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みなさーん、こんばんは。 元消防士、現不動産事業課のバーニング大家です。
アウトプットから読書習慣をさらに身のある習慣へ、ということで本日の一冊は、貯金兄弟という本になります。
こちらの著者は竹内謙礼さん。
経営コンサルタントの方と、青木寿幸さん、公認会計士、税理士、行政書士さん、このお二人の教授となっておりまして、
この方のお二人、マネー戦略ノベルって言うんですかね、いろんなシリーズを出されているんですよ。
外景天国っていう本が有名なのかな。他にも戦略課長とかね、サルノ部長、
とにかくね、マーケティングとか、そのビジネススキル、こういったことに特化されたね、小説ですね。
今回この取り上げた貯金兄弟っていう本は、僕が元消防士っていう立場で不動産投資にね、取り組んでいきたいっていう時に、
とある懇親会で、「谷さんのその状況だったら、ぜひこの貯金兄弟っていう本読んでみたらいかがですか?」
っていうことをね、とある方から勧められて、当時読んだ本なんですよ。
これどういったお話かって言いますと、兄弟がね、貯金兄弟っていうぐらいだから出てくるんですけども、
二人の対比ですね。浪費家の兄と節約家の弟。この兄っていうのは一流企業に勤めているエリートサラリーマン。
で、弟っていうのが超契約家の消防士なんですよね。
まさにこの対比する二人の姿っていうのは、童話アリとキリギリスそのものですね。
これがね、また面白いのが、いろんなね、ステージによってのお金の考え方について、二人がとにかく対立していくんですけど、
その双方の主張から、この人生におけるマネーの取り扱い方とか、そういったことについてね、深くね、会計データ等も入れ込みながら解説をされている。
小説としてストーリーを楽しみながらお金のことを勉強できるっていうね、超有益な一冊になっております。
ざっくりとテーマについてね、内容をお話ししたいんですが、しっかりとこれ最後までネタバレをしておりますので、中身が気になるっていう方はこの放送、今ここで止めて、まず買ってみてください。
文庫本なので新刊で購入しても720円税別です。多分古本だったらもっと安くて手に入ると思いますんで、片手のポケットタイプの小説になりますんで、ぜひ手に取ってみてください。
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内容はね、まず大卒の障害年収が高卒の障害年収よりも3000万円も低くなる理由。信じられます?
大学を卒業したら普通、勤めた時に給料がいいからって言ってね、勤めるじゃないですか。勤める。大学に通うじゃないですか。
ですけど、簡単に言うと、要は大学に通っている間に働いていれば、ざっくりじゃあ年収500万円の4年間で2000万円、本来稼げるはずだったお金が稼げなくなっちゃう。
これは弟の翔太の言い分、消防士ですね。消防士だったら最初から500万円でかける4年間で2000万円稼げるはずだったのが稼げなくなってしまって、
さらに大学に入っているとその間にかかるお金、受験の費用とかいろいろ下宿の費用とか諸々かかって、4年で1000万円はかかってくるんじゃないか?
この辺りをトータルして3000万円。損しますよ。さらに大学を卒業したからといって、公務員である消防士よりも高い給料の仕事につけるとは限らないじゃないか。
だから同等のレベルだと考えたときに、それだけ早く勤めた方が得を得られるんですよっていう話の流れなんですよ。
さらにこの後年齢も重ねてくるにしたがって、例えば生命保険、人生で住宅の次に高い買い物だから真面目に選びなさい。
保険についても学べる。生命保険というのは大きく分けて3種類あるんですよ。定期保険、就寝保険、養老保険。
定期保険というのはいわゆるかけ捨て保険だから、安い保険料で手厚い保証が受けられますよ。
ただしあくまでかけ捨てなのでお金は返ってきませんよっていうもの。
就寝保険っていうのは、要は60歳で満期を迎えたときにそれ以降でも続けることができる。
要は死ぬまで続けることができるんですけども、開薬返礼金という形で途中で開薬してもある程度のかけ金は戻ってきますよというもの。
養老保険というのは、一定満期になったらそこで終了なんですけども、死亡保証と同額程度の保険金が終わったときに返ってきますよ。
ただし欠けている保険料は高いですよっていうような保険商品。
こういった3つの特徴を捉えながら、どの商品においてもかけ金がすべて保証されるわけではないんだよっていうこととか、
あとこの3つをセットで保険屋さんはお勧めしてきますけど、それをすべて必要としているんですかっていうところも問いかけてね。
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ハンバーガー屋さんに例えたりして、いつもハンバーガーとかポテトとかジュースとかセットで売った方が向こうは保険屋さんとしては利益が上がるからお勧めだけど、ちゃんと自分の生活に置き換えたときに全部必要なんですか。
60歳までにね、死亡保障とか三大疾病とかいろんな手厚い保障があるけども、60歳までにそういった病気にかかる人の割合っていうのは極少数、限りなくゼロに近い、そういったものに対してかけていって、さらに10年ごとに保険金の保険料の見直しがあったりとか。
で、なると最初に手厚く入りすぎると年齢を重ねるごとに保険料ってどんどんどんどん上がっていくんですよ。こういったところも踏まえてご自身が入られている保険それ、本当に必要なのっていうこともね、問いかけたりしてるんですよ。
で、僕がね、この話の中で一番面白いのが、それぞれね、兄は曹一郎、弟は翔太。娘がいるんですよ。で、曹一郎っていうのは一流ビジネスマンなので、会社でもいろんな接待とかでお金もたくさん稼いでいるし、その代わり浪費も激しい。
で、娘への教育にもお金をたくさんかけてるんですけど、いかんせん、才能がないという娘の描かれ方をしていまして、対する弟、消防士、建薬家の翔太の娘は教育には一切お金をかけないんですが、非常に才能あふれた娘さんだから、何をやらせてもお金をかけている曹一郎兄の娘よりも率なくこなしていくんですよ。
この嫉妬の様とかね、非常にこう、はらはらするんですけど、それでもやっぱり弟は、僕はそういうことを考えて持ち家をいいエリアに買って、買えば賃貸よりもおいおいね、ずっと資産にもなるから、結局得なんだよとか、こういった学校の教育としても力を入れている地域に住み続けることによって、お金をかけずに教育していくことができるでしょう。
そういう話とかね。
でですよ、これでどんどんどんどん年月を重ねていくにしたがってね、ちょっとサスペンス的なSFの要素も入ったりはするんですけど、最終的にはちょっといろんな事件が起こってですね、最後にそれぞれの娘たちが大きくなるんですけども、その時に消防士だった翔太が言うんですよ。
僕は娘の教育にお金をかけてこなかったから、それなりに仕事をね、今は娘は勤めてるけれども、もっとお金をかけておくべきだったなっていう後悔のシーンが出てきたりするんですね。
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周りはやっぱり教育に対してお金をかけたりしていたから、その才能をもっと伸ばすことができた。
僕はその娘に対して才能を評価してあげたけれども、それを褒めてあげることだけであって、その才能を伸ばすことに力を入れてあげられなかったなっていうことにね、後悔をしているっていうシーンが僕としては、なるほどなっていうね、そういう感想を受けたりするんですけども。
こういった人生の捉え方についてね、2人の生き方、対比、この構造で小説としても非常に読み応えがありますし、人生のお金の分野について非常に学びのある一冊となっておりますので、
こちら、貯金兄弟、特に現役消防士の方とかね、お金についてちょっと勉強してみたいきっかけとして、入門書としては非常に読みやすいものになっているんじゃないかなと思いました。
というわけで、本日の一冊は貯金兄弟、この一冊を紹介させていただきました。
皆さんもまたおすすめの書籍があれば、私も読んでみたいなと思いますので、いろんな分野をね、また紹介していければなと思います。
それでは、明日も皆さんワクワクと楽しんでいきましょう。おやすみなさい。