに文法化、grammaticalizationという名前がついているわけなんですけれども、この文法化、非常に今注目されています。
日本語の本で最も読みやすいものはですね、日本大学の穂坂道夫先生が出されました、文法化する英語という本です。開拓者より2014年に出版されています。
こちらに関連するリンクを貼っておきますので、ぜひこの文法化という問題、今回の官僚系の歴史もしっかり扱われています。この本の中でですね。
関心がありましたら、ぜひこの本を手に取っていただければと思います。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
リスナーさんからのリクエストに応える形で、官僚系という非常に重要な文法事項、この起源と発達についてお話ししました。
1個前のチャプターでも述べましたが、官僚系と関連して552回、そして83回でもリンクする話題をですね、取り上げていますので、ぜひそちらも併せてお聞きください。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご質問、ご意見、ご感想をお待ちしています。
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今年に入ってから1ヶ月ちょっとが経ちますけれども、この40日ほどですね、比較的短い期間の中でも、非常に多くの新規でこのチャンネルを聞き始めていただいた方であるとか、
そしてコメントも本当に多く寄せられるようになってきまして、大変英語子活動が活気づいています。
ヘルカツと呼んでいるんですけれども、こちらですね、今年はますます盛り上げていきたいと思っていますので、リスナーの皆さんのご協力いただければと思います。
面白かったという回がありましたら、ぜひいいねをいただき、さらにその上でですね、勇気を持ってコメント一言でもいただけますと本当に嬉しいです。
初コメントもお歓迎いたします。
ぜひリスナーの皆さん一人一人にこのチャンネル盛り上げていっていただければと思っています。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、ほったりうちがお届けしました。また明日。
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