親の影響と子供の行動
はい、バーニング小屋のアウトプット読書術
本日の一冊は、子育ての大誤解
重要なのは親じゃない下巻
こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は、ジュディスリッチハリス氏
ハーバード大学大学院心理学研究科で修士号を取得後
研究者として心理学の教科書の執筆などに携わる教育研究者の方でございます。
昨日の続きですね。
まだ聞かれていない方は上巻の方からお聞きいただけたらと思うんですけれども
親のしつけっていうのは子供にはあまり影響を及ばさないっていうことなんですね。
いや目から鱗の内容ですね。
これについてちょっと昨日の続きからさらに掘り下げての内容を話していこうと思いますが
ポイントをいくつかお話していきますね。
一つ目、子供は環境に応じて異なる顔を持つということなんですよね。
家の中ではね、外に行ったら迷惑かけたらあかんでとかね。
もうそれやっていいの?
うちだけはでも外行ったらもう絶対そんなことしたらあかんでとかね。
行儀悪いことしたらあかんとかそんなことね言うんですけど
子供は家庭の中では親の言うことには従うんです。
ただ学校とか友人の前では別の行動をとることがあるんですよね。
でもこれって仕方のないことらしいんです。
環境ごとに適応する力が備わっているっていうふうに前向きに捉えましょうと。
親のしつけがそのまま子供の行動になるわけではないんですよね。
家庭内では礼儀正しくても学校になったら乱暴な振る舞いをする子供がいるってありますよね。
逆もしかりですよね。
家庭の中では暴力を振るったりってバレんぼでもどうしてもない。
だけど外に行ったらいい子に見えるねっていうやつとか。
そもそも子供は親の言うことを聞くように設計されていないっていうことなんです。
ロボじゃないんですよね。
これは生き残っていくために必要な身につけた遺伝子レベルの話なんですよ。
小さい子供が生まれますよね。
昔って大人に育つ確率って相当少なかったわけじゃないですか。
何か病気にかかってしまったりとか栄養失調だったりとかで
育たないことの方が多かった。
その中で2人3人4人5人と子供をたくさん産んで
どれかどれかって言い方もあれなんですけど
一人でも大人になってくれたらいいよねっていうところで
人間っていうのは生き残ってきた生き物なので
そうなってくると新しい子供が生まれたら
もうやっぱり2,3歳になったとはいえお兄ちゃんお姉ちゃんになったらね
少しちょっと親は手をかける工数というか時間が減ってきてしまうんですよ。
そうなってくるとやっぱり一緒に集団生活をしている中で
別の大人とか別のお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に過ごしていって
そこで学ぶことの方が多いし
そこで適応できる能力を身につけた方が
人間として生き残っていけるんだよっていうことが
遺伝子レベルで身についているっていうお話なんですよ。
だから親の言うことを表面上は聞くかもしれないけど
それが本質に関わってくるかというと
そんなことはないんですよっていうことについて
じっくりとお話をされているわけなんですよね。
愛情と子供の成長
特に言葉のアクセントとか話し方
服装あと価値観なんかは親よりも仲間の影響を受けやすいんだよ
っていうことをおっしゃってるんですね。
そして親の役割の最低義
こういったお話もされているんですけれども
結局親の仕付けはそんなに子供には影響しないっていうことなんですが
例えば文化を作るなんていうことについてもそうなんですよね。
昔から習わしのようなもの
それってどんどんどんどん続いてるよねってなるんですけど
ちょっとずつ現代の様相を呈していっているというか
例えば何ですか
日本で言ったらお墓参りっていうのも今デジタルで
みたいなありますよね。
クラブみたいな感じのお寺のニュースとか見たことありますけど
新しいものをどんどん取り入れていこうよって
これは文化を大事にするっていう考えも大事なんですけども
やっぱり社会って変わっていくので
その時その時に最適解と思うことを子供は主者選択して
それを文化として新しく取り入れて発展させていくんだよって
だから人間的な性格についても
親のいいとこと思えばそれつないでいくし
これはちょっと反面教師で親のことは見習わないようにしよう
っていう発想になればそういう風になっていくんですよ
っていうことなんですよ。
勉強熱心に教える親がいるとしてですね
必死に教えたのに
結局途中でサジを投げてしまって
ブータンの人生を送っているみたいな子供の話も聞きますよ
逆に全然熱心じゃない。
ピアノとか弾いたことないです。
やったこともないです。
音楽そんなに興味もないです。
でもなんか好きそうやからって言って買い与えてやったら
好きで好きでずっと助からばんまでずっと弾いてて
プロのピアニストになったなんていうお話もあるわけですよね。
これやっぱりねその親の熱心さとかって
あんまり関係ないんだよねっていうことなんですよ。
好きこそ物の上手なれて上手くなるには
好きっていうことが大事だよね。
じゃあですよ。
じゃあ逆に親は何ができるの?
いろんなことやってあげたけど
何ができるんですか?
何もやってあげられることないんですか?
そんなことはないのかなって思うんですよね。
思いたいですよね。
ぎゅって抱きしめてあげてください。
とも言わない。
言わないんだ。
ただただ抱きしめてあげて愛情を注いであげて
それだけで親はいいんですよ。
ということでもない。
でもないの。
そうなんです。
ハリスさん別にそれも言ってないです。
あるがままでいいっていうことなんです。
好きで抱きしめるは別にやらない必要もない。
でも愛しいから好きで好きで高まらないから
ぎゅってするんでしょ。
それでいいんです。
それだけ。
子供っていうのは親が理想を描くための真っ白なキャンパスじゃないんですよって。
勝手に育っていくの。
だから愛情を注ぎたきゃ注ぎゃいい。
注がなくたって自立はしていくもの。
そういうものっていうふうにおっしゃってるんですね。
親として考えさせられるで。
させられますよ。
でも好きなんだったらぎゅってしてあげたらいいんですよ。
そのほうがもちろんね。
それが絶対ではないんですが。
もちろんいい影響を与える可能性もあるので。
それに関してもご自身の思う通りのことをやっていってあげてくださいっていうことなんです。
次。個性はどこから生まれるのかっていうねお話。
親の影響の誤解
これについてもちょっと言及されてるんですよね。
気になるのって出生の順位と兄弟の数ってその性格に影響するのかなっていうところ。
なんか長男、長女はだいたいしっかり者で。
末っ子はだいたい甘やかされて育ってきてるからわがままになりがち。
そうそうそうもううちもそうやねんとかそういう話あるじゃないですか。
ほとんど関係ないらしいです。
あーはー全部否定してくる。
今までの固定概念覆される。
性格に強く影響ないんですって。
出生の順位と兄弟の数っていうのは。
これも結局ね。
外でのコミュニティによって形成されるんです。
性格っていうのは。
そうなんだ。
絶対もう長男はしっかり者でとかもうね末っ子はわがままって思い込んでましたけどね。
そうじゃないんですって。
そういう風な生活をしてきてそういう風な意見があるから。
確かにそういうところあるよねっていうのが目についちゃうから目立って見えるだけであって。
そうじゃないんですよ。
別に長男長女だってねぐたらぐたらのわがままな人もいれば末っ子だけでしっかりしてる人もいるわけで。
もちろんですよね。
例外もあるっていうか例外もあるっていうかそういうもんなんですよ。
礼儀正しくて何の日もない親の子供が飛行に走ることもありますね。
これって親のしつけが何か原因があったのかな。
実は表情はいいように見えていたけど本当は何か愛情注いでなかったとかそういうことがあるのかなってこれ原因わからないんです。
ちょっとした要因ぐらいはあるかもしれないけど。
そのすべてっていうのは子供自身が考え選び行動してきた結果に過ぎない。
誰もその子をコントロールすることはできないんですっていうことをこの情景感を通しておっしゃってるんですね。
まとめましょう。
この著者ハリスさんの一番言いたいことはもう2つ。
親の子育てこれが子供の将来を決めるということは誤りである。
これもいろんなデータ実例をもとに示されているんです。
そしてもう一つ子供を完全に親がコントロールすることはできない。
だから何が必要かというと良い環境や仲間と出会える機会を提供してあげてください。
これです。
そういうことなんです。
ここまで言い切られていてね。
まあいろんな意見ある方もいらっしゃるだろう。
なかなかそれ極端じゃないのでいや言ったってしつけしなきゃ誰か親は子供を教育する義務があるでしょっていう風にね。
教育を与えなきゃいけない義務もあるよねってそれ思うんですが限定的なんですっていうことなんですよ。
子供の成長の機会
それによっていやいやって思う方もいらっしゃればいやよく言ってくれた。
いやもう気が楽になったっていう方もいらっしゃるでしょう。
捉え方一つそれぞれただ一つこの考え方っていうのは頭の中に入れておいていいんじゃないかなと僕自身は思うんですね。
これを受けて僕が思ったこと二つです。
自分が子供にしてあげられることそれは他者との交流を設けるそんな機会を増やしてあげられるっていうことぐらいかな。
親とのコミュニティだけじゃなくて学校だけじゃなくてもっと外に出て行ってこんなコミュニティに属してみたりとかこんなところに遊びに行ってみたりとか
友達同士のつながりを増やしてみたりとかそういった機会をただただ多く与えてあげられるということによって何か気づくことがあるんじゃないかなって。
それをさせてあげたいなというふうに思いました。
そしてもう一つ好きを認めて我慢をさせずにとことん伸ばしてあげるっていうことこれについてはもう一気に伸ばしてあげたいなって思いました。
好きこそものの上手なのね。
ここは本当に大事にしてあげたいなって思いました。
そんな今までの常識を覆される親の教育っていうのは限定的。
外でのコミュニティでその性格は発展していくんだよっていうことについてね。
深く掘り下げられているこの上下間にわたる一冊を紹介させていただきました。
本日は子育ての第5回重要なのは親じゃない。
こちらを2日間にわたり紹介させていただきましたね。
気になる方はもっと掘り下げてですね。
ぜひともこの1冊、手に取って2冊か。
上下間ですね。
手に取ってみてはいかがでしょうか。
ということで本日もワクワクと楽しく元気にいきましょう。
それではまた明日。