自分らしく幸せに働く。ウェルビーイングを人事の中心へ(前)
2026-10-29 08:48

自分らしく幸せに働く。ウェルビーイングを人事の中心へ(前)

ゲスト 島田 由香さん(株式会社YeeY 共同創業者/代表取締役)
聞き手 田中 みずき(RKB)

組織心理学と人事の経験を生かし、ユニリーバ・ジャパンで働く場所と時間を社員が自ら選ぶWAAを導入した島田さん。制度をつくるだけでなく、自律と信頼を軸に、一人ひとりが強みを生かして成果を出せる文化へ育てました。人と組織の幸せを考えるようになった原点と、ウェルビーイングを働き方へ生かす実践について伺います。

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サマリー

島田由香さんが、場所や時間を自分で選びながら働くワーケーションの意味を語ります。休暇ではなく、環境を変えて自分の内側を空にし、生き方や仕事を見つめ直すことが醍醐味だと説明します。ウェルビーイングは一時的な感情ではなく、困難があっても中長期的に自分が良い状態だと思える在り方だと定義します。前職で2016年頃に導入した、働く時間と場所を自ら決める制度について、自律的な選択が成功体験やモチベーションにつながると話しました。

ワーケーションで広がる働き方
サンデーチェンジメーカーズ。 これまでの常識を超えて新しい時代を開くチェンジメーカーたち。
社会や地域を支えるスターたちの思いを届けます。 この番組はスタービル博多祇園の提供でお送りします。
こんにちは、田中瑞希です。 RKBスタービル博多祇園スタジオからお送りします。
今日のチェンジメーカーは、株式会社YAY代表取締役の島田由加さんです。
島田さんとは今日リモートでつながっています。 島田さん聞こえますか?
はい、聞こえます。よろしくお願いします。 よろしくお願いいたします。
島田さんは1年のうち半分以上は、お家ではなく別のところでお仕事をされているというふうに伺いましたけれど、
それはどういうことなんでしょうか?
ワーケーションという言い方をすることが多いと思うんですけど、今仕事ってある意味どこでもできちゃうので、
ポンと携帯、スマホがあれば本当にどこでもできてしまうので、
働くということをもっと楽しく、もっと広がりのあるものであるべきなんじゃないかと考えていて、
働く場所とか時間とかを決めてしまうのって、すごく人の本来持っている力をとっても制限しちゃうんじゃないかと。
なので、いろんなところに行って、いろんな景色見ながら、あらゆるところで気がついて浮かんだら仕事するみたいな、
そういうことを推奨しておりまして、自分もそれを一番体現しているという、そういう状態になっております。
ワーケーションとウェルビーイング
ワーケーションという言葉は、コロナのあたりによく聞くようになったなというふうには思っていたんですが、
この言葉というか考え方自体は、島田さんが広められたというふうに伺ったんですよね。
今はもう本当に広がっていたなというふうに実感されてますか。
そうですね。もう新しい言葉じゃないなという感じで、
さっき私が広まってあったなんておっしゃってくださって、もう光栄すぎるんですけど、全然そんなことはなく、もっと前に表現を見た方がいらっしゃって、
私はワークとバケーションがくっついた造語なんですけれども、このバケーションというところにすごく意味があると思っているんですよね。
バケーションって聞くとお休みとか、ゾビとか。
リフレッシュですよね。
そう、休暇って捉えるから、なんか遊んでんじゃないかって思う人がまだいるかもしれないんですけど、
本当はそうじゃなくて、このバケーションっていうのはvacateっていう動詞、空にするとか空になるっていう、
何もない空っぽっていう意味。
だから頭がいっぱい胸がいっぱい、いろんなことでワーってなりながら映画をするんじゃなくて、
ちょっと場所変えて景色変えて、違うところに身を置くことによって意識がすごく自分に向いたりだとか、
何のために生きてるんだっけっていう、すごい大きな問いに向いたり。
そんな形で自分の中を一度空にしてみるみたいな、そういう意味があるので、
ワークとそのバケーション、仕事しながらそういった状態であれるっていう、
これ、ワーケーションの本当の醍醐味だと思っているんですよね。
本当にだから幸せな状態で仕事も励めるということなんですかね。
本当にそうだと思うんです。
ワーケーションをしていると、やっぱり自分でいろんなペースを決められるし、
何ならどこに座って、何の景色をパソコン越しに見ながらやるかとか、
おいしいコーヒー片手にでもいいですし、特に地域に行くと、
いつもじゃないものを見れたり、いつもじゃない方と出会えたり、
そのことってやっぱり喜びにつながるので、
ワーケーションとウェルビーングっていうのは、ものすごく神話性があるものだというふうに理解しています。
ウェルビーングという言葉もよく聞くようになりましたけれども、
分かりやすく言うとどういうことを言うんでしょうか。
よく幸せとか、継続的幸福っていうふうに訳されますけれども、
本当にシンプルに、Wellっていうのは良いという意味。
ビーングは状態。いい状態ってことですね。
そうすると、それはどういうふうに言えるかといったら、
気持ちがいいとか気分がいいとか、快適とか、心地よいとか、健康ですとか、
そういうような感じで一言で言うと幸せって言えるものなのかなって思っています。
単に気分が良いっていうだけではなさそうですね。
そうですね。本当にウェルビーングっていうものと、
じゃあハッピーって何が違うんだろうって。
ハッピーっていうのは感情の種類の一つで、
ウェルビーングっていうのはやっぱり状態ですから、とか在り方ですね。
仮にいろんなことが起きてて、
すごく困ったり大変な状況であったとしても、
自分の内側が整っていて、いい状態であればウェルビーングって言えますし、
中長期的に見た時にいろいろあるけど、
良いことも悪いこともいろいろあるけど、
人生、ちょっと中長期的に見た時に、
自分はいい感じだな、いい調子だなって思えていたら、
それをウェルビーングっていうふうに言えるよっていうふうに私は伝えてきています。
自分で選ぶ働く時間と場所
そして島田さんは前職、前の会社で、
自分の好きな時間に好きな場所で仕事をする制度というものを設計されたそうですね。
ウェルビーングを目指してっていうことですよね、きっと。
本当にその通りで、
働く時間と場所というのを自分で選ぶという、
この自ら決めて動くっていうことが、
実は脳にはとてもいいサイクルを作るきっかけになるんですよね。
決めて、決めたことを実行するっていうことを繰り返していけると、
自分の中に少しずつの成功体験もできて、
それがまたやろうって気になって、モチベーションが続いてきっかけにもなると。
働く場所というのも、
例えばですけれども、オフィスの中でずっと部屋の中で、
机に座ってずっとパソコンで肩も凝ってくるし、空気だって。
でもちょっとだけ歩いて、
ちょっとだけ空気が新鮮で、空が開けたところでちょっとカタカタカタってやってたら、
全然気持ちの持ちようが違う。
そういった場所もタイミングも自分で決めていいんだよっていう、
そういう自立した制度を作ったのが最初ですね。
2016年だったと思います。
ありがとうございます。
次回は地域を舞台にワーケーションを実践していく、
これからの展開について詳しく伺っていきたいと思います。
今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日のチェンジメーカーは、株式会社YEAH!共同創業者代表取締役の島田優香さんでした。
お相手は田中瑞希でした。
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サンデー、チェンジメーカーズ。この番組はスタービル博多ギオンの提供でお送りしました。
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