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2026-10-01 12:22

#104 エリザベスはどこでダーシーを見直した?BBC『高慢と偏見』ペンバリーのロケ地サドベリー・ホールに行ってきた

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BBCドラマ「高慢と偏見」の中で、エリザベスがダーシーを見直したのは、いつだったと思いますか?

私は、ドラマの中でペンバリーの階段を一段ずつ上っていた時だったんじゃないかと思っています。

そう感じたのは、実際にその階段を自分の足で上ってみたから。今日は、その階段があるお屋敷、サドベリー・ホール(Sudbury Hall)に行ってきたお話です。

 

BBCドラマ「高慢と偏見」で、ダーシーの邸宅ペンバリーのインテリアのロケ地となったサドベリー。息を呑むほど美しい階段ホール、そして一族の肖像画がずらりと並ぶロングギャラリーをご紹介。

 

さらにここは「カントリーハウスという文化そのものを、子どもたちにも体験してもらう場所」というなんとも素敵なテーマの場所になっており、その背景にも触れています。

ぜひサドベリーの魅力を味わってください!

 

 

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サマリー

BBCドラマ『高慢と偏見』でペンバリーのインテリアのロケ地となったサドベリー・ホールを訪ね、階段ホールとロングギャラリーを紹介する。ギリシャ・ローマ神話の天井画がある階段や、42メートルの肖像画ギャラリーを歩きながら、エリザベスがダーシーを見直していく過程を考察する。約360年前に建てられ、1967年にナショナル・トラストへ寄贈された邸宅は、現在は子ども時代の博物館などを併設している。子どもが建物や昔のおもちゃ、衣装、庭を通してカントリーハウス文化や歴史を体験できる展示の工夫にも触れる。後半では、ドラマ『ダウントン・アビー』のセリフから英国文化と歴史を読み解くメールマガジンを案内する。

サドベリー・ホールと『高慢と偏見』のロケ地
英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマが大好きな私が、ドラマや映画のおすすめ、ロケ地の秘密、当時の暮らしまで深掘りしてご紹介しています。
物語の背景を知ると、作品がもっと楽しくなります。 BBCドラマ、高慢と偏見の中で、エリザベスがダーシーを見直したのは、いつだったと思いますか?
私は、ドラマの中でペンバリの階段を一段ずつ上がって行った間だったんじゃないのかなと思っています。
そう感じたのは、実際にその階段を自分の足で上がってみたからなんですね。
今日はその階段があるお屋敷、サドベリーホールに行ってきたお話です。
今日はロケ地巡り会です。 今年のイギリス旅で3年目に訪れたサドベリーホールです。
サドベリーホールに行った理由は、ここがBBCドラマ、高慢と偏見で、ペンバリーのインテリアのロケ地になっていた場所だからです。
少し前の放送、第100回目の放送では、このペンバリーの外観のロケ地、ライムパークもご紹介しているので、そちらもよかったら聞いてみてください。
では早速サドベリーホールに行ってみましょう。
サドベリーホールはイングランドの中部、ダービシャという場所にあります。
今回私は車で行きましたので、歩くのも駐車場から邸宅までの本当にわずかな距離です。
この日は晴天でかなり暑い日だったので、やっぱり車は楽だなという感想です。
この場所は今ちょっと面白い形態になっています。
名前はThe Children's Country House at Sudburyと言って、17世紀に建てられたカントリーハウスと、子供時代をテーマにした博物館が一緒になった施設になっています。
階段ホールとロングギャラリーを歩く
面白いですよね。博物館になっているのは19世紀に増改築された、元は使用人のために作られた別の建物が使われています。
BBCのドラマでロケ地として使われたのはカントリーハウスの方です。
でもこちらも子供たちが楽しく見学できるような遊び心満載の展示になっていて本当に素敵でした。
さて、ドラマの中で登場したのは大節間、階段ホール、ロングギャラリー、そしてダーシーの寝室でした。
その中で今日は階段ホールとロングギャラリーをご紹介したいと思います。
とにかく今回の訪問で私がとても楽しみにしていたのは、何と言ってもあの階段ホールです。
淡い黄色の壁と、そこに果物や花、ヤシの枝や小さなつぼみを鎖のようにつなげた飾りが、白い漆喰で立体的に作られたものがついていて本当に美しかったんですね。
そしてこの階段は構造上の問題があって、40年間誰も上がることができず、大規模な修復を経て今は見学者が自由に登ることができます。
一段一段、ギリシャ・ローマ神話が描かれた天井画を見上げながら登っていきます。
白鳥の姿になったゼウスとレダ、ゼウスの妻のユノや、そして北風の神にさらわれていく王女の姿。
そして階段登っていくと、途中、床の木がギシッと軋むとちょっと怖くなるんですが、
階段の下の面にも絵があって、その周りを縁取るように装飾があって、本当に美しすぎて、一日中ここにいたい気分でした。
エリザベスがダーシーを見直した理由
あのドラマの中では、ダーシーの邸宅ペンバリーを訪問したエリザベスとおば夫妻がペンバリーの河西府庁から、
ダーシーがどんなに素晴らしいご主人様なのかという話を聞いて、その後にこの美しい階段を登っていくんですね。
私も同じようにこの階段を登っていったんですが、
エリザベスはきっとダーシーへの印象が階段を一段一段登ることに変わってきたはずなんじゃないかなとそう感じました。
階段を登りきって小さな部屋を抜けると出てくるのが、あの長いロングギャラリーです。
長さが42メートルもある細長い部屋なんですが、白い壁に一族の肖像画がたくさんかかっている部屋です。
ドラマの中では、エリザベスはこの長い部屋を歩いて、最後の方でダーシーの肖像画の前に立ちます。
絵の中の穏やかな彼の顔を見ながら、もうこの時点では第一印象の嫌な奴といったものが消えて、全く違う感情が湧き出ていったんじゃないでしょうかね。
エリザベスがペンバリーで見たのは、部屋はどこも美しく整えられていて、
でも見せびらかすような派手さはない、趣味の良い家です。
そしてこれだけの家を保っていくには、たくさんの人の手が必要です。
ダーシーがその使用人たちを雇って、彼らの暮らしを支えている。
あのか政府庁が素晴らしいご主人様ですと話すのは、そういう毎日の積み重ねがあるからなんですね。
家を見ればそこに住む人がわかる。
エリザベスはこの家の中を歩きながら、ダーシーという人を初めてちゃんと見たんじゃないかと思うんです。
だから肖像画の前に立った時に、あの第一印象はもうどこにもなかったんだと思うんです。
邸宅の歴史と子ども向け博物館
今回BBCドラマのペンバリーになった2つの邸宅、ライムパークとサドルビリーホールの両方行ってみて、本当にそのことを納得しました。
この家を見たら、エリザベスがぼーっとなって、ダーシーを見直してしまうのは無理もないなーって、ドラマの作り手はやはり上手いなと思ったんです。
そしてこういう美しいお屋敷を毎日支えていたのは、たくさんの使用人たちです。
朝早くから夜遅くまで働いて、その仕事を一生懸命やるほかに生きる道がなかった人たちもたくさんいました。
そういう暗い部分も全部含めて、この家は今こうやって残されています。
階段の一段一段にも、天井の上にも、それを作った人や磨き続けてきた人の物語がある。
そう思うと、こんな風に美しく保存されていることに改めて感動しました。
さて、このサドルビリーホールの歴史をここからご紹介したいと思います。
今からおよそ360年ほど前に、この土地を相続したジョージ・パーノンという人物が、約42年をかけて現在の大邸宅を作り上げました。
1967年に一族はこの場所をナショナル・トラストへ寄贈しています。
そこから様々な過程を経て、今の子供の博物館へとつながっていきます。
この場所は、カントリーハウスという文化そのものを子供たちにも体験してもらう場所という、本当に素敵なテーマの場所なんですね。
ここでは主に3つの体験ができます。
1つ目が先ほど見てきたサドルビリーホールそのものですね。
パーノン家の17世紀のカントリーハウスに入って、建物や装飾、そこでの暮らしについて見る。
子どもが体験するカントリーハウス文化
他のカントリーハウスのように、その場所を静かに巡って、そこに飾られたものやそこでの暮らしを読んだり知ったりするということだけではなくて、
子供が建物に触れたり、遊んだり、想像しながら歴史を知るような展示体験にしています。
私のめいっこたちもロングギャラリーに置いてある昔の子供たちのおもちゃで走り回ったり、衣装を着たりして、想像画の中の人になる体験をしたりと本当に楽しんでいました。
2つ目は子供たちの博物館です。
こちらは使用人たちの別の建物が生まれ変わった子供時代の歴史を扱う博物館です。
例えば、昔の子供たちが何をして遊んでいたのか、どんなおもちゃを使っていたのか、
学校や仕事、家庭での生活はどうだったのかというような、時代によって子供であることがどう違ってきたのかを見る博物館です。
古い子供たちの遊び道具から20世紀の玩具まで、かなり幅広いコレクションがありました。
そして3つ目は広い私立や庭園ですね。
ここでは自然を体験したり、いろいろなアクティビティをしたりする場所になっています。
こちらにも面白い工夫が本当にたくさんでした。
その場所の魅力を生かして、新しい楽しみ方が作られていましたね。
こういう場所の生かし方がイギリスのカントリーハウスって上手だなと思います。
『ダウントン・アビー』をセリフから読み解く
さて今回はサトゥベリーホールをご紹介しました。いかがだったでしょうか。
最後にお知らせです。
ドラマダウントンアビー、もう一度違う目で見てみたくないですか。
ダウントンアビーのセリフから読み解く、英国文化と歴史というメルマガを作りました。
ダウントンアビーの名場面のセリフを1通ごと1つ深掘りして、全11通、3日おきにお届けします。
ダウントンアビーのセリフには少し立ち止まって丁寧に見てみると、
1つの呼び方や言い回しに驚くほどたくさんのことが詰まっています。
例えばメルマガでも取り上げているんですが、
シーズン2の最後、雪の降る夜の美しいプロポーズのシーン。
いつもは気の強いメアリーがマシューにちょっとおねだりをします。
その一言に答えてマシューがこれ以上にないほど改まった言葉でプロポーズする。
メアリーはどうしてそれを求めたのか。
マシューはなぜあの言い方を選んだのか。
字幕では一瞬ですりてしまうその言葉をゆっくり読み解くと、
当時の貴族の価値観や言葉遣いの決まりごとが見えてきます。
そうすると同じ場面が全く違って見えてくるんです。
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次回もどうぞお楽しみに。
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