こんにちは、アシカガコウジです。 全ての映像を生成AIで制作した地上波ドラマが放送中です。
さよなら港区というドラマなんですが、私はtverで見ています。 このドラマを見て感じたことや思うことなどを今回は話したいと思います。
また動画生成AIといえば、今話題なのがソラ2ですよね。 このソラ2に関してもちょっとだけ話をしたいと思います。
というわけで今回のテーマは、全編AI映像のテレビドラマ誕生のあとソラ2が登場です。 この番組アシカガCASTは
あなたのクリエイティブの背中をちょっと押すをテーマにデジタル活用のヒントをわかり やすくお届けすることを目指しています。
今回取り上げるテーマは 全編AI映像のテレビドラマ誕生のあとソラ2が登場です。
さよなら港区。 カタカナでさよならで東京と港区の港区なんですが
読売テレビで放送中です。 東京では放送してないと思うんですがティーバーで全国の人が見ることができます。
1話7分くらいのドラマです。短いですね。 このドラマを見ての感想ですが
AIで生成した実写っぽい映像なんですが やっぱり実写と見間違えてしまうみたいなことはないですね。
まあ人によるとは思うんですが 生成AI動画っぽい
絵面だなぁと思いながら 見てしまうんじゃないかなと。よくSNSで見かける
よくできたAI動画の映像ですね。 ただドラマとして
なんとか成立してるなとも思いました。 見ていて思ったのは実写でもないアニメでも
CGでもない 新ジャンルの映像として見る側が慣れていくんじゃないかなと
ボーカロイドの曲と同じような感じで 受け取る側が慣れちゃえば意外と受け入れられるんじゃないかなと思ったりしています。
実写というよりはすごいリアルなCGを見てるイメージで ファイナルファンタジーの映画とかああいう感じかなと
あとAI生成といえばやっぱり人物の顔の一貫性を ちゃんと撮れてるかということが気になると思うんですが
登場人物の顔の一貫性は撮れてると思いました。 生成AIで生成する
画像にしろ動画にしろ 同じ人物を出し続けるっていうのは難しいと言われてるんですね
このドラマの制作においてどういう手法を使ってるのかはわからないですけども 人物の一貫性という問題はクリアされていると感じました
プロンプトによる指示、文字による指示だけで 同じ顔の人物をいろんなシーンで出すというのはかなり不可能に近いと思うんですが
今はいろんなやり方があるので参照画像として 人物の顔をアップロードしてこの人がこういう動きをしている動画を作ってくださいとか
できますしあらかじめ静止画を作っておいてこれを動かすみたいなこともできるので 昔に比べるとだいぶ
人物の一貫性という問題はクリアされつつあるんだと思います ただCGっぽい顔ですし
特に女性のヒロインの人とかは 整った顔立ちなので
一貫性云々の前にあんまり印象に残らないという気はします あと主人公の男性は日本人っぽくないという声も結構上がってるのを見ました
アジア人顔はしてるんですけども日本じゃない香港映画とかに出てきそうな顔立ちだなと確かに
私も思いました そしてそれに関連して思ったのは
日本のドラマを見ていて知ってる俳優の人が何にも出てくるので 登場人物を区別するという上で
あっこの俳優が演じてるのはこの役だというふうに分かるのが 脳の負担を減らしてるんだなぁと思いました
cg だとか生成 ai 動画だとか関係なく 登場人物全員が知らない俳優だと
脳の処理への負担が大きいんじゃないかなといったことをちょっと考えたりしました 映像は生成 ai なんですが声は人間が人間の俳優
声優さんがアフレコしています で口の動きと声とが結構
適当というかそんなに揃ってはいないので 海外ドラマの吹き替え版を見てるみたいな感じです
これもちょっとずれてるぐらいの方が逆に気になるのかもしれなくて 結構大胆にずれてるんでこういうものかというふうに受け入れられる
気はしました あとせっかく生成 ai で作るわけなので
ヒロインの女性の可愛さには力を入れてるんだろうなと 感じました
で今のコンプラの時代において 生成 ai で作られた実在しない女性だからこそ
可愛いとかこの人タイプとかそういうことが言いやすい 面もあるのかなと思ったりしました
あとせっかく ai で作るということは現実に撮影するのが難しそうな 巨大なロボットがビルを破壊するとか
sf っぽいものに使うのに便利だと思うんですが そういうシーンばっかりというわけでは全然なくて
むしろ地味な人物が出てきて会話するみたいなシーンが意外と多かったです そういう地味なシーンをいかに ai で
生成するかというところにも力を入れてるんじゃないかなと思いました すべてを ai 映像でドラマにするというところにこだわった企画なので
実際には実写で撮影した方が コストもかからないで楽みたいなカットも多そうだなと感じました
全編 ai 映像にこだわってるからなのか 看板などの文字が
ai らしく崩れてるんですね 実在しないような文字になっちゃったりしています
ただこれは ai らしさを残すとか ai の限界の部分をあえて見てもらいましょうみたいな意味があって
あえてそうしているのかなとやたらにそういう文字がいっぱい出てくるのでそう 感じました
まあそういうなんかよくわからない文字っぽいものが 世界観に合ってるとも言えるのでこれもまあありかなぁと思います
生成 ai を使って作ってるということで当然批判も予想されると思うんですが その辺を意識してるんじゃないかなと感じた部分の話をします
まず最初にこの物語は動画生成 ai の可能性と限界を知るために全編の映像制作に ai を活用しています
と出るんですね あくまでも実験的な意味も込めた取り組みですとすることで
ai を使っているという話題性を保ちつつも 批判をちょっと抑えたいという意図もあるのかなと思いました
そして番組の最後に 映像を生成するためのプロンプト
括弧指示括弧閉じるにおいて 特定の人物団体作品などの名称は一切使用しておりませんと書いた
テロップが出てきます これもまあ批判を避けるためということでこの最初と最後のテロップが
ベータリリースですかねした 動画生成 ai です空というものがすでにあるのでそれのバージョンアップという位置付けですね
でちょっとややこしいんですけどもブラウザ上で使える空2と呼ばれているものと スマホアプリの空というものが基本的には同じものです
空は ai 生成動画の sns の名前でもあるんですね でこの生成 ai 動画の sns の空のアプリが出てるという
捉え方がわかりやすいかと思います ai で動画を生成してそれをそのまま公開できると
音楽生成 ai のスノーみたいな感じですね イメージとしてはそのアプリ内で作った生成 ai 動画しか投稿できない
tiktok みたいなイメージです 今のところこの sns の空
空2は招待コードがないと使えません 私は x で誰かが投稿してくれている招待コードを
片っ端から試すというやり方でなんとか公開2日目に使えるようになりました 空2では
音も込みで例えば人が喋ってる動画とかを音声込みで生成できるんですね で話題になっていた著作権など無視した
ピカチュウとかドラゴンボールとかの動画も音声込みで作れてしまってるというところの インパクトが大きかったんだと思います
私はその手の動画はほとんど見てないんですが声もピカチュウだったらピカチュウ らしい声だったりするみたいです
アプリ版の空だと自分のカメオというのを作って自分を動画に登場させることができます アバター的なものを作れるということです
カメオはスマホのインカメラを使ってその場で作るので 有名人とか芸能人とか自分以外の人を
勝手にカメオに登録するということはできないはずです 作り方は自撮りで自分の顔を写して
画面に表示される数字を3つ読み上げるだけです 実際にそれをやってみたんですが
顔の再現性は確かに良かったんですが 声に関しては私の場合は全然うまくいきませんでした
私の声っぽくない声になってしまいました このカメオは
もちろん自分だけしか使えないようにできるんですが 人に使ってもらうこともできます
自分のカメオを使える範囲を設定することができて 承認したユーザーにだけ使ってもらえるとか
相互フォローしている人は使えるとか 誰でも全員使えるようにもできるようになっています
この機能が使えるということで 人物の顔の一貫性は保たれますし
口の動きと声とぴったり合わせることもできるんですね まあ今のところソラ2では
台本通りに喋らせるみたいなことはできないと思うんですが この技術を応用していけば
さよなら港区みたいなドラマももっと 簡単にと言ってしまうと言い方悪いですが
もっと制作時間をかけずにいいものが作れるようになるんだろうなと 可能性を感じました
今のところソラ2で作った動画には必ずソラのクレジットが入ってますし 多分商用利用はできないはずです
あと人の作った動画を見た感じでは 字幕とか日本語の文字もちゃんと崩れずに入ってる印象でした
私はソラ2でぬいぐるみの写真をちょっと動かしてみたりしたんですけども 他の生成 ai と違ってぬいぐるみがやたらにリアルに
ヌルヌル動く感じではなくて わざとコマ撮りみたいな感じでぬいぐるみが動いてるらしく動かしてくれたんですね
それを見てストップモーションアニメ風の作品を いよいよ作れるんじゃないかなと感じました