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みなさーん、こんばんは。元消防士兼不動産事業家のバーニング大江です。
アウトプットから読書習慣をさらに身のある習慣へということで、本日の一冊は、「お金の減らし方」というタイトルになります。
作者は森博嗣さん。1957年、愛知県生まれ。
某国立大学の工学部教授をされながら、1996年全てがFになるという小説でデビューをされまして、第1回メフィスト賞という賞を受賞されております。
小説家さんですね。それ以後も様々な小説を発刊されていまして、とにかく人気作家ということで、この方がね、書かれている本なんですけれども、
お金を減らしたいって思う方って何人いらっしゃるんですか?
普通増やしたいですよね。
いやー僕も増やしたいっすよ。
そりゃあもうね、あって困ることないでしょって感じなんですけど、この方がこの本を出版されたきっかけっていうのが、ずっとね小説を書かれていた中で、
その出版社の方にね、ぜひ森さん、お金の増やし方の本を書いてください。
頼まれたらしいんですけれども、天聖の天の尺ですから、逆を行こう。お金の減らし方について語りましょう。
なんていうことでね、書かれたらしいんですけども、ただここには深い意味があってですね、この森博さん、
今はね、もう小説を書くことは引退されているらしいですけども、
印税が20億円以上、すごいですね。
としか言いようがない。それでも大学の純教授、助教授は続けておられたってことで、日々16時間ぐらいの労働をされながら、その傍ら小説活動、
執筆活動をね、されていたっていうことなんですけども、それでお金に困ったと考えることは一度もないっておっしゃってましたけど、
羨ましいですね、単純にね。ただその中で、やっぱり稼いだ経験があるからこその、このお金の減らし方っていう哲学ですよね、ここにたどり着いたっていうお話をされているんです。
僕の中で3つのエッセンスを取り出してお話をしたいなと思います。
まず一つ目、お金っていうのはただの価値の交換の作用しかないということなんですね。
例えばですけど、たくさん数があるものっていうのは比較的安いですよね。
でも数が少ないもの、貴重なものっていうのは高いじゃないですか。
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ただ数だけでは値段は決まらない。そこに必要なのは、そのものを欲しいと思う人がいるかいなか、その数に左右されるっていうことですよね。
山の山頂でね、ペットボトルの水が1本500円で売っていたとしても、数が少ないけど飲みたい人はたくさんいるとなれば、値段は上がるんですよね。
逆に、水が豊富な綺麗な水、美味しい水ですけども、コンビニがたくさんある中でだったら500円では売れないんですよ。
1本100円、それ以下じゃないと、欲しい人はたくさんいるけど数もたくさんあるから安くなる。
こういうふうに、価値っていうのはそのものが決めるのではなくて、それを欲しがる人、他社からの要因によって値段が決まるものなんですよっていうことですね。
そういうお金の、そもそものものの価値の測る基準っていう概念についても様々解説されてますし、
導入の部分はね、ご自身がその大学教授としてされてきた仕事の話だったりとかっていうのを書かれてますね。
そして2つ目、誰でも好きなものには白額ですよね。
好きなもの、得意なものね、これって没頭するじゃないですか。時間を忘れて好きになれることっていうのは、すごく自分が時間を忘れられるからそこに価値があるんですよね。
周りがね、こういう方が楽しいよとか、こんなことして遊んだらいいんじゃないとか、一緒にやろうよ、いやそれを知らないなんて人生損してるよねなんて言う人もたくさんいますけど、
でもそれっていうのはその人の価値でしかなくて、誰にも伝わらない。自分一人で没頭できて、うわぁたまらんなっていうようなことね、例えばなんだろうな、アニメを見る時間だったりとか、フィギュアを集めて並べてね、
新作の何か商品が出る時に、ゲームでも何でもいいですよ、それを買って家で没頭してる時間とかね、そういった価値っていうのは他の人から、興味がない人にとったら不毛な時間でしかないんですよ。
例えばサーフィンとかね、僕は一切やらないから、その海に行くこと自体が億劫だったり、時間も取られるし、お金も取られるし、海に上がって片付けをするとかいうことを想像するだけでもね、億劫になったりするんですけど、
好きな人からしたら波が高い時って最高じゃないってね、2時3時から出発して朝方のね、いや誰もいない一人占めの海っていうのを楽しんだりするわけですよね。
僕だって今ランニング好きで走ってますけど、それがただの苦痛でしかない人だっているわけですよ、ということで、好きなものっていうのは没頭できるし、好きなものに対してっていうのはその価値がわかるようになるんですよね。
ここが結構ミソで、だから好きなもの、ブランド品とか、これは市場に出回ってないものやからいくらですよね、でも僕ら知らない人からしたらその値段がね、これだけで何百万円するのみたいな、昨日だけで言ったらユニクロの服とかの方がいいやんみたいなね、着心地いいし、破れたって汚れたってすぐにまた買い替えられるしみたいな、
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価値っていうのは人それぞれでも好きな人にとってはその価値っていうのはかけがえのないものですよね、っていうことを話されています。
そしてね、こういったことを踏まえての一番最後ですよ、お金の減らし方に直結する考え方の3つ目、これは
人に評価がされないと価値がないっていうのは単なる思い込みに過ぎないよ。
価値があるものは自分の中にしかない、だから
誰がね、人に評価されなければ価値がないなんて価値観を決めたんですか、そんなこと誰も言ってないですよね、でもそれを決めているのは誰でもない、他でもない、知らず知らずのうちに自分に化しているんですよね。
だから人にどう言われようとも自分が好きなもの、得意なもの、やりたいこと好きなことこれを見つめ直すことが
本来のお金の使い方なんじゃないんですか、役に立つものとかこれがいいんですよって勧められたものじゃなくて、役に立たなくたって自分が好きでたまらないもの、時間をかけたいもの、没頭したいものにこそお金を使う、それってじゃあどれだけのお金があれば達成できるんですか、それを見つめ直すことにもなるんですよね。
人生っていうのは自己満足なんです、自己満足が究極ね、生きている意味なんですよね、人のためにしてあげること、人は一人では生きていけないから人に迷惑をかけない、そういった考え方はもちろん大事ですけど、それをすることによって巡り巡って自分にいいことが返ってくる、これは結局自分がやりたいことを叶える環境を作るためにあるから人に優しくしたり、思いやりを持って接したり、
それは自分が生きやすい環境、自分が価値あるものに時間をお金をかけられる、それを手に入れるための行動なんですよ、っていうことを伝えられてますね。
逆にまた応援してあげることによってその人も自分を助けてくれたりとか、逆に自分が助けてあげることによって困った時に人が助けてくれるとか、そういったことっていう人間関係についても問われていたりしますね。
自分自身の本当に価値があると思うものにこそ、それを得るためにこそお金を使っていきましょう、っていうことを考えると作者の森さんも20億円の印税がいくらあったって心は満たされるものではない、本当に好きなものを見つけてそこに没頭できた時にこそ価値がありましたと幸せを感じることができるんですよね、っていうことをお話をされていました。
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自分自身も独立をして本業として今不動産事業をやってますけど、どこまで稼ぐべきなのかな、すごく考えさせられますよね。
お金をいくら持っていたってそれが心の裕福にはつながらないんだよね、っていうことを考えさせられました。
この森ひろしさんお金の減らし方という一冊、ぜひ皆さんも書店で手に取ってみてはいかがでしょうか。
というわけで明日も皆さんワクワクと楽しく元気に過ごしていきましょう。
それではまた明日、おやすみなさい。