妻の冷たい態度と夫の感情
こんにちは、夫婦関係学ラジオのアツです。このポッドキャストでは、夫婦の葛藤をサバイブするための慣れ手をお伝えしていきます。
今日のテーマは、妻の冷たい態度に感情が振り回されてしまう。一体どうすればいいのか、ということについて話をしようと思います。
例えば、家に帰ると妻がすごく冷たいと、ただいまと言っても全然返事はくれないとか、
家の泣くような小さな声でしか返事をしてくれないとか、
普段の連絡は直接話ができなくて、LINEしかできないと、自分連絡しかできないと、
こういう状況が積み重なっていくと、一体どうしたらいいんだろう、と戸惑ったりとか、妻に対していつまでそのつもりでいるんだ、と怒ってしまったりとか、
結構怒ると思うんですよ。 僕のどこに来る男性間の相談でも、そういう話はめちゃくちゃ多いです。
こういう時って、ついている妻に対して声を荒げてしまったりとか、
あと最近それぞれ聞くのが、本人にその意図はなかったんだけど、結果的にDVになってしまったっていうのが、
最近ちょいちょい聞くようになってきて、例えば妻と話をしている時に、妻がなかなか話をしてくれなくて、
例えばダイニングで話をしていたとして、なんで話をしてくれないんだとか、口を聞いてくれないんだとか、
関係なんとかしようよと言った時に、妻がずっと黙っていると。 そして妻が立ち上がって部屋から出て行こうとすると、ちょっと待ってくれ、と言って手を掴んだ。
掴んだっていうのがDVよ、と後から言われたいとか。 あと妻がですね、
何かを、例えば電話で誰かに話をしていて、それを止めようとして、手を引っ叩いたとか叩いたとかっていうのでも、
DVだと言われてしまったりとか、っていうのは最近ちょいちょい出てきてて、話をよく聞くんですけど、
自分の感情がですね、どうしても高ぶってしまうじゃないですか。 妻の態度がすごい冷たかったりとか、怒っていたりとかってすると、
高まりすぎてしまった結果、妻がDVと言われるような言動をとってしまったりだとか、
あとこう、ネガティブな気持ちがずっと延々と頭の中を回り続けている、グルグル思考って言いますけど、
っていう状態になってしまって、全然夜も眠れないとかっていうことって結構あると思うんですよ。
こういう時に有効なのが、マインドフルネスというものなんですけど、これね、瞑想とかよくやったりするので、怪しいスピリチュアルとかっていう風に見られたりとかするんだけど、
最近のマインドフルネス自体は、スピリチュアルでも何でもなくて科学なんですね。
感情の抑圧とその影響
これを使っていくといいよって話を今日はしていこうと思うんですけど、
なかなかその妻がね、感情を、自分の気持ちを受け止めてもらえないとかなると、ずっと我慢しますよね。
我慢するしかないとか、妻の態度が冷たいけど、今俺はこれを耐えるしかないんだとか、
しんどいなんて思っちゃいけないとかっていう風に、自分の感情に蓋をしてしまうっていうこと結構多いと思うんですよ。
この間ある女性が上手い表現をされていて、自分の心に漬物石を置いていたっておっしゃってたんですよ。
漬物石ってめちゃくちゃ重いじゃないですか。最近漬物漬ける方はあんまりいないと思うんですけど、僕の実家、漬物よくやってたんですよ。
うちの母とかが、でかいプリバケツみたいなとこに漬物をつけて、蓋の上にでっかい石を置くんですよね。
こんなでっかい石をドーンと置いて、動かないようにするんでしょうけど、っていうのをよくやってたんですよ。
そういう風に自分の心に蓋を閉めて、蓋を閉めるだけじゃなくて、そこにでっかい10キロぐらいの石をドーンと置いておくみたいな、
っていう状態にしてたんですよね、とある女性がおっしゃってたんですね。
男性でもこういうこと結構あるじゃないですか。僕もマインドフリーにやり始めたのは2年くらい前からですけど、その前って
こんなこと感じちゃいけないとか、ネガティブ思考がぐるぐる回ってましたね。例えば仕事で上司から何か言われたことだったりとか、
妻との会話の中で、別に妻は僕のことを責め立ててるとかじゃないんだけど、気まずい沈黙に耐えきれなくて、
きっと俺は嫌われてるんだとか、もうこれどうにもならないのかもしれないとか、一体何て言ったらいいんだとか、
何を言ってもどうにもならないような気がするとか、ネガティブな考えがぐるぐるぐる回ってたんですよ、僕も2年くらい前って。
2年くらい前にある心理師さんの紹介で、東京生徒大学の石村先生、僕のコンパッションの先生なんですけど、
の講座を教えていただいて、そこでコンパッションを学んだ時にマインドフリーを学んで、2年間、大体2年間ずっとやってるんですけど、
このおかげでぐるぐる思考ほとんどなくなったんですよ。ネガティブな思考がずっと飛び続けるってことがなくなって、だいぶスッキリしたなと思ったんですよ。
なのですごいおすすめなんですけど、このマインドフルネスって何かっていうと、さっき言ったみたいにネガティブな感情をぐるぐるぐるぐる回り続けるわけですよね。
もうダメかもしれないとか、妻の表情とか言葉とか、もしくは仕事の上司とか、あとは取引先とかね、取引先で立場の上下関係ってあるじゃないですか。
その上の立場の取引先から強くクワーッと言われたとかってなった時に、どうしても自分を責め続けてしまったりとか、自分はなんてダメな奴なんだと思ってしまったりとか。
でもそういうことって外に出せないじゃないですか。働いていると。家の中でも出せないと思うんですけど、自分のそういう弱い部分とか、自分はなんてダメなんだとかっていうことを認めてしまうと、そういうことを感じているっていうことを認めてしまうと、より自分が弱くなったように感じてしまって、
それが相手の態度に伝わって、上げ足取られたりだとか、いいように利用されたりだとか、責任をなせりつけられたりだとかっていうことがあるはあるじゃないですか。やっぱりこのビジネスの現場とかでも。
家庭の中でもそういうふうになるんじゃないかって怖くなったりするわけですよ。ここで自分がちょっと弱い部分を見せてしまうと、つまりホラーみたいな感じで、私の言った通りだろう、私の勝ちなんだよみたいな風に負けるんじゃないかみたいな気持ちになってしまったりとかってあると思うんですよ。
それがあるがためになかなかグルグルした気持ちがずっと取れないと。漬物石で自分の気持ちを抑え続けるみたいな感じになっちゃうんですけど、だけどここで自分のそういった気持ちにちゃんと気が付いてあげて、それを認めてあげるっていうことをする。
マインドフルネスっていうのは、自分の気づきに気づくっていうことなんですけど、ちょっと意味わかんないと思うんですけど、簡単に言うと、今自分、妻が言われた言葉で、すごい今落ち込んでるなとか、今すごい俺イライラしてたなっていうふうに、自分がちょっとこの頭の斜め上ぐらいにもう一人の自分がいて、自分を見てるみたいな感じで、自分を客観的に見てる感じですね。
メタ認知って言いますけど、自分自身をメタ認知することができるみたいな感じがマインドフルネスなのかなと思っていて、以前ですね、福山大学の中野美奈先生というマインドフルネスとセルフコンパッション研究されている先生のところに取材に行ったことがあったんですけど、中野先生がおっしゃるには、マインドフルネスとは気づきに気づき続けることだとおっしゃってました。
科学的なマインドフルネスの効果
たぶんそういうことなんですよね。今自分ちょっと怒ってたなとか、今自分なんかネガティブな考えにはまってたなみたいに気づくっていうこと、そういう状態になっている自分で気づくっていうことなのかなと思ってまして、難しいことじゃないんですよね、そういう状態、そういうことだってことは。それをやるための練習とかあるんですけど、
このマインドフルネス、自分の感情にちゃんと気づく、自分が感じ気づいたってことに気づくっていうことを続けていくと、感情を押し殺さなくなるんですよ。ああ、今自分イライラしてたなとか、情けないなと思ってたなとか、みじみだなと思っていたなっていうふうに自分の感情をちゃんと受け止めてあげることができるんですよ。認めてあげて受け止めてあげるっていうことができるんですよ。
そうすると、そこに抵抗しないじゃないですか、自分の感情に対して。感情的な苦痛というのは、痛みかける抵抗、苦痛イコール痛みかける抵抗って方程式があるんですけど、
今自分が感じている、辛いとか悲しいとか、しんどいとかっていう感情に対して、そんなことないとか、こんなこと思っちゃダメだ、こんなこと言ったらしょうがないんだよ、やるしかねえんだよっていうふうに抵抗してしまうと、どんどんどんどん苦しさが倍増していくっていうことなんですよ。
逆に、今自分苦しさを感じているなとか、みじみさを感じているなっていうふうに気づくことができると、痛みっていうのは和らげていくんですね。それがマインドフルニスなんですけど、これは精神論とかじゃなくて、実際に科学的に証明されているんですよ。
ハーバード大学の研究の結果、マインドフルニスを実践した人は、脳の構造が変わるっていうことが分かっています。具体的に言うと、開発室っていう脳の部分ですね。ここの密度が増加したっていうデータがあるんですね。
3つの、4つか、4つありまして、左カイバって呼ばれる部分。ここの開発室密度が増加した。これどういうことかというと、感情記憶、感情調節に関わる部分なんですね。左カイバっていうのは。
なので、感情的にならず、圧倒されず、寧静な判断ができるようになるっていうことなんですよ。ここの密度が増加したってことは。
うつとかPTSDとかになると、このカイバっていうのは体積が減るっていうことが分かっているんですよ。
なので、ここの体積が上がったっていうことは、うつになりにくくなっている状態ってことですね。感情的になりにくいと。何か感情的にウワーってなるような、圧倒されるような感覚がなくなる、減っていくってことです。
2つ目は、後部体上皮質っていう脳領域の開発室の密度が増加したって言われてまして、ここは自分自身について考える部分なんですね。
なので、自分の感情パターンを客観的に分析できるようになったっていうことです。認識できるようになったって感じですね。
3つ目は、側頭頭上接合部っていうところで、これ名前覚える必要ないので、そういう脳の中で変化が起こったんだなっていうふうに分かってもらえれば大丈夫なので、ここは共感とか自己認識に関わる部分なんですね。
なので、ここの脳領域が増加した、開発室の密度が増加したっていうことは、相手を思いやる能力が上がったっていうことなんですよ。他者の意図とか感情を推測できるようになる、そのレベルが上がったっていうことを示してます。
すごくないですか。マインドフルです。そういうことで思いやりを持てるようになるわけですよ。
マインドフルネスの実践
最後の4つ目が小脳ですね。小さい脳とか小脳。これは感情や認知の調節にも関与している部分でして、ここの密度が上がったことで、感情の起伏が穏やかになって、思考が整理されて、心理的な安定性の向上につながったと言われています。
つまり、すごく難しい話がいっぱい出てきちゃいましたけど、要はマインドフルネスを続けることで、脳の構造が変わって、感情に振り回されにくい人間になっていくっていうことなんですよ。脳がそういうふうに変わってしまうっていうことなんですね。
実際にですね、僕が今やっているコンパッションマインドトレーニングをやってくださった方がいらっしゃいまして、妻から離婚したいと呼ばれていた男性がいました。毎日毎日妻の冷たい態度、冷たい言葉、これに感情的に反応してしまって、怒ってしまったりとかですね、関係がどんどん悪化する一方だったと。
3ヶ月間、マインドフルネスを実践しました。僕が教えまして、トレーニングをしていきました。実際にはコンパッションマインドトレーニングっていうトレーニングなんですけど、その中でマインドフルネスって基本なので、それを毎日やってたんですね。
その結果、妻からの冷たい言葉に感情的に反応することがなくなったんですよ。これ今でも続いています。今でもやり取りしているのでわかるんですけど、感情的に反応することはなくなったんですね。
おっしゃってたんですけど、妻の冷たい言葉に以前は感情的に反応していました。でもマインドフルネスを続けるうちに、今怒りを感じているなと気づけるようになりましたとおっしゃってたんですね。
その結果、そうすると冷静に対応できるようになって、妻も徐々に態度が柔らかくなっていったんですっておっしゃってたんですよ。結構大きな変化だと思いませんか。
カットになりやすかった。妻の態度に対してついイラッとしちゃう。そんな人がそういうふうにならなくなったと。自分の感情を冷静に受け取るようになった。しかも我慢しているわけじゃないんですよ。
怒りをムーンって感じてチクショーンとか抑え込んでいるわけじゃなくて、ああそういうふうに今感じているなと爽やかに認識できるようになったんですよ。
その上で、コンパッションだと妻に対する思いやりが抜け出たりするんですけど、今日はマインドフレーズの話なのでそこだけにフォーカスを当てますけど、
そういうふうに自分の感情に敏感になると、自分の感情に振り回されなくなるんですよ。そうなるとだんだん穏やかになっていくじゃないですか。自分自身の内面的な部分が。
穏やかになっていくと、それを間近で見ている妻が、一番近くで見てますからね。間近で見ている妻が、この人なんかちょっと変わってきたのかもしれないと。
口には出せないですよ。こんなことは口には出せないんですけど、無意識の中でそういうふうに感じるようになるんですよ。
夫に対する安全感を無意識に感じるようになっていくんですよ。
そうすると妻も、この人に話しても大丈夫かもしれないとか、自分の気持ちを表現しても大丈夫かもしれないと思ってくるようになってきて、だんだん態度が柔らかくなってくるということになるんですね。
僕もやってまして、僕は三輪の男の子がいるのでめちゃくちゃ元気いっぱいなので、毎日大変なんですけど、そのときに感じている気持ちをしっかりと味わったりとか、
あと最近は全然妻との葛藤はないですけど、たまにある妻の言葉の中で気になったことだったりとか、
あと自分自身の感情ですね。自分自身が感じる、もっと仕事をちゃんとできるように、もっと早く結果を出したいとか、
うまくできないなみたいな感じている部分とか、そういうのに敏感になれるようになって、自分はそう感じているということになる。
それを受け止められるようになると、そこまで焦らなくなってくるんですね。焦らなくなるし、冷静な対応というのはやりやすくなってくるんですよ。
自分に対して思いやりというのは持ちやすくなってくるなと思います。
あとですね、眠れないときとかにグルグルしこうとなりやすいんですけど、それも抜け出しやすくなって、結構不眠傾向が強かったですよ。
なかなか寝れなくてしんどかったんですけど、マインドフリーです。やり始めてからは結構寝れるようになってきて、
いろいろ考えるんですよ、夜中に。
直前までやってた仕事のこととかをね、グルグルグルグル考えして、あれどうしよう、これどうしようとか、間に合わないかもしれない、どうしようみたいな感じで、
ネガティブ思考をグルグルグルグルで回ってたんですけど、寝てるときに、今俺グルグル回ってたなって気が付くわけですよ。
グルグル回ってたなって気が付けると、そこからポンって抜けやすくなるんですよね。
ポンって抜けやすくなって、あー寝よう、みたいなふうにスッと寝るようになってきました。
そういうふうに結構大きな変化が起こったりとかします。
具体的にマインドフリーどうやってやるのかっていうのは、結構いろいろあるんですけど、
もし気になる方がいらっしゃいましたら、これを言うと長くなってしまうので、
具体的にどうやってやるのかとか知りたい方は、この放送配信日と同じ日にメールマガでもマインドフリーについて書いてますので、
そのメールマガに対して、まだ登録してない方は登録した後のお礼メールに対していいんですけど、
返信いただいてマインドフリーについて知りたいとか、マインドフリーのやり方を知りたいですとかって書いてもらえたら、
その方に説明をしますね。
気になる方はぜひメールのほうで返信いただければと思います。
ということで、今回も最後までありがとうございました。
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今回のマインドフリーについてもっと知りたいという方は、ぜひメールマガにご返信ください。
やり方をお教えします。
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ではまた次回お会いしましょう。さようなら。