【再】#720. Johnson の辞書が1755年に生まれる以前の英語辞書事情
2026-07-10 20:53

【再】#720. Johnson の辞書が1755年に生まれる以前の英語辞書事情

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に #辞書
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英語史をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。本日は5月21日日曜日です。休日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
本日お届けする話題は、昨日の719回の放送、「ジョンソンの辞書、1755年出版の画期的すぎた英語辞書の続編」というべき回なんですけれども、続編と言いつつですね、時代的にはちょっと遡る話なんですけれども、今回720回はジョンソンの辞書が1755年に
生まれる以前の英語辞書事情です。どうぞよろしくお願いいたします。本題に入る前に、このヘルディオリスナーの皆さんにちょっとしたお知らせです。本日のヘログ、英語史ブログの方、すでにアップしてありますけれども、そちらリンクを貼っておきますので、覗いてみていただきたいんですね。
何かと言いますと、4日前ですね、5月17日の放送会、このヘルディオ放送会で716回、英語史を学ぶなら音声学もしっかり学ぼうという放送会を配信しました。
この収録の際にですね、実は収録の様子を、ヘルディオ収録の様子を動画撮影してたんですね。
これ前にも一度やってるんですけれども、ヘルディオ収録の様子を動画で撮影して、それをですね、公開するということを今回もやってみました。
この狙いはですね、このヘルディオ収録どういう風になってるのかなという風に関心がある人もいるかもしれないと思ったんですが、そこが今回の主たる狙いではなくてですね、何かと言いますと、
あの716回の放送会は15分弱の3チャプターかけて15分弱という放送時間だったんですね。
配信時間と言いますか、これを撮るのに実際にその時間プラスアルファ数分しか使っていませんよということをまるまると示すためなんですね。
音声収録というのはですね、本当にその収録しているだけの時間で済むんです。
その後、編集作業というのはほとんどありません。
タイトルをつけたり、チャプタータイトルをつけたりみたいなちょっとした作業はありますけれども、プラス数分です。
ということで、この間の716回の放送会、配信時間は14分51秒なんですが、実際には全てですね、配信予約を入れるまでスタートから終わりまで20分とかかっていませんということをまるまる動画でですね、
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その収録の生の様子をお伝えすることで示したかったんですね。
何のために示したかったかというと、YouTubeのような動画制作と違って、音声メディアでのコンテンツ制作は本当に必要最小限の時間労力で済むんですということを述べることで、
この音声メディアに英語誌の情報発信であるとか、英語誌でなくてもいいです、英語学であるとか、近隣の学術教育の分野ですね、の配信にそういうチャンネルをですね、皆様、ボイシーとは限りませんけれども、様々な音声メディアで立ち上げてみてもいいかなという気に少しでもなればという思いで動画撮影してみたという次第です。
ですので潜在的な制作者ですね、音声メディアの潜在的制作者に向けてこれぐらいの労力でできるんですよ、無理じゃないですよっていうことをですね、このボイシーも私2年ほど続けてきましたが、分かったことがいろいろありまして、それをですね、お伝えすべく、今回は動画にまるっと収めてみたと。
いう次第ですので、そういった趣旨で見ていただければと思います。
こちらのチャプターにですね、そのブログ記事貼り付けておきます。
そのブログ記事の中に、もうすでに動画が埋め込まれていて、見られるようになっていますので、ぜひですね、このヘルディオリスナーの皆さんもちらっと覗いてみていただければと思います。
ということで、今朝のブログ記事のお知らせでした。
今日の本題です。
ジョンソンの辞書が1755年に生まれる以前の英語辞書辞書ということで、昨日に引き続きジョンソンの辞書に関係する話題です。
昨日の放送では1755年に出版されたジョンソンの辞書の特徴を述べました。
とにかく画期的な辞書だったということなんですけれども。
では、この1755年の辞書、以前の時代にはどんな英語辞書があったのか、どのような英語辞書辞書があった上で、この画期的なジョンソンの辞書が出たのかということで、
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この前の150年ほどですね、1世紀半ほどの英語辞書辞書についてざっと解説しておきたいと思うんですね。
そうすると、1755年のジョンソンの辞書の位置づけというのもわかってくると思うんですね。
今日はジョンソンの辞書の前史、150年というのを見ていきたいと思います。
まずですね、スタート地点は1604年です。
ほぼほぼ150年前ですね。ジョンソンの辞書の150年前なんですが、1604年に
ロバート・コードリーという人が編参したA Table Alphabeticalという辞書が出版されています。
これ、実はですね、英語史上最初のAA辞典、いわゆる英語辞典ですね、一カ国語辞典ですということになります。
それ以前にはラA辞典のようなものはいくらでもありました。
つまり二カ国語辞書ですね。
ラテン語という、自分にとっては外国語の単語を次元語、英語で知るための辞書ということで、まず辞書といえば二カ国語辞書なんですね。
それが1604年というタイミングになって、17世紀の初めというタイミングで初めて英語史上をAA辞典、一カ国語の英語辞典というのができます。
これがロバート・コードリーという人によって編参されたんですが、実はですね、これ非常に有名な英語史上最初のAA辞書ということなんで、当然有名なんですが、このヘルディオでも337回で語っています。
英語史上最初のAA辞書はロバート・コードリーのA Table Alphabetical、1604年と題してお話ししています。
こちら337回、ぜひ聞いていただければと思うんですね。
今日の話のスタートはここからです。ロバート・コードリーのA Table Alphabeticalという、まず初のAA辞書、英語辞書が出たんだというところからスタートです。
このロバート・コードリーの辞書っていうのは、辞書というよりも単語リストに毛が生えたようなもので、
実はですね、今我々が常識としているような国語辞書ではなくてですね、難語辞書というべきものなんです。
難しい単語だけを選び出して、それに定義を与えるということです。
確かに考えてみればですよ、ネイティブの人間が、何をまず自分の言語の単語として知りたいか。
辞書に飛びつきたいかというと、難語なんですよ。よく知っている単語はもうよく知っているんで、すでに知っているんで調べる必要がない、定義を知る必要がないと考えるのも無理からぬことです。
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ということで最近、例えば外ですね、ラテン語とかフランス語のように外から入ってきて英単語とはなったものの、やはり元々が外国語なのでよくわからない。
だから知りたいというような形で、いわば難語ですよね。当時のネイティブの人たちにとって難語と思われる定義が必要と思われる単語だけをピックアップして掲載した辞書なんです。
そこに日常語は入っていません。難語のみが掲載されています。
これ現在の我々の感覚の辞書とは違いますね。我々の感覚の辞書っていうのはAA辞典でもあるいは日本語の国語辞典でもどんな簡単な単語でも必ず載っていて一応定義与えられている。
もちろんだいたい意味は知っていて引くことも少ないかもしれませんが、一応日本語の語彙とか英語の語彙ということで揃っているものは日常語であれ難語であれ分け隔てなく掲載するっていうのが我々の辞書のイメージなんですが、
当時は必要最小限、本当に説明が欲しい単語っていうことです。つまり難語です。これに特化していた辞書なんです。
17世紀中は実はこれがずっと続きます。基本的には難語辞書の世紀と言っていいんです。
ロバート・コードリーの1604年、A Table Alphabeticalは非常に人気がありまして改訂されていったんですけれども、1616年にはそのライバル辞書とも言うべき、ジョン・ブロカーという人によるAn English Expositorという新しい辞書が出ます。
Expositorっていうのは解説書ぐらいの意味ですね。コードリーの辞書が受けたのを見てですね、それに上乗せする形で充実させる形で出したっていうことで、これやはり非常に売れたんですね。
多くの見出し語を収録していたということもありますし、改訂版がどんどん出てですね、以降1731年まで再販され続けたということで、なかなかの人気ぶりだったんですね。100年以上続いたっていうことですから。
そしてこのコードリーの後を継いだブロカーですね。さらにその後を継ぐ形で、ヘンリー・コッケランという人がですね、The English Dictionaryという辞書を1623年に出しています。
つまりですね、この辺コードリー、ブロカー、コッケランっていうのは17世紀の前半に立て続けて似たような辞書を出していったということになりますね。いずれも難語辞書で人気を誇りました。
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17世紀も少し時間が進んでくるとですね、トマス・ブラウントという人のGlossographiaという辞書が出ます。1656年なんですけれども、この辺りからはですね、実はラテン語の釈用語を解説する際に、ラテン語での語形は何かのように、いわば語源辞書的な機能も持ち始めます。
ただ、やはりですね、難語辞書であることには変わりありません。少し語源情報を付加したということですね。
さらに1658年にはですね、Edward Phillipsという人がThe New World ofEnglish Wordsという辞書を表し、見出し語数はどんどん膨れ上がって1万1千5ぐらいになります。
さらに後のこの後半ではですね、1万7千5にまで膨れ上がっているので、どんどん辞書が巨大化する方向で進んでいったということです。
ただ、全体としてはやはりですね、収録語数は増えていったんですけれども、質としてはレベルの高いもの、つまり難語辞書の域を出ていなかったんですね。日常辞書というべきものはですね、まだ17世紀中は出なかったということになります。
そしていよいよ脱難語辞書の18世紀がやってきます。18世紀に入ったばかりの1702年、J.K.なる人物によってですね、A New English Dictionaryというのが世に出るんですね。
副題にA Complete Collection of the Most Proper andSignificant Wordsとあるんですよ。
コンプリートコレクションということで難語辞書ではない、難語だけを集めたんではなくて、日常的な単語も含めてコンプリートな語彙のコレクションなんだと歌った辞書が出るわけです。
これが1702年のことですね。収録語も膨れ上がって日常語も含まれているわけですから、28000語という堂々たるサイズの辞書になってきたわけですね。
さらに前世紀後半からの流れで語源情報も含めるといった形で、現代のいわゆる情報の詰まった辞書に近いものがだんだん現れてくるんですね。
そして1721年、ナサニアル・ベイディという人のUniversal EtymologicalEnglish Dictionaryというのが現れます。
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4万語収録です。そしてこれが18世紀中ですね、大評判の辞書として受け入れられることになるんですが、この時代背景でいよいよ1755年、ジョンソンの辞書が出ました。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
昨日の放送会でお届けしたジョンソンの辞書の前紙、1755年のジョンソンの辞書が出るまでに、150年、英語辞書界に何が起こっていたのかということをざっと紹介しました。
150年前のですね、1604年にはようやく英語辞書、最初の英語辞書が出たっていうことになるんですね。
それから150年でなかなかの進化を遂げました。
ただですね、17世紀中はロバート・コードリーのテイブル・アルファベティカルの流れを汲んで、基本は南語辞書だったんです。
ちょっとずつ進化はしていましたけれども、そしてサイズも大きくなっていましたが、やはり南語域の域を出ていなかった。
それが18世紀になってひとかは向けたんですね。
辞書というのは南語だけを記載するものではない、そうではなく当たり前の単語も含めてこそ辞書だという現代の発想に生まれ変わったのは、この世紀の変わり目を待たなければいけなかったということです。
その流れでナサニアル・ベイリーの辞書などが1721年に現れて流れを作り出したところに、
昨日の放送会で述べた、さらに輪をかけて画期的なジョンソンの辞書が1755年に出たというこういう流れなんですね。
いよいよ現代的な辞書が登場ということになりました。
そして昨日も述べましたけれども、このジョンソンの辞書のおよそ100年後にそろそろ大売れに売れたあのジョンソンの辞書も古くなったよねということで、新たな大きな辞書編参プロジェクトがイギリスで開始されました。
それが後にオクスフォード・イングリッシュ・ディクショナリーとして出版されることになる英語辞書の集大成ということなんですね。
この英語辞書史400年ほどなわけですけれども流れがわかるととっても一つ一つの辞書の個性が光ってきますよね。
ジョンソンの辞書1755年これも前史を知った上で過去150年の流れを知った上で現れたんだというふうに見るとジョンソンの辞書の見方も変わってくるはずです。
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ということで今日は英語辞書史を振り返ってみたことになるんですけれども既に関連過去回としてですね3つぐらいお勧めしたい回があります。
合わせて聞いていただきたいということでぜひですね聞いていただければと思うんですが一つ目冒頭でも述べましたずっと今日お話ししてきましたが337回英語辞書最初のAA辞書はロバートコードリーのアテイブルアルファベティカル1604年という回ですねこれがいわば英語辞書の講師スタートということになります。
そしてジョンソンの辞書ができてその100年後OEDオックスフォードイングリッシュデクショナリーができるわけなんですがこれについて2回お話ししています。
まずは275回どれだけ長くかかっているのよOEDの変算と題してお届けしています。それから503回OEDは歴史的原則に基づく辞書という回です。
合わせて3つですけれどもヘルギオの番号だけ改めて述べておきます337回275回そして503回この3つの関連回を聞いていただいた上で昨日の放送会そして今日の放送会これでですね近代の英語辞書の事情というのはおよそ大雑把につかめるはずです。
時間のある時にですねこれらすべての放送をぜひ聞いていただいて英語辞書史に思いを馳せていただければと思います。
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それでは本日は日曜日ですね。
今日も皆さんにとって良い日曜日になりますように。
ホッタリウイチがお届けしました。
また明日。
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