昔のパソコン雑誌に載ってたBASICプログラムを今の技術で動かしたい。試しに簡単なプログラムの載った画像をAIに投げるだけで動かすことができて、昔のBASICのゲームを動かせる可能性を感じた話です。
=== 目次 ===
雑誌に載ってたプログラムを今の技術で動かしたい
本に載ってるプログラムを入力して動かしてた
BASICの画像をアップしてAIでエミュレート成功
BASICはメーカー間での互換性が乏しかった
各パソコンのマニュアルをAIに学習させれば
80年代パソコンの小型復刻版PasocomMini
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BASICの画像をアップしてAIでエミュレート成功
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サマリー
最近の話題では、BASICプログラムのエミュレーション技術が進歩し、AIを利用して旧式のプログラムを現代の環境で実行できるようになっています。昔のプログラムが簡単に再現できることで、さらに多くのゲームやソフトウェアを楽しめる未来に期待が高まっています。
BASICプログラムのエミュレーション
ゴールデンウィーク中に、Xで興味深い投稿を見かけました。
フォローしている、知ってる人の投稿なんですが、昔のパソコン雑誌に掲載されていたBASICとかのプログラムをスキャンして、
OCRかけてテキストデータにしてから、実機化エミュレーターで動作させてみたいという内容です。
ちょうどその頃、私も当時のパソコン雑誌に掲載されていたプログラムって、どうやって印刷用のデータを作ってたんだろうなと考えていたんですね。
現在のパソコンしか知らない人にはなかなかイメージできないと思いますが、ネットもない、パソコンで印刷物を作るという仕組みもない、なんならテキストファイルというのもないような時代だったわけですね。
プリンターはあった時代なので、プリントアウトしたプログラムを切り張りして半下にするとか、あるいはパソコンの画面を写真で撮影して使うとか、そういう方法で印刷してたんだろうなと想像します。
で、そもそも雑誌に掲載されているプログラムとはなんだという話になると思います。
当時のパソコン、1980年代くらいの8ビットのパソコンの時代の話ですが、自分でプログラムを作って動かすのが使い方だったんですね。
プログラム言語としてはベーシックというのが主流で、使いやすい、簡単と言われていました。
で、自分でプログラムを作れなくても、本に載っているプログラムを見て入力して動かすという使い方もあったんですね。
データを記録させておく外部メディアもあったんですが、カセットテープが一般的でした。
カセットテープにデータを入れて流通させてというのはなかなかコストがかかるので、結構お値段も高かったこともあり、
パソコンでゲームを遊びたいという時もカセットテープで売っているものを購入するというよりも、雑誌に載っているゲームを自分で入力して、キーボードで入力して動かして遊ぶということをやっていました。
この辺の話はアシカガキャストの第194回、昔話1、最初に買ったパソコンはシャープのMZ-80Bという回でも話しています。
最初の話に戻るんですが、今の技術ならば雑誌や書籍に載っているプログラムを撮影してOCRでテキスト認識させるのは簡単ですよね。
さらに今のパソコンの能力なら昔の8bit時代のパソコンのプログラムくらいエミュレーターで簡単に動かせるはずだと思います。
この場合のエミュレーターというのは昔のパソコンの機能をソフトウェアだけで再現するということですね。
Mac上でWindowsを動かすみたいなのもありますけど、あれもエミュレーターですよね。
本来ソフトウェアはハードウェアに色々影響を受けているわけですし、ハードウェアがあることによって動作の速度が速くなるみたいなことがあるんですが、
ハードウェアはどんどん性能が上がっていくので、昔はハードウェア込みでしかできなかったようなことがソフトウェアだけで再現できるようになると。
結構昔にパソコン上でファミコンのゲームが遊べるとか、ゲームボーイのゲームを動かせるみたいなエミュレーターが流行ったことがありました。
ハードウェアの性能が上がることで、昔のマシンを丸ごとソフトウェアだけで再現できるようになるというところがポイントですね。
昔のBASICのプログラムくらいなら、AIがすぐにエミュレーションしてくれるんじゃないかなと考えました。
そこで簡単なBASICのプログラムで試してみたところ、一発で動かすことができました。
ネット上でBASICのプログラムを探すと、たまたま画像になっているテキストではなくBASICのプログラムが画像になっているものを見つけたんですね。
なのでこれは雑誌をスキャンしたのと同じような状態だと思って、その画像を使ってGoogleのGeminiで試してみました。
Geminiは無料プランでもキャンバス機能というのを使ってプログラムを動かすことができるんですね。
かなり性能もいいと言われているので、今回はGoogle Geminiのキャンバス機能を使いました。
BASICのプログラムの書かれた画像ファイルをGeminiにアップロードして、このBASICのプログラムをエミュレートしてくださいと指示するだけでちゃんと動かすことができました。
BASICのプログラムを元にJavaScriptで動くプログラムに変換してくれたんですね。
それでWebブラウザ上で動かすことができています。
一回何か別なツールでOCRで文字にしてみたいな手間も必要ないと。
一個のAIのツールでプログラムの書かれた画像を与えるだけでエミュレーションして動かしてまでできちゃう。
そういう時代になっていると嬉しく思いました。
将来の展望と期待
BASICという言語は各メーカーが自社のパソコン用に独自のルールを色々与えていたので、互換性が乏しかったんですね。
同じメーカーのパソコンでも機種によって互換性がなかったりしました。
まだパソコンが発展途上な段階だったんでしょうがない部分もあるんですが、
そういう各社独自にやって自分のメーカーが天下を取ろうとするのが日本のメーカーの悪いところかなと思っていて、
そういう例の一つかなとも感じていました。
例えば音声配信でも日本ではこれから音声配信が盛り上がるかなっていう時に、
ラジオトークだ、おいしいだ、スタンドFMだと独自のサービスが色々出てきたことで、
ポッドキャストという共通フォーマットの音声配信が盛り上がらなかった面があると私は思っています。
ベーシックに互換性が乏しくて色々出てきたのもそれと同じ感じかなと思っていたんですが、
今回ちょっと調べてみて、ベーシックが各社バラバラで互換性がなかったというのは、
アメリカでも事情はだいたい同じらしいです。
ただ、マイクロソフトベーシック系が多くて基本命令は似ていることが多かったと、
日本ほどではなかったということらしいです。
なので、昔の雑誌に載っていた色んな機種用のベーシックのゲームをエミュレーションして動かそうという時に、
それぞれのパソコンのマニュアルをAIに学習させれば動かせるぐらいの能力が今のAIにはあるんじゃないかと思っています。
で、もしかしたらマニュアルなしでもプログラムをいくつもいくつも処理させれば推測で何とか動かせるようになるんじゃないかなとか、そんな期待も持ったりしています。
昔の雑誌に載っていたベーシックのゲーム、ベーシックに限らず色んなゲームをAIの力を使って
今のパソコン上で動かせるようになる未来はすぐそこじゃないかと感じています。
ゲーム強人さんがプログラムしたスクランブルとか、今遊んでみたいですよね。
なお、パソコンミニという80年代のパソコンの小型復刻版が出ているのは知っています。
今のところシャープのMZ80CとNECのPC8100が出ています。
本体はミニチュアサイズなんですが、キーボードやモニターをつないでプログラムを打ち込んで実行できたりするんですね。
もちろんエミュレーターが動いているようになっています。
私はシャープ派でシャープのMZ80Bというのを使っていたので、80Cとは互換性はないんですね。
で、このMZ80Cの方のパソコンミニは当時のベーシックは動かないということです。
当時のプログラムが動くのは機械語、マシン語だけというふうに書いてありました。
PC8100の方はNベーシックが動くそうです。NECのNですね。
ということで、私が高校の時に雑誌に投稿して掲載されたMZ80B用のゲーム
ザカリモノ競争をMac上で動かせるようになる日は近いと期待しています。
ちなみにピオという愛王の姉妹誌に載ったんですが、その雑誌は我が家で行方不明になっています。
国会図書館でコピーできるんですかね。
今回は以上です。アシカガコウジがお届けしました。
キャストアシカガ〜♪。
11:52
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