それによってサイズを変えても常に綺麗 すごく拡大してもギザギザになったり悪くならない
でそういうサイズ変更であったり 移動変形形の調整色を変えるみたいなことが簡単にできます
で図形のないところは透明という扱いなので合成がしやすいんですね 写真の上に載せたりとか色の上に載せたりで線と塗りと別々に扱っているので
後から線幅を太くしたり線の色を変える 塗りの色を変えるというのが別々でできたりするところも便利です
そういう柔軟な扱いができるので 素材として考えた時にデザインの一要素として考えた時に非常に扱いやすいんですね
一枚のイラストとしてそれがバーンと乗るみたいな時にはビットマップでもベクターでもあんまり扱いは変わらないと思うんですけども
デザインの要素として扱う場合には ベクターの方が非常に便利ということです
なおベクター形式のイラストを作ろうと思ったらそれにベクター形式に対応している ツールを使う必要があります
アドビイラストレーターが一般的というかベクターイラストを書くといえばアドビイラストレーターの一興時代がずっと続いていました
今ではフィグマやアフィニティデザイナーなど ベクターデータを使えるベクターイラストを作れるツールはそれなりにいろいろあります
なので画像生成AIでベクターイラストが作れますと言われた時に データ形式としてのベクターイラストだったらそういう後工程がやりやすい扱いやすいので
すごく便利だねというところを期待してしまうので なんだベクター風イラストだったんだという時にがっかりするわけですね
ちなみに今アドビイラストレーターでは 生成AIでベクター形式のイラストを作ることができます
他にもリクラフトなどベクター形式のイラストを生成できるAIもあります 最終的にそのイラストを見る人にとっては
画面上同じビットマップの画像なんですが みんながそれでわかるんだったらベクターイラストというのを見た目のスタイルの呼び方をしてもいいじゃんと思う人もいると思うんですが
そう言ってほしくないと私は主張しているわけですね 3Dが作れると言ってるのと同じようなことかもしれません
この生成AIで3Dが作れますと言われたら 作ったものをいろんな角度に回して見れたりするのを期待すると思うんですね
ただ3D風な一枚のペラッとしたイラストが作れるだけだったら
なんだと 3Dじゃないじゃんと3D風じゃんと
言うと思うんですね それと同じようなことかなと思います
なのでせめて3D風みたいにベクター風イラストと言ってほしいんですね
で正確にはベクターイラスト風イラスト なのかなとも思いました
で多くの人がスタイルジャンルとしてのベクターイラストと呼んでいるものは
だいたいフラットイラストのことだと思います フラットデザインのイラストです
2019年くらいからフラットデザインの人物のイラストが流行っていて
その流れで1ジャンルになっていると思います 特徴としてはシンプルで無機質な感じ
グラデーションなどを使わずにベタッとした単色で色を塗っていくものです
でだいたい面線がない輪郭線がない 塗りだけで作られているイラストが多いです
カラフルなものもありますが色数も抑え気味のものが多いと思います 色を使ってない単色だけの線だけのイラストは
いくら線が綺麗で 幾何学的なものになっていても
スタイルとしてのベクターイラストとは言われない傾向があると思います
やっぱり線じゃなく塗りのイラストという印象が強いんでしょうね でそこにスタイリッシュでおしゃれという要素も必要なのかもしれません
ちなみにアドイラストレーターなどのベクターで 図形画像を作るツールの場合
フラットデザインなイラストは確かに作りやすいというかそうなりがちではあるんですが むしろそういうベクターらしさ
機械で作った感をなくすようなアナログ的な要素を加えるための工夫をしていた人 今でもしている人も多いです
先ほども言いましたがベクターイラストの良いところは扱いやすいことです パーツをいっぱい作っておけばその組み合わせでいろんなイラストが比較的簡単に早く
量産できるんですね 人物の服装とか髪の色とかメガネ帽子
表情などをたくさん用意しておいて 組み合わせでいろんなイラストが作れる
キット的なものを作れるわけですね でその時にフラットなデザインシンプルなものだと組み合わせもしやすい扱いやすいという利点もあると思います
例えばノートはノートイラスト素材集というのを無料で提供しています でこれはフィグマで扱えるんですけども顔と上半身と下半身のイラストのパーツが
用意されていてその組み合わせで 約1万通りの
ポージングや表情の異なるイラストを作成できるようになっているんですね こういうのが作れるのがやっぱりベクターイラストならではというところです
ベクターイラストの素材サイトというのが以前かなり流行ったんですけども 今でもあるとは思いますがベクターイラストの素材サイトでは素材の色を変えるとか
カスタマイズがある程度できるものが多いです 最終的にダウンロードするのは png ファイルでも内部的にはベクターで扱っているということですね
ちなみに svg というファイル形式がベクター画像のファイル形式の一つなんですが svg 形式のファイルは
web ブラウザー上で表示できてベクターのまま扱えるので拡大しても綺麗に表示されるなど便利です そしてそういう素材のサイトでは
ブラウザ上でいろんな素材を組み合わせてカスタマイズできるようなサービスも増えていました でこれが素材イラストの未来系だなと思って
これからイラスト屋に勝負を挑むとしたらカスタマイズできる イラストではないかという話を2019年の9月に
アシカがキャストでしていました でもこれが画像生成 ai の登場によって
だいぶ変わったんだと思います 既存の素材をカスタマイズするよりも作りたいものを言葉とかで伝えて
生成できた方が便利だということで 生成 ai の登場によってカスタマイズできるイラスト素材の
インパクトが薄れてしまったんでしょうね ただ ai 画像生成のガチャにかかる時間
何度も作り直す時間と 素材を探している時間を比べたら
まだ時間的にも素材を探す方が有利なのかもしれません クオリティ的にも ai 生成よりも素材を使った方がいいことが多いんじゃないかと
現状そうじゃないかと私は思っています 話の流れ上最後になってしまいましたがビットマップの画像もトレースしてベクター化する
こともできます アドビーイラストレーターにはオートトレースという機能があって
自動的にベクターイラストに変換することができます ただ長い歴史のあるアドビーイラストレーターなんですけども
トレースのクオリティはまだ完璧とまではいかないところです やっぱり人の手による調整が必要になります
まあベクター風イラストフラットイラストなら オートトレースもしやすいはずだとは思います
最近では ai でトレースしてベクター化できるツールもあります アドビーエクスプレスという
キャンバーみたいな オンラインで無料で使えるアドビが出しているデザインツールがあるんですが
アドビエクスプレスの オートトレースのクオリティは結構高いです
svg に変換という機能で無料ユーザーでも使うことができます 他にも以前紹介したんですけどもベクタライザー.ai みたいな
ai を使ってトレースしてくれるオンラインのサービスもあります これかなりクオリティが高いです
というわけで本来のベクターイラストというのは何なのか なんで見た目のスタイルとしてベクターイラストという言い方をしてほしくないのか
ベクター風と言ってほしいのか で多くの人がベクターイラストと言ってるのが実はフラットイラストのことなんですよと
言ったことを話しましたがわかっていただけましたでしょうか ご意見ご感想などあればぜひ
ハッシュタグアシカガキャストをつけてXに投稿してください お便りのフォームとメールアドレスもありますのでそこからメッセージを送っていただいたら嬉しいです
それではまた次回お会いしましょうアシカガコウジでした