2026-01-08 13:17

【再】#537. homo --- 地を這う人間

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に #印欧祖語 #ラテン語
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サマリー

本エピソードでは、ラテン語の「homo」という言葉の意味と語源が探求されています。この言葉は人間を表すだけでなく、低さや地面に関連する異なる言葉への派生を通じて、英語にどのように影響を与えているかについて説明されています。

homoの語源探求
本日は、【homo- 地を這う人間】と題してお届けします。
昨日の放送536回、民泊特別展【しゃべる人】に訪問中と題してお話ししたんですけれども、
この国立民族学博物館で開催中の特別展【しゃべる人】11月23日までオープンしているんですけれども、
このラテン語でのタイトルっていうのが付いていまして、【しゃべる人】に相当する【homo loquens】というんですね。
ホモサピエンスの、いわばなぞりなんですけれども、我々人類、ホモサピエンスはしゃべるのが得意ということで、
ある種の別名、異名としてしゃべる人、【homo loquens】ということが言われたりするんですが、
これをタイトルに掲げた言語の特別展ということなんですね。
今日はこの【homo】という聞き慣れた人間を表すラテン語の単語なんですけれども、様々な形で英語に英単語として入ってきています。
今日は【homo】と語根を共有する様々な英単語を挙げていくということで、ワードファミリーのシリーズということになります。
それではよろしくお願いいたします。
【homo】という単語はラテン語でして、ラテン語では人、人間を表すごくごく普通の単語ですね。
この引用祖語における語根は何かと言いますと、【dhgem】こんな語根が再現されているんですね。
そしてその原義、大元の意味は【dhgem】つまり、地面、土地ということなんですね。
ここからすべてが始まり、ラテン語はもちろんギリシャ語であるとか、あるいはゲルマン語にもどんどん入っていって、形も意味も変化はしていきますが、
大元にはこの原義、土地、土地、地面というこの辺りの意味があるっていうことなんですね。
この土地、地面というのは天に対して地、天地の地ですね。
天の反対語という位置づけにありますので、低いもの、癒やしいものという意味がですね、生じるわけです。
そしてこれが人間になっていくわけですから、地を這う癒やしい動物くらいの意味ですね。
これが人間なわけです。
ホモで分かる通り、ラテン語ではですね、このHというシーンで始まることになるんですね。
引用祖語では【dhgem】という形だったんですが、
この語頭の詩音群がいくつか調整を受けまして、ラテン語に受け継がれたものはHになるんですね。
さらにラテン語からフランス語などに移行していく際に、このHは脱落していくことになります。
綴り事情は残っているものも多いんですが、脱落していくことも多いんですね。
そして英語はこのラテン語であるとかフランス語から大量の単語を受け入れてきたという歴史がありますので、
結果的にですね、英語の語彙の中にたくさんのラテン語あるいはフランス語に由来するHで始まる元々の引用祖語に遡る単語が入ってきているということです。
人であるとか低い、癒やしいというような基本的な意味が残っているものが多いです。
ひたすらありますので、ひたすら挙げていこうと思うんですけれども、
まず、humanっていうのがありますね。これ人、人間ですから、まさにということです。
humanをベースとしてhumanism、humanist、humanity、humanizeなどの一連の単語が出てきますね。
humaneという単語もあります。これは親切な思いやりのあるという人間らしいということになりますし、
humbleというのがありますね。これはまさに謙遜した腰の低いということで、地面とか低いというあの原理に遡るものですね。
humiliate、humiliation、humilityとこの辺りは謙遜系の単語ですね。
それからhumusっていう単語があります。これは腐食度ということで土のことですね。
homage、敬意、尊敬という意味のhomageというのも関係します。
それからhomicide、殺人なんていうのもありますね。
このような単語群がラテン語あるいはフランス語から英語が釈要するという形でですね、英語の語彙の中に確認されるということになります。
次にギリシャ語経由のものをいくつか紹介したいんですけれども、ギリシャ語ではインヨンソ語のもともとのデゲンという複雑な詩音連続を持つ語根だったわけですが、
語源の広がり
これがですね、chの形で現れることが多いんですね。
例えばですね、難しい単語が多いですけれども、autokthonという単語がギリシャ語から入ってきます。
autoっていうのは自分ということですね。
で、kthonという部分がまさにこの土地を意味するデゲンのギリシャ語版の形だということなんですが、つまり土着の自分の土地のものという意味になりますね。
形容詞経由ではautokthonous、土着の土地固有のという意味になります。
それから面白いところではですね、camelion、カメレオンです。
このカムの部分がそうなんですね。
後半部分はレオンということで、これライオンなんです。
つまり血を這うライオンというふうに、あの動物を見立てたわけですね。
カメレオンです。
それからcamomile、カモミールティーってありますよね。
あのカモミールなんですけれども、
このcamoという部分ですね、これがまさに地面なんですね。
土地、地ということなんですね。
ミールの部分はリンゴ、果物ほどの意味なので、地の果物というあの香りからですね、インスピレーションを受けた命名なのかなと想像するんですけれども、camomileここにも入っているわけですね。
次にゲルマン系なんですけれども、直接ゲルマン系を経由して英語に流れ込んだ単語としては、グマという単語が小英語にありました。
グっていうGの音になってしまうわけなんですけれどもね、ゲルマン語ではこのグという音になって、つまりホモとグマというのは完全にこう同婚語ということになります。
小英語ではグマというのは非常によく現れる普通の単語でして、やはり人とか男くらいの意味なんですけれども、残念ながらこの単語は現代まで生き残らなかったんですね。
マンとか他の一般的に男、人を表す単語、いろいろありましたので、そういった今生き残っているものに追い出されてしまったというふうに考えられるわけなんですが、現代まで生き残っていない。
ただですね、間接的な形でその痕跡を見ることができそうなんです。
何かと言いますと、小英語の時期からブリュードグマというふうに、前半部分にブリュード、これブライドなんですね。
花嫁です。花嫁のグマ、男ということで、これ花婿を意味するブリュードグマという単語が小英語からありました。
これに対応するのは、例えばドイツ語でもボイティガム、ボイティガムなんていう単語がありますが、この単語が中英語でも少し形は変えますが受け継がれて残っていたんですね。
ブリードグマのような形です。
その後、後半部分の問題のグマに相当するところですね。
これがですね、どういうわけかグルームという、今の花婿はブライドグルームというわけですけれども、このグルームという別起源の単語によって、
あるがあるかないかぐらいの違いですから似てはいますね。
それに置き換えられてしまうんですよ。
そして現在のブライドグルームに至るということなんですね。
このグルームというのは若者という意味だったので、この位置にですね、ブライドの後の、つまり花嫁の若者、男である若者ぐらいの意味でスポットはまってしまって、
グマは形が似ているということで追い出されてしまった、そんな格好になっているわけですね。
ですので、現在のブライドグルームのグルームの影に小英語で人を意味したグマがある意味残っている、影で残っているぐらいの言い方はできるのかもしれません。
直接的にはグマという単語はそれ自体として構成に残らなかったし、ブライドグルームにも書き消されてしまったと考えることはできますが、
ルーツをたどると、一応ブライドグルームのグルームに小英語グマ対応するラテン語がまさにホモなわけですが、これがですね、うっすらと感じられると、そんなことになっているわけですね。
最後に一つ、必ずしも定説とはなっていないんですけれども、不定人称代名詞oneについて、この語源説いくつかありまして、
普通はですね、数詞のone、これがそのまま不定人称代名詞に化けたというのが一般的なんですが、あるいはラテン語ホモのフランス語版であるom、その弱形であるonという不定人称代名詞、これに影響を受けて英語の不定人称代名詞oneが生まれたのではないかという説もあります。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
一つの引用祖語の語根から派生して、そして様々な言語のルートを通りながらですね、最終的に英語の中に集結するこういったパターンがですね、英語の語彙の中にたくさん見られるわけですね。
この英語の語源がミニスクラジオヘルディオに最もふさわしいタイプの話題ということで、ワードファミリーの話題ですね。今回はホモ、人間、そしてその背景には土、低い、謙遜といった意味合いが込められている、そういった意味での人間ホモの同婚語を色々と連ねてみました。いかがでしたでしょうか。
このチャンネル、英語の語源がミニスクラジオヘルディオでは、あなたからのご質問、ご意見、ご感想をお待ちしています。Voicyのコメント機能を通じてお寄せください。
実際、この数日間たくさんコメントをいただいているんですけれども、まだご紹介する機会を持っていませんので、近日中に取り上げさせていただきたいと思いますが、続けてどしどしコメントをいただければと思います。
それでは本日も皆さんにとって良い1日になりますように。ほったりうちがお届けしました。また明日。
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