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2025-08-26 19:54

Illustratorのターンテーブル機能にイラストレーターが感じる不安とは(第835回)

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Adobe lllustratorベータ版の新機能ターンテーブルは、平面のイラストを3Dのように回せます。イラストレーターにとっては、キャラクターの別角度を勝手に作られてしまう可能性など不安もあることについて話しました。
=== 目次 ===
オープニング
ターンテーブル機能が話題になった理由
ベクター画像の利点
イラストレーターが考えるターンテーブルへの不安
ターンテーブル機能の詳細
AI機能だけでのワークフロー
エンディング
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サマリー

今回のエピソードでは、Adobe Illustratorの新機能であるターンテーブルについて、イラストレーターが抱える不安が探られています。特に、自分の作品が無断で別角度のイラストとして使用される可能性や、それが収益面に与える影響についての懸念が話し合われています。Adobe Photoshopのターンテーブル機能は、イラストレーターに自動化の進展をもたらす一方で、職業に対する不安を引き起こしています。また、プログラムの新機能による可能性と商用利用への懸念も議論されています。

ターンテーブル機能の紹介
こんにちは、アシカガキャストです。 今回は、Adobe Illustratorのベータ版の新機能であるターンテーブルという機能についての話をします。
平面で描いたイラストを3Dのように回せるという、なかなかすごい機能です。
作例を動画や静止画でSNSに上げている人も多く話題になっていました。 すごいという驚きとともに、職業イラストレーターの人にとっては
怖さを感じる機能でもあるようです。 自分の仕事を奪われるのではとか、悪用されたら嫌だなとかそういうことですね。
ということで、今回のテーマは イラストレーターのターンテーブル機能にイラストレーターが感じる不安とはです。
ツールの名前のイラストレーターと職業としてのイラストレーター 両方をタイトルに入れてみました。
この番組は、あなたのクリエイティブの背中をちょっと押すをテーマに デジタル活用のヒントをわかりやすくお届けすることを目指しています。
今回取り上げるテーマは、イラストレーターのターンテーブル機能にイラストレーターが感じる不安とはです。
ターンテーブルという機能は、アドビイラストレーターの ベータ版でだけ使える新しい機能です。
平面で描いたイラストなどを3Dのように 回すことができます。
正面を向いたキャラクターのイラストがあったとして、それを 斜め横、真横とかで見た感じのイラストを自動で作ってくれるんですね。
SNSでもかなり話題になっていて、 妻がこういうのが話題になってるけど知ってるかと
言ってきたので、アドビーユーザーだけではなく 一般の人にも話題が広がっていたんじゃないかなと思いました。
そうやって話題になっていたのは、やっぱり イラストレーターのユーザーじゃない一般の人が見てもこれはすごいなと思える技術だったからだと思います。
さらにアドビーユーザー、デザイナーとか クリエイターとかにとってはベクターデータが
自動で3Dのように扱えるというところに可能性を 感じた、驚いた
不安を感じたみたいなことだと思います。 私もいろんな人の作例を見たんですが
これはすごいなと感じるものも多く 見ていてシンプルに楽しかったというのもあります。
私もターンテーブルの作例を作ってXに動画を投稿したんですが、その話は
後で最後にしたいと思います。 話題になった理由のもう一つとして
生成AIを使った機能だということを 全面的に出してない
触れていない投稿が多かったことも良かったんじゃないかと思います。 やっぱり生成AIに拒否反応がある人は
イラストレーターの不安
一定数いますからね。 生成AIの新機能だという風に出すと
生成AIがすごいすごいとPRされることに 飽き飽きしている人もいるでしょうし
AIだったらこれくらいできた当たり前みたいな感覚を持っている人もいると思います。 あくまでもプロ向けのデザインツールの
Adobe Illustratorの新機能ですという 打ち出し方が良かったんだと思います。
次にAdobe Illustratorでベクター画像でできるからこそ すごいんだということについて話したいと思います。
ベクター画像の良さとしてはまず背景が透明になっています。 もっと言えばオブジェクトのない部分に関しては全部透明という扱いになります。
白い部分も白で塗りを入れておかないと透明になっています。 なので背景と重ねて使うときに使いやすいということです。
次に拡大縮小しても綺麗 そして
修正変更が楽というのも特徴だと思います。
ベクター形式のイラストベクター画像の場合 図形の集合体のようなものでそれぞれパーツパーツで分かれているので部分的に消したり
出したり 色を変えたり
形を微調整したり大きくしたり小さくしたりが やりやすい
そういう処理をしてもビットマップの画像と違って荒れたりしない 綺麗なままというところが特徴になります。例えば人の顔だと
目鼻口がそれぞれ別なオブジェクトとして扱われているので 位置を変更したり大きさを変えたりが簡単ということですね
でそういう利点を持つベクター画像に対して 生成AIによっていろんなことが簡単にできるようになるということにインパクトがあるわけです
でターンテーブル機能によって 1枚のイラストをもとにいろんな角度のイラストが作れちゃうということで
イラストレーターの人にとっての不安として ベクターデータで納品してしまうとクライアントに勝手に別角度のイラストを
作られてしまう可能性があるというのがあります そのイラストの著作権が書いた本人にある限り勝手に別バージョンを作られるというのは
著作者人格権の違反にもなりますし 法律的にもモラル的にもダメではあるんですけども
なかなか仕事をくれる側のクライアントと仕事を受ける側のイラストレーターの関係上を言い出しにくいとか
知らないところで勝手に使われているとかいうケースも考えられるので 不安に感じる人もいるということですね
勝手にイラストのバリエーションを作られてしまうということで言えば ビットマップデータでも
ちょっと gpt とかで勝手に別角度のイラストを作られてしまうことの不安とかは これまでもそういうことを言っている人はいました
クライアント企業がイラストレーターを気軽に使えてしまうことが問題なのかもと思ったりもしますが
一般の企業でイラストレーターが使えるというところは そこまで多くはないと思います
でもいずれ近いうちにキャンバーとかでも このターンテーブルのような機能が使えるようになると考えると
やっぱり怖いなぁとは思います あと素材サイトにイラスト素材を提供してそこで収益を得ている
イラストレーターの人もいます そういう人にとっても一つの素材を
ダウンロードされるだけでバリエーションをいっぱい作られてしまうということが 収益面でもマイナスになりそうですし
勝手に自動でクオリティの低いものを作られたくないという心情も 不安に感じるところだと思います
素材を作るイラストレーター側の人がターンテーブル機能をうまく使っていろんな角度のバリエーションを
効率的に作るということももちろんあるでしょうね その場合自分で作ったイラストがベースになってるけど
やっぱり AI で作りましたラベルをつけないといけないんでしょうかね
あとクライアント側が勝手に作ったりはしなくても こういう機能の存在を知っていったら
別角度のイラストもすぐに作れるでしょうと思ってしまう可能性は高いですね
すぐに簡単に作れるという誤解ですかね イラストレーター側がうまくターンテーブル機能を使えば
時短につながる効率化につながる 可能性は高いと思います
でもやっぱりいろいろ細かい微調整とかは必要だと思います 3D 的に処理すればこの角度はこうなるというのが
ある程度正しいのかもしれないけど イラストを描く側としてはそうじゃないというのもあるので
やっぱり自分で位置から満足いくものを描きたいという人も多いはずです それでもこういう機能があることによって
制作費への影響 ちゃちゃっと簡単にできるでしょと思われてしまい
ビュランティーが下がってしまう 可能性はあると思います
ターンテーブル機能の使い方ですが イラストレーター上でグループ化したオブジェクトに対して
メニューからターンテーブルを選ぶか ターンテーブルのボタンを押すか
だけの作業です 処理には結構時間がかかるんですが処理が終わったら
そのオブジェクトを回転させるための スライダーが出てきてそこの上で
スライドさせることによって 角度を変えて回転させることができます
ターンテーブル機能の概要
で基本左右に水平方向に回すんですが 垂直方向に角度を変えることもできます
垂直方向は2段階だけで 上に45度か下に45度か傾けた状態にできます
で傾けた状態でまた水平方向に回せます で水平方向も
ぐるっと360度回転できるわけではないです で角度的には
水平方向に右に120度左に120度 240度回すことができるそうです
無段階に回っているわけではなく15度刻みで回るようになっています 15度刻みで240度なので水平方向に
16種類作られるということですね 元の画像を加えて17種類でそれが垂直方向にも
2つ上下角度をつけられるので 17種類かける3で51種類の角度を変えた画像が作られることになります
簡単すぎるオブジェクトにはターンテーブルは適用できません ただ丸を書いてぐるっと回そうとかしてもできないようです
作られたいろんな角度のオブジェクトは もちろんベクター画像なんですがこれオブジェクトをいじって変更してもターンテーブルのスライダーで
ぐるぐる回すと元に戻ってしまいます 修正するにはその修正したい角度にして
グループ解除してターンテーブルが効いている状態をなくさないといけないようです なのでぐるぐる回しながら
ベクター画像を調整していって自分の思い通りの絵になった状態でぐるぐる回すみたいな ことはできません
そもそも回ってる状態のアニメーションを作るみたいな機能もありません ぐるぐる回っているところを動画で sns にアップしている人は
画面収録機能を使っているはずです あとターンテーブルでいろんな角度のオブジェクトを作った時に
もともとの色から色の値が CMYK値かRGB値が
ずれてしまうこともあると報告されています あとベータ版なので商用利用ができないじゃないかと言ってる人がいましたけども
商用利用は可能なはずです adobe の説明によるとベータ版の生成 ai 機能から得られた出力も製品内で別途
商用利用禁止とか明示されてない場合 商用プロジェクトでも使用できるということです
なのでターンテーブル機能で作ったものを商用利用することは可能だと思っていいと思います ちょっと言い切らずにぼやかしてしまいました
イラストレーターの人の不安ということにスポットを当ててみましたが そもそもイラストレーターの ai 機能を使えば
イラストレーターの不安
イラストを作るところから全部 自動化できてしまいます
ベクター画像を ai で生成する機能でキャラクターを作ってそれをターンテーブル機能で 回転して好きなアングルを作るみたいなことができてしまうんですね
しかも別の ai の機能の生成再配色という機能を使って 色を変える配色を変えることもできます
色選びというのは素人にはなかなか難しいんですけども 生成再配色を使えばカラーバリエーションを提案してくれますし
イメージを言葉で指示して伝えることで配色を変えることもできます なのでそのクオリティはともかくとしてイラストを描けない人でも
アドビイラストレーターでキャラクターとかを ai で作れてしまうというのが現状です
生成拡張機能という足りない部分を推測して作ってくれる機能も イラストレーターで使えるようになっています
例えば顔の部分のイラストだけ書いて 体は生成拡張機能で自動生成させるみたいなこともできます
それがベクターで自動で作られるということですね 最後に私もターンテーブル機能を使ってみた話ですが
お手伝いしているキャラクターデザイナーの井上ひさとさんのポップンポップという ペンギンのキャラクターをターンテーブル機能で回してみました
そんなにうまくいかなくてどっちかというと失敗例なんですが ちょっと面白い感じになっています
正面横後ろ向きの3つの元画像をもとに ぐるっと回した斧を
動画で投稿したんですがこれが結構見られました 私の投稿としてはいいね数もすごく多くて3桁
いったんですけどもリポスト数も30と結構多くて ビュー数が3.9万ビュー
てるんですねこれ最近の x の傾向だと思うんですが なかなか普通の投稿がフォロワーにも届きにくくなったと感じている人が多いんですが
これは多分 tiktok などと同様にレコメンド中心になってきている フォローしている人の投稿というよりもおすすめの投稿をどんどん表示したいという
アルゴリズムになってきているんだと思うんですがちょっと反応が良ければ ビュー数はすごく上がるという例だと思いました
でアドビイラストレーターのベータ版の新規のターンテーブルなんですが すごいという驚きとともに自分の仕事を奪われるのではとか
勝手に使われたら嫌だなとか イラストレーターの職業のイラストレーターの人には
怖い 機能にも感じられる
もの のようです
皆さんはどう感じたでしょうか ご意見ご感想などあれば
ハッシュタグアシカガキャストをつけてXに投稿していただくか お便りのフォームとメールアドレスもありますのでそこからメッセージを送っていただけたら嬉しいです
それではまた次回お会いしましょう アシカガコウジでした
19:54

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