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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもっとに英語の歴史の面白さを伝え、
裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は2026年4月24日金曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さあ本日の話題なんですけれども、 研究者より2冊の英語語源本が出ました。
コンパスローズ英単語真相版と語源で学ぶ医学英単語ハンドブックです。
こちらのチャンネル、英語の語源が身につくラジオというタイトルですので、このような本紹介しないわけにいかないですね。
しかもですね、昨年6月に出ました英語語源ハンドブック、こちら大変好評いただいておりまして、同じ研究者さんより出た今回の2冊語源本ということですね。
さすが語学本の研究者というところなんですけれども、 この4月後半になりまして、立て続けに出たということでですね、こちら
もっかい滞在中のイギリスまで本の見本を送っていただいたという次第なんですよね。 この2冊について今日はご紹介したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。 同じ月に同じ出版社から2つの異なる語源本が出るというのもですね、なかなか熱い話ではありませんか。
私としては英語語源、これをまあいわば本業の一部としていますので、非常に喜ばしい事態なんですね。
英語語源本といってもいろんなタイプがありますね。 英語語源ハンドブックのように
そもそもですね、実用的なところを必ずしも意識しているわけではないというようなもの。 これ実はまあ珍しいわけなんですけれどもね。
ジャセットの基本戦語に絞って、それを英語史的な観点から一語一語 掘り下げていくというところですね。
英語学、英語史寄りの本ということなんですね。それが英語語源ハンドブック 昨年出たものなんですが、今日ご紹介するものというのは
ぐんと実用度が高いと言いますかね。 コンパスローズ英単語、こちらは語根で覚えるという枕言葉ついてるんですね。
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語根で覚えるコンパスローズ英単語という本、それから語源で学ぶ医学英単語ハンドブック
こちらも医学生にとってはということなんですが、極めて実用性の高い 単語暗記のための語源本ということになりますね。
他のジャンルとしてはですね、語源読物と言うんですかね。 英語語源ハンドブックもその風味はありますけれども、もっとですね、一単語あるいは関連する単語について
読み物のように一章が書かれているというような語源読物みたいな本もありますけれどもね。
今回の2冊は実用的な色彩が非常に強い、そういう本です。 関心を持たれる方も多いではないかと思います。
さあそれではですね、1冊ずつ見ていこうと思うんですけれども、まず語根で覚えるコンパスローズ英単語
こちら真相版となっておりまして、実はですね2019年に既に出ているものなんですね。 これが評判だということだと思いますね。真相版となって予想を新たにして
帰ってきたということなんですね。池田和夫氏による本なんですけれども、こちらですね、帯を見ますと、効率よく語彙を増やして受験対策にもとあるように、まさに実用目的、単語暗記に資する語源、語根の学習ということですね。
もちろんこの種の実用的単語学習本というのは、これまでもですね、たくさん出ています。 私も実際にですね、
高校生の時ですかね、主に受験生の時に語源で単語を学ぶということをやっておりました。 その頃からもう既にですね、たくさんの関連する本が出ていたというところなんですね。
この本の特色、コンパスローズ英単語の特色としましては、これベースにあるのがコンパスローズ英和辞典という研究者から出版されている 辞書なんですね。こちらの中でコラム、
語根で覚えようというコラムがありまして、これがですね、数十項目、75項目ですかね、が書かれていたんですが、それに大幅過筆と言いますか、200以上の項目を追加してまとめたのがこの本ということなんですね。
語根を利用して語彙を、ボキュラリービルディングをしていくというのは、本当に古くからある学習法なわけなんですが、統計的に言いますとね、基本、戦後レベル以上ですね、つまり中級から上級となってくると、
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とりわけですね、この語根を知っておくことにより、単語を学習することがぐんと容易になるということがですね、これ数字上も示されていますね。
1015レベル以上の単語のうち7割以上は覚えるときの語源の知識が役に立つというふうに、はじめのところに書かれております。
この本で取り上げられている語根は、全体として300ですね、300の重要な語根が取り上げられているんですが、その中でも最重要語根というのが3分の1ぐらいにあたる115、こちらが最重要語根となっており、その他300までがですね、重要語根というふうに、
なっております。もちろん、語根だけでなく節字リスト、こちらもですね、桓末についておりまして、主な節微字、主な節、節頭字と節微字ですね、これもしっかりと完備されております。そしてもちろん最後には作品、単語の作品として引けるようになっているんですね。
カラーズリで非常に読みやすく思ったよりですね、ちょっとした語源、ボキャビル本かと思いきや、なかなかですね、重厚なんですよ。片手でもちろん持てる、カバンの中には入るんですが、ちょっとした単語帳よりもですね、もっと重厚で量があります。
こちら、今回真相版ということなんですけれども、それまでの版ですね、につきまして、私もですね、英語誌ブログヘログの方で一度取り上げたことがあったんですね。なので、もちろん、この本持っておりましたし、いろいろ語源のですね、私も話をするときに活用してきた経緯があるんですが、今回真相版が出るということで、やはりこちら読まれている。
あと、こちらの本にはですね、音声ダウンロードサービスもついておりまして、本書を買うとですね、ユーザー名、パスワードなどが記載されているページ、こちらですね、から飛んでいただきますと、MP3の音声ファイルがダウンロードできるということなんですね。
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見出し語と例文の音声が収録されているということで、こちらも活用して単語学習を進められるということですね。
いわゆる赤いフィルムがついておりまして、単語帳に昔からよくあったあれですね、赤いフィルムで重要なところを隠しながら、覚えたかどうかっていうのをチェックするということですね。
それからクイズのようなものもついておりますので、語源による語彙学習の一つの完成版というべき本となっていると思います。
語源で覚えていくのにふさわしい中、上級の単語というのは、英語式的に言うとですね、ルネサンス期以降に入ってきたラテン語、ギリシア語に基づく要素が多いんですね。
これは次にご紹介する医学英単語も同じですので、扱っているジャンルと言いますかね、コンパスローズ英単語の方は一般的な語彙です。
それに対して医学英単語は、その名の通り医学英単語ということで、ジャンルは異なるんですが、構成している要素と言いますかね、その傾向は実は同じなんですね。
結局のところ、上級英単語というのは、ラテン語、ギリシア語の語魂や節字ですね、節音字、節微字、これに基づくものが多いということでですね、避けて通れないということなんですよね。
語彙の学習をする場合には、語魂学習、やはり非常に効き目があると思います。
さあ、そして次の語源で学ぶ医学英単語ハンドブック。
こちらはですね、私医学生ではありませんので、ある意味未知の世界です。
もちろん知っている単語、語魂などはいろいろあるとはいえですね、この一冊を学ぶほどですね、医学英単語に説明したことは今の今までありませんので、ある意味フレッシュなんですよ。
非常にフレッシュな本ですね。
下の帯の部分にはですね、語源で効率よく医学英単語を徹底攻略とあります。
こちら本を書かれたのは、木下明義氏が監修を務められまして、それから編著者として野中泉森田克幸良氏により編著をされているということなんですね。
これどんな世界なんだろうという、この手の本はですね、私手に取ったこともあまりないんじゃないですかね。
パラパラめくったりしたことぐらいはあるかもしれませんが、何せ分野全く違いということでですね、つながるのは英語英単語ぐらいというところで全く疎いんです。
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ですので本の作りからしてですね、こういうふうに作るのかと発見があって非常に新鮮でした。
まずですね、節当時、語根設備時というふうに、語のパーツですね、単語の中におけるパーツを3つに分割するというところですね。
これは形態論的、語言論的にもですね、よく知られていることなのでわかるんですけれども、特に語根ですね、語根が非常に詳しいと言いますか、
英語史や形態論の世界ではコンバイニングフォーム、連結形というふうに呼ぶんですが、この連結形という語学の側からの専門用語はこの本では使われていないみたいですね。
それをもっとわかりやすく語根というふうにだいたい言っていると思うんですよね。
そしてですね、この本の特徴としては例文がつけてある。重要語には例文をつけてあるということなんですね。
さっきのコンパス、ローズ、英単語もいくつかの、いくつかという重要な単語、基本となる単語には例文がついているんですけれどもね、
医学の方も例文があって、比較的長い例文なんですよ。実用的になりそうな、つまり医学生にとってですね、実用的な文が載せられていますね。
これなどもこういう医学的な文章、私もあまり読む機会がないので難しく感じますね。
読んだことない文っていうのは難しく感じますね。しかも専門用語だらけと言いますか、当然なんですけれどもね。
これは医学生、こういうことをみっちりと勉強しなければならないのかという、そういう観点から見るとですね、やっぱり大変だなと思ったりするわけなんですが。
そしてですね、本書の後半部分にあるのがボディーシステム別の語彙。これがですね、私面白いなと思って、医学やられている方は当たり前でしょう。
こういうふうにまとめてないとどうやって覚えるんですかとか言われるかもしれないんですが、最初の方はですね、瀬戸、自瀬、秘司、そして語魂ですよね。
ギリシャ系語魂、それからラテン系語魂というふうに実は分かれているんですけれども、このようにパーツごとに配置されているわけなんですが、後半になるとボディーシステム別の語彙ということですね。
要するに分野別というんですかね、例えば呼吸器関連語とか脳神経関連語とか、こういう分け方でですね、一覧が作られているというのも当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、この世界にですね、疎い私にとっては、なるほどこうやって整理するものなのかということですね。
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そしてもう一つの特徴は、先ほどのコンパスローズA単語と同じなんですけれども、音声ダウンロード付きなんですね。医学英語は耳で聞き、発音することで定着が促進し応用も効くようになるということなんですね。
しかも複語語、合成語で非常に長くなる傾向があるんですよね。その場合にどこに矯正が置かれるのか、アクセントが落ちるのかというのは、私もですね、一目で見てすぐに予想がつくかというとですね、ちょっと慣れないと難しいなっていう感じもするんですよね。
そんな時にこの音声ダウンロードできるというのは一つですね、発音記号があるわけではなく、むしろ直接音声でというのが、昨今のトレンドなのかもしれませんね。簡単にダウンロードなどアクセスできるようになったということで、こういうことになっているんだろうと思いますね。
そしてもう一つ面白いのがですね、やはり最後の方にホイとしてですね、処方関連の用語がまとまっていると。処方箋用語ですね。こちらもなかなかない、私にはない発想ということで、面白いまとめ方だなというふうに思いました。
この最後の付録関係が充実していますね。他にはグロッサリーですね、であるとか、それと用語作品、本書で現れている用語が一覧になっている作品、これは必要な部分かと思うわけなんですけれども、
医学生が英単語を学ぶためのノウハウもそうですし、情報がまんべんなく詰まっているというふうに見えますね。いやー、だけど医学やるとやっぱりこれだけ学ばなければいけないんですね。もうほとんどギリシャ語とラテン語を学んでいるようなものですよね、これね。
この多くもですね、私自身の英語史研究者としての関心はですね、もちろんここに網羅されている、列挙されている単語を改めて学習し直すということではないんですね。私の関心はですよ。
私はこの医学英単語になるもの、いつぐらいに入ってきたのか、これはやはり主にですね、エルネッサンス以降、特にもっと後ですね、後期、近代、英語期以降が多いと思うんですね。しかもこれ、ラテン語やギリシャ語が入ってきたというよりは、ラテン語、ギリシャ語要素、パーツはもうすでにだいたい英語に入ってきていて、それを英語の側で組み合わせたということなんです。
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しかもですね、その現場、組み合わせた現場は、英語だけではなく、ヨーロッパの主用語でもですね、同じことが行われていたんですね。独立して行われていたということもありますし、医学、学術用語ですので、国際的な含みがもちろんありますので、例えばフランス語、ドイツ語でできたものがそのまま英語に入ってくるということもあれば、逆の場合もあったりというふうに、
この単語のでき方というのが一般の用語と異なるんですよね。その意味で特殊ジャンルの言葉、これ、医学に限らず、いわゆる学術、科学の用語には一般的に言えることなんだろうと思うんですが、この辺り、近代英語記にですね、どのように語構成が行われたかという観点からは、私、英語主的に非常に関心があるところなんですよね。
そのためにも、ある程度単語を知っていないと、単語の実装を見ただけで恐れおののいてしまうということですと、そんな研究はもちろんできなくなりますので、少し目を慣らしたり、耳を慣らしたりするのに、この医学英単語ハンドブック、私もパラパラめくってみようかなという気になっている次第なんですね。
ですので、今回取り上げた、そしてご紹介した2冊、重向きは全く違いますね。コンパスローズ英単語は、ある意味英語学習者万人向けということですし、校舎、医学英単語ハンドブックというのは、基本的に医学生が手に取るものだろうと思うんですね。
私のように英語主的な関心から興味があるというのは非常に稀だと思いますのでね。
なので、異なる分野といえばそうなんですけれども、このように英単語の語源、特にラテンギリシャ語系の語魂、瀬戸字、設備字に注目して、1冊、今回2冊ですが、の本が余れるということ自体が英単語とか英語語源、来てるなと思う次第なんですよ。
昨年の英語語源ハンドブックも合わせて、この短い期間にですね、語源関連本がこうも多く出ている。これはなかなかないことなんではないかなということで、3冊のご紹介ですね。英語語源ハンドブックも含めて語源関連本3冊ということで、研究者から出ております。
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ぜひですね、皆さんのご関心の強いものから順に、なんとなれば3冊すべてということですが、こちらぜひ手に取っていただければと思います。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
本日は研究者より2冊の英語語源本が出ました。ということでコンパスローズ英単語真相版と語源で学ぶ医学英単語ハンドブック、こちらの2冊をご紹介いたしました。
いろんな角度からこのヘルディオお聞きの皆さんがますます英語語源に関心を持ち、そしてその背後にある大きな歴史ですね、英語史にますます関心を寄せていただければと思います。
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