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2025-04-09 19:23

#2-50 なぜ夫は“妻の気持ち”を否定するのか? 脳と心のしくみをひもとく

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今回のテーマは「なぜ僕らは妻の気持ちを否定してしまうのか?」。


✔ 妻が寂しい・つらいと言ったとき、つい否定してしまう

✔ 妻の感情を受け止められない自分が嫌になる

✔ 夫婦の会話がかみ合わず、悪循環に陥ってしまう…


そんな悩みを持つ方に向けて、今回は「感情を否定してしまう夫の心理とその対処法」について解説します。


男性が感情に触れるのが苦手な理由、そして共感力を育てるための3つのステップとは?


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サマリー

このエピソードでは、夫が妻の感情を否定する理由を探り、コミュニケーションの偏りや感情に触れることへの恐れを分析しています。さらに、夫婦間の理解を深めるために寄り添いの重要性を強調しています。夫が妻の気持ちを否定する理由として、コミュニケーションの偏りや感情への恐れ、自分が責められていると感じることが挙げられます。これに対処するためには、共感の理解や自分の感情を受け入れること、小さな気持ちの聞き返しが重要です。

妻の感情を否定する理由
こんにちは、夫婦関係学ラジオパーソナリティのアツです。このポッドキャストでは、様々な夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今回は、なぜ僕らは、妻の気持ちを否定するのかという話をしたいなと思います。
僕もあるんですけど、つい妻の感情ですね、辛いとか悲しいとか寂しいとか、そういった気持ちを否定してしまうことって、たまにあったりすると思うんですよね。
これがなぜ起こるのか、どうすればやめることができるのか、についてお話をしていこうと思います。
その前にですね、4月11日に、僕の2冊目の本の出版前イベントとして、妻との関係を改善するためのマインドセットについて、一緒にバークをするイベントがございます。
こちらぜひご参加ください。概要欄にリンクを貼っておきます。
本題です。
妻の感情を否定するというのは具体的にはどういうことかというと、2つほど具体的なシーンを用意したんですけど、
例えば妻が子育てが辛いというふうに愚痴をこぼしたときですね。よくある話だと思うんですよ。
例えば妻が、最近本当にずっと子供と一緒でしんどくなっちゃってというふうに妻が言ったときに、
夫側が、でも前は仕事より子供と一緒だから幸せだって言ってたじゃん。楽しいって言ってたじゃん。そんなに大変なの?みたいなふうに夫側返すという話であったりすると思うんですよね。
この時に妻としては、ただ聞いて欲しい、共感して欲しいというふうな思いだけでこういった話をしたんだけど、
夫側は、前と言ってることが違うじゃんというふうに矛盾をついたりとか、今と過去を比較したりとかするというふうに論理的に詰めてくるわけですよね。
結果的にそんなふうに感じるのはおかしいよねというふうに否定をするケースですね。これ結構あったりすると思うんですよね。
僕が聞いてきた話だと、子育てがつらいって話をしたときに、君がそんなんでどうするの?とか、
母親なんだから頑張らないと、みたいなふうに話をされて否定をされたいとかっていうケースもあったりしますね。
あとは、なんで子供と一緒にいることが嫌なの?とか、子育てが嫌とか子供が嫌いって言ってるの?みたいなふうに受け取ってしまったりとか男性側が言うのがあったりとかします。
あとは、嫁仕留め問題ですね。これは結構あるんですよね。
妻が義母とか義父ですね、夫の両親との関係にちょっともやめをするっていうシーンって結構あると思うんですよ。
例えば、お母さんいつも急に来て困るんだよね。お茶出さなきゃいけないし、家の中もきれいにしとかなきゃいけないし、困るんだよね。
ってふうに妻が言ったときに、夫は別に悪気ないんだよ、あの人は。ああいう性格だからさ、大丈夫だよ。みたいなふうに言っちゃうとかね。
あとは、夫の母さんが妻に対して何か注意をしたりとか怒ったりとかね。
あからさまに怒るってあんまないかもしれませんけど、子供の服もうちょっといいの着せたらとか、ご飯もうちょっと味付けちょっとイマイチなんじゃない?みたいなふうに夫の母親が言ったときに、
夫が味方になってくれないっていうケースって結構あったりすると思うんですよ。
こういったことが起こると、妻は私はただモヤモヤしてるっていう感情を伝えたかっただけで、そこに寄り添ってほしかっただけなのに、なんであんたはお母さん側に立つの?みたいな。
私たちが家族なんじゃないの?うちはチームなんじゃないの?あんたはどっちの味方なのよ?みたいなふうになっちゃうっていうことが結構あったりとかします。
このときって夫自身は、自分の母親を悪く言われてるみたいなふうに受け取ってしまって、自分を守るために、本能的に反発をしてしまうっていうのがあったりするんですよね。
こういうふうに妻の気持ちを否定するケースが結構あるわけですよ。
論理的コミュニケーションの偏り
子育てが辛いとこぼしたときとか、義母との関係にモヤモヤすると話したときに、寄り添ってくれない感情を否定されたっていうケースが結構あったりする。
じゃあ、なんでこういうふうに僕ら夫は妻を否定してしまうのかっていうところなんですけど、女性から関してはね、お前は何をやってるんだと。
言わんでもわかるだろうって思うかもしれないんですけど、結構あるんですよね。
結構、僕ら夫はなんでこんなことをしちゃうのかっていうのは、自分でもよくわかってなかったりするんですよ。
なお、なぜ自分はこういうことをしてしまうのかっていうのを論理的に理解しておくと対応策が取れやすかったりとかします。
僕はこの理由は3つあるなと思っていて、1つは論理的コミュニケーションへの偏りですね。
今まで会社だったりとか学校とかだったりとか、自立とか解決策とかそういったロジックなコミュニケーションが重視されるじゃないですか。
いや、仕事辛くてもう嫌なんですよみたいなふうに言ったら、なんとも全然仕事にならないし、会社内でも頼りにされないので、
感情をあまり出すっていうことってないと思うんですよ。
いや、これちょっとまじでしんどいですね。これいやっすねみたいな。
いや、ちょっとこれは寂しいなとか悲しいなみたいなふうに言えないじゃないですか。
そういうふうにロジカルなコミュニケーション重視の世界でずっと生きてきたわけですよ。
感情を共有する文化というもの自体に、僕ら慣れてないんじゃないのかなって思うんですよね。
でも同じような話で、学校や会社っていうのは問題をどう解決するかというのが重視されますよね。
感情に共感する訓練ってされないじゃないですか、学校とか。もちろん会社でもないですよね、そういうのって。
ちなみに僕がこのパッションのトレーニングを受けた東京生徒大学の準教授の石村先生はですね、
企業向けにたまにこういったセミナー開かれてるんですよ。感情に共感する訓練のセミナーを。
たまにあったりするんだけど、本当にごく一部ですよね。
企業向けの研修で感情への共感トレーニングとかあったりするので。
だいたい企画書の作り方だとか、モジカルコミュニケーションだとか、
そういったものが仕事に直結するような話ばっかりなんですけど、
感情への共感っていうのも僕は仕事に直結するんじゃないのかなって。
僕は個人的には思うんですけど、なぜかあんまり重視されなくて、問題をどう解決するかっていうのが分かりやすくて、
すぐ結果が出るんだけど、心を病んでいくとか、
メンタル的な問題が出やすいアプローチのトレーニングとかセミナーばっかりが多いなというふうに感じたりはしてます。
まあそれはいいんですけど、そんな感じで問題をどう解決するかばっかりが重視されて、
社会に僕らが生きていると。
すると妻のただ気持ちを聞いてほしいとか、ただ寄り添ってほしいっていう要求に対して、
責任感の恐怖
え、どうしたらいいの?って分かんなくなるんですよ。
自分の中に答えがないから、そんなこと習ってきてないので、どうすればいいか分かんないんですよ。
なので、そういうふうに言うのがおかしいと。
ノジカルに考えるんだというふうに妻の情緒的な要求を、
お前は間違ってるんだというふうに正しいものへと強制させようとしちゃうんですよね。
っていうのが起こってますと。
あと感情に、2つ目は感情に触れることへの怖さですね。
1つ目は論理的コミュニケーションへの偏りで、
2つ目は感情に触れることへの怖さっていうのがあるなと思ってまして、
嫌だったとか寂しかった、悲しかったっていう感情は、
ある一定の人にとっては恐怖でもあったりすると思うんですよ。
多くの女性の方にとっては何を言ってるんだって思うと思うんですけど、
こういったソフトな感情、柔らかな気持ちというのは、
ずっと蓋をして生きてきたっていうケースの男性って結構多いんですよ。
なぜかというと、泣くなとか、そんなの寂しくない、悲しくないんだっていうふうに、
幼少期に親から言われて育てられてくると、
自分の感情に蓋をするっていう癖がついちゃうんですよ。
蓋をずっとしているので、自分の感情がふわっと出てきたときに、
これ嫌だなとか、寂しいなとか、悲しいなーって気持ちがあったときに、
その感情をコントロールできないんですよ。どう扱えばいいか分からないから。
っていうのが起こっているんですよ。
なので自分の感情を蓋をして、その蓋を開くことを恐れてしまうと。
そうなると妻の感情の蓋が開くことも恐怖なんですよ。
一体どうやって扱ったらいいのか分からない。
自分の感情さえうまく扱えないのに、人の感情なんて全く扱えないじゃないですか。
それも自分にとってとっても距離が近くて大事な存在であるはずの妻の感情だったら、
余計こっちの気持ちがかき乱されるので、さらにどうしたらいいか分からなくなっちゃうんですよね。
そういった感情に触れることができず、扱い方が分からないという問題が起こったりしています。
3つ目はですね、これよくあると思うんですけど、自分が責められていると感じるというパターンですね。
妻が寂しいとか、あれが嫌だったって話をしたときに、
夫側はお前が悪いんだというふうに責められていると感じるんですね。
女性からしたら、いやただ言ってるだけじゃんって思うと思うんですよ。
ただ私は寂しい、悲しい、あれが嫌だったって言ってるだけなのに、
別にお前が悪いとか、お前に全責任があるんだ、どけざして謝れなんて別に言ってないぞって多分女性が思うと思うんですよ。
だけど人間としての本能でもあるし、
男性が一人でも優位に立ちたいとか支配的な立場に立ちたいというもともと持っている特性もあって、
そういうふうに寂しいとか嫌だったと言われてしまうと、お前が悪いんだというふうに責められていると感じやすいですね。
これが良いか悪いかは僕はどうでもいいと思っていて、そうなってしまうものなんだというふうに認識しておくことが大事だと思うんですよ。
男はそういうふうに思うなんておかしいとか、男はそういうふうになること自体がおかしいんだみたいな、
そういうふうな視点で見ると全然解決お互いにされないので、
男性ってそういうふうな傾向があるのねとか、人ってそういう本能があるのねと思っておくと、
夫のことも扱いやすくなるし、僕ら夫側は自分の扱いがしやすくなってきます。
そういうふうに反射的に責任を感じて、自分を守るために自分を正当化したり反応するという本能的な反射的な反応が出ちゃうんですね。
防衛規制と呼ばれたりします、こういうのは。
なのでこういったことがあるので、妻を責めるつもりはなかったんだけど、
なんか自分が責められている気がして、つい妻の気持ちを否定してしまうということが起こるんですね。
これは本人も無意識なんですよ。
意識的に妻を傷つけようとか、コテンパンにしてやろうとかって別に思ってないんですよ。
思ってなくて、自分を守るための防衛規制が働いてしまって、妻の気持ちを否定しちゃうんですね。
さらに妻の言葉がヒートアップしてて怒っていたりとかすると、余計防衛規制が働く。
自分が責められていると感じるので、攻撃的な態度を取ったりする。
夫が妻を否定する理由
自分、夫が攻撃的な態度を取ると、妻もまた自分を守るために攻撃的な態度を取ったりとか、もしくは逃げたりとかする。
このネガティブなループがぐるぐるぐるぐる回り始めるんですね。
悪魔の対話と呼ばれる、私をギュッと抱きしめてっていう本があってすごくお勧めなんですけど、
エモーショナルフォーカーセラピーっていうカップルセラピーの技術が書いてあるんですけど、そこでいう悪魔の対話ってやつですね。
これが始まってしまって、ネガティブなループが2人を包み込んでいくわけですね。
こんな感じですね。僕ら夫が妻を否定する理由は3つあって、能力的コミュニケーションの偏り。
2つ目は感情に触れることへの怖さ。3つ目は自分が責められていると感じるということですね。
これをどうすればいいのかというと、対応策3つあるなと僕は思ってまして、
1つは妻への共感って言われると、完全漏洩しなきゃダメなのかみたいに思ったりするんですよ。
妻の意見に完全に賛成しないといけないのか、言うこと聞かなきゃダメなのかみたいに思っちゃうんだけど、
女性同士のコミュニケーションを見ていると分かるんですけど、
共感っていうのは相手に完全同意するとか、完全復讐するっていう意味じゃなくて、
ただ相手の気持ちを理解するっていうだけなんですよ。
妻は感情に共感するというのは、賛成することじゃなくて、理解しようとすることなんですね。
あ、そう感じたんだね。あ、それは辛かったね。あ、それはしんどかったよね。
いやー、それはちょっと分かってなかったなーっていうふうに、妻が感じている気持ちに
寂しかったんだね、しんどかったんだね、悲しかったんだねっていうふうに名前をつけて、
ただそっと返すだけで妻は安心するんですよ。
あ、分かってもらえたって感じられるんで。
賛成、なんか完全に私の言うことを聞けとか、私の思い通りにお前は動けとか、
って別に思っているわけじゃないんですよ、妻としては。
ただ分かってほしいっていうだけだったりするんですよね。
あ、辛いって感じてたんだね。いつもありがとうね。
いやー、大変だよねっていうふうに返してあげたいとかですね。
2つ目は自分の怖さに気づくってことですね。
感情に触れる恐怖に気づくってことです。
自覚を持つってことですね。
さっき言ったように妻の怒りとか悲しみに触れたときに、
なんか責められているって感じるとか、なんか怖いとか、
なんか落ち着かないっていうふうに思ったりすると思うんですよ。
でもこれは人間として自然な反応なので、
そう感じてしまう自分を責める必要はないんですよ。
あ、そう感じてるなって。あ、俺は怖さを感じてるなとか。
責められてるって感じちゃってるなっていうふうに、
自分にそう感じる許可を自分に与えるってこと。
それだけでも結構楽になったりします。
あ、今俺責められてるって感じたなって。
でもこれは自分を守るための反応なんだろうなっていうふうに、
分析するって感じですね。
分析をしたら一旦深呼吸をする。
3回くらい深呼吸をするといいですね。
3回くらい深呼吸をして気持ちを落ち着かせた後に、
冷静に妻の話を聞いていくって感じですね。
3つ目はですね、小さな気持ちの聞き返しってやつで、
妻が何か感情を見せたときに、
いやこれどうなってんだろうとか、
いやこれなんだろうなとか、
はぁーとかね、ため息だけつくとかって時もあったりすると思うんですよ。
あとはこれちょっとしんどいなとか、
っていうふうにちょっと言ってくれたりする時もあると思うんですけど、
そういう時に、それって寂しかったのかなとか、
いやそれって辛かったんだよねとか、
っていうふうに妻の気持ちを予想して、
ちょっと軽く大目返しをしたりとか、
軽くボールを投げてみたりとかするんですよ。
すると、当たらない時もあるんですよ。
当たらない時もあるんですけど、
何かねちょっとかすったりもするので、何度も何度も投げてると、
そうやって、君の気持ちを理解したいんだ、
っていう姿勢を見せるだけでも、妻は安心しますから、
何よりも大事なのは、分かってもらえたっていう安心感なんですよ。
これをいかに妻に持ってもらうかっていうのが大事なので、
そこを考えて、妻とのコミュニケーションを工夫していくと、
夫婦関係が一気に良くなってきます。
解決策と実践
例えば、何かモヤモヤするって言ってたよね、
何かあいかん、何かさっき俺がこう、
何か俺から無視されたみたいな気がしたのかなとか、
っていうふうに話を振ってみるとかね。
すると、ああそれかもしれないとか、
何か無視されたのも嫌だっていうか、
ちょっと寂しかったんだよね、
っていうふうに返してくれたりとかあったりするんで、
そうやって返してくれるまでボールを投げていくっていう感じですね。
相手が受け取りやすいボールを投げ続けていくっていう感じです。
はい、ということで今日は、
なぜ僕ら夫は妻の気持ちを否定するのかということで、
原因としては、3つですね。
論理的コミュニケーションへの偏り、
感情に触れることへの怖さ、
自分が責められていると感じると。
その具体的なアクションとしては、
共感は同意ではなく、理解と心得るということ。
自分の怖さに気づくということ。
小さな気持ちの聞き返しから始めてみるということで、
よろしかったらぜひ試されてみてください。
はい、ということで、今回も最後までありがとうございました。
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