夫婦の問題の本質
こんにちは、夫婦関係学ラジオパーソナリティのアツです。このポッドキャストでは、さまざまな夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今回はですね、夫婦の問題は一時的なものなのかという話をしたいなと思います。どういうことかというと、妻の態度が冷たいとか、セックスレスになっているとか、そういった夫婦の課題、問題が起こった時って、
そんなに長く続かないだろうなというふうに、楽観的に考えることってあると思うんですよ。そのうち自然になくなったらいいなとか、妻もきっと今、たまたまそういうタイミングなだけで、
多分、きっとそのうち元に戻るだろうとか、そんな状況が長く続かないかなとか、というふうに思ってしまって、妻の心変わりを期待したりとかして、何も行動しなかったりとか、様子を見たりとかですね、様子を見るということが結構あるんじゃないかなと思うんですよ。
そういう気持ち、すごいよくわかるんですけど、だけど実は、夫婦の葛藤というのは放置すればするほどどんどん酷くなっていくんですよ。で、後から取り返すのってすっごい大変なんですよ。ここはもう、すっごい力込めて言いたいんですけど、後になればなれほど、そこからの取り返しは本当に大変になってくるので、
なんでなのかというと、妻から嫌われている状態っていうのは、単に好き嫌いとかって単純な話じゃないんですよね。妻の脳の変動体という部分が、夫イコール気持ち悪いとか、夫イコール不快とかっていうふうにジャッジしちゃってるんですよ。脳がそういう判断しちゃってるんですよ。
この脳の判断、妻の脳を変えないといけないわけですよ。かなり後の方の症状になってくると。だから大変なんですよ。その生理的に嫌いとかよく言うじゃないですか。生理的に嫌いって言われていないんであれば、めちゃくちゃチャンスあるんですよ。何とでもなるんですよ。生理的に嫌いじゃないんであれば、そこからの巻き返しは全然簡単です。
ただそれが、その状況をずっと放置していて、もう生理的に嫌いとか気持ち悪いとかって言われている。家事育児に関わってほしくないとか、何なら私の人生に関わってほしくないと。あなたのせいで私の人生めちゃくちゃになったんだよと。ここまで言われてしまっていると、そこからの巻き返しはね、結構大変。すごい時間かかるし、力が必要になってきます。
なので、セックスレスの悩みとか妻の態度が冷たいとかっていうぐらいだったら、全然まだ可愛い子なんですよ。何とでもなるんですよ。その後、そこからの巻き返しは。
だけど、僕らと合わせっていうのは、妻の態度が、なんかちょっと今日冷たいなとか、なんか受け答えがなんか、最近なんかちょっとなんか冷たいんだよなとか、なんかおはようとか言っても、なんかおはようとかしか言わなくて、なんか気持ち全然出してくれないなとかっていう、そういった軽い症状が出ても、まあきっと心軽にするだろうとか、なんか機嫌悪いのかなみたいなふうに思ってしまうんですよ。
そう思っちゃうのかっていうと、いくつか理由があって、これ各100人以上の方に相談していて、よくわかったんですけど、ここで妻の態度が冷たいにもかかわらず、何もこう行動しなくて、まあそのうちに何とかなるだろうと思ってしまう理由は、一番大きいのは、いや、ちょっと自分がいろいろやるの大変だなっていう、自分は変わりたくない。
妻に変わってほしいっていう願望が出ちゃってる。妻が勝手に変わってくれれば、それが一番楽ですっていうふうに思っちゃってる。
で、これが起因してるんですけど、自分が変わろうとしたら、例えばね、働き方を変えなきゃならないと。今のまま頑張り続ければ出世ができるんだけど、今の働き方だと家に帰るのも遅いし、子供の面倒見れないし、ストレスもすごい高いし、
だからこそ今、家族が失われてるんだと。で、ここで妻の言う通りに早く家に帰ったりとか、家事・育児をやったりとか、妻のケアをしたりとかすると、まだ全然できないじゃないかと。出世ができないぞと。だから俺は働き方を変えれないんだというふうに思い込んでるっていうケースとか。
あとは妻の感情に真の意味で共感できてない。妻がいろいろ言いますよね、あなたに対して。もっと早く帰ってきてほしいんだけどとか、もっといろいろちょっとやってくれないとか、あのとき大変だったのよとか、私は病気で困ってるときに全然助けてくれなかったよねとか、本当にあれつらかったんだよねとか。
っていうふうに妻がね、何か自分の感情を言ってくれているんだけど、そこに対して真の意味で共感できてない。ああそうだったんだねとか、大変だったんだねとかっていうふうに、表面的にここは共感した方がいいんだなと頭で考えて、共感的な言葉をかけるんだけど、心からそう思っていないっていうケースですね。
となると、妻の気持ちは変わればいいのにとか、これはきっと今だけのものだとか、俺はこれは頑張りたくないと、変わりたくないと、勝手に変わってほしいというふうに、つまりそういった変化を落ち着けてしまうんですね。
つまり、本気じゃないんですよ。いつか誰かが何とかしてくれると思ってるわけですね。ここで言う誰かというのは妻のことですよね。いつか妻が勝手に機嫌直してくれるだろうとか、今たまたま忙しいだけだと、今たまたま子供が小さいからこんなに大変なんだ、妻は困ってるんだと。
よく言う産後クライス的なやつなんだろうな、その入り口に立ってるのかもしれないなと、産後鬱っぽいのかもしれない。だけど子供が3歳、4歳、5歳とかになれば何とかなるだろうとか、子供が小学校に入れば何とかなるだろうと、今だけだ、タイミングの問題だ。だから俺は何もしないっていうふうになっちゃってるっていうケースが本当に多いんですよ。
だけど、今はその状況ってまだ軽いほうなんですよ。何度も何度もこれからいろんな危機がやってくるんですよ。それこそ子供が小学校に上がったりとかしたら、小一の壁って呼べるように子供が早く帰ってきちゃうとか、その後仕事できないとか、学度のお迎えどっちが行くんだとか、妻のキャリアが完全に断裂しちゃうわけですよ、そういうタイミングで。
すると自分のアイデンティティを失ったように感じ続けて、夫に対してそれをうまく伝えられなくて受け止めてくれないから、余計恨みを積み重ねていくという状況になっちゃったりとかする。
問題が悪化する理由
なので、そうなってくるとどうにもならない時がやってくるんですよ。
それが妻の脳が夫イコール気持ち悪いっていうふうに判断する日がやってくるんですよ。これみんなやってくるんですよ。
いろんなフェーズの方いらっしゃいますけど、結構上の方まで行っちゃった方の話が結構多いんですよ。
妻から気持ち悪いと思われている、不快だと思われている、無視されているというケースがめちゃくちゃ多い。
一日も早く別居を離婚してくださいとなっちゃってると。そうなるとかなり大変なんでそこは巻き返していくのが可能性はありますけど、大変さのレベルが違うんですよ。
どの状況で自分は変わっていくかによってめちゃくちゃその後の自分のフォローというか動き方が全然変わってくるんですよ。
だから夫婦の問題、妻の態度が冷たいなとか、最近セックスレスだなとか、半年1年セックスレスになってるなとかっていうふうに何かちょっとでも異変があるなって感じたらすぐに改善した方がいいんですよ。
そうするとそこで改善しておけばお互いの信頼感、親密感というのが生まれて、多少の何か二人の間に葛藤があったとしてもあんまり喧嘩しなくなるんですよ。大きな喧嘩にならないんですよ。
二人の間に安心感が存在するから。この先大変なことにたくさん出てきますよ。子育ての方針をめぐった話し合いとか、子供の進学どうしようとか、お互いのキャリアについてどうしようとか、もちろんセックスについての話し合いもある。
こういったことが早いうちに妻の態度がおかしいってことに気がついたら早いうちにそれを改善することによって、安心してこういったいろんなトピックについてオープンに話し合いができるようになるんですよ。
もう話し合いにならないですからね。妻の脳が夫イコール気持ち悪いとかって判断してしまっていると、そこからいかに妻の考え方とか感じ方を夫の変容によって変えていくかというアプローチになるので、結構大変なので早い段階に課題は潰しておいたほうがいいですね。直していったほうがいいです。
だからいうことはそのために心理学とか脳科学とかそういったリデーションシップサイエンスと呼ばれる領域の勉強、思いやりあふれる人間になるためのトレーニングとかっていうのが必要になってくるわけですね。
今日の話をまとめますと、妻の冷たい態度、セックスレスとかそういった夫婦の葛藤がポンとね、ちょっとでもポンと生まれてきたら、これ一時的なものだとか妻もきっと心軽にするだろうとかって思わないで早いうちに解決する。
じゃないと夫婦の葛藤は放っておけば放っておくほどどんどん酷くなっていって、後から取り返しながらすごい大変になってきますから。
早い段階で解決することによってその後に発生する子育て、子供の進学、夫婦のキャリア、セックスの話についても心を開いて話し合いができて関係性をより深められるようになりますので、早い段階でぜひ取り構えてください。
早期解決の重要性
あとこの話はですね、ノートの記事でもわかりやすく書いていますので、ノートを読むことでより理解できるようになっています。
Google検索で厚ノート、厚はカタカナですね。カタカナで厚ノートで検索してよろしかったらぜひチェックされてみてください。
はい、ということで、今回も最後までありがとうございました。
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