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2025-11-04 11:03

#2-100 夫婦関係悪化の原因は妻にある…は、本当か?

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「夫婦関係が悪化したのは、妻のせいだ」


そう思っていませんか?


仕事から帰ると妻が不機嫌だったり、無視されたり…。


「もっと論理的に話してほしい」と思う夫の気持ちとは裏腹に、関係は破綻へと向かってしまいます。


なぜ、その思考のままでは関係修復の入り口にすら立てないのか?


今回は、妻の「怒り」や「無視」といった表面的な感情(二次感情)の奥に隠された、「寂しさ」や「悲しみ」などの本音(一次感情)に気づくことの重要性についてお話しします。


こんな方におすすめです

✔ 妻がなぜ怒っているのか、無視するのか分からない

✔ 妻との関係がうまくいかず、原因は妻にあると思っている

✔ 夫婦関係の破綻を避け、もう一度向き合いたい


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サマリー

夫婦関係の悪化の原因を探り、特に妻の感情的な反応の背後にある真の感情や体験について考察しています。アイデンティティの喪失や二次感情の本質を理解することが、関係修復への第一歩になると提案されています。

夫婦関係の葛藤
こんにちは、夫婦関係学ラジオのアツです。このポッドキャストでは、夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしてきます。
今回は、夫婦関係悪化の原因は妻にある…というのは本当なのかということについてお話しをしようと思います。
これどういうことかというと、夫婦関係が悪化してしまったときって、ついですね、僕ら男性、僕もこれ思い当たるところあるんですけど、
原因が自分にだけあるんじゃなくて、妻にもあるだろうと。両方ともあるのはあると思うんですよ。
二人の関係性から生まれる葛藤なので、両方ともにも原因はあるんだけど、
だけど、どっちかっていうと、妻の方が悪いよねというふうにどうしても思ってしまうということってあると思うんですよ。
僕も心当たりありますし、僕が相談に乗っている男性方の話の中でもよく出てきますし、
女性の相談に乗っていても、うちの夫はこういうことを言うのよねという話は結構出てきます。
これなんですけど、ここの意識を変えていかないと、関係改善の入り口に立っていけないんですよね。
詳しく話をしていきますね。
例えば、よくある話ですけど、僕もそうでしたけど、毎日仕事で忙しくて、やっと家に帰って、
くつろいでいたら、妻が急に怒りだすと。またスマホを見ている。自分勝手なことばかりして。
だけど、あなたはただ仕事をしていただけだった。家族のために頑張っているだけだろう。
もっと別な言い方ができないのか、とついつまに怒ってしまう。
きっとあなたは職場では何人もの部下を抱えて、家に帰れば妻に責めない日々。
安らげる場所なんてどこにもない。そう思ってしまう気持ち、とてもよくわかります。
現に、僕が運営しているスクールの受講者の方たちも、こういったケースはとても多いです。
役職の上の方だと関係性につまづいてしまうケースはとても多いです。
そこは相関関係があると思っています。
妻が感情的になっていると、
怒ったり、怒るんじゃなくて無視をしたりとか、逃げる方向のアクション、反応ですよね。
人間って、危機に直面した時に戦うか逃げるか固まるかという反応をとるんですけど、
戦うんじゃなくて逃げる、つまり無視をしたりとか、あんまり話をしてくれなかったりとか、
という対応する女性もいると思うんですよ。
こういうふうになると、いずれにしても感情的じゃないですか。
怒ったりとか無視をするっていうのって。
こういうふうに妻が感情的になっていると、もっとしっかりしろと、
もっと論理的に冷静になったらどうなんだ、というふうに杖を持ってしまう。
この気持ちはとってもよく分かるんですけど、この思考のままだと解決しないんですね。
過去100人以上の相談者、オンラインスクールの受講生を見ていても、
妻が悪いというフェーズから関係性がなんとかなったという人はいません。
じゃあどうすればいいのか、というところですけど、
妻の怒りとか無視というのは、表面的なものでしかないんですよ。
それは事実ではないんです。
目に見えるものだけを信じちゃいけないということなんですけど、
今目の前で妻が怒ってますよね。
何なの、あんた。いつも私ばっかりこんなことやって。
もしくは、全然あなたに話しかけてくれない。
あなたがおはようって言っても、ん?みたいな、かの泣くような声でしか返事をしてくれない。
こんな態度を取られると、もちろんこう、くわってね、イライラしてきたりとか。
あるんですけど、妻がそこで表出している怒りとか無視というのは、
二次感情と呼ばれる感情なんですよ。
人間には二次感情と一次感情というものがあって、
表面的に表れているこの感情は、まさに氷山の一角でしかない。
上の部分でしかない。目に見えている部分でしかない。
それは単なる反応や反射でしかないんです。
きっとあなたもここのあたりがあると思うんですよ。
もし、妻があなたに対して感情的に怒ってきた。
もしくはあなたに対して無視をしてきた。
するとあなたは先ほど僕が言ったように、
つい妻に対して、いつまでそんな態度を取るんだというように怒ってしまったりする。
その怒りは本当にあなたの心の奥にある真の感情なんでしょうか。
僕は違うと思うんですね。
あなたの気持ちは、妻が会話をしてくれなくて寂しいという柔らかな気持ちであったりとか、
なんでこんなことになってしまったんだろうという後悔の気持ちだったりとか、
もっとそういった素直で小さな柔らかい気持ちだと思うんです。
これが一次感情、二次感情の奥にある感情ですね。
あなたがこうやって自分自身の二次感情と一次感情を振り返ったように、
妻の二次感情と一次感情、これもあなたは振り返ることができるはずです。
妻が感じている怒りや無視といった冷たい態度、それは単なる二次感情でしかない。
じゃあその奥には何があるのか。
悲しみ、寂しさ、罪悪感だろう。
よく聞くのはアイデンティティの喪失ってやつですね。
これは女性が妊娠、出産を経て自分が自分ではなくなってしまったような感覚になるといいます。
これは単なる母親になるということだけを指しているんじゃなくて、
家庭に収まって社会が断絶してもちろん仕事を休むことになりますよね。
長い人はあと1年間とか3休休とったりするといいます。
早い人はもっと早く復帰するかもしれませんが、
これがなかなか復帰ができなかったり、
もしくは一人目が生まれて2年後、またもう一人目を妊娠した。
するとまた育休を取らないといけない。
するとかつて部下だった後輩が自分の上司へとなっている。
そんなことだってきっと起こり得るわけです。
そうなると家の中で子供の面倒だけを見ている自分は一体何なんだろう。
自分という存在は一体何になってしまったんだろうといった
やるせなせだったり焦りだったり、そういった気持ちに苛まれていくんですね。
これがよく聞くアイデンティティの創立体験です。
だけど僕ら男性はなかなかこういった体験をすることがないので、
こういった感情を味わうことってなかなかないですよね。
だけど妻が発している怒りだったり無視だったり、
そういった二次感情の奥にはアイデンティティの創立体験を代表するような
様々な感情がそこには隠れていることがあるんです。
関係修復へのステップ
なのでまずはこういった気持ちに気が付いていくということがとても大事なんですね。
もしこういった一次感情に気が付くことができないと、
あなたは冒頭で僕が言ったように、
妻から攻撃されているという風に受け取って、
妻に対してファイティングポーズを取ってしまう。
なんでそんな態度を取るんだ。いつまでそんな態度でいるつもりだという風に、
妻のファイティングポーズに対してあなたもファイティングしちゃう。
闘争、戦うに対して戦うという行動を取っちゃうわけですね。
もしくは妻の無意識という冷たい態度に対してあなたは怒りという態度を取るかもしれない。
もしくはあなたも妻と同じように妻を無視し始めるようになるかもしれない。
これは単なる反射です。
これは人間に限らず生物が持っている生きるためのサバイバルの本能です。
こういった反射をどうしても僕ら人間という生物は取ってしまうんですね。
だけど僕ら人間にはもちろん僕にもあなたにも犠牲というものがあります。
人間だけが持っている力、人間だけが大脳というのを発達させてきた。
だからこそ僕らはメタ認知と呼ばれる自分を客観的に見る力が備わっているわけですね。
この力を使って妻の二次感情の奥には、
妻の怒りや無視といった激しい感情的な態度の裏には一体何があるのか
というところに思いを馳せるということをぜひやっていただきたいんですね。
それがあなたにとって夫婦関係修復の入り口となっていくはずです。
もしこれを試そうとして、いやちょっとわからないなと、
妻の感情の奥に一体何があるのかちょっとわからないですと、
怒ったりとか無視されたりとかしていて、
確かにそれはすごく嫌だし、何とかしたいんだけど、
寂しさとか悲しさとか、アイデンティティの創出体験だとか、
そこにある虚しさだったりとか、
うちの妻が何を感じているのかちょっと僕にはそこまでわからないんですと、
いう方もいるかもしれません。だけどいいんです。今はまだそれでいいんです。
そこには何かがあるのかもしれない、そういった気づきがあるだけで今は十分です。
妻が発している怒りや無視といった、攻撃的だったり冷たかったりする、
その態度の奥にはもしかしたら別の何かがあるのかもしれない。
あなたがもしそう思うことができれば、
あなたはもう夫婦関係修復の入り口に立っています。
はい、ということで今回は、
夫婦関係悪化の原因は妻にだけあるのか、ということでお話をさせていただきました。
少しでも何か考えるヒントになれば幸いです。
今回も最後までありがとうございました。
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ではまた次回お会いしましょう。
さようなら。
11:03

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