妻の冷たい態度
こんにちは、夫婦関係学ラジオパーソナリティのアツです。このボットキャストでは、様々な夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今回はですね、妻に優しい言葉をかければ関係を修復するのかということについてお話をしていこうと思います。
どういうことかというと、妻の態度が冷たい。話しかけても小さい声で、はい、と言うだけ。もしくは、はーとか、ふーとか、ため息のような言葉でしか返ってこないと。
あと妻に対して話を聞いてみると、何でそんな態度が冷たいんだと話を聞くと、過去の自分、夫側にその言動に原因があったと。
産後に妻を支えなかった。妻の悩みをきちんと聞かなかったと。分かったと。じゃあ優しくすればいいんだなと。
妻に対して優しい言葉をかければ問題解決するんだと思って、敬長と共感、よく言われるこの2つを意識してみたと。優しい言葉を妻にかけてみた。だけどダメだった。
妻の反応は相変わらずさみ切っている。のくに返事もしてくれない。いい加減にしろ。いつもやってるんだ。
優しい態度を見せているのに一向に変わらない妻を見て、あなたはそういうふうに怒鳴りつけてしまったことがあるかもしれない。
実はですね、僕に相談される男性の多くはこういった体験、同じ体験をされています。不思議なほど皆さん同じです。
今回はですね、なぜ妻に優しくしているのに妻の態度が冷たいのか、そしてどうすればいいのかについてお話をしていきます。
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ということで、夫婦関係、例えば本当はこういうふうになってほしいと思っていることあると思うんですよ。
こちらの優しい言葉に対して妻が分かってくれてありがとう、私も悪いところがあった気をつけるねというふうにお互いの非を認め合って、
お互いの気持ちを受け止め合って、優しくハグをして、愛にあふれた温かな目で見つめ合う。そんな未来が来てほしいなって思うと思うんですね。
だけど現実はそうはならない。妻の態度は変わらないどころかどんどん固くなっていく。
一体どうすればいいのかさっぱりわからない。まるで真っ暗な暗闇の真っ暗なトンネルの中でさまよっているような気持ちになってくる。
違いますか。実はパートナーシップ、夫婦関係、コミュニケーションはいろんな本がありますけど、どんな本を読んでも形状と共感が大事と書かれていますよね。
僕が読んだ過去の本でもだいたい書かれています。コミュニケーションに関する本はだいたい書いてますよね。形状と共感。
これを読むと僕もそうだったんですけど、なるほどと妻の言葉を聞いて優しい言葉をかければいいんだなって思うじゃないですか。
だってどんな本にも書いてますからこれは答えなんだなって思うじゃないですか。
僕もそう思ったんですけど、君の言いたいことがわかった。大変だったんだな。そうかそれは悲しかったなと声をかけていくと。
だけど妻の態度は全く変わらない。むしろ、もうやめて、こっち来ないで、入ってこないでという風になぜか以前よりもガードが固くなって関わりをさらに立とうとしてくる。
後ろ姿しか見せてくれなくなって近くにいると逃げられる。部屋に閉じ込まれて出てこない。連絡はLINEでの業務連絡だけ。
そういった妻の固くなった態度に我慢できなくなったあなたはいつまでやってるんだととなってしまって、その結果、また妻との距離が遠のいていく。
妻だけじゃなくて子供との距離が生まれて、まるで世界でたった一人になっていくような孤立感の中、なすすべもなく立ち尽くしている。
ちょっとそういう風に感じていると思うんですね。だけど大丈夫です。あなただけじゃないんですよ。同じ悩みを抱えている男性はたくさんいます。
僕ね、夫婦関係の悩みを聞いていると、こんなひどい状況、うちだけですよねって言う男性はいっぱいいるんですよ。だけどみんな同じです。みんな同じような苦しみを抱えています。
だから大丈夫です。多くの男性が同じ悩みを抱えていて、そして多くの男性が同じ過ちを犯してしまいます。これはあなた自身が悪いとかあなたが悪人だっていうことでは決してないんですよ。
妻の冷たい態度を脅威だと攻撃されているという風に感じたあなたは、自分は守るために戦うという本能的選択肢を選んだだけなんですね。
自己防衛反応です。そして実はですね、妻の態度が冷たいという問題に対しては正しいアプローチが必要になっていくんですね。
優しい言葉をかければいいとつい僕らはね、本で読んだり、誰かから話を聞いたりとか誰かに相談したりとかすると話を聞きましょうとか、評価しましょうとか言われるんで、そういう風にやるんですけど、まあうまくいかない。
親密感を築くステップ
なぜかというと、結構困難事案と呼ばれる案件なんですよ。妻の態度が冷たいという状況というのは結構ハードルが高いというか、簡単には解決しない状況なので、それを解決させるためには正しいステップ、正しいアプローチを踏んでいかないといけないんですね。
で、じゃあそれは何なのかというと、態度の冷たい妻との関係性を改善するには3つの階段を登る必要があります。安全感、安心感、親密感です。最初の安全感というのは、この人は私を攻撃しないという安全感ですね。
人は脅威を感じた時に、自分が攻撃されるかもしれないというふうに恐怖を感じるんですね。本能的な恐怖です。生物として感じる本能的な反応ですね。
この恐怖心、これがある限り、どれだけ共感されても、どれだけ優しい言葉をかけられても、全然妻の心には響かないんですよ。なぜなら、夫であるあなたに対して安全感を感じていたいからなんですね。
なので、まずは安全感を与えていくこと。で、次は安心感ですね。この人は私を受け止めてくれると感じている安心感ですね。この人になれば、私の素直な気持ちを話しても大丈夫だと、この人は私の感情を受け止めてくれる、そういった信頼と安心感がそこにあるからです。
そして、最後の階段ですね。それが親密感。この人とつながっていたいと願う親密感ですね。ここまでくれば関係性は完全に解決します。
で、問題なのは、共感とか形状といった、こういった共感的アプローチですね。これを安心感を与えるフェーズで行うんですよ。階段の真ん中ですね。この人は私を受け止めてくれるという、そういった感覚を妻に感じてもらうときに行うアプローチなんですよ。
だけど、多くの人は、まだ安全感を感じていない妻に対して、それをやってしまうんですね。どんな本にも書いてあるんで、やっちゃうんですよ、これ。僕もそうですし。
だけど、まだ夫のことを恐怖心、夫のことを恐怖の対象みたいなふうに感じているわけですよ。攻撃されるかもしれない。切りつけられるかもしれないというふうに感じているので、共感的アプローチは届かないわけですね。
なので、まずは安全感を与えていくこと。そのためには2つありまして、1つは攻撃的な雰囲気を出さないということですね。多くの男性の相談に乗っていて感じるのは、いろんなタイプの方はもちろんいるんですけど、妻が夫に対して怯えている。夫のことを安全な存在ではないと感じている。
夫のことを恐怖の対象だと感じている場合というのは、その男性が醸し出している雰囲気、雰囲気というのがトゲトゲしいというか、攻撃性を身にまとっている。
小さな刃が彼の体からオーラのように出ていたりとか、彼が発する言葉に小さな刃がいくつも刺さっている。そんなふうな雰囲気を感じるわけですね。
これは一番近くにいる奥さんが一番感じているんですね。そういった雰囲気を。攻撃的な雰囲気を。これは本人にはなかなか気がつけないんですよ。自分自身のことってなかなかわかんないじゃないですか。一番わかんないと思うんですよ。自分で自分のことっていうのが。気がつかないんですね。
攻撃的な雰囲気を自分が出しているということがなかなか気がつきません。多くの方は。なので安全感を与えるためには、まずは攻撃的な雰囲気を出さないというのが授業になります。
2つ目は適切な距離を取るということですね。ついに妻の態度がすごく冷たいと、いつまでやってるんだよとか、もういい加減にしてくれないかなとか、いい加減にちょっと話し合いしようよとか距離を詰めがちなんですけど、相手は余計、脅威を感じるだけなので、逆に離れていっちゃうんですよね。
なので、攻撃的な雰囲気を出さないことと同じレベルで適切な距離を取るというのがすごく重要になってきます。
この雰囲気の話なんですけど、なぜ大事なのかというと、人が誰かと会話をしていて、その人の感情であったりとか、話をしていて、この人怒っているのかなとか、寂しがっているのかなとか、楽しいのかなみたいな、伝わってくるじゃないですか。
あれって何によって伝わっているのかというと、実は言葉そのものじゃないんですよ。
人が他者の感情を受け取るときに最も大きな影響を与えるのは非言語なんですよ。
ジェスチャーとか仕草とか、それが55%。
次が声のトーンですね。声が高いのか低いのか、それが38%。
一番最後が言葉そのもの。これが7%ですね。
これしかないんですよ。10%もないんですね。言葉そのものっていうのは。
夫婦関係の改善かの科学
なので、どれだけ優しい言葉をかけたとしても、その声に含まれている声のトーンが怖いものであったり、苛立ちを含ませたものであったり、もしくは自分の表情が険しかったりとかすると、妻はあなたの言葉を安全だとは感じないんですね。もちろん安心とも感じません。
言葉は大事じゃないんですよ。その人が持っている雰囲気が一番大事なんですね。それが一番伝わってしまうので。
だけど、脳裏的な世界で生きている僕らとしては、どうしても言葉そのものを重要視しちゃうので、自分が出している雰囲気、体全体が出している雰囲気とか、表情とか、声のトーンとか、これらに無頓着なる場合がとても多いんですね。
この優しい雰囲気、どうやって作っていくのかと思うんじゃないですか。
優しく思いやりある雰囲気というのは、自分の言葉ではなくて、自分の心から変えていくんですよ。
まずは心を変えていくということ。
あと、今日僕がお話をした非言語の部分が55%という話だったりとか、親密感、安心感、安全感の話ですとか、
こういった夫婦関係改善に関わる知識というのは、リレーションシップサイエンスと呼ばれてまして、ふわふわした感情的な話ではなくて、科学なんですね。
心理学、脳科学、神経科学、進化人類学、家族社会学、いくつもの分野を縦断して、必要な知識だけを選び出して組み合わせたもの。
単なるコミュニケーション術じゃないですよね。こういった科学的に妻との関係を改善させるための本質的な学び。
海外だとリレーションシップサイエンスと呼ばれていて、カップル間の関係性の研究によく使われるんですけど、
日本だとカップル間、夫婦間とかではなくて、人間科学みたいな感じで訳されちゃうので、ちょっとずれてくるんですよね。
僕は今これを一つにまとめようとしています。リレーションシップサイエンスが学べるオンラインコースとして、今頑張って作っている最中、近いうちに出します。
あと、知識だけじゃなくて、実際に思いやりある心を手に入れるためのトレーニングというのもあるんですね。
これはね、僕、夫婦関係の研究を始めて5年、6年くらいですかね、経ちますけど、2年前に見つけて、2年間自分でもトレーニングを重ねてきて、これだなって、もう確信したんですよね。
それがコンパッションメイトマインドトレーニングですね。
イギリスで生まれた心理療法、コンパッションホーカーストラピーを心のトレーニング、マインドトレーニングに応用したものですね。
脳科学、神経科学など、科学に基づくマインドフリーネスも入っているんですけど、エビデンスベースなので、感情論とかスピリチュアルとかではなくて、熱気とした科学的アプローチです。
これ7月から第1期がスタートしますので、詳細はメルマガだけでお送りしています。ぜひご登録ください。
はい、ということで、今日のまとめなんですけど、優しい言葉をどれだけかけても、妻の詰めたい態度は変わらない。なぜだろうか。
それは、今の妻に必要なのは、共感的アプローチによる安心感ではなく、安全感だからですね。
コンパッショナイトマインドトレーニングの概要
安全感、安心感、親密感、この階段を登っていく必要がある。
そして、安全感というのは、適切な距離感と思いやりある態度が作り出します。
そして、科学的アプローチで妻との関係を改善させるのが、リデーションシップサイエンス。
そして、妻への思いやりを育むトレーニングが、コンパッショナイトマインドトレーニングということになります。
コンパッショナイトマインドトレーニングは、限定10名で、25年7月から第1期がスタートします。
現在、4名が参加確定となっていまして、今週は3名の方と面談予定ですね。
お席は残りわずかとなっていますので、お早めにご届けください。
こちらは、メールマガの中のウェイティングリストを用意していまして、
そこの登録者の方だけに審査面談のメールを送っています。
僕も本気でこれは望んでいますので、その方にとって、このコンパッショナイトマインドトレーニング、
このCMTが合っているのか、合っていないのか、合っていないのだとしたら、
どういったアプローチがその人には適切なのかというのをアドバイスをさせていただいています。
メールマガ今週金曜19時ですね。金曜夜7時に送ります。
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ということで、今回も最後までありがとうございました。
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ではまた次回お会いしましょう。さようなら。
