Q&Aサイトの現状とAIの影響
こんにちは、アシカガコウジです。 私はちょいちょいクオーラというサイトを覗いています。
日本だとQ&Aサイトといえば、Yahoo!知恵袋とか、発言こまちとかあると思うんですけども、
発言こまちはQ&Aサイトというか、コミュニティ掲示板らしいんですけども、
世界的にはクオーラがすごく人気があって、 今は違うと思うんですが、もともと実名のQ&Aサイトで、
日本のQ&Aサイトよりも治安がいい感じ、 知的レベルが高い感じのサイトです。
で、最近ふと気づいたんですけども、 チャットGPTなどに質問すればすぐに答えが返ってくるので、
Q&Aサイトを使う必要ないと考える人が増えてるんじゃないかと。 最近はAIの答えの質も高くなってきてますし、
特にアメリカではクオーラ離れみたいなのが 進んでいるんじゃないかなと考えました。
で、調べてみるとやっぱりクオーラが苦戦しているようです。 というわけで今回は
チャットGPTなどの対話型AIが Q&Aサイトに与える影響について考えてみたいと思います。
この番組は、あなたのクリエイティブの背中をちょっと押すおテーマに デジタル活用のヒントをわかりやすくお届けすることを目指しています。
今回取り上げるテーマは、「チャットGPTがQ&Aサイトに与える影響とは?」です。 調べてみるとクオーラの訪問者数が減ってるということで
2022年3月の月間訪問者数が約8.7億件だったのに対し、 2025年の3月には5.95億件にまで落ち込んでいるそうです。
どっちにしても大きい数字ですが、 9億件くらいから6億件くらいにまで落ちたということです。 ただこれはグーグル検索の影響もあるようです。
グーグル検索からクオーラを訪問する人が減ったそうで、 グーグルでいろんなことを調べたときにクオーラのページが引っかかる。 その順位が下がったということじゃないかと思うんですね。
なので訪問者数が減ったというのは、 ユーザーがChatGPTなどを使うようになってクオーラを使わなくなったというだけではなさそうです。
でも一方でクオーラのコンテンツの質の低下も指摘されています。 クオーラの質問に対してAIが考えた答え、回答を
そのまま自分の回答としてペーストしている。 投稿する人が増えたということですね。
質問に対してまずAIの回答が入ると他の人がもういいかと思って回答しなくなる可能性があると。
そうするとせっかく誰かが自分の実体験を共有したかもしれないのに AIの考えた実体験の伴わない答えがその機会を奪うかもということですね。
さらに回答がいっぱいあった場合もAI回答が増えれば増えるほど 他の人の回答が埋もれてしまう可能性が出てくると。
さらに回答を読んでいる人がこれAIの文章じゃないかと気づいてしまうと そもそもクオーラというプラットフォームを使う意味があるのかと
クオーラ自体の信頼性が低下してしまうということです。 あとクオーラでは
スパムや宣伝的な投稿が増えてユーザー離れを招いている面もあるようです。
質問と回答の視点からの分析
質問に対する回答に自分のサービスとかブログとかのリンクを貼ることで宣伝になるし
SEO的にも有利なんじゃないかと。で質問に対する回答はAIに作らせればいいので そういうスパム投稿を量産できるということですね。
クオーラ側は公式ではAIでの回答がダメとかいいとか
表明してはいないんですが AIによる回答を検出して
不適切なもの質の低いものは削除しているようです。 次に質問をする側
クオーラとかQ&Aサイトに質問をする側と答える側
回答する側のそれぞれの視点からチャットGPTなどの対話型AIが与える影響を考えてみたいと思います。
まず質問する側にとってはAIに効くメリットというのはやっぱり 即時性すぐに答えが返ってくるということが大きいですよね
そしてさらにその答えに対して追加で質問したり 会話を続けていけるとその点も非常に大きいと思います
ただクオーラというサイトは調べればわかること 答えが一つしかないようなことを質問する場ではないんですね
クオーラの面白いところは すごい専門知識を持った人が答えてくれるとか
実体験に基づいた 答えが出てくる
いろんな人のいろんな視点や体験が 集まるそういうところなんですね
なのでそこの利点はこれからもAIがいくら進化しても良さとして残ると 価値として残ると思います
回答する側 質問に対する答えを書く側の視点で考えると AIを使った回答が増えることによって
自分が投稿するモチベーションが下がるみたいなことはあると思います
で一方でAIの回答する側のモチベーションは何だろうと 考えてみます
まずインセンティブ収益化できるのかということですけども クオーラパートナープログラムというのがあって
一応収益化はあるらしいんですが全員が対象というわけではなくて 収益化プログラムに参加できる人は非常にごくわずからしいです
なので収益化のためにAIの回答を量産するという人はあまりいないんだと思います
閲覧数の数字が出たりランキングがあったりするので その辺を上げたいということでAIの回答を使うという人もいるでしょうが
やっぱり宣伝目的 先ほど話した自分のサイトとかブログとかにリンクを貼るとか
そういう目的が多いんじゃないかと思います 実際にクオーラに対して宣伝やスパムだらけで質が落ちたと
批判している声もありました じゃあ日本のQ&Aサイトはどうかというと
yahoo 知恵袋とか 教えてグーとかで変化があったのかどうかはちょっとわかりませんでした
ただプログラミング系のQ&Aサイトでは 利用者が減少しているらしいです
これは海外のスタックオーバーフローという 有名なテクニカル系のQ&A的なコミュニティがあるんですけども
これも同様に利用者が減っているそうです これはもう明らかにAIでコーディングできるようになった影響だろうと考えられます
技術系のQ&Aサイトとか 技術系のFAQサイトみたいなものは
チャットGPTなどの影響でかなり苦戦するだろうなと アクセス数とか利用者が減るだろうなと予想されます
今後の展望とまとめ
ただ最近はパプリキシティみたいに 参考にした記事のリンクを紹介する対話型AIに聞いた時に
答えの情報源をリンクで教えてくれるケースが増えたので AI経由でサイトへのトラフィックを生むということもあると思います
じゃあQ&Aサイト的なものは今後どうなっていくかですが AIにすぐに答えがもらえるし
人間によるさらに深い実体験に基づいた回答とか 専門家による回答ももらえるような
ハイブリッド型になっていくんじゃないかと これは私が考えたわけじゃなくて受け売りですがそうなっていくんだと思います
一つの質問にいろんな人が回答して その回答する人の間でもやりとりがあったりとか
コミュニティ的な面もあるので その辺のニーズというのはやっぱりなくならないと思います
ただやっぱりQ&Aサイトに限らず UGCと呼ばれる
ユーザーが作った 投稿したコンテンツで成り立っているサービスというのは
ChatGPTなどのAIに 少なからず影響を受けるはずだと思います
なお最初の方でクオーラの訪問者数が減っているのは Google検索の影響だという話をしましたが
その辺を調べていた時の記事で見たのが クオーラとウィキペディアの訪問者数が
ぐんと減ってしまってるんですが Redditは増えてるらしいんですよ
Redditというのはアメリカ版2チャンネルとも呼ばれている 掲示板サイトなんですね
なのでUGCユーザー生成コンテンツのサービス自体が全部 AIの影響で利用者が減っているというわけではないんだろうなと
いうことの裏付けにもなるかと思いました 最後にちょっとまとめ的なものを言うなら
AIはスピードと対話による深掘りで有利だけど 人間による答え回答は多様な視点とか
経験に裏付けされているとか 共感を呼ぶという点でAIにはない良さがあるだろうと思います
まあ両方あればいいですし AIの回答が良い時があれば人間の回答が良い時もあるでしょうね
あなたは質問するときにAIと人間どちらに聞きたいですか 私はケースバイケースですね
ご意見ご感想などあればハッシュタグ アシカガキャストをつけてXに投稿していただくか
お便りのフォームとメールアドレスも概要欄に載せてありますので そこからメッセージを送っていただけたら嬉しいです
最近全く来ていません それではまた次回お会いしましょう
アシカガコウジでした
