こんにちは、アシカガコウジです。 今回は著作権絡めの話をします。
考えるきっかけは、大沢鷹尾祭りです。 最初は、大沢鷹尾祭りをもとに、グレーゾーンをテーマに話そうかと思っていました。
グレーゾーンが最近、私の中でちょっとキーワードと感じていたんですね。 でもちょっと視点を変えて、
アメリカでは企業とか有名人もSNSで堂々と映画のワンシーンをネタ的に使っている印象があることが気になったんですね。
で、これフェアユースが理由だろうなと思って調べてみたら、やっぱりそうみたいなので、 その辺の調べた話をしたいと思います。
というわけで、今回のテーマは、 なぜアメリカではSNSで映画のワンシーンを堂々と使えるのかです。
この番組は、あなたのクリエイティブの背中をちょっと押すをテーマに、 デジタル活用のヒントをわかりやすくお届けすることを目指しています。
今回取り上げるテーマは、なぜアメリカではSNSで映画のワンシーンを堂々と使えるのかです。
大沢たかお祭りは結構話題になったので知ってる人が多いと思います。
映画キングダムで大沢たかおさんが演じた大きき将軍の結構インパクトのある写真を使って、
家事育児のあるあるネタとか、ママさんの日常の愚痴みたいなものをみんなで投稿したものです。
で、これ注目すべきは、スレッツがブームの発生源だったことですね。
XでもTikTokでもなく、スレッツからのブームというのがちょっと新しいかなと。
で、スレッツでの盛り上がりがゴールデンウィーク中にはXにもやってきて、
さらに大沢たかお本人にもこの祭りが盛り上がっていることが届いたというのも話題になってましたね。
インスタグラムで大沢たかおが赤い蝶神の絵文字と共に写真を投稿して、
iPadを見ながら微笑んでる写真なんですが、蝶神といえば祭りということなんで、
大沢たかおが祭りに気づいたということで、祭りを楽しんでいる人たちの間ですごく盛り上がったようです。
ちなみに大沢たかおさんはめっちゃアップル好きらしいです。 これ公言してるのか知らないですが、芸能関係の知り合いから聞いた話です。
で、この大沢たかお祭りは盛り上がりが頂点に来たかというところで突然終了することになります。
大沢たかお祭りのオフ会を開きたいと。 オフ会おばさんというのが登場して、
公式にコンタクトを取ったらしいんですね。 オフ会で使うために大木将軍のマタニティマーク風キーホルダーや
大木将軍のカオハメパネルなどのグッズを自作して配布しようと考えて、公式へ許可を申請したと
投稿したんですね。 事務所とか映画会社に連絡したらしいんですが、当然許可なんか下れるわけないですよね。
せっかくグレーゾーンのところでみんな楽しんでたのに、黒ですよとなっちゃった以上、やめるしかないということで、
祭りの終了宣言が出されて、 くしくも母の日に大沢たかお祭りは終演したんですね。
ネット上のブーム、盛り上がりで
ここで終了ですよとなったのも珍しいパターンだと思います。 そこで二次創作界隈の人が公式に許可を取ろうとするのは絶対にやっちゃいけないことだと。
同人文化に学べと、いろんな二次創作界隈の人が説明してくれていました。
映画のワンシーンの写真を勝手に使って盛り上がっているのはグレーゾーンなことですよね。
権利者から黙認されているからやっていけると。 これ二次創作の同人誌とかコスプレも同じことです。
でこのグレーだったものに白黒つけようと 許可を取ろうとすると絶対黒になるわけですよ。
面と向かってグッズ化したいとか言われたらダメというしかないですよね。 まあそもそもグレーゾーンというのは法律的にグレーなわけではなくて
法律的には著作権的にダメなんだけど 権利者側の対応がグレーにしてくれてるだけですよね。
でそういう人が一人出てくるだけで、その作品のあるいはもっと広い範囲でそのジャンルの二次創作がダメですと
なってしまう可能性があるわけですよね。 キングダムの二次創作はダメですとか東方の映画の二次創作はダメですみたいに広がっちゃうと
せっかくそれまでグレーゾーンで楽しんでいた人たちが二次創作活動をできなくなってしまう。 本来著作権的にはダメなんだけど
あえてお互い何も言わないことでグレーで黙認されていただけなのに 一人の調子に乗った人がきっかけで
ヤブヘビーになってしまうことで ダメだと言われたらしいよということが公然の事実になってしまうと
その作品であったりの二次創作はやらない方がいいと 潰されちゃうわけですね
で、ここで話変わるんですが アメリカでは映画のワンシーンをネタ的に使う
今回の大沢たかお祭りのようなネットミームが日本より盛んな印象です で企業とか有名人も
SNSで堂々と 判件者の画像とかGIFとかを使っているのを目にします
でこれはアメリカ独自のフェアユースが関係しているのではないかと思い調べてみました
アメリカの著作権法にはフェアユースと呼ばれる包括的な例外規定があります フェアユース日本語にすると公正利用ですね
生成AIの学習データに著作物を勝手に使っていることも フェアユースの範囲だと
生成AIを開発している側は主張しているので そこでフェアユースという言葉を目にした人も多いと思います
このフェアユースは著作物の一部の利用であっても 目的や状況次第では権利者の許可なく利用できるという仕組みです
批評コメントニュース報道教育パロディなど 社会的に有益な二次創作を保護するものと言われています
これ日本でもそういった用途の場合は 著作物の無断での使用が認められるケースは多いです
なのでパロディという主張で大沢たかお祭りで 映画の画像が使われたのは著作権的に ok じゃないかと主張している人も見かけました
ただパロディかというと微妙なところでもあるので やっぱりグレーゾーンなのは否めないかなと
一方でアメリカなら大沢たかお祭りで映画のワンシーンの写真が使われるくらいだったら フェアユースに該当するとして
限りなく白に近いグレーだったと考えられます 多分アメリカ人の認識として著作権的に ok なのみたいに言い出す人はいなかったんじゃないですかね
もちろんグッズを作るというのは別問題ですし アメリカでも商売に使う場合にはフェアユースは認められない可能性が高いということです
大沢たかお祭りで公式から黒認定されたということで その祭りに参加した過去の投稿を全部消したという人もいたんですが
フェアユースの国アメリカであれば 堂々とその投稿を残すことはできたのかなと思います
私はウェブサイトの制作を仕事にしているんですが ウェブサイトに使うパーツみたいなものを無料とか有料で配布してくれている人とか
組織があるんですね 例えばスライドショーとして画像や動画を見せる
パーツがあるとして そのパーツのサンプルに平気でピクサー映画のワンシーンとかを
使われていることがあるんですね でそういうのを見て昔から
わざわざ許可は取ってないだろうし大丈夫なのかなと思っていたんですが これもフェアユースで認められるようです
例えば動画編集ツールの機能紹介のために 有名映画のワンシーンを加工して見せるとか
AI技術のデモとして 映画の一場面を高解像度化する
元の画像との比較映像を出すとか そういうのはアメリカではフェアユースとして認められると考えられているそうです
とはいえやはり商用利用の場合はフェアユースとは言い切れなくなることもあるようで 自社商品をPRするために使うみたいな時はフェアユースというところに乗っかりつつ
グレーゾーンを攻めているみたいな感じになっているのかなと思います 日本の場合は動画編集ツールの機能紹介のために
有名映画のワンシーンを使うというのは 商用ではなくても著作権違反になるのでNGです
というわけで大沢貴雄祭りからアメリカのフェアユースの話まで 著作権絡みの話でした
クリエイターの著作権絡みのこととか 生成AIの著作権のことも結構私はネットで調べたり本で勉強したりしているので