00:01
スピーカー 2
カタラジオ
スピーカー 1
イースト企画者が揺るぐ語らう、エセインテリジェントな実験カタラジオ番組
カタラジオの時間が、今週もやってまいりました。
ゆる進行のミントと
スピーカー 2
ブシャリ担当のヤマガミです。
スピーカー 1
はい、よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、お願いします。
スピーカー 1
いやいや、昔のタイトルコールにしてみましたが、気づきましたか?
スピーカー 2
あ、全然気づかなかった。
エセインテリジェントにあるな。
スピーカー 1
はい、おっしゃる通り。実はね、僕らもうここ1年弱ですか?
ずっと概念獲得リアリティ番組と言ってきていたんですが、
久々にエセインテリジェントでいきました。
スピーカー 2
あの、概念獲得リアリティの夜明けっていうショーズだったじゃん。
スピーカー 1
あれからもう1年経つの?
それぐらい経ってるはずでございますね。
概念獲得リアリティの夜明けっていうのは、
まさに僕らが概念獲得リアリティ番組を標榜するきっかけになってる回なんですが、
これがですね、いつかと言いますと、ちょっと待ってよ。
スピーカー 2
確かに、俺がハワイから帰ってきたぐらいだった気がするから、
たぶん9月10月ぐらいじゃないのかな。
スピーカー 1
ビングですね。これは昨年の8月26日収録でございます。
スピーカー 2
じゃあ本当にミンティーの感覚正しくてちょうど1年ぐらいだってことだ。
スピーカー 1
そうなんです。
この回以降我々は概念獲得リアリティ番組を名乗ってきたわけですね。
ということなんですが、今回久々にエセインテリジェントな実験型ラジオ番組という、
我々当初のタイトルコールに戻したのには訳がありますよと。
スピーカー 2
何か意図があるんですね。
スピーカー 1
ということなんですが、今回も本編に早速入っていく直前というところでいきたいと思うんですけれども、
今回の特集はテーマがブロックチェーンだったりとか、そういった領域に入っていくわけですが、
こればっかりはもうエセインテリジェントと言い訳しておかないとね、
さすがに当てずっぽうな領域に入っていってくるんじゃなかろうかと。
スピーカー 2
確かにこれ概念とかじゃないからね、もう既に規制の実があって、
それを我々がちょっとかずるような感覚でしゃべる会員になるから、確かに概念獲得ではないよね。
スピーカー 1
はい、ということでちょっとこれは言い訳を用意しておくというテーマですね。
久々にエセインテリジェントのコールをやってみたと。
スピーカー 2
はい、なるほど。しかし全然気づかないという山上が。
スピーカー 1
いやいやいや、普通ツッコミ待ちだったんですよ。
スピーカー 2
いやいや、エセインテリジェントも逆に耳なじみが良すぎて、全然普通にスーッと流れていったよ。
スピーカー 1
そう。でもね、もう1年以上言ってなかったんですよ。
スピーカー 2
いや全然気づかなかった、本当に。
03:00
スピーカー 2
てか本当に1年の経つ速度が速すぎて、ジャネーの法則に驚き飽きてるような。驚いてるような。
スピーカー 1
早みたいな。
早いっすね。早いっすね。
スピーカー 2
早いよ。羽田空港でミンティと会ってから1年経つのかっていう。
確かにそんなこともありましたね。
羽田空港の世田谷だっけ、あのラーメン食ったの。
ありましたね。ありましたね。
スピーカー 1
ちょっとね、その辺りの話題はまた過去のカタラジオ小説、ワイキキワイブスなんか。
懐かしいと。
ありがたいなということでございますが、
オープニングトークもそこそこに早速本編の方行きましょうかね。
はい、行っていきましょうか。
スピーカー 2
世界はリバタリナイ!
スピーカー 1
はい、もう耳なじみがよろしくなってまいりました。
ここからは特集でございます。
よろしくお願いします。
はい、ということで今回の特集タイトル、改めましてですけど、
世界はリバタリナイ!ということで、
今回のテーマはテクノリバタリアンと呼ばれている政治思想をテーマに、
カタラジオ初の政治思想を取り扱った特集シリーズということですね。
今回はもう4回目ですね。早いですね。
スピーカー 2
早いね。しかも今回のテーマ結構ね、
なんか2人とものめり込んでるというか、面白いから特に早く感じるよね。
スピーカー 1
いやそうなんですよ。これちょうど前回の第3回、
もしくはそのアフタートークなんかをね、聞いていただけると分かると思うんですが、
今回のね、テーマ本となっているこのテクノリバタリアンですか。
これね、かなりこれまで取り扱ってきたシリーズの総まとめのようなね、
いろんなテーマにちょっとずつ触れていくような、
そんな一冊となってるよということですよね。
今までの特集がなかったら、これをすんなり理解できなかったかもしれないっていう、
スピーカー 2
むしろカタラジオにとってね、なんていうのか一つスキン石というか、
ステップアップしててる感じがすごいあるよね。
そうだよね。それこそ一番最初に読んでた、
スピーカー 1
種の起源に乗っている、
進化論の考え方だったりとか、
途中のね、道徳心理学の知見だったりとか、
なんかこうひょんなみたいな話が出てきた。
そういうところもね。
いろんなシリーズの知見を総動員して楽しく読んでいるということでございますが、
今読んでる、読んでると出てきましたけどね、
今回初めての方のために改めて紹介しておきますと、
今回ね、僕らが読んでいるのは、
作家の橘明さんが書かれた、
テクノリバタリアン、世界を変える唯一の思想というですね、
今年の春ですかね、
文春新書から出た本を取り扱っているよということですね。
本の中身としては、
それこそイーロンマスクとかインタビューとか、
今ね、世界に大きな影響力を持っている人物の思想、
これがですね、高い数学能力に裏打ちされた、
テクノリバタリアンという思想グループなんじゃないかということで、
この思想がどんなものかというのをひも解きながら、
ある種現代社会を読み解いていくような一冊になっております。
ということですね。
06:02
スピーカー 1
ということでここまで読んできているわけですけれども、
いやどうですかこの本、面白いですよね。
面白いよね。
初回は本当に勉強になって導入編、
スピーカー 2
四つの思想について勉強したじゃない、
自由主義主義主義主義主義主義主義主義主義主義主義、
そういう意味について勉強したじゃない、
自由主義とは何かってことに関して、
すごい新しい学問を勉強するかのような感じで勉強して、
次の回はピーターアーティールさんとイーロン・マスクさんの反省を振り返るみたいな、
電気的な感じで楽しく追っかけましてって感じで、
いずれの回も特色めいててすごい面白くね、
勉強しながら読んできてるね。
スピーカー 1
そうなんですよね。
本体が始まる前にパートゼロの形でね、
思想の流れというのをちょっと掴むような、
オペイン協会が挟まっているというところがユニークでしたよね。
もしこの回から初めて聞かれている方は、
一つ前の話はいいかもしれないけど、
パートゼロ、ちょっとややこしいですけど、
シリーズとしては2本目ですね。
ボリューム2にあたるパートゼロを扱った回というのがありまして、
これがタイトルで言うと、
リベラルとリバタリアは何が違うのか、
自由をめぐる四つの思想というですね、
2つ前の回がありますので、
ぜひこの回をちょっと聞いていただいてから、
ぜひ臨んでいただけるとね、
全体の見取り図がわかりやすくなるんじゃないかなと。
スピーカー 2
ややこしいのはあれだよね、
カタラジオとしても毎回パートゼロを入れるからさ、
この本編のパートゼロの前に、
カタラジオの収録としてのパートゼロが入るってところで、
ちょっとややこしくなってるんだよ。
スピーカー 1
でもね、僕らの場合パートゼロがね、
ボリューム1ですから、
ここはちょっとボリュームとパートでね、
ちょっといい感じに。
スピーカー 2
伝わってるかなこれ、
スピーカー 1
そうだね、ニューリスナーの方には
スピーカー 2
なかなか伝わりづらいかもしれない。
何を言ってんだってことだよね。
スピーカー 1
ということでも、YouTubeで見られてる方はね、
ちょうど概要欄にリストのURLなんかが入ってますので、
このシリーズをリストで聞いていただければ、
スピーカー 2
最初から順番で聞いてもらえるかなというところで、
スピーカー 1
よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、お願いします。
スピーカー 1
では本編に入る前に、
前回の振り返りということでね、
前回読んできた名前も、
すでに名前も出てましたけれど、
パート1こちらがね、
今回本章のある種主人公にあたるようなね、
人物となりますが、
マスクさんとティールさんについての章ということで、
今回のね、このテクノリバタリアの体現者たる、
マスクさんとティールと、
スピーカー 1
この二人を取り扱ったのがパート1でしたね。
これ面白かったですよね。
面白かったね。
スピーカー 2
このマスクとティールが同じ穴の無人だったってことが、
すごくこう、
自分としてはすごく共感できて、
前の収録で言ったけど、
同級生の柳くんってやつと一緒に数学の問題で足立ったりとか、
またミンティーとかと電子辞書でスーパージャンプで遊んだりとか、
こういうなんか、
09:00
スピーカー 2
旗から見ると何やってんだってやつ、
こういう行動が、
実はこれはね、
お互いの存在を確かめ合うための、
儀式だったってことだね。
この本を読んで理解できたっていうね。
スピーカー 1
そうでしたね。
同類みたいな話がね、
ちょうどね、
その同類たちが作ってるのが、
このペイパルマフィアと呼ばれてるんですね。
ピーター・ティールさんが創業したサービス、
ペイパルというサービスを経由してね、
出てきたさまざまな危機効果の人たちが、
ある種マフィアとしてね、
都当を組んで、
今世の中を窃監してるということでね。
マフィアって面白いですね。
マフィアですよ、本当にね。
彼らの思想にね、
世界が乗っ取られちゃってるんじゃないかなと。
そうだね。
スピーカー 2
ありますけどね。
スピーカー 1
そんな章を読んでいきましたということでね。
これは結構ね、いろんな気づきがあったね、
このパート1に関してはね。
スピーカー 2
ピーター そうだね、確かに。
スピーカー 1
いや、そうそう。
なので、ちょっとこの辺りは、
今日深掘ってしまうとまた長くなっちゃうので、
ぜひ一つ前のボリューム3もね、
聴いていただければなというところでございますと。
とこで、
前回がこのパート1は使ったよということで、
今回はね、この流れでパート2に入っていきたいなと。
スピーカー 2
というところでございます。
スピーカー 1
今回パート2のテーマが、
クリプトアナキズムというところなんですけれども、
これね、
なんじゃそりゃって感じですよね。
最初聞いたとき、
スピーカー 2
パート0でもね、
ちょっと図で出てきた言葉だよね。
そうだよね。
あんまり深掘りはされてないけど、
YouTubeに上げている、
自由主義の四つの立場の図に、
ちょっとクリプトアナキズムという、
言葉自体はあったよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
ということでね、
ちょっとまた言葉がわかりづらいかなというところもあるので、
一回ね、本編を見進めていく前に、
ちょっと全体を外観してから始めようかなと。
そうですね。
ではでは、ちょっと簡単に
スピーカー 2
インプットの時間というところですけれども、
スピーカー 1
パート2のテーマである、
クリプトアナキズムという言葉なんですけれども、
これはね、
いわゆる無政府主義、
政府いらないじゃんっていう思想を形態を意味するアナキズムですね。
の一つの形態だよというふうに言われております。
ということです。
ここで出てくるクリプトという言葉は、
今後ね、順を追って説明していくことになるんですけれども、
要は暗号、あるいは暗号通貨のことを指してますよね。
スピーカー 2
ビットコインみたいなね。
スピーカー 1
直近でビットコインとかイサリアムとか、
そういったね、いわゆる、
日本で言うと暗号通貨じゃなくて、
スピーカー 2
仮想通貨って言われることが結構多いですよね。
スピーカー 1
いわゆる現金じゃなくて、
それこそ、
その世界で使われている、
仮想通貨というのがありますけれども、
こういった暗号通貨、
あるいは暗号を使って、
例えば政府のような、
中央集権的な組織、
リフレここでは言われますけれども、
こういったものが必要のない社会っていうのを、
実現しようじゃないかっていうようなね、
運動として、
クリプトアナキズムというのが定義されますよ、
ということですね。
これはちょっとね、
今日本編の中で読んでいければなと思うんですが、
12:00
スピーカー 1
本書ではね、
このアナキズムの第三形態として、
このクリプトアナキズムが定義されるんですよね。
そうだね。
スピーカー 2
ここに至る経緯だったりとか、
スピーカー 1
過程みたいなところが、
確認できるといいのかなというところですね。
スピーカー 2
さっきチラッとね、
スピーカー 1
パートゼロの見取り図の話をしましたけれども、
ちょっと今日も改めてね、
思想形態のマップを
ピロッと画面に出しておきますかね、
というところですね。
そうだね。
今、YouTube見ている方は、
画面に出ているかなと思いますけれども、
この三つの思想形態というところなんですが、
これちょうどね、
思想形態ベースとなる三つと、
それから合理主義という、
そういう対比で、
全部で四つあるんだよね、
思想がね。
改めて確認しますけど、
その時に、
メインの三つの思想というのは、
生物学的にあるいは進化的に基づけできる
三つの考え方だったよね。
これ覚えてます?
ここら辺の流れは。
スピーカー 2
そうですね。
リベラリズムとリバタリアリズムと
共同体主義の三つは、
半円が地面についているということで、
進化論から発生してますよ、
という考え方で、
合理主義だけは、
次に足がついていない、
中に浮いているような図、
図を見ていただけたら分かりますけど、
スピーカー 1
これに関しては、
進化論とは全然別のところから発生した考え方ですよ。
スピーカー 2
これを見るとさ、
クリプトナリズムはギリ進化論から出てきて、
スピーカー 1
考え方になるんだね。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 1
進化に基づけできる
三つの考え方が入っているのは、
半円型の扇型を描いているんですけど、
今回、
このクリプトナリズムは、
ギリギリこの線の内側に収まっている。
そうなんだよね。
ということで、
それが何を意味しているのかというのは、
まだこのマッピングだけだと分からない。
スピーカー 2
そうなんだよ。
何なら次のこのパート3が
創得不合理主義ってタイトルだから、
たぶん次まで読まないと
ここの差っていうのは分からないのかなって
スピーカー 1
そうですよね。
ちなみにこの図を見ていただくと、
合理主義っていうのは、
ちょっとその線から一歩踏み出したところに
プロットされているので、
このあたりがどういう違いを持っているのか
というところは面白いところですよね。
ちょっと全体の中の位置づけっていうのを
最後に確認してから
本編進めればなと思うんですが、
これまで出てきた政治思想と
明確にたもとを分かつポイントがありまして、
これが何かっていうと、
民主主義、
デモクラシーを必ずしも基盤にしていない
っていうことなんですよね。
元々この下の3つも含めた
この領域を
リベラルデモクラシー
っていう風に括ってあるかなと思うんですよね。
ほとんど全領域に
それに該当していると思うんだけど、
ちょうどその枠の外側にあり、
かつ進化的に基づけできる
扇形の内側にあるっていうことで、
なかなかトリッキーな
ポジショニングの
基礎形態なのか
いうところなんだけど、
15:01
スピーカー 1
これをマッピングで見ても
要はどういうことなのか
あんまりよく分かってこないと思うので、
ちょっとこの辺りを解き明かしていこうというのが
このパートのテーマになってくるかなと
ということでございますね。
いいですかね。
そうですね。
ではでは準備も整ったというところで、
本編ちょっとずつね、
ストーリーを追って読んでいければなと
ところでございます。
この本面面白いんですけど、
例に漏れず本パートも
X-Menの引用から始まります。
そうだね。
ということなんですが、
この辺りはカタラジオの得意分野ではないということで、
本章読んだ人はお楽しみということで
割愛させていただこうと思います。
スピーカー 2
あんまりこれ本編の
結局全部読んだらこれが何言いたいか
スピーカー 1
よく分からなかったんだけど。
いやいやだからやっぱりあれじゃないですか、
マスクがXが好きだっていうところでね、
鉄道鉄尾これでいこうということで。
スピーカー 2
一応この主人公を忘れさせないために
登場させたみたいな感じなのかね。
まあそうだね。
一応この本の主人公
イロンマスクを最初に出しておこうみたいな。
スピーカー 1
ということでございますけれども、
もうちょっとここは単刀直入に
本題に入っていきたいなと思いますけれども、
一番最初のこの章の話題は
アナキズムの起こりっていうようなテーマかな
というふうに
僕は読んでおりました。
実はこれ最初に
フランス革命の話から入るんですよね。
ちなみに本書の中で
すでに一回フランス革命って
登場してるんですけど、
覚えてます?
スピーカー 2
フランス革命出てきたっけ?
スピーカー 1
そう、出てきてたんです。
パートゼロ?
そう、パートゼロおっしゃる通り。
パートゼロで、これさっき言ってた
進化に裏打ちされた
三つの実装あったじゃないですか。
これって実はそれぞれが
フランス革命が掲げていた
自由、平等、優愛
三つの理想とそれぞれ対応してたよっていう話題。
スピーカー 2
覚えてます?
スピーカー 1
そうそうそう。
それぞれリベラリズムと
共同体主義と
今回のテーマでもある
リバタリアニズムと
その三つそれぞれ。
最も原理主義的なのが
自由史上主義である
リバタリアニズムだよね
っていう話がパートゼロでは確認されたかな
スピーカー 2
というところなんです。
動物の例えと一緒に出てきたところね。
猿もこういう考え方するみたいなくだりからね。
そうそうそう。
スピーカー 1
進化論に裏打ちされたよっていうところがね
ちょうどチンパンジーだったかな
チンパンジーか。
出てきてましたよね。
このあたりはぜひシリーズのボリューム2をね
聞いていただければ
詳細があるかなと思うところでございます。
このフランス革命っていうのは
どんな考え方に立脚していたのか
というと掲げていた理想というのは今
伝えた通り
自由、平等、優愛というこの三つだね。
この革命が立脚していたのが
啓蒙主義という考え方で
スピーカー 2
啓蒙主義。
スピーカー 1
これ自体は別に政治思想なんでもないんですけど
これ何かっていうと
簡単に言うとね
人類には共通している
18:00
スピーカー 1
共通項として理性というものがあるんですよと。
この理性を用いることで
門を開くというふうに書きますけれど
要は分からないことが分かるようになって
より良い社会を作ることができるよね
という考え方に
立脚していたということなんですよね。
この考え方っていうのが
当時フランス革命を通じて
世の中を席巻するんだけれど
この革命に対して
およそ大きく
二つの分かれた評価っていうのが
ありましたよっていうのが
この最初のセクションで
大事なポイントになってくるというところですね。
ここもこのまま紹介しちゃいますと
一つ目は
保守主義の父っていうふうに呼ばれている
政治思想家
バークさんという方が
いらっしゃったようですけれども
この人はこの革命を通列に批判する
んですよね
どんなふうに批判したかっていうと
何もかも
本来の自然な姿勢を失っているじゃないかというふうに
嘆くわけですよと
彼はこれで何を言わんとしているのかっていうと
要は革命っていうぐらいだから
すごく求心的にね
世の中の考え方が変わる機会だった
ということだと思うんですけれど
この求心的な
彼はこの求心性を理想主義だというふうに言うんだけれど
伝統的な社会秩序を破壊してるじゃないかと
いうふうに言うわけですよね
どう破壊してるのかっていうと
昔はそれこそ貴族階級だったりとか
人々のグレードっていうのが
明確に分けられてたわけだよね
その時に
民衆たる市民っていうのは
第三階級っていう階級に位置づけられていて
これはただの市民なので
つまり政治の素人ばかりじゃないかと
というふうに彼はね
批判するわけですね
その政治の素人には
統治者なんて務まるわけないだろうと
民主主義っていうのは
人民が人民のために統治するっていう仕組みだから
そんなことができるなんて
そんな賢いもんじゃないよ人間はみたいな
そういうことをこのバーグさんは言うんだよね
ここで印象的なフレーズが出てきますけれど
人間の本性をどう取るかっていうところが
ここでは話題になってまして
ちょうどバーグさんはね
人間は愚かで理屈的に
バーグさんはね
人間は愚かで理屈的なのだというふうに見るんだよね
だから誰もが所詮愚民なんだから
民主を支配者とするようなデモクラシーは
うまくいかないよと
スピーカー 2
そんなふうにバーグさんは言うということですね
スピーカー 1
これはどうですか山上くんは
共感できますか
スピーカー 2
そうだね第三身分も否定されてるけどさ
第二身分の貴族も歪んだ野心家たちで
第一身分の正職者も田舎の司祭たち
全部の身分が結局ダメだから
確かにね
愚民
第三身分だけは否定してるわけじゃないってところがポイントだよね
スピーカー 1
まあそうだねおっしゃるとおりだね
だから要は第三身分がのし上がっていくというのが
この革命の大事なポイントではあるのだけれど
そもそも誰もが愚民なんだよっていうふうに
バーグは言うわけですね
スピーカー 2
確かにそうだよね
21:02
スピーカー 1
素晴らしい聖人のような人はいないのだということですね
スピーカー 2
そうこういうね
愚民たちをまとめ上げるには憲法みたいな制度が必要ですよ
っていう話になってると
スピーカー 1
そういうことでしたね
この考え方が後に保守主義というふうに呼ばれたわけですけれど
それはさておき
この思想にここから反対した人がいましたよというので
この人がウィリアム・ゴドウィンさんという人で
当時ちょっと中場敷いてあげられていた
キリスト教の中でもカルバン派と呼ばれる
その牧師の家に生まれた方ですよということですね
彼はさっきのフランス革命の思想のコアじゃないけれど
それこそロックの古典的自由主義
これはもともとパート0でもちょっと出てきてたかな
自由原理主義の源流となったような
古典的なクラシカルな自由主義だったりとか
あとはルソーさんって覚えてます?
ルソーってどんな人だったか
スピーカー 2
ルソーってどんな人だったか
スピーカー 1
それこそ倫理とかに出てきてたと思うけどね
いたかない
彼は教育の重要さを説いた人みたいな感じで
彼も啓蒙主義の思想を持っていた方で
要は人に教育することで人はもっと賢くなれる
よくなれるみたいな
そういう考え方を持っていた人だと思うんですけれど
こういった考え方に裏打ちされて
このゴドウィンさんっていうのは
自分の心境を捨ててまで理性にむしろ従属すべきだろう
みたいな考え方を突き詰めたよということです
その行き着く先がどこかというと
これがまた結構極端なところにたどり着くわけですけれども
彼は絶対的な平等と
絶対的な自由っていうのを両立させるべきだろうという風に
かなり原理主義的に考えられてたということです
この絶対的な平等のためには
私有財産なんかいらない
私有財産廃止というのを訴えました
絶対的な自由のためには国家なんていらないと
これもかなりすごいこと言ってますけれど
ということを主張して
もし民衆が統治するのがデモクラシーなのであれば
むしろデモクラシーの実現には
代議制つまり代表を選出して
選ばれた代表同士で政治を行うような形態
政治形態っていうのはむしろ矛盾してるじゃないかということで
代議制を否定するんですよね
ということでこの彼ウィリアム・ゴドウィンさんの思想っていうのが
西洋の思想史における最初のアナキズムじゃないか
っていうふうに言われてるんですよということで
さっきのバークさんと対比させる形で紹介されてる
ゴドウィンさんの思想に対してはどうですか?
スピーカー 2
これアナキズムはさ
この人はその後に理性的な民衆を基礎にするしかないっていう風に言って
結局民衆
要は統治機関がいらないってことは
民衆だけでやらなきゃいけないから
24:00
スピーカー 2
民衆それぞれが理性的になるしかないっていう風に言ってるけど
それはその通りだよねまさに
スピーカー 1
そうなんですよね
スピーカー 2
必然的にそういう考えにたどり着くよねって感じだよね
スピーカー 1
そうだよね
そうなったときにさっきのバークさんはどっちかっていうと
みんなアホじゃんって言っていて
ゴドウィンさんは理想的な民衆っていうのが
現れるべきだっていう風に言っていて
ともするとね
逆サイドのことを言ってるようにも
見えるんだけれどもっていうところは結構このポイントかなっていうところなんですけど
スピーカー 2
意外と同じ方向を向いてるというか
だからバークさんの言ってることが
ちゃんと進化して民衆が啓蒙されていけば
ゴドウィンさんの考え方の方に行くっていうことで
ここはあまり矛盾してないというか
スピーカー 1
つながってるんじゃないかなと
そうなんです結局どっちを基礎に見てるかっていうことだけなんだよね
スピーカー 2
正善説なのか正悪説なのかとか
そういう考え方で民衆はバカなのか理性的なのかっていうところに
スピーカー 1
戻ってきてる
だから見かけ上相反するように見える二つの思想なんだが
この二人に共通してたのは
こういった社会の実現には理想的な民衆が欠かせなくて
そんな理想的な民衆なんてたくさんいないんだっていうところは
共通しちゃってたわけですよ
スピーカー 2
これはちなみにちょっとネタバレになるけど
今回の話の結論にもちょっとこれつながってくるよね
スピーカー 1
そうなんですよここがすごく大事な
スピーカー 2
これ結構原点なんだよね
今回クリプトナキズムのパート2の結構原点的な考え方になるっていうのが
あいつのポイントだよね
スピーカー 1
そうそうそうなんだよね
ゴドウィンさんはそれを実現するためにどうしたかっていうと
教育をある程度信じていて
人々の精神を覚醒させて才能を伸ばすみたいなことを言っていくわけなんですよね
スピーカー 2
まあごもっとものやり方だね
スピーカー 1
まあごもっともそう思ってないと教育なんかやれないよみたいなね
スピーカー 2
ところがありますよね
割と悪くない方向を向いてるなと思ったけどね
スピーカー 1
聞いたときに
そうだねっていうのが今回の出発点としてね
フランス革命からのアナキストの誕生というところで描かれるわけですと
ここで今もうすでに話題の半分くらい締めてたところなんだけど
大事な論点があれなんですよね
人間の本性はグマイか理性的かどっちなんだいと
さっき山上くんが性悪説性善説みたいなこと言ってくれてましたけど
これはどうですか
スピーカー 2
これはだから結局この考えにものっとるけど
グマイな人も理性的な人もいるってのが多分答えで
おそらく理性的な人の方が少ないんだよかなり少ないんだよ
めちゃくちゃ少ない理性的な人と多分たくさんの無知モーマイな人がいて
それでうまいこと世の中が今回ってるけど
それに関して理性的な人だけで生きていくと
かなり少数派のコミュニティになっちゃうよっていう
スピーカー 1
そうだよねそこが本質でもあり
このアナキズムの欠点でもあるみたいなところが結構面白いところなんだよね
27:02
スピーカー 1
この本だけじゃないですね
この今のやり取りそれこそ啓蒙主義があり得るのかどうかみたいな話も含めて
テーマになってるのは今も人間の本性はグマイなのか理想的なのかっていう命題なんですよね
ここでそれこそ初期のいわゆる社会主義者の人たちマルクス派みたいな人たち
っていうのは実はここの対比でアナキストと対立してたりするんですよね
つまり計画経済とか共産主義的な世界観みたいなのはある程度人間の理性をすごく信頼していて
だからこそ社会の理想的な状態っていうのを計画できるぜみたいな
そういうことを思ってるんだけど一方でいやそんな無理っしょみたいなことを
アナキストの人たちは言うっていうね
そういう対立の発端にもなっているような議論だったりしますよね
ということでここでね初めてそのアナキズムっていう考え方には
実はいくつかのバージョンがあるんですよってことが紹介されていくわけなんですけど
これ改めてざっと全体見てたら結構さ
それこそプロトナスっていうところの右左結構触れてますよね
結構面白いなと思いながら
たしかにね
スピーカー 2
いろんなところからアナキズムにつなげることができるんだよね
切り口がたくさんあるアナキズム
スピーカー 1
でちょっと原点というところから改めて追っていきたいなと思うんですけど
アナキズムの原点はさっきねちょこっと登場した
名前が
ゴドウィンさん
ゴドウィンさんの思想にまさに現れてるんだけど
政府のない社会とそれから富の平等な分配を実現するために
何に立脚するかっていうと徹底した個人主義でしょっていうふうに言うんだよね
つまり政府みたいな外部の機会に頼っていっちゃそんなこと無理だから
個人主義を徹底しようじゃないかっていうのが
これはアナキズムの原点としてあるわけなんですけど
これはよくよく考えてみると
何か世の中に対して社会運動的に働きかけようという取り組みとしては
大失敗に終わるんですよね
なぜかというと
個人主義に還元されてしまった結果
もうその人たちがもう右往の集下しちゃうみたいな
結局統率が取れなくなって失敗するのが一番最初のアナキズムのバージョンでした
つまり理想だけを語っていて方法が伴わなかったみたいなパターンですよね
そこからそれこそさっきマルクス派とのバトルがあったみたいな話があったけど
実はマルクス派が主流になってしまう世界が一瞬やってくるんだよね
その時に初期のアナキズムっていうのが完成しまして
これは何かというと相互扶助的なコミューン
つまり政府みたいなものは要らないんだけれど
その代わりにお互いがお互いのことを助け合う共同体のようなものを用意して
その中でアナーキーな状態を維持しようじゃないかという考え方が出てきまして
これを無政府共産主義アナルコサンディカリズムというふうに言うわけですよね
30:05
スピーカー 2
ここであれかあの図における右に触れたわけが
共同体主義ってところに触れた無政府主義になるわけだね
スピーカー 1
そうそうだからコミューンによって無政府を実現しようじゃないかという感じに触れるわけで
これはさっきの原点であるアナキズムのバージョンゼロに対して
右往の集化するっていうことを回避するわけだけど
一方ですごく共産主義的な思想にも触れているというところで
ここでコミューンとアナキズムっていうのがつながるっていうのは
こういう思想背景があったのかっていうのは納得できるというところですね
ちなみに著者はこれをアナキズム1.0というふうに呼んでまして
初期のバージョンのアナキズムというふうに定義してますよね
そこからとはいえ共産主義の敗北みたいな世界の流れがやってくるという中で
いやいや世の中は市場じゃないかということになってくるんですね
ここで登場するのがそれこそパートゼロでも出てきたような
新自由主義的な革命の実現というところで
社会は資本主義的な社会になっていき
企業が世の中をどんどんどんどん回していくという世界観の中で
要はアダムスミスさんの言った見えざる手みたいな
自由市場に委ねようじゃないかという考え方を重視するという思想が出てきます
これがアナルコキャピタリズムということで
政府に依存しない資本主義ということですね
これがバージョン2.0アナキズム2.0というふうに定義できるんじゃないかということなんですけど
スピーカー 2
経済に任せてみようみたいな
スピーカー 1
経済に任せてみようということでね
ここまでの流れを見ていて
ちょっと不思議だなって思いません?
スピーカー 2
不思議とは
なんか時代に
普通に時代の進歩というか
アナキズムも時代の進歩とともに一緒についてきてるなって思うけど
スピーカー 1
そうそうそうだけどなんかすごいご都合主義的じゃないって
僕は結構思いましてこれを見てね
というのはさアナキズムって
要は無政府主義って言ってるぐらいだから
なんかもう権威とかいらねえとかって言ってるわけじゃないですか
スピーカー 2
そういうことか
スピーカー 1
そうで個人の自由が一番大事とかって言ってるんだけど
それをある種制限するような
コミューンみたいなものに頼ってみたりとか
あるいはめちゃくちゃ権威主義的な
資本主義の器に乗っかってみたりとか
スピーカー 2
いやずるくないってことか
結局何かしらヨルベを求めてしまってる
そうそうそうそう
スピーカー 1
確かに言われてみれば
というのを僕これ見ながら思って
なんてご都合主義的だなと思ったわけですよ
そこでやってきたのが
インターネットだよね
これがもうめちゃくちゃインパクトがありまして
これが一番最後今最新のバージョンのアナキズムなんですけど
スピーカー 2
3.0みたいな
スピーカー 1
これが今回の主題でもあるアナキズム3.0
これがショーのタイトルにもなってる
クリプトアナキズムということなんですが
スピーカー 2
やってきますね
スピーカー 1
これ何かというとネット時代の無政府主義ということなんですよね
33:02
スピーカー 1
ここに対して本書では注釈がついてて
要はこのアナキズム3.0っていうのは
さっきのコミューンだったり相互扶助的な共同体でもなく
資本主義的な権威でもなく
一切の権威から解放された
本当に自由な個人による社会統治を目指すという点で
3.0でありながら
初期のさっきのゴドウィンさんが失敗した時のアナキズム原点に
回帰してんじゃないかっていう風に言われてる
スピーカー 2
完全なる個人主義ってやつね
スピーカー 1
そういうことなんですよ
つまりそれを実現するために
テクノロジーが必要だったということですよね
スピーカー 2
そういうことだね
スピーカー 1
だからそれを実現できる世界に
世の中が追いついてきたという言い方もできるかもしれない
そんな感じでようやくね
アナキズム1.0 2.0では
ちょっと借り物の権威に頼ってもしくは
組織や共同体に頼っていたところから
完全に個人が自由になるというところに
改めて戻ってこれたんだと
そんな流れがですねここに紹介されているわけですね
スピーカー 2
これすごいね
第1章でマスクド・ティールのところでも
マスクド・ティールはアニメとかSFの世界を
テクノロジーの力で実現してきたっていう風に言ってたけど
今回も最初のゴドウィンさんの無政府主義っていうのを
テクノロジーの力で実現してるっていう
同じような流れじゃん
思い描いた偽装像をテクノロジーで解決していくっていうのは
スピーカー 1
やっぱり美しいなというか
確かにねだからそのゴドウィンさんが
最初のアナギズムを描いてから200年ほど経ってるんだよね
多分ねこのインターネットによるアナギズムの登場っていうのは
その時を経て当時の思想が
ようやく社会に実装されるのかどうなのかみたいな
そういう攻め合いをここでは感じることができる
というところですね
面白いね
面白いですよね
ただここまで紹介されてきたのは
アナギズムではあるんだけど
クリプトどこから出てきたねっていう話になりません?
スピーカー 2
確かにまだクリプトが全然来てない
スピーカー 1
クリプト要素が何なのかっていうところが
ちょっと抜け落ちちゃってるので
ここからはね少しね
クリプトアナギズムっていう概念がどこから出てきたのか
っていうところに少しですね
フォローしていきたいなというところですけれども
ちなみにクリプトって言葉は聞きますか山上さん
スピーカー 2
クリプトは聞いたことはあるけど
あんまりクリプトが何なのかってことに関して
しっかり考えたことはなかったね
スピーカー 1
確かに
スピーカー 2
ある?
普通に生きてて聞くことある?クリプトって言葉を
スピーカー 1
クリプトっていう単位だけでいくと
あんまり聞かないかもしれないけど
例えばさ
エンジニアが書くコードの中に
スクリプトみたいな言い方がある
何かちょっとセット語がくっついて
クリプトって言葉を聞くことはあるなと思っていて
なんかそういうなんていうかな
テキストに関することなのかなみたいな
そういうイメージはあったりしますよね
36:01
スピーカー 2
はいはいはい確かにね
スピーカー 1
ちなみにこの本の中では
その原理が紹介されてて
クリプトっていうのはもともと
教会のお堂の地下室のことを
クリプトって言うんだそうなんですよね
でこのもともとの意味は
秘密のとか隠されたみたいな
まさに暗号に近い意味と
もう一個面白いなと思ったのは
地下室に集まって陰謀を巡らせる集団みたいな意味も
このクリプトがすでに持っちゃってると
ということで
すごいな
すごく豪王を背負った言葉のような気もしますけど
スピーカー 2
これ面白いと思ったのが
面白いというかこれ
クリプトイコールサイファーっていう風に書いてあるじゃん
クリプトには
サイファーという風にも
暗号はサイファーという風に呼ぶこともあると
スピーカー 1
はいはいありましたね
スピーカー 2
でこれサイファーっていう言葉に関しては
俺すごくなじみがあって
スピーカー 1
ヒップホップですよね
スピーカー 2
そうそう
ラッパーたちが
暗がりに集まって
ディスり合ったりとか
音楽鳴らしてジャカジャカイン踏み合う遊びのことを
サイファーっていう風に呼んでて
まさにこのクリプトの
今地下に集まってみんなで
暗号を言い合うみたいなのに
すごく通ずるとこあるなっていう
話がそれますけど
スピーカー 1
なんだっけそれこそ
スピーカー 2
シンバシサイファーとか
そうそうそうシンバシサイファーとか
ビブ横サイファーとか
ビブレの横でサイファーしたりとか
いろいろあって
スピーカー 1
サイファーねっていう
その時のサイファーってどういう意味合いで使ってたの
スピーカー 2
暗号っていうの
もちろん暗号っていう意味から
派生した遊びだと思うけど
多分やってるラッパー当時には
全然意味は知らないと思う
サイファーやろうぜっていう
スピーカー 1
そういう遊びの一種だと認識してる
そこのちょっと語源は気になりますね
なぜサイファーと呼ばれるのだったのか
スピーカー 2
まあたぶん
旗から見ると暗号文を
言い合っていくように見えてしまうからってことなのかな
スピーカー 1
ああそうなのかな
さっきねちょっとクリプトの定義でも出てきたけど
地下室に集まってみたいな話は
ちょっと近いかもしれない
サイファーにその意味があるのかちょっと定かではないですか
調べてみなさい
気になりますね
今ちょっとクリプトの定義を
言いましたけど
クリプトがくっついたアナキズムってなんだろう
って話でいくと
暗号を使って
例えば政府みたいに
中央集権的っていう風にここでは言われてますけど
中央集権的な組織っていうのを
必要としない社会を実現しようとする
陰謀的なね
運動のことをクリプトアナキズムと
言うということですね
陰謀的なんだ
そう陰謀的なんだよ
アナキズムですでにもう無政府主義でさ
そういう陰謀的な匂いが
ぷんぷん漂ってるのにそこにさらにね
クリプトがくっついちゃうと
外でもう収集つかないんじゃないか
スピーカー 2
みたいな
陰謀的なのにビットコインとか
こんな表だって有名になっちゃって大丈夫なのか
スピーカー 1
って気持ちもあるけどね
面白いですね
まさに今山上くんの疑問に
39:01
スピーカー 1
答えるべくというところじゃないですけど
じゃあなんで
この現代のアナキズムが
クリプト暗号
もしくは秘密のっていう風に呼ばれるか
っていうところなんですけど
スピーカー 2
これなんでだと思います
これあれでしょ
俺が考えるに
ビットコインとか
ブロックチェーンとかはすごく
言葉として有名になってるじゃない
有名になってるけど
自分自身そうだったけど
ビットコインとは何たるかとか
ブロックチェーンとは何たるかっていう
システムだったりとか
どういう仕組みで何が起きてるかを
スピーカー 1
説明できる人ってすごく少ないんじゃない
スピーカー 2
確かに確かに
それをその原理原則
現代の操ってる人たちは
一部のこの
クリプトを
一部の人だけじゃない
だからこう
クリプトっていう言葉がついてるというか
それうまく言えないけどさ
スピーカー 1
なるほど
そもそもそういった言葉を使う人たちが
限られているからだと
スピーカー 2
そうそう
スピーカー 1
解釈ということですね
なるほど面白いですね
ちなみに本書に答えは書いてあるは書いてあって
なんでクリプト
暗号と呼ばれるかというと
それこそ今回ね
取引のために使われるデータの
ここでは真正性
誠に正しい性質とか
要は正しさなことですよ
真正性っていうのを正面に
暗号計算が用いられるからだと
いうことでクリプトアナキズム
というふうに言われてると
具体的に言うと
この中身のね
アルゴリズムまで
僕はちゃんとリテラシーがないので
説明できないんですけど
在野の研究者の方で
ホイットフィールドデフィーさんという方が
いらっしゃるそうなんですけど
この人が公開暗号鍵
っていうものを使った
暗号化もしくはレコードのための
アルゴリズムっていうのを
発表しましたと
これが使われてるっていうことなんですよね
なので本当にそのやり取り自体に
暗号鍵が使われてるよ
っていうところでクリプトアナキズム
というふうに呼ばれると
いうことなんですよね
ここまで聞いて
なんでアナキズムに暗号って大事なの
って思いませんか
スピーカー 2
確かにこの時点では
全然繋がらないよねアナキズムと暗号が
スピーカー 1
いやそうなんだよ
スピーカー 2
しかもリバタリアントがどこでかかってくるのって
この時点ではすごい思ってるよねみんな
スピーカー 1
いやそうそうそうそうなんですよ
ここでね気になってくる
この理解を進める上で大事なのは
ジュリアンアサンジっていう方
スピーカー 2
お前聞いたことありますか
スピーカー 1
この本で知ります
知ってた
当時ちょっと話題になってたんじゃないかな
というところですけど
これジュリアンアサンジさんって
これ多分今あれだよねイギリスかどっかで
スピーカー 2
交流されたままなんだよね
スピーカー 1
この人は何をやったかっていうと
ウィキリークスっていう
要は垂れ込みサイト
匿名垂れ込みサイトを作った
42:01
スピーカー 1
っていうその創設者なんですけど
匿名垂れ込みサイトと言いつつ
そこで垂れ込まれる
事実っていうのは
国家機密級の
情報がそこに垂れ込まれる
っていうようなそういうサイトを作った人なんですよ
なんでそれが
ここで大事かっていうと
このジュリアンアサンジさんっていうのは
リバタリアンの
信奉者でありかつ
ハッカーでもあった
彼はその情報提供者の
人癖を守るってことが
一番大事だということで
その人を守りながら
情報を垂れ込むための
スピーカー 2
ウィキリークスっていうサイトを作りました
すべての情報は公開されるべきだ
って信念を持ってたからね
スピーカー 1
これがなんで
リバタリアンだったりとか
アナキズムに重要なのかということなんですが
要は
発信者を隠しながら
個人と個人の情報のやり取りっていうのを
政府のような
中央集権的な組織の
確かから否得するっていうことが
自由な個人が
生きる社会のためには
めちゃくちゃ重要なんじゃないのっていう
強烈な思想を持ってたのがこのジュリアン・サンチさんだった
スピーカー 2
ってことなんです これ面白いよね
逆説的というか
国家が個人を監視してるけど
逆に暗号こそが
個人を政府から解放するブレイクスルーだ
って思ったって書いてあるけど
スピーカー 1
そうそう
だからこそ個人のやり取り
個人間のやり取りっていうのは
やり取りされるべきだし
それこそそこに例えばお金を使うとか
それから人と取引をする
っていう履歴さえも
暗号化して政府から否得する
ってことがそれこそ自由な社会のためには
とても重要なんじゃないかと
スピーカー 2
自分自身に暗号かけちゃえば
政府は自分の情報を取れないじゃん
っていう結構すごい発想である
スピーカー 1
そうなんですよ
でもなんというか
現代の日本に
生きている僕らの感覚からすると
なんかちょっと大げさじゃない
って思う感じもちょっとあるじゃないですか
スピーカー 2
何もそこまでなさらなくても
スピーカー 1
政府に何を監視されてんの
それ見られたとて
別にそんな
大したことねえじゃんみたいな
気持ちになるっていうのが
普通の生活者の
スピーカー 2
感覚だったりはね
あるけど知られててほしいぐらいの俺はメンタリティだから
完全に隔離されてても
なんかあったとき困るじゃんみたいな
スピーカー 1
そうだよね
ちょっと別の話かもしれないですけど
この感覚ってちょっと
分かるようで分からんみたいな感じも
あると思うんだけど
一方で彼らが考えてることって
なんならその既存の政府だったり
既存の国家みたいな枠組みを
超えたりとかそれからそれを
例えばなんなら転覆させちゃおう
みたいなそういった動きだったり
する可能性もあるわけですよね
そういった情報っていうのが
政府つまり既存の権威から
監視されてるってことに対して
根っからのリバタリアンである
このジュリアン・サンジさんっていうのは
それはなかなか許しがたい
ということでこういったサイトを
スピーカー 2
作ったということですね
45:01
スピーカー 2
この当時アメリカ国内では
暗号サイトが使えたけどそれを国外で
配布すると逮捕されるっていう
スピーカー 1
そういう時代だったって書いてあるよね
スピーカー 2
その時代背景があるからこそ
このサンジさんが逮捕される
スピーカー 1
っていう時代になってしまったってことだ
そうなんですよねだからこの背景には
やっぱりそれこそアメリカの
政治的な世界観だったりとか
それからそれこそ
いわゆるインテリジェントと言われるような
スパイ組織みたいな
そういった世界を
通じてそれこそ
他国に影響力を行使しようみたいな
そういった政府の狙いが
透けて見えるような感じもありますよね
そうだね
ということでこの辺りの情報を
持っていることによって捕まるみたいな世界観を
やっぱり常人からすると
なかなか想像しがたい
そうだね
でもよくよく思い返してみると
僕らが最初のシリーズで読んだ
それこそダーウィンの
種の起源なんて
それこそあの当時ダーウィンが
あるいは発表することを躊躇したみたいなことを
スピーカー 2
言ってたじゃないですか
スピーカー 1
あの考え方自体がすごく
求心的な考え方というか
これまでの一般常識を覆すような
考え方だったから
何かしら宗教的な権威から
休断されるんじゃないかとかそういった恐れがあった
スピーカー 2
みたいな話ありましたよね
まあというか
治療説の隣でコペレニクスもいろいろ
言われたみたいな話もあるしね
スピーカー 1
そうそうそういうことを考えていくとある種の
考えを持つということ自体が実は
政府のような既存の権威にとっては
ある種脅威だというふうに見なされる可能性が
あるようなすごく重要なことだということが
逆説的にねこれは分かるんじゃないかな
というところですね
そういった権威も
ありこのアナキズムに
暗号化あるいは
クリプトを用いるということがすごい大事だよね
ということがなんとなく分かったかと思うんですけど
ここからさらにね
それが一般的な
取引に使われるようになるまでには
もう少し時間が必要だよね
というところなんですけれど
ここはねストーリーとしては
ちょっと分かりづらいかなと思うので簡単に
説明できればと思うんですけれど
結局ここで大事なのは
最終的にクリプトアナキスト宣言
というものが92年に発表される
ということがすごく大事な
エルクマイラルになっているようなところですね
そこに至る手前で
もともとインテル
っていうねそれこそ
CPUとか作ってる会社がありますけど
そこの研究者で物理学者だった
メイさんという方と
数学者のヒューズという人が出会って
彼らはそれこそ
アメリカの西部開拓
時代みたいな時に
返協で得られるプライバシーっていうのを
現代のインターネット社会においても実現したいじゃん
みたいなことを思ってたんだよね
そこにそれこそ
ヒッピーカルチャーを象徴する
バンドでもありますグレートフルデッドっていうね
ロックバンドがありますけれど
この作詞家の方がジョインして
電子フロンティア財団
というですねいわゆるフロンティアって
西部開拓時代の
一番端っこのことを言いますけど
電子世界つまり
インターネットの中でのフロンティアっていうのを
48:01
スピーカー 1
作っていこうじゃないかと
いうことで
クリプトを使ってそういったフロンティアを
キープしようじゃないかという
団体が立ち上がるわけですよね
この時に
クリプトってものが彼らにとって
何なのかっていうことを宣言するんだけど
これすごい面白いよね知的財産を囲む
有意志鉄線を断ち切るワイヤー
クリッパーがクリッパー
おもしろいですね
共産党宣言になぞらえた
クリプトアナキスト宣言というものを
ぶち上げることでこの考え方が
世の中に知れ渡っていくと
いうことでしたね
年代見てびっくりしましたけど
そんなことが92年にもう行われてたんだ
っていうのは結構驚きじゃない
スピーカー 2
俺ら生まれてるよねこれね
スピーカー 1
生まれてるのもそうだけどさ
もっと最近の話じゃないかと思ってたんだよ
スピーカー 2
確かにね
暗号通貨なんて言葉だって
本当に2010年代以降の
スピーカー 1
そうそうそう
そんな感覚があったんだけどこういう
スピーカー 2
技術を使って
スピーカー 1
こういう風にプライバシーを
担保しようじゃんってことが
平成初期には
確かに確かに
これ結構僕個人的にはびっくりしましたね
スピーカー 2
意外と昔というか
スピーカー 1
そうそうそうそうなんですよ
そうだった
という経緯でクリプトアナキズム
という概念が
誕生しました
というところですね
でここから
さらにこれが一般的に知れ渡るためには
ブロックチェーンとして
現在知られている
取引の仕組みというのが
発明される必要があるわけですけれど
今紹介してきた
それこそクリプトアナキスト宣言みたいなところで
取り上げられた技術
っていうのはやっぱり直近までは
一部のニッチなところでしか
注目を集めていなかったのだというところですね
これ登場するのが
佐藤仲物とこれ名前聞いたことあります?
スピーカー 2
これは有名だね
ビットコインの人だよね
スピーカー 1
ビットコイン作った人?
その考え方を作った人ということで
知られていますけれど
この人の論文で今出てきたような
人たちの考え方だったりとか
ワイヤークリップの
作り方みたいなところが
引用されるというところで
一気にワーッと広がっていくというところなんですけど
このブロックチェーンという仕組み
どんな仕組みかって
意外と説明難しいんですよね
スピーカー 2
難しいよ
何なら俺あまりブロックチェーンでは
知らなかったから
勉強し直すというかこういう仕組みなんだみたいな
スピーカー 1
はいはいはい
そうだよねこの辺りの
ブロックチェーンの仕組みを
整列させる概念として
ここでも取り上げられているのが
Proof of Work
EOWという風に表記されています
Proof of Workという概念が
重要ですよということですね
これ元を正しく
思い返してもらいたいんですけど
アナキズムっていうのは
政府みたいな要は権威が
集まっている組織っていうのを
なるべく使わないで
社会を整列させたいという
スピーカー 2
思いがあるわけですよね
51:01
スピーカー 1
その時に今回も
テーマになってますけどつまり
通貨の取引っていうのは
基本的に既存の通貨ってさ
日本銀行券みたいな形で
政府というものが
その後ろ盾を持っていて
みんなから信頼されている
民主主義の結果
投票した代表によって
運用されている
発行した金券だから
価値があるんだよ
っていうことによって既存の
通貨っていうのは成立している
わけですよね
これまでの通貨の
仕組みとしてPOA
Proof of Authority
つまり権威による証明
ということでその通貨の
価値っていうのを証明してくるっていうのが
これまでの国家あるいは
中央集権組織の運営によっては
当たり前のものだったと
なっているんですね
ただそれを良しとしないのが
今回の
アナキストたちなので
彼らは
どういう仕組みでそれを代替したかというと
ブロックチェーンを
解読するために
使われるProof of Work
検証による証明という
プロセスによってこれを
置き換えようじゃないかというふうに
考えたわけですね
ブロックチェーンってこれ何が
面白いかというと過去の取引が
取引の履歴として
ブロックになってどんどん
取引履歴としてチェーンを
繋いでいくんだよね
そのチェーンっていうのが暗号化されて
いて
このチェーンの
正しさっていうのを暗号を
解読することで
このプロセスは正しいものですよっていうことを
証明するっていうことを
要は暗号解読の
プロセスとして行うよと
それによって取引の
真正性正しさっていうのを証明していくんだ
っていうのがこのProof of Work
っていうスキームになってますよということですね
ここに対して
これなかなか
なんていうのかな
一般的に理解されづらい部分だと思うんですけど
この暗号を解くっていうのを
誰でもやっていいですよ
っていう状況になってるんだよね
スピーカー 2
このビットコインであったりとか
スピーカー 1
マイニングチェーンの世界だよね
その暗号を一番早く
解いた人に
ビットコインなら
ビットコインっていう通貨で持って
リワードし払いますよ
っていう仕組みになってると
その行為をマイニング
採掘っていう風に読んでるんですよね
スピーカー 2
これすごいよね
俺もマーリンやってる奴いたのよ
マイニングって
俺が多分3,4年前かな
株だったりとか副業だったり
すごい興味を持ってた頃に
面白い副業ないって話を聞いたら
その医者の友達がマイニング
ありますよみたいな
何それマイニングって言ったら
とりあえず高いコンピューター買って
なんかポツポツってされたら勝手にお金入ってくると
いやそんなわけあるかみたいな話をやりとりをした記憶があってさ
スピーカー 1
なるほどそうですよね
レイメイキはそうだったんだよね
スピーカー 2
そうようやくこの本を読んで意味が分かって
54:01
スピーカー 2
確かに高いコンピューターは
早く処理できる暗号を解けるコンピューターがあれば
ビットコインの補修入るんだ
っていうのはそういうことなんだっていうのが
スピーカー 1
ようやく分かった
コンピューターのCPUを
暗号解読に使うということによって
取引の正しさを
証明し続けるみたいな
そういう絶え間ない
証明のプロセスっていうのが
バックグラウンドで動いているっていうのが
このビットコインの世界の面白いところですよね
スピーカー 2
それがワークになるんだねこのプロトコワーク
スピーカー 1
そうワークつまり暗号解読する
っていうワークによって証明するよ
っていうことなんだよね
これ面白いのは今
結果的に
マイニングをやっている
人たちって実はもう世界に
4グループぐらいしかないんだよって話が
スピーカー 2
ここらへん書いてある
スピーカー 1
これ何かっていうと
結局暗号解読するためには
スペックの高いコンピューターを使って
暗号解読の
プロセスを進めていく必要がある
わけじゃないですかそうすると
プロセッサーの
原動力になっているのは電気なんだよね
結局
電気を安く
発達できる地域にいる人たち
っていうのがこのマイニングには
有利だってことになって
結果電気代が安いエリアの人たち
あるいは燃料を持っている
人たちだったりの地域に
このマイニングのプロセスがかなり
スピーカー 2
集中しているみたいな
結局ここ第一次産業的なところになってくるんだ最終的には
スピーカー 1
そうそうそう本当の意味での
マイニング的な世界
スピーカー 2
リアル皮肉にもリアル
マイニングになってくるわけね
面白いなと思う
スピーカー 1
っていうところで
正しさっていうのが証明されている
ということですね
面白いのはこれその
マイニングに成功した人に
このマイニング自体によって
維持されているビットコインっていう
通貨の世界において
しか支払うことのできない
ビットコインが配られるっていう
再生産が行われているっていうのがすごく面白くて
マイニングしている人たちが
ある種チートすることも
なんならできなくはない
という設計ではあるんだけれど
そうすることによって得られるリワードの価値が
既存されちゃうよねということで
この世界自体が維持されるような
スピーカー 2
仕組みになっていると
スピーカー 1
うまいことやってるね
すごく上手なインセンティブ設計がされてるよねと
スピーカー 2
要はズルしたりして
ビットコイン自体の価値が落ちちゃうと
みんな損するんだよね
自分も増えたらみんな損しちゃうから
世界観を壊しちゃいけないっていう
スピーカー 1
ある意味倫理みたいな
そうそうそうなんですよ
ビットコイン自体が彼らにとっての倫理になっている
非常に面白い世界ですよね
スピーカー 2
ある意味なんていうか
民度が高いというかビットコインで取引している人たちは
スピーカー 1
民度が高いということもできるし
インセンティブに素直に
従っているという言い方ができるかもしれない
スピーカー 2
これこそまさに
スピーカー 1
無政府主義
この世界が担保されている
ということが元々
アナキストたちが実現したかった世界だった
そこにようやく
ビットコインという
ブロックチェーンという仕掛けを使って
57:01
スピーカー 1
この世界が実現されようとしている
というのがこの領域の面白いところです
ビットコインの
スピーカー 2
システムの中にブロックチェーンが
使われているという理解でいいんだよね
スピーカー 1
そうそうビットコインというのは
ブロックチェーン技術を使った
暗号通貨の一つだよね
他にも暗号通貨っていろんな種類があって
あるある
イーサリウムとかもそうだし
いろんな人たちが独自の仕組みを使って
コインを作っているわけですよね
その時に
使われているコアとなる技術というのは
ブロックチェーンという
考え方といいますか
取引の履歴がチェーン上につながって
暗号化されているものというのを
ブロックチェーンという風に言うということですね
スピーカー 2
これはその時になれば
俺がヤマガミコインを作ることもできるってことでしょ
スピーカー 1
そうそうそう
それが人気なコインになるかどうかというのは
スピーカー 2
別の問題だけど作ることはできるよね
スピーカー 1
ガクトコインとかあったもんね
ちょっと前に
どれくらいオリジナルのものなのか
あんまりよく分かってないですけど
これ
その通貨を
整理させる仕掛けを
一番最初に起案する時に
ホワイトペーパーって呼ぶらしいんだよね
こういう仕組みで
通貨を無用にしていくよみたいなことを
表明する宣言みたいなのがあって
それがみんなに受け入れられると
それが通貨として流通し始めるみたいな
そういう世界があるらしいですけど
スピーカー 2
でもこれは別に
認められる必要はないから
無制服じゃんだから
みんなの正義も難しいしなかなかこれ
深掘りすると面白いというか
何人に認められれば
誰に認められればいいのかな
みたいな話も出てくるわけじゃん
すごい勉強仕掛けがあるね
スピーカー 1
そうなんですよだから
今日この瞬間から
たとえばヤマメの髪の毛一本いくらですよ
みたいなことを言ったとして
スピーカー 2
それが本当に何か意味があるのかみたいな話は
それで俺の髪の毛の
遺伝情報みたいなGPCAみたいなの解かないと
できませんみたいな
みんなで俺の遺伝情報を解けっていうのをさ
暗号解析の価値にすればさ
もしかしたら俺の髪の毛が
すごい高値取引される可能性も
あるということでしょ
スピーカー 1
いやそうっすねヤマガミ君しか
マイニングできないみたいな
スピーカー 2
そうそうそう
確かにそう
スピーカー 1
何の意味があるんだっていう
わかんないですけどそういう風に
新しい通貨を発行するっていうことが
あのー
政府の後ろ立てなしにできるようになったと
ここで大事なのは
これは何のために
このプルーフオブワークっていうものが
こしらられたのかってことがすごく大事で
要はこれって
中央集権的な組織を必要としない
通貨を作るためのソリューションとして
提案されたものなんだけど
これって言い換えると信頼が
成立しないところでどのように
取引を行うのかっていう
問いに対するある種の解だよ
っていうことがね
スピーカー 2
そうだね
この中央集権的な政府もないし
かといって家族みたいなコミュニティでもない
ところで
たくさんの人間で信頼
一つのビットコインっていうものに
1:00:01
スピーカー 2
信頼を犯せるための手法として
スピーカー 1
ワークがあるっていう
ことなんですよ
その妥当性みたいなところを
さっき言ったホワイトペーパーみたいなもので
提案して
成立させるっていう世界なんで
面白いですよね
ちなみに
中央政府
中央政府みたいな
中央集権的な組織が
この権威による
証明によって通貨の価値と
担保することの
課題やリスクがあるとしたらどんなところだと思います
スピーカー 2
それはあれだね
だからもう政府自体が
ぶっ壊れたらもう世の中終わっちゃうじゃん
スピーカー 1
そうだよね
それこそギリシャがね
スピーカー 2
状態に陥りました
スピーカー 1
それこそちょっと前にメルケルの話に出てきましたけど
ギリシャが
財政破綻したときとかね
政府の機能が維持できなくなったときに
そこの政府に
政府が裏付けしてた
通貨の価値っていうのがいきなり下がっちゃう
みたいなそういうリスクを
はらんでるということですね
これを今回のプルフォブワークによって
克服できたんじゃないのっていうのは
彼らが
立脚している
通貨の取引の方法という
スピーカー 2
確かにね
ワークは別にぶっ壊れようがないからね
暗号の解き方って要は一つの数学みたいなもんだから
これは原理原則だから壊れようがないよね
スピーカー 1
そうそう
そこにある種エネルギーが
必要っていうすごくプリミティブな世界に
戻ってきてるというところもまた面白いですね
確かに確かに
というのがこのコア概念であった
ブロックチェーンそしてそれを
裏で支えているプルフォブワークという
概念の説明でした
はい
でここから
このクリプトアナキズムの
考え方の
コアに改めて迫っていく
というセクションに入っていくわけですけど
これ最後から二つ目のセクション
主権を個人に分散せよ
というところがあるんですけれども
今ね
ちょうど紹介してきた
ブロックチェーンしかり
色々ありましたけれど
現在の通貨っていうのは基本的には
それを発行する国家とか
政府への信頼によって成り立てる
というところですが
今回改めて
ビットコインのような暗号通貨の
確信性はどこにあったのかということを
言語化しますとこれを
アルゴリズムによるデータの正しさの
証明つまりさっきの言葉で言うと
このプルフォブワーク POW
に置き換えたというのがこの暗号通貨の
確信性でした
それによって何ができるようになったのか
っていうと
そもそもその通貨の
信頼性みたいなものが上がりました
という話が一つ
相手のことを一切知らなくても
騙される心配なしにつまり
トラストレスって言葉が
できてましたけどトラストレスな状態で
電子取引ができるようになった
というところが今回の
暗号通貨の登場によって
確信的な変化があったところ
ですね
これよくよく思い返してみると
1:03:01
スピーカー 1
この理想ってもともと
マスクがX.comでやろうとしたことだったり
とかティールが
PayPalでやろうとした電子商取引における
その通貨の
扱いみたいな
ことを
彼が実現したかった世界の延長線上にある
考え方だなっていうことが
スピーカー 2
なんとなくわかるような気がします
スピーカー 1
つまりインターネット上で安全に
決済しようとか
取引しようと思った時の方法を
アップデートしようという取り組みなわけですから
このあたりはちょっと繋がってるな
という感じはありますよね
スピーカー 2
おなじりリバタリアンですね
スピーカー 1
リバタリアンですよね
この仕掛けによって
通貨の流通にある種国家などの
組織の後ろ盾を不要にする
というふうに成功したということなんですが
こういう
インターネットウェブの技術を通じて
中央集権組織が
いらなくなるよっていう
そういったウェブの世界のあり方というのを
これももしかしたらどこか聞いたことがあるかもしれませんが
ウェブスリーというふうに
読むんですよね
これは新しい社会の
あり方ウェブのあり方というのを
表現した言葉ですよということで
ウェブスリーというのは個人というのは
完全なプライバシーを持っていて
かつ完全な自由を実現できる
世界というのが
それこそこのクリプタナギズム的な
世界観の中で実現されているよ
ということだよ
ということなんですが
じゃあこれは果たして
理想的な世界なのかみたいな
ところがですね
こんなと問われるわけですよね
スピーカー 2
そうだねこれここからちょっと
スピーカー 1
怖い話になりますかね
怖い話ですね
ここから出てくるのがじゃあこの
ゴドウィンさんがぶち上げた
アナキストたちが
このアナキズムができて
200年経った現在
ようやく国家に依存しないデモクラシーが
実現したかのように
見えたんですが
っていうところにちょっとね
暗い影を落とすところが最後の
セクションで語られると
いうところですね
まさに今伝えたのがWEB3の世界では
その究極の自由が
実現するよっていうことが
謳われるわけなんですけど
自由には代償がありますよね
ということが
これちょっと出てくるわけですよね
これ何かっていうと究極の自由が
得られた結果
自分の情報だったりとか
自分のプライバシーっていうものの
プライバシーっていうのが完全に
自分自身に委ねられることになる
世界になりましたと
いうことなんですよね
これは一見すると
自己責任じゃんっていう世界に
見えるんだけれどもさっきもね
山上くんがちらっと言ってくれた通り
ここで使われてる技術だったりとか考え方っていうのは
ちょっと頑張って
理解しないといけないようなものになってきてるわけですよね
そういうことだね
これが果たして万人にとって
最適なことなんだろうか
最適幸福なことなんだろうか
みたいな問題が
スピーカー 2
残ると
要はあれだよねさっき俺がちらっと言った
ちょっとぐらい自分の情報を政府に管理して
1:06:01
スピーカー 2
てほしいって俺言ったじゃんさっき
前半ぐらいで
その気持ちだよね
完全にこのクリプトアナキズムが
成立しちゃうと全く政府が
政府がないわけだからさ
大きな主権が
自分のことを全く関与しない状態になってしまうから
本当に
自己責任というか
例えば
自分にかけた暗号回避を
忘れてしまったりなくしてしまったりすると
自分は一切この世界に関われないみたいな
状態になりうるってことなんだよね
スピーカー 1
そうなんですよ
怖いんですよ
究極の自己責任
世界がここに立ち上がるということ
なんですよね
この背景にあるのは何なのかっていうところが
このクリプトアナキストたちの
影の部分でもあるんですけど
ここで明かされるのは
クリプトアナキストたちの多くっていうのは
民主主義には反対してるんだ
っていうことなんですよ
これなんでかっていうと
彼らの思想の根本にあるのは
リバタリアニズムなんだけど
その原理主義を
突き詰めていくと
民主的な世界観と自由の両立
っていうのは不可能じゃない?
っていうのが彼らの
主張の根底にはあるんだっていうことなんですよね
なるほど
なんなら彼らは
それこそちょっと前に
一個前のセクションかなパート1でも出てきましたけど
ある種賢すぎるんだよね
そうすると
大衆がこう
有事っている世界中の民主政治に対して
めちゃくちゃ不満がたまってると
スピーカー 2
あのあれだな
正規分布の皆さんが楽しめる
8割ぐらいの娯楽を一切楽しめない
分布にいる方々だからね
スピーカー 1
そうそうベルカーブっていう話がね
ありましたけど
お前らなんでそんなことにつまずいてるんだよ
みたいなことを思っちゃってる
人たちがこういう思想に
陥りがちだよ
ということがここで明かされたんですよね
スピーカー 2
わかりやすく言うとさ
いるじゃん学校とかにさクラスに
何も勉強しなくてもすげえ成績
天才たちがいるじゃない
そういう人たちだけが世界をぎゅうつぎ始めたらどうなる
っていう風に考えたら
スピーカー 1
皆さんわかりやすいかもしれないよね
いやそうなんですよそうなんですよ
彼らはなんとね
自分の仕組みを使って
世界中の民主政治をなんなら
ひっくり返してやりたいと思っちゃってるわけですよね
この彼らの
考えっていうのは要は
世界に適応できるこの
自由すぎる世界にね
適応できるごく少数のための
世界を作り出すというところが
彼らのゴールなんじゃないかということが
ここで明かされると
この表現僕めちゃくちゃ面白いなと思ったんですけど
この究極の自由に耐えられる
1%のマイノリティのための世界
という言い方がありました
これは
マスクのさ
自分に対して
拷問を課してるみたいな話とも
ちょっと重なる部分があると思いながら
見てたんですけど
普通の人はこの自由に耐えられんよねみたいな
世界を彼らは
思考してるんだってことなんですよね
その結果
1:09:01
スピーカー 1
この地球がどうなるかっていうと
この惑星の40億から
50億の人間っていうのは去るべき
運命にあるんだっていう極論をですね
彼らは平気で言ってしまうと
スピーカー 2
そんな世界を
スピーカー 1
作り出そうとしてるんだっていうところなんですよね
スピーカー 2
気持ちはわかるというか
前のショーでさ
このテクノリバダリアンの
人たちは天才たちはさ
大衆の娯楽を楽しめないわけじゃん
そりゃ自分たちが
楽しめる娯楽がさ
標準偏差のど真ん中に来る世界
作りたいわなっていうのはまあ気持ちとしては
スピーカー 1
よくわかるよね
そうだよね
なんかさ民主主義について
よくさ言われるのはさウィンストンチャーチル
イギリスの首相だったチャーチルが
民主主義は最悪の
政治形態であるただし
過去の他の全ての政治形態を
除いてはっていう言い方があるんですよね
つまり民主主義は
もうしょうもないんだし
全然完成形じゃないんだけど
なんていうの
他のいろんな政治形態っていうのは
それよりもっと悪かったよっていう
言い方をすごく皮肉めいた
スピーカー 2
言い方を言ってる
政治形態がプラスに触れたことはないってことね
マイナスが一番小さいってことね
スピーカー 1
一番マシだよっていうことを
すごい
ブリティッシュな皮肉で
スピーカー 2
言ってる言葉ですね
でもリバタリアニズムはどうなんだろうね
チャーチルに言わせると
スピーカー 1
いやそうだね
だからそのあたりが
面白くなってくるポイントなんじゃないか
と思いますけど
要はこの
民主主義というのは
全然完成形ではないのだが
例えばこのクリプトアナキスト
みたいな人たちだけに
委ねていたときに
多くの人々にとって
世界がどうなるのかみたいなこと
ここでは少し明らかになった
わけじゃないですか
そうなったときに
誰にとっての
世界なんだろうかみたいな
そういう話になってくるよね
っていうのが
クリプトアナキズムの最後ではちょっと
ちらっと垣間見えるという感じ
スピーカー 2
怖いよね
イーロン・マスクが人類を火星に移住させる
という計画を立ててるけどさ
もしかしたら火星に行けるのは
1%のマイノリティだけののかもしれないね
スピーカー 1
そうなんですよそこがポイントなんですよ
だから要はノアの箱舟的な世界観というか
グミンドも
置いてけみたいな世界観の可能性もあるわけじゃないですか
スピーカー 2
地球で滅べっていう話になってしまうかもしれない
怖い話になってくるよね
スピーカー 1
この辺りの両面性っていうのは
最後にちらっと見えてくると
いうことなわけですけれども
どうですかね
これで一旦このパート2ですか
が終わるんですけれど
なかなか取り留めもない
流れではあるかなと思いつつ
スピーカー 2
いやー途中まではさ
スピーカー 1
クリプトアナキズムの流れが
わかったかなって思うんですかね
スピーカー 2
クリプトアナキズムの流れとさ
ネットコインのマイニングとかもわかったし
なるほどそういうクリプトアナキズムで
そういうことなんだっていう風に
1:12:01
スピーカー 2
ホンホンホンって読んでたけど最後ちょっと怖い流れになったね
結構ね
途中まではテクノリバタリアンを
盲信してたというか
すごいいいじゃんこの考えっていう風に
思ってたんだが
この去るべき運命
45億の人口に関して
消えてもいいというか
1%のマイノリティのための
世界を作る集団なんだっていう風に
認識した瞬間結構やばいんだな
スピーカー 1
っていう風に
スピーカー 2
思ったし
同時にこう自分は1%の方に
残れるんだろうかみたいなことも考えた
スピーカー 1
はいはいそうだよね
残れるこの1%とね
この今の
80億とかいる世界の中で
40億50億の残りの30億とか
の間に若干の隔たりがあるんで
どこに行ったんだみたいな
いないことはないかなとは思うんですけど
いずれにしてもだからさ
一部の人の
安全な世界自由な世界っていうのを
作るために多くの犠牲を
生んでもいいみたいなそういう思想だよね
っていうところがここでは確認されたよ
というところですね
そうだね
じゃあこうなってくるとね
何がいい思想なんだかさっぱり
わかんなくなってくるよね
スピーカー 2
意外でもないけどアディカルな思想なんだよね
テクノリバタリアニズムっていうのは
スピーカー 1
そうなんだよだから何というか
妥協を許さないじゃないですかやっぱり
スピーカー 2
そうそうそう元々がリバタリアニズムっていうのは
自由原理主義だから
かなり濃いめの思想なんだけど
そこにさらに
天才立つっていう
数学に特化した人間という属性が
加わるとさらに尖るんだなっていうこと
スピーカー 1
そうなんだよね
究極の個人主義っていう風に言うんだけど
結局その人間は一人で生きられない
という前提のもとで
退治する他の個人っていうのが
誰なのかっていうことをどうしてもコントロールしたくなっちゃう
っていうね
なんていうか
人間の差がと言いますか
そういったところがちょっと会話が見えてくるような
スピーカー 2
二章の最後でしたね
スピーカー 1
ということで本編
ここまで読んできましたけれども
一旦締めくくってねエンディングの方で
まとめていきたいと思います
スピーカー 2
語らずよ
スピーカー 1
はいお疲れ様でした
スピーカー 2
お疲れ様でした
スピーカー 1
いやいやいや
なんか長い旅をしてきたような
スピーカー 2
普通でしたね今回
いやそうだね
これに関しても第0章みたいに
お勉強パート
半分くらい
ビットコインとか
ブロックチェーンとかのすくみに関して
すごく勉強になったし
また世の中のすくみをね
ミンティがいつもこの本の紹介で
この現代を読む一冊みたいな
紹介してるけど
まさにまさに世の中のすくみをわかったし
同時にテクノリバタリアン
テクノリバタリアンという人種に対して
威風の念を感じるショーだったね
スピーカー 1
そうだよね
パート0パート1を読んだあたりでは
結構テクノリバタリアン
いいじゃんみたいな
1:15:00
スピーカー 1
ポジティブな側面ばかりが
フィーチャーされてきたような感覚があるんですけど
ここに来てね
いやいやいや残りの人たちどうなのみたいな
そういうですね
モロハの剣みたいなところが
見えるという感じがありましたよね
スピーカー 2
でもどうなんだろうね
本当にこの本に書いてある通り
残り99%はこの暗号
完全なる自由に耐えられないのかな
っていうのは思うところではあるけど
スピーカー 1
そうだよね
この手の思想って
結構歴史の中で何度か出てきてるんじゃないかな
という気がしてて
それこそ僕らがよく
引用するじゃないけど
ヒトラーさんの考え方とか
優勢思想だという風に言われてるんだけど
優れてるやつとそうじゃないやつを
選別していくみたいな
思想になるわけじゃないですか
その時にやっぱり
引っかかるのはヒトラーの失敗は何だったかっていうと
すごく端的に
まとめてしまうと
俺の考えは圧倒的に正しいんだ
みたいなところに立ってしまったことだと思うんだよね
スピーカー 2
はいはい
スピーカー 1
世の中における思想だったりとか
政治思想における失敗って
究極それかなと思ってて
何かしらの
考え方が
よるべもなく正しいのだっていう風に
宣言できることほど怖いことはないじゃないですか
スピーカー 2
確かにね
スピーカー 1
そうやっぱ
正しいとこもあるけど正しくないとこもあるよねって
言ってぜひひでやっていかないといけない
ところをこれが100%
正しいのだっていうことによって
過去の政治っていうのは失敗してきたような
なんかそんな感じが
スピーカー 2
改めてするんだよね
まあでもヒトラーとはまたちょっと違うというか
ヒトラーはなんだろう
俺もそんなにあの人のこと好きなわけではないけど
要は
人に近いところがあるんじゃないかな
別に何の根拠もなくこう言ってるわけだけど
このテクノリバダリアに関しては
しっかりこう数学に裏打ちされてるから
正しいって言われて逆にこう
言い返しづらいというか
確かにそうなんだとしか言えないから
本当にこう人類が淘汰されてしまうんじゃないか
っていう気を
圧倒的議論のもとに
誰も反応できないんじゃないか
っていう
怖さを
覚えてしまうよね
スピーカー 1
いやそうなんですよね
この辺りちょっとね
参考になる作品みたいなのが
いくつかあるんじゃないの
みたいなところで
SFだったりが実はこの辺りの
試行実験トライしてるなっていうのが
ちょっとありまして
それこそ
僕らの一番なじみが深いところでいくと
天空の城ラピュタなんていうのは
スピーカー 2
まさにこれですよね
スピーカー 1
ラピュタっていうのは要は地上を見捨てた人たちが
高度な文明をもとに
天空に城を作って
賢い奴らだけで
生き延びればいいじゃんっていう要は
マスクでいうところの火星みたいなものが
ラピュタなわけじゃない
スピーカー 2
あれテクノリバタリアンがいたんだ
スピーカー 1
いやそうなんですよ
高度な技術を持った人たちが
テクノリバタリアンの島として
天空に受けるような
圧倒的な技術力を持って
地上界を見捨てたわけだよね
1:18:00
スピーカー 2
あれあんまりストーリーしない
スピーカー 1
そういう話なんだ
いいんだけどあの物語の
幕を開けるタイミングでは
すでにその高度な技術
文明をもってして
天空に城を作っちゃった
人たちってのは
もう滅びてるんだよねあの世界ではね
スピーカー 2
ああはいはいあの巨兵みたいのが
スピーカー 1
いるんだよね そうそうそうあの巨神兵しか
もういないみたいな残骸しか
残ってないみたいな世界で結局人々は
地上で生きてるみたいな
これが何を意味するのかみたいなところも
ちょっとなんか今回の話の
スピーカー 2
パターンとしてあるなと
スピーカー 1
思ったよっていうのが一つと
でもう一個ね今のはね日本のアニメーション
ですけど宮崎駿の作品ですけど
あともう一個ねあのSFの
近似等でいくとフィリップ・K・ディック
っていうねあの
電気羊は
アンドロイドは電気羊の夢を見るかとか
みたいなSF作家さんが
作ったトータルリコールっていう
映画があるんですけどこれ見たことあります?
スピーカー 2
いやいやいやその
電気羊の方は知ってるけど
スピーカー 1
はいはいはい
電気羊の方はねブレードランナー
っていう映画になって有名な
SFの名作になりましたけど
トータルリコールって映画があって
最近2010年代にも
リメイクされてるんで
ぜひ見てもらえたらなと思うんですけど
これすごい面白い話なんですけど
火星ね
近未来の物語で火星にはもう
植民地があって人々が
そこに移住しちゃってますよみたいな
ところの中で
地球がね
全く2つの領域に分かれてるみたいな
感じなんだよね天井世界と
スラムとみたいな極端な
二分化するみたいな世界の中で
どういう風に生き残るかみたいな
話だったりするんですけれど
なんかね結構その
なんていうのかな今回の
お話にもあった通り
一部の人たちだけのために
思想を使ったりとか
地球のリソースを使ったりするみたいな
考え方って
ある種の優勢思想的なね
発想であったりすると思うんだけど
その結果がなんか
成功するのか否かみたいな問いっていうのは
結構なんかSFにおける
スピーカー 2
なんていうかあるあるの
スピーカー 1
みたいな感じがあったりとか
あとニール・ブロンカンプさん
っていうね南アフリカの監督の
映画監督が作った
映画でもなんかそういったテーマを
スピーカー 2
使ったようなものがいくつか
あったりしますけど
まさに今それがその映画で
シンで起きてたようなことが今リアルワールドで
スピーカー 1
起きようとしてるっていう
ことなんだよね
そっちに行ったときに
これはクリプトアナキスト的な
観点から言って正解なのかもしれないけど
人類という種全体で
見たときに
本当に最終的に
それがいい選択なのかどうか
なんかちょっと
そういった物語から
得られる示唆からすると
スピーカー 2
どうなのみたいな感じは
これ本当に
イロンマスクが火星に人類を
移してそこで滅びて
生きてた残骸が残ってるみたいな
1:21:00
スピーカー 2
SFなのかリアルワールドか分かんないけど
そんなことが大きい売れってことでしょうがない
スピーカー 1
いやあそうそうそう
人類は常にそういった
スピーカー 2
なんて言いますか
スピーカー 1
エゴ精髄的な
エゴ精髄もそうだしそういったネガティブな
ストーリーを覆してきた
ってこともありますから
スピーカー 2
どうなるのか分かんないですけど
そういう信頼が熱いよね
スピーカー 1
まあ少なくともSFの世界ではネガティブに
描かれるのもあるよね
スピーカー 2
っていうのもある
スピーカー 1
なるほどね
ということでまあなんと言いますか
やっぱアナキストすげえな
スピーカー 2
みたいな
スピーカー 1
すごいね怖いし
あと意外と初期中期のアナキズムは
だいぶご都合主義だったんだなということが
改めて確認できたし
スピーカー 2
面白い気づきでした
まあでもテクノロジーがなかったからそうするしかなかった
そうなのよ
スピーカー 1
これを手と手つび
このアナキズムを貫くとなかなか難しいんだ
ということも一方で分かって
スピーカー 2
ようやく
インターネットで個人個人が繋がって
そういうアナキズムを徹底できるようになった
っていう状態とかもしたよね
スピーカー 1
面白いですね
ということで今日はですね
エクリプトアナキズムというテーマに
従って
なんだ
暗号痛快に裏打ちされた
クリプトアナキズムというのを見てきました
次回は
今回のこのクリプトアナキズムが
進化論に裏打ちされた
半円扇形の
内側の思想だったのに対して
次回はそこから一歩外に出る
総督府小売主義という
思想に迫っていきますと
というのが次のパート3の
テーマになってくるということですね
これはついに
進化論の外側に出ちゃうよみたいな
話になってくるのかしら
というところでですね
どんな着地になるのか
まだまだ泣きが止めませんよという
状況でございますね
楽しみですね
ということで
今日はクリプトアナキズム
読んできました
次回はパート3
読んでいきますので
お楽しみにしたいなと思います
ではでは本日はこの辺で
失礼します
スピーカー 2
おやすみなさい