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2026-01-13 14:27

AI時代とウェルビーイング「効率化」だけでは、人は豊かになれない

AIの普及により、生活が便利になっている一方で、心の在り方やウェルビーイングが重要視されています。しかし、効率化の影響で自己価値が問われるようになり、人々が抱える苦しさや不安を探る必要があります。AI時代において、ウェルビーイングは組織の成長に不可欠であり、単なる効率化ではないことが重要です。個人の存在を尊重し、心理的安全性を確保することが、挑戦と成長を促進する鍵となります。

目次
AIと人間の苦悩

脳科学と人間関係

ウェルビーイングの本質

ウェルビーイングの重要性

人間性と承認の力

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サマリー

AIの普及により、生活が便利になっている一方で、心の在り方やウェルビーイングが重要視されています。しかし、効率化の影響で自己価値が問われるようになり、人々が抱える苦しさや不安を探る必要があります。AI時代において、ウェルビーイングは組織の成長に不可欠であり、単なる効率化ではないことが重要です。個人の存在を尊重し、心理的安全性を確保することが、挑戦と成長を促進する鍵となります。

AIと人間の苦悩
AIで仕事がものすごく早くなって、生活も便利になったはずなのに、なぜか前より疲れている。
自分てこのままで価値があるんだろうか、なんてふと感じることありませんか?
今日はですね、村尾雅則さんの記事、AI時代とウェルビーイング、効率化だけでは人は豊かになれないをもとに、この奇妙な息苦しさの正体を、あなたと一緒に深く探っていきたいと思います。
これは非常にタイムリーなテーマですよね。効率化が進めば進むほど、逆に人間の心の在り方が問われるっていう、まさに現代の革新をついた記事だと思います。
本当にそう思います。この記事を手がかりにして、なぜAIの時代にウェルビーイングの崩れが起きるのか、そしてその効率化の先にある、私たち人間ならではの豊かさとは何なのか、その本質に迫っていきましょう。
まず、この記事が突きつけてくる根本的な問いから始めたいんですが、便利になったのになぜ苦しい人が増えているのか、これにつきますよね。資料作成とかデータ分析なんて、以前は何時間もかかっていたものが、今やAIが一瞬で、正直ちょっと怖くなるくらいのスピードです。
その圧倒的な能力が、実は問題の始まりなんですよね。私たちはいつの間にか、AIが得意な度表を、つまり、もっと早く、もっと多くの成果を、もっと正確にっていう基準の上で、AIと競争させられている。そして、もっと厄介なのは、他人から総評価されるだけじゃなくて、自分自身にもその基準を課してしまっている点なんですよ。
ああ、わかります。昨日の自分より、今日の自分はもっと生産的でなきゃ、みたいな。その結果、じわじわと心に広がるのが、自分はAIに取って変わられるだけの存在なんじゃないか、っていうあの嫌な感覚ですよね。
まさに。そして、記事の中で使われている比喩が非常に秀逸でして、この状況を、毒親的な関係性と表現しているんです。
毒親的ですか?それはどういうことでしょう?
これは強烈な言葉ですけど、本質を捉えていて、つまり人の価値を、機能とか成果だけで測る関係性のことですね。
結果を出しているうちは認めてあげる、とか、役に立っている間は愛してあげる、という条件付きの承認です。
脳科学と人間関係
これって、職場だけじゃなく、社会全体に蔓延している空気感とも言えるかもしれない。
使える人間でいなければ、自分の居場所はなくなるんじゃないか、っていう無言のプレッシャーです。
役に立たないと見捨てられるかもしれないっていう恐怖。
それって単なる気分の問題じゃなくて、私たちの脳を物理的に乗っ取ってしまうっていう話なんですよね。
おっしゃる通りです。ここからが脳科学的な視点になります。
強い不安や緊張、つまり自分は脅かされている、という感覚が続くと、私たちの脳はいばば防衛モードに切り替わってしまうんです。
防衛モード?
ええ。具体的には、起点を察知する警報装置である返答体が過剰に作動してしまって、
その結果、冷静な思考とか創造性を司る、前頭前夜の働きを抑制しちゃうんですね。
なるほど。常にライオンに追われているような、そういう臨戦体制になるわけですね。
そうです。そしてその状態で何が起きるか。記事では具体的な現象がいくつか挙げられています。
まずミスが増える。集中力が散漫になってしまう。
次に視野が狭くなる。目先の脅威から身を守ることで頭がいっぱいで、長期的な視点とか物事の全体像が見えなくなる。
そして人間関係がギスギスする。
自分に余裕がないから他人の言動に過敏になったり、攻撃的になったりするんです。
それすごくわかります。大事なプレゼンの前日に上司から厳しいダメ出しをくらって費やした時なんてまさにそうでした。
普段なら絶対しないようなメールの宛先間違いをしたり、目の前の修正作業に必死でプレゼン全体の目的を見失ったりとか、あれが脳の防衛モードだったんですね。
まさに典型的な例です。そしてここが最も皮肉な点なんですが、記事が強調しているのは成果を求めすぎる環境ほど成果が出にくくなるという逆説的なメカニズムなんです。
ウェルビーイングの本質
ああ、なるほど。
フレッシャーをかければかけるほど脳のパフォーマンスは落ちて、結果的に生産性も創造性も下がってしまう。
良かれと思ってかけた劇がむしろ逆効果になっているというわけです。
まさに悪循環ですね。ではこの負のスパイラルを断ち切る鍵として出てくるのが、ウェルビーングという言葉ですが、正直最近よく聞く一方で、なんかこう少しふわっとした言葉にも感じちゃうんですよね。とにかくポジティブで言おうとか。
ええ。
幸せそうなフリをしようみたいな。
そうした誤解は非常に多いですね。ウェルビーングはメンタルが弱い人のためのものだという偏見も根強いですし、ですが記事が提示する本質はもっと実践的で科学的なものなんです。
と言いますと?
記事におけるウェルビーングの定義は二つの柱で成り立っています。一つは自分の存在が脅かされていない状態、つまり心理的な安全性です。
はい。
そしてもう一つが自分が意味ある存在だと感じられている状態、貢献実感と言い換えてもいいかもしれません。
なるほど。存在が脅かされていないことと意味ある存在だと感じられること、これはただ楽しいとか気分がいいとかいうレベルの話ではなくて、もっと土台の部分ですね。
その通りなんです。これは甘えや理想論ではなく、人間が本来持っている能力とか創造性を100%発揮するためのいわばOSのようなものなんです。
OSですか?
はい。このOSが不安定だと、どんなに高機能なアプリ、つまりスキルや知識をインストールしてもジェレードを動かないどころか、システム全体がフリーズしてしまう。
この心理的な土台がしっかりして初めて、人は安心して新しいことに挑戦したり、リスクを取ったりできるわけです。
ということは、AIが進化して、効率とか正確さの土俵ではもう勝ち目がないとなったとき、逆にこの人間的な土台、つまりウェルビーングが私たちの価値の源泉になってくるということでしょうか?
まさに。ここで非常に興味深いのは、記事が能力やスキルといったスペックの話から、もっと根源的な在り方そのものが価値になるという視点にシフトしている点です。
在り方が価値になる、ですか。つまり、これまでは何ができるかDoが問われていたのが、これからはどんな人間かBeが問われる時代になる、と。
ええ。記事では、AIには決して真似できない人間ならではの役割がいくつか挙げられています。
例えば、感情を感じること、意味を見出すこと、誰かを安心させること、それから関係性を育てること、そして物語を語ること。
5つ挙げられていますが、特にこの意味を見出すことっていうのは、AIには絶対にできない領域ですよね。
おっしゃる通りです。
例えば、会社の売上データが去年より5%のみだという事実は、AIでも一瞬で出せますけど、でもその5%が社員の血の滲むような努力の結晶で、長年の夢をついに達成した感動的な5%なのか。
それとも、たまたま市場の追い風に乗っただけで、実は強豪にシェアを奪われている危険な5%なのか。その意味付けは人間にしかできません。
素晴らしい例えですね。まさにその通りです。AIは事実、ファクトを処理しますが、その事実が持つ文脈、コンテクストや意味合いを解釈して、そこから未来へのストーリーを紡ぐのは人間の役割なんです。
こうしてみると面白いですね。AIが担うのがタスクだとすれば、人間に残されるのは今おっしゃったようなコンテクスト、つまり文脈を作ることだと言えそうです。
ええ、誰かを安心させるとか、物語を語るというのも、まさに文脈とか関係性の中からしか生まれない価値ですから。
ええ、記事にある能力やスキルはAIと組めばいくらでも拡張できる。でも存在そのものを承認する力は人間にしかできないという一文はこの議論の確信をついています。
ただそこにいるだけで相手を認め安心させる力、それこそが効率化が進んだ社会で人間が提供できる最大の付加価値になるのかもしれません。
この話は筆者自身の経験談につながっていくとさらに深みを増しますよね。
彼もかつては成果を出しても評価されても、次はもっと成果を出さないと、と常に何かに追われ続ける感覚があった、と。この感覚、身に覚えのある方も多いんじゃないでしょうか。
パフォーマンスを出すほどさらに高いハードルが設定される、終わりのないラットレースのようですよね。
そんな中で彼が見出したのが、働きは最上の喜び、報酬はおまけ、という感覚だそうです。
これは、人が自分の才能や能力を誰かに見せるためでなく、自然に使えているとき、その行為自体が喜びになるという考え方ですね。
内発的動機づけというやつですね。外部からの評価とか報酬のためじゃなくて、活動そのものに喜びや意味を見出している状態。
能科学的に見ても、人が最も高いパフォーマンスを発揮する不老状態に近い考え方です。
ウェルビーイングの重要性
いやでも、働きは最上の喜び、報酬はおまけ、というのは、言うのは簡単ですけど、日々の生活とかプレッシャーの中でその感覚を保つのってかなり難しいことじゃないですか。
私だったら、やっぱり月末の給料を励みにしてしまいますけど。
まあもちろん報酬は大事です。ただ、それが目的のすべてになってしまうと、先ほどの毒親的関係性に陥りやすい。
報酬はあくまで、自分の喜びや貢献が社会的に評価された結果としてついてくるおまけだと捉えられると、心が少し自由になるということなんだと思います。
なるほど。そしてこの個人の感覚の話が、今度は組織論へとつながっていくわけですね。
個人のウェルビーイングが、そのまま組織全体のパフォーマンスに直結すると。
まさにその通りです。記事が指摘する、これから伸びる組織の共通点は、この個人のウェルビーイングを組織戦略の中心に据えている点にあります。
具体的には、まず、成果の前に存在を見る。メンバーを歯車じゃなくて、一人の人間として尊重する文化があること。
次に、人を数字だけで判断しない。短期的な成果だけでなく、その人の持つ可能性とかプロセスも評価する。
そして、AIは効率化、人は意味付けという明確な役割分担があること。
そしてもう一つ、非常に重要なポイントが挙げられていますよね。
安心と挑戦が同時に存在している環境であること。
はい、これが最も重要かもしれません。
失敗を恐れずに挑戦できる心理的な安全性、つまり安心と、現状に満足せずに、より高みを目指す健全なストレッチ目標、つまり挑戦。
この2つが両輪となって始めて、組織は持続的に成長できるんです。
ただ、そこが難しいところで、実際のマネジメントの現場からは、
安心させすぎるとぬるま湯になって挑戦しなくなるんじゃないかという不安の声もよく聞きますよね。
そのあたりのバランスはどう考えればいいんでしょう?
それは非常によくある誤解で、安心とぬるま湯を混同しているんですね。
本当の意味での心理的安全性っていうのは、何を言っても許されるっていう規律のない状態ではないんです。
ああ、なるほど。
このチームでは、誠実な失敗は非難されず、学びの機会として歓迎されるという信頼感のことなんです。
そういう安心の土台があるからこそ、人はリスクを取ってでも高い目標に挑戦しようと思える。
挑戦だけを煽るのはただの無謀です。
なるほど。安心は挑戦の対局にあるんじゃなくて、むしろ土台になっていると。
そういう環境なら、AIの効率性と人間の創造性、両方の力が最大限に発揮されそうですね。
その通りです。AIを導入してコストを削減するだけでは、せいぜい一次元的な成長しかありません。
そこで働く人々のウェルビングという土台があって初めて、テクノロジーは真の価値を発揮し、組織は持続的な成長軌道に乗れるのです。
人間性と承認の力
今日の話をこうして振り返ると、AI時代に本当に価値が上がる力っていうのは、最新のプログラミングスキルとか、何か特別な資格とかそういうことではないんですね?
ええ、記事が力強く結論付けているのは、それは人を人として扱える力、そして何よりもまず自分自身の存在を信頼できる感覚だということです。
テクノロジーが進化すればするほど、逆説的に私たちの人間性そのものが問われる時代になっていく。
最後にこの記事の締めくくりの言葉が、今日の議論のすべてを凝縮しているように感じたので、共有したいと思います。
ウェルビーイングは優しさの話ではない、これからの時代を生き抜くための最も現実的な戦略だ。
まさに、成長的な理想論ではなく、極めて実践的で合理的な生存戦略なのだという視点が重要ですね。
今日の話は組織や働き方に関するものでしたが、最後に一つ、あなたに考えてみてほしいことがあります。
記事にあった存在そのものを承認する力。
これを明日からあなた自身の周りの人、例えば同僚や家族、あるいは自分自身に対してどう活用することができるでしょうか。
何か大きなことをする必要はないのかもしれません。
相手が話している時に、ただスマートフォンを置いて最後までその人の目を見て話を聞く。
それだけでも、それはあなたの存在を今ここで承認している、という何より強力なメッセージになるはずです。
ご視聴ありがとうございました。
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