こんにちは、夫婦関係学ラジオパーソナリティのアツです。このポッドキャストでは、様々な夫婦の葛藤をサバイブするためのレッツをお伝えしていきます。
今回は、夫がセックスをしたくないといった時の理由と対処法についてお話をしていきます。
その前にですね、4月11日に僕の2冊目の本、男性のための夫婦関係学パート2の出版イベントを行いますので、
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今日のテーマ、夫がセックスをしたくない理由と対処法なんですけど、どういうことかというと、
妻側から夫にセックスを誘うんだけど、なかなかしてくれないと、もしくは回数が頻度が自分が望む頻度ではないと、
なんで断るのかと、なんでしてくれないんだと、どうしたらいいの、なんでといった疑問って結構あると思うんですよね。
この理由って4つぐらいあるんですけど、あとはなぜこれがね、セックスの話題が夫婦喧嘩になるのかということと、どうすればいいのかについて話をしていきます。
理由4つ。いろんな方に話を聞いたりとか、いろいろ調べている中でだんだん分かってきたことがあって、なぜ夫はセックスを断るのか。
1番目は単純に体力がないという、体力の問題ですね。人によって性欲って異なるんですけど、本当に人によって違うんですよ。
自分はもういくらでもできるんだけど、夫は全然そこに達してくれなくて、なんでなのって思ったりすることもあると思うんですよ。
だけど性欲って本当に人それぞれ違ったりするので、全く夫婦が同じだけのセックスの頻度をぴったり合わせては結構難しかったりするんですよね。
なかなかぴったり合っている人の方が少ないんじゃないのかなって思ったりもします。
この性欲ってどこからくるのかというと、男性の場合はテストステロンという男性ホルモンが大きな影響を与えているんですね。
テストステロン値が高い方が性欲が高くなっていくという傾向があって、肉体濃度をしている方とかはテストステロン値がめっちゃ高いんですよ。
なので性欲も高いと言われたりもします。人によるんでしょうけど。
こういうふうに筋トレが結構テストステロン値を上げるんですよ。
テストステロン値がどうやって上がるかというと、筋トレと不特定多数の人間とのセックスと言われていて、
これが普通に誰もできないので、結婚しながら不特定多数の人間とセックスしまくってテストステロン値が上がって妻とのセックスに応じられましたという意味がないのでできないんですけど、
理論的には不特定多数の人間とのセックスでテストステロン値が最も高まるというデータがあったりとかします。
オリンピック会場でコンドームってよく配っているじゃないですか。山のように配りますよね。
あれもスポーツ選手がテストステロン値が高いので性欲が高いということなのかなと思ったりもするんですよね。
体力が単純にないからセックスができないという問題が一つ目で、二つ目は仕事、家事、育児で疲れていてできないという問題。
女性もあったりしますよね。今日の話は女性にも同じ理由はあると思うんですけど、仕事、家事、育児で疲れていてなかなかできないと。
これは家のことを結構やってくれる男性とかに多い傾向なのかなと思うんですよね。
仕事も頑張っていて、家事もしていて、育児もしていて、責任感が結構強いのでいろいろ全部頑張っちゃうと。
頑張りすぎた結果、セックスをする時間も、時間というか体力ですね。体力がなくなっちゃう、疲弊しきっていると。
特に肉体的な疲労もあるんだけど、精神的な疲労が激しい場合は、特に支度したいという気持ちはなくなっていくんですよね。
メンタルをすり減らしてしまうと、なかなかできなくなってしまうというのがあったりします。
3つ目は、妻が怖いというパターン。これは意外とあるんですよ。
意外とあるんだけど、妻にはなかなか直接言えなかったりするんですよね。こういった話で。
妻が夫がセックスに応じてくれなくて、なんでできないの?というふうに、つい怒っちゃったりするじゃないですか。応じてくれないと。
それを受けて、男性側が威圧感を感じて、シュンとなっちゃって。
威縮しちゃって、ますますできなくなるというループにはまったりとか。
ただ女性からすると、私の気持ちに応じてくれないのに、なんでそんなシュンとしてるの?
あったりすると思うんですけど、実際問題はこういうのも結構あったりとかします。
こういったセックス、性の話って、夫婦喧嘩になりやすいじゃないですか。
なりやすくて、誰にも相談できないという大きな課題だと思うんですけど。
なんでこのセックスの話は夫婦喧嘩になるのかというと、理由が2つあって。
1つは、夫が妻の傷つきに気づいていない。というのが1つ目の理由なんですね。
どういうことかというと、妻がセックスをしたいと、夫を誘うと、でもしてくれないと。
この時、妻の心の中で何が起こっているのかというと、誘うのはいつも自分ばかりだと。
何か自分がセックス大好きな人間みたいで、何か馬鹿みたいと。
何でそんな私ばっかり、私ばっかり、そんな言うことになるのと。
何か自分が本当に情けないのが恥ずかしいという、恥ずかしいという気持ちはすごく強くなるんですよ。
ただそのセックスというのは、ただその行為をしたいんじゃなくて、
セックスをすることによって愛情を感じられる、大切な行為なんだというのを思っている人って結構多いんですよ。
なのに、私のそういった気持ちをこの人はわかってくれていないというふうに思っている。
そういった悲しさ、寂しさ、惨めさ、情けなさ、恥ずかしさ。
こういった気持ちが妻の心を傷つけて、そういった傷を与える夫のことを脅威だと。
自分に害をのす脅威的な存在だと捉えて、3つのFの反応をとるんですね。
よく僕の話に出てくる、ファイト、フライト、フリーズというやつで、
人は脅威を感じたときに戦うか、逃げるか、固まるかという、本能的な行為をとっちゃうんですね。
これが現れるんですよ。
だけど、妻が怒るというのは戦うですね、ファイトの本能的な反応が出ている。
そういうふうに叩くモードになっているんだけど、
だけど本当はその心の奥にあるのは、
私ばっかり、なんでいつも私ばっかり誘わなきゃいけないの?っていつも断られて。
まるで馬鹿みたい。悲しいな、寂しいな、情けないな、恥ずかしいな、という心がそこにあるんですよ。
だけど夫が妻の表面的な怒りに惑わされて、
妻は傷ついているということに気がついていないというケースがあったりします。
なので、性の話をきちんとできないという状態に陥っちゃうんですよね。
夫にできること、妻にできること、2人にできること、3つあって、
夫ができることで言うと、
妻にとってのセックスの意味を知る、というのがまず1つ目だと思うんですね。
妻もね、何もセックスがしたいしたい、制約大爆発というわけじゃなくて、
全然そういうんじゃなくて、多くの場合は、愛を感じたい、
大切にされているという実感を感じたい、という理由があるんですよ。
これが彼女にとってのセックスの意味だったりします。
これを知るということですね。
そして、そういった妻の傷つきの体験に共感を乗せるということ。
恥ずかしいな、情けないな、みじみだな、悲しいな、という妻の感情。
これは一時感情と呼ばれていて、
こういった夫婦の揉め事になると、大体多くの女性は夫に怒ったりしていると思うんですけど、
その怒りというのは、妻の感情の中の氷山の上の部分、出ている部分でしかなくて、
海の下、海面から下にある部分、大きな氷山の根元の部分ですよね。
そこにあるのが妻の本来の感情なんです。
これが一時感情と呼ばれていて、先ほどの恥ずかしい、情けない、
みじめ、悲しい、寂しいといった感情。
ここに共感を寄せていくんですよ。
妻は怒りについ反応しちゃって、怒りで返したりとか、もしくは黙りこくっちゃったりとか、固まったりとか、
話しかけられなくなったりとかっていうふうにね、みんななっちゃうんですよ。
誰もがそうなっちゃうんですよ。
なっちゃうのはしょうがないです。しょうがないんだけど、
それは彼女の二次感情でしかないと。
氷山の海面から上に出ている部分、怒りというのはその上に出ている、ちょびっと出ている部分でしかないんだと。
本当は彼女が感じている感情というのは、その海の下にあるでっかい山の根元の部分、
虚しさ、恥ずかしさ、みじめさ、こういった感情を本当は感じているんだというところ。
そこに共感を寄せていく、それを伝えていくということです。
妻にできることでいうと、夫の事情を理解するというのがあって、体力がないとか、仕事、家事、育児で疲弊しているとか、
妻が怖くてなかなか伝えられないとか、そういったことを知るということが事情を理解するというのが一つと、
自分にとってのセックスの意味を知る、そして伝えるということですね。
なかなかセックスが断られてしまうと、ひどく傷つくじゃないですか。
大事にされていないと最も感じる行動だと思うんですよ、断られるというのは。
だけど、なぜそう感じるのかというと、恥ずかしいなとか、情けないなとか、みじめだなとか、悲しいなみたいな、
大事にされていないのかなという不安感がそこにはあるはずだと思うんですよ。
自分にとってのセックスの意味というのは、大切にされている実感を感じる、とても大事な行為なんだという意味を知る。
そしてそれを夫に伝えていく、自分の一時感情、柔らかな一時感情を夫に伝えていくということですね。
最後に二人にできることというと、お互いとも傷ついていると思うんですよ。