著者の紹介と背景
はい、バーニング大家のアウトプット読書術。本日の一冊は、小学生生活を犠牲にしない中学受験、こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は、かずとゆかさん。フルタイムの友働き夫婦のかずさんとゆかさんのお二人ですね。
執筆担当の夫は、一度も塾に通わず、公立小中から県立高校を経て、東大・京大兼役ダブル合格。すごいですね。
そして息子さんは、勉強は塾に行かなくてもできるという信念から、大手進学塾には通わず中学受験に挑戦し、少年野球とバイオリンを辞めずに、都内国立中学に合格したというその経験から書かれたこの一冊でございます。
見開きを開いてすぐに飛び込んでくる言葉があるんですけど、紹介させてもらいますね。
中学受験のためにいろいろなことを諦める親子。塾がよいが大変だから受験そのものを諦める親子。そんな親子が救われ励まされる本。
めちゃくちゃハートフル。いや本当ですか?っていう感じなんですけど、ご自身の経験をもとにブログを書かれていたことをまとめて著書にされているということでですね。
非常に説得力ある内容。そして本当に励まされる内容になっているなというところ。
そしてこれを紹介するにあたってはですね、私自身がですね、今松尾さんの息子を抱えてますので、来年小学校4年生に当たる中学受験のことを考えなあかんのかなっていうのを妻とお話しているときに、ちょっときっかけに自分自身もですね、知識つけておこうと思って手に取った一冊なんですね。
結論、これはちょっとその時期を迎えている親御さんは読んだ方がいいかなって思いますね。
知識ねこれね、全く無知ですから。僕も妻も一切その中学受験とかやってきてませんでしたからね。ただやっぱりその息子がとか娘がってなってきたときにどうなんだろう。今の学習の可能性っていろいろ広がっていますから。
お金もかかってくることですけど将来のことを考えるとねっていろいろ考える時期なんですよ。それに向かってちょっとね、この紹介されている和人優川さんのまず信念の部分ですが、
友働きの両親であっても塾を通わせずとも自宅学習他の手段において中学受験は成功させることができるよっていうことをおっしゃってるんですよ。
息子さんは先ほど冒頭にもプロフィール申し上げましたが野球部にも所属されていて、そもそも中学受験をさせる理由っていうのがですね、難関中学に入っていい大学いい職場へっていうことじゃないんです。
公立の中学校にそのまま進学をすると野球今楽しんでいるからそのまま学校の部活でもさせたいんだが部員が6人しかいない。だから楽しんでさせることできないじゃないかなってそんな懸念から他を調べていくと私立の中学校。
ここだったら私立も充実しているし子供にのびのびと野球させることができるんじゃないかな。じゃあ受験させよう。そういうところからのきっかけなんですよね。だから事前情報としては必ずしも入らなくてもいいよっていうところはあるとおっしゃってました。
この部活もずっと野球を習い事でそしてバイオリンも続けさせていたと。これを諦めさせてまで生かせる価値はないっておっしゃってるんですよね。その考え方も僕は興味深いです。
まずですねそう思われた理由ということで塾に通わせようかっていうことを考えられたらしいんですよ。中学受験というのを考えたのでということで考えられましたがちょっと郊外に住まれているので塾に通うまでの移動時間がバカにならないっていうところにまず直面されたそうなんですよ。
片道40分で往復でまあおよそ1時間半ですよね。じゃあこの間っていうのがもう何もできない時間になっちゃうじゃないかっていうことでじゃあもう塾通いをやめよう。通信教育そして状況によって家庭教師をつけていこうっていう風な発想に至ったわけなんですよね。
何よりもその塾に通わせるっていうのに入学の試験もいりますし、そして塾の都合に合わせたくないっていうおっしゃってるんですよ。例えば夏季講習とかねありますよね。でこの7月とか8月はもう予定がびっしり。
いやでもさ、夏休みってさ、いろんな思い出作ってあげたいじゃないって。だからもうそこ合わせなくてよくない?強化も選べないじゃない?伸ばしたいかもこれだけやらせてあげたいのになんでいらないやつまですごいびっしり埋められて遊ぶ時間もなくなっちゃうのよっていうことがもう不満だったんでじゃあわざわざ塾に通わせるのはやめようっていうね発想に至られたそうなんです。
そして野球もね、何でもやっぱこう伸ばしたいなっていうことを思われていたんですが、聞かれている方の中にはでもそういう受験をさせるにあたって習い事をやめさせた方がいいんじゃないですか。どっちもやらせてたら受験も習い事も中途半端になるんじゃないですかって思われる方いらっしゃるでしょう。はっきりおっしゃってます。
中途半端でええやん。
関西弁じゃないですけど。
えーそういう風に言い切れるんや。
すごいって思いましたけど。
どっちも中途半端でいいんですよ。
でもその心はっていうと、皆さんよく考えてみてください。
小学生ですよね。成熟してきているとはいえ、勉強もできるようになっている。体も動かせるようになってきているとはいえ、まだまだ小学生。将来の可能性。
未知数ですよ。どれだけ伸びていくかわからない。それをね、だかが受験のために全て潰してしまうなんていうこと。可能性の扉を親が閉めるなんてことをやっていいのかっていう考えが終わりなんです。
受験に向く子どもについて
まあでもそこはめちゃくちゃ共感するなあですよ。
先々何が伸びるかなんてわからないじゃないですか。やってみなきゃわからないんですよね。
だったら楽しんでやれていることは続けさせたらええやない。
だからどっちもでやり続けて、それで結果どっちも中途半端になったとしても楽しめている事実が残るんだったらいいじゃない。
何よりも、例えば野球とかね、全国大会目指すとか勝負にこだわるっていうこと大事かもしれないけど、そこにこだわりすぎることによって得られるものもあれば失うものも大きいんじゃないかってね。
嫌になっちゃって辞めちゃったらこれまでの苦労も水の泡みたいなね、まあ経験とかもちろんね仲間の関係性とかそういったものは得られるかもしれないですが、続けていくことの方が大事じゃないですかっていう風にね、
カズさん、ゆかさんおっしゃってるんですよね。勉強も一緒だよ。勉強、受験、テストの点数がすごく良くて、結果偏差値が高い。中学に入れました。高校行けました。みたいな話になっていったとしても、その先で結局高学歴のもうね、勉強できる子たちの中で埋もれてしまっては勉強嫌になっちゃったって思うことよりも、
それなりの自分の身の丈にあった学校に入って、そこで楽しく学習を継続していける方が人間的な成熟度っていうのも高まっていくんじゃないですかっていう風な考えをね、お持ちなので、ちょっと半端でもええやん、楽しんでることいろいろやらせてあげようよっていうことをおっしゃってるんです。非常に僕はここの部分共感しました。
そして踏み込んで、中学受験に向く子、向かない子はどんな人なんだろうっていうことにもね、踏み込まれてます。どういう子どもが中学受験に向くんでしょう。はい、こうおっしゃってます。
親が黙っていても、自ら進んで勉強ができる子。
そりゃそうでしょうっていうのはありますよね、正直ね。
いやそれやらせたいけど進んでやらないから苦労してるんじゃないって、もう元も子もないじゃない、そりゃそうでしょうっていうのもあるんでしょうが、いやちゃんとちょっと待ってください。
これね、ちゃんとね、掘り下げておられます。
子どもにも何でも、勉強でもスポーツでも、適齢期っていうものがあるよっていうことをね、おっしゃってるんですよね。
中学受験と小学生生活
そう、黙ってでも勉強できるようになる時期というのがいつか必ず来ると。
それが遅かれ早かれっていうお話であって、それがまだ小学校6年生ぐらいの時点でなかなか自分でできないっていうのは、適齢期じゃないという考え方もできるよ。
だから無理に、じゃあそこは受験させなくてもいいんじゃないっていうね、発想。
でも自分で進んでやっている、楽しんでいる、ここの中学に入りたいっていう思いがあるならば、そこは尊重してあげようねっていう考え方なんですよね。
このアメリカの親御さんと、子どもの少年野球のチームで一緒に話されたっていうお話も書かれてるんですが、
なんかこう、日本の親っていうのは勉強やらせようという気持ちすごい持ちすぎてないですか。
小学校は楽しんでみんなやってるけど、中学校に入った時点からみんな勉強勉強勉強っていう風になってない。
そこまで勉強させる必要ないんじゃないかっていうね、そういったご意見っていうのもいただいて、そうなんやっていう話とか。
このカズさんがご自身が高校生の時に留学、オーストラリアに留学されたそうなんですけど、そこでハイスクールでラグビーを習ったんですが、部活に卒業したんですが、
オーストラリアでもタックル一切させないと、それはまだ適齢期になっていないからっていう考え方なんですって。
でも高校だったらもう日本だったらね、タックルいっぱいさせるみたいな、そういう違いがあるんだっていうこと。
だからちゃんと成熟した、そのタイミングに適切な指導を行うことによって適切に伸びていくんだよっていうこの考え方って非常に大事なんじゃないですかっていうことをおっしゃってるんですよ。
その上で、たまってても勉強できるような子供に育っていくために大事なこととして、読み聞かせをするとかね。
小学校低学年とかになって、もう自分で本読めるようになったとしても親が読み聞かせしてあげることによって一緒にコミュニケーションを繋いでいって、
もっと難しい本が読めるようになったり、そこから少し難しい本を自主的に読めるようになってくるっていうことが育っていくんだよって。
だから幼稚園の時だけじゃないよっていうことをおっしゃってて、
ああそうか、もう小学生になってからなかなか読み聞かせ機会なくなったけど、これまたやってみようかななんていうことを思いましたね。
あとは食卓を囲うっていうことの重要性とか、やっぱり親子のコミュニケーションということで食卓っていうのも楽しんでお話できる場だし、
そこをリラックスしてくれるっていうこと、やっぱり家庭がリラックスできる場ということで、
さらにこの親と一緒に過ごすということで、例えば親が読書をするっていう時間には子どもは勉強しようっていうこういう環境を作っていったり、
そういった勉強勉強っていうところだけにフォーカスせずに家庭環境全てを整えていくことによって、
そういった適齢期を早めに迎えるような子どもを成長させることができるんだよという可能性まで示唆されていると。
具具体的な勉強法
そんな内容ですね。
ここからさらに細かな国語、算数、理科、社会の勉強法とかいろいろ踏み込んだお話であったりとか、
6年生の秋には四夜大塚のこの教材を使ったとか、Z階のこういう教材がよかったよとか、
めちゃめちゃ細かい具体的なお話もたくさん出てきますが、気になる方はぜひ一度手に取ってみてください。
とにかくですね、最初に言いましたがもう一度言っておきますね。
中学受験のためにいろいろなことを諦める親子、そして塾がよいが大変だから受験そのものを諦める親子、
そんな親子が救われ励まされる本でございます。
まさにほんとそれっていう感じですね。
はい、僕おすすめでございます。
すまんにもちょっと内容を共有しよう。
ということで本日は小学生生活を犠牲にしたい中学受験、こちらの一冊を紹介させていただきました。
ということで本日もワクワクと楽しく元気にいきましょう。
それではまた明日。