Amazonの独自の会議スタイル
はい、バーニング応援のアウトプット読書術、本日の一冊は
Amazonのすごい会議、こちらの一冊を紹介させていただきます。
著者は佐藤正幸氏、セガエンタープライズを経て
Amazon Japanの立ち上げメンバーとして2000年7月に入社
サプライチェーン書籍仕入れ部門を経て2005年から2016年まで
オペレーション部門にて、ディレクターとして
国内最大級の物流ネットワークの発展に寄与された方でございます。
Amazonといえば、ガーファ有名ですね。
世界屈指の先進企業ですよ。
なんと2018年12月にはアップルやマイクロソフトを抜き去り
時価総額で世界一の企業に踊り出たという
誰もがね、ご存知の会社ですね。
そのAmazonがすごい会議をやっている。
こういった噂、皆さんご存知ではないでしょうか。
ここまで大きくなっていく。
最初ただのネット通販の本屋さんぐらいのイメージでしたけど
今や動画から、物流を牛耳る大企業ですね。
Amazon会議って不思議なルールがあるんです。
会議は沈黙から始まる。会議の資料は2種類のみ。
1ページか6ページ。パワーポイントは付加。文章で書くとかね。
そこだけ切り取ったら普通の会議じゃないなって思うんですけど
そこについて今日は分解していこうかなという一冊でございます。
まずですね、こちら佐藤さん。ものすごい16年間も
Amazonで立ち上げから貢献されたという実績もお持ちなんですけれども
会議って皆さんどんなイメージをお持ちですか。
なんか時間ばっかりがかかっちゃって
無駄な会議やな、この時間なんか他に当てられることあるんじゃないかなとか
そんなこと思われた方もいらっしゃるんじゃないですかね。
とことんAmazonの会議は無駄をそぎ落とすということなんですけども
3種類の会議が重視されているっていうことなんですね。
その3種類とは何か。まずそこに含まれないことは一つ申し上げますと
情報を伝達するだけの会議は無意味ですっておっしゃってるんですよ。
確かに。なんかただ報告するだけのやつとかね。そんなもんはいらないと。
変えるよりもそもそもなくしてしまえっておっしゃってるんです。
じゃあですねこの3つ重視されていること何かと言いますと
1つ目意思決定会議。2つ目がアイデア出し会議。
そして3つ目が進捗管理会議と言われてるんですけども
一つ一つ分解していきましょう。まず1つ目の意思決定会議
意思決定とアイデア出し
これは具体的なアクションを決定するための会議なんです。
ただ報告するどうのこうのじゃなくて動き出さなきゃ意味がない。
会議が終わってから始まる前と情報量変わってないなとか
明確にアクションが見込まれてなければ
それはやってないのと同じってことなんですよね。
まず会議をやるならばこの3つのWを押さえましょう。
この3つを決めることが会議の目的なんです。
アクションにつながらなければ意味がないんですよね。
そのためにですねまず会議資料っていうのが
この1ページなのか6ページなのかっていう風に制限されているんです。
簡単な報告は1ページ。詳細な提案は6ページにまとめましょう
っていうことなんですけどもここちょっと掘り下げてみたいですね。
どういう風な流れかというと
まずこの最初沈黙から15分始まるっていうのもあるんですけども
1ページの場合は5分間読み込め。で6ページの膨大な
膨大なと言っても6ページなんですけどもこれについては15分しっかり読み込め。
これですべて理解した上で前提で
この内容について話していきましょうということになるんですけども
具体例を出します。1ページ資料のタイトル
バレンタインデーの反則企画に関してこういったタイトルの資料があるとします。
まずねこれ結論から言うんですけども
ゴールは何かというとバレンタインデー関連商品の売り上げを
前年にプラス8%上げていこう。ここがゴールですね。
じゃあそこのゴール設定をした背景をまず書きましょうと
背景としては近年バレンタインデーの反則活動だんだん下がっていってるんですけども
要は女性から男性のプレゼントという慣習が気迫化していっている
特にこのギリチョコっていうのがだんだん薄まってきていると
対して自分へのご褒美チョコっていうのとか
あと友チョコなんて言ってね。女性から男性だけではなくて
男性から女性へ友達同士で送り合うっていう少しね
このバレンタインデーという縛りが緩くなって広がっていってるっていうことがあります。
それが背景です。それをもって課題点というのが
このギリチョコの大幅減少ですよね。ここでそのプレゼントしての
チョコレートっていうのは自分に対してご褒美
これは増えてきてます。甘いもの離れも健康志向によって
離れてるからチョコだけじゃなくてもいいんじゃないかっていう
こういった課題点というかさらに展望についても浮き彫りにしていきましょう。
じゃあ対策はどんなものか。バレンタインデー商戦向けて
高価消費、高価格帯の消費これを盛り込んでいこう
これは要は自分へのご褒美だから多少高いものでも
人にあげる。それこそギリチョコぐらいの友達にあげるのだったらもう安い
単価の消費の数多くってなるんですけどそういう習慣が薄れているから自分に対してのご褒美だったら
高単価のものを買えますよね。じゃあここにフォーカスしていきましょうっていう対策を一つ
二つ目健康志向重視だから高価買うチョコレートとかね
お父さんとかにいつまでも元気で頑張ってねっていう中高年への男性の
プレゼント需要っていうのを掘り起こしていったらいいんじゃないかっていう
だからここのメッセージとかねお父さんいつまでも元気でとか
こういったねプロモーションをもっと掘り下げていったらいいんじゃないか
っていう内容対策。三つ目が
例えばチョコレート以外の商品展開ですよね。花を贈るっていう習慣
観測活動を行ったりっていうこういったことっていうのを1ページにまとめた上で
はいこれ皆さん5分間で読み込んでねっていうことで会議を始めましょう
こういうふうな意思決定会議ですね。そしてじゃあ
踏み込みましょう。Amazonの会議の二つ目。アイデア出し会議
ここは新しいアイデアや改善策を生み出すための会議なんです
読み込みましたよね。1ページ6ページっていうこの資料
この6ページってなってくるとさらにその数字的な要素っていうのを盛り込んでいったりするんですけども
これを読み込みました。はい前提知識みんな入った上でアイデア出しです
っていう。このアイデア出すっていうのも30分間
考えてっていうとダラッとなっちゃうんですよね
綺麗なアイデア出そうとしてしまいがちなんですよ。違うんです。Amazonの
会議の効率化とアイデア出し
このアイデア出し会議の目標はクイックアンドダーティ
30分で綺麗なアイデアをじっくり出すんではなくて
5分間。5分間です。荒削りのアイデアを
早くたくさん出していこう。ここが目標なんですよね。そう
時間は短縮して決めたほうがより質の良いもの。質の良いっていうのも
荒削りだけど生々しい意見というのが出やすいんですよっていうこと
これもヒントですね。はいこういったところを意識しながら
3つ目。進捗管理会議。はいここですね
プロジェクトの進行状況を確認して必要な対応を検討する会
っていうのが非常に重要なんですよ。最近言いましたけども
3つのW。What、何を、Who、誰が、When、いつやるのか
っていうのを決めていくんですけどもよくねPDCAサイクルを
回しましょうなんて言うじゃないですか。回してますよって思うかもしれないですけど
日本の企業の大半がPD、PD、PD
PDのみになっちゃってる。プラン、Do
チェック、アクション。このチェックとアクションが抜けてるよっていうことがね多いんですよ
プランしてDoしてプランしてDoしてばっかりになっちゃってるっていうこと
なんでこれなのかというと結局企画力があって行動できる人
っていうのが評価されやすい仕組みになっちゃってるんですよね。これを
組織としてチェックしてさらに次へアクション
ここを展開していく。ここを大事にしたいんですよね
おっしゃってるんですよ。ここしっかり見れてますか?経営者の
皆さん。ここでまた大事になってくる考え方がリーダーシップ
プリンシップルっていう考え方なんですけど簡単に言いましょう
オーナーシップを持つ。自分が経営者の視点を持って意見を出して
いきましょうってことですね。今ここにDoってやってるけどもチェックしましょう
数字をしっかり拾いましょう。これがあるからこうなんだっていうことを洗い出していって
じゃあこの要素を変えてみたらこの数字の部分はもっと変わってくるんじゃないか
それが下がるのか上がるのかっていうこの数字を分解していくことのチェックとアクション
めちゃ大事っていうことをおっしゃってるんですよね。整理しましょう
意思決定会議。具体的なアクションを決定するための会議
ここ会議が終わって情報が増えてなければもうやった意味がないよ
ということですね。しっかり1ページとか6ページでまとめて
その文章において結論を先に述べる。この結論を先に書くっていうこと
これめちゃくちゃ大事ですからね。読みやすい文章のコツは2つです
結論から書くこと。そしてピリオドを恐れないこと
短く文章を切っていきましょう。これでしっかり伝えて前提条件
頭に入れた上でみんなが会議に臨むこと。そして2つ目はアイディア
出し会議。新しいアイディア改善策を生み出すための会議です
コツはクイック&ダーティーですよ。5分間で荒削りのアイディアを早くたくさん
出しましょうよ。そして3つ目進捗管理会議。PDCA
顧客重視のアプローチ
しっかり回しましょうね。PDPDになってないですか?評価されやすい仕組みばっかり
にフォーカスしないでチェックとアクションしっかりとっていきましょうね
っていうことなんですよね。ここのAmazonの会議手法っていうのは日本企業にも応用可能なんですよ
会議の効率化っていうことを目標にしていって
真に意味のある会議。もっと改善をしていく
利益を追求するのは会社として当然のことなんですが利益よりも
顧客重視で顧客がこのことをやれば喜んでくれるんじゃないか
っていうことにみんなが意識を向けていけば必然的にその会社は伸びていく
よっていうことをね強くおっしゃられてるんですね。このAmazonの
すごい会議。もっと噛み砕いて中身見たい方は
ぜひとも手に取っていただきたい一冊でございます。これがAmazonの成長を
支えるノウハウだ。強縮された一冊でございます。
ということで本日もワクワクと楽しく元気にいきましょう。
それではまた明日。