#019|なりたい自分に近づけた理由は努力じゃなかった:エネルギーをくれる人たち【わたしとくらしの実験室】
2026-02-11 15:26

#019|なりたい自分に近づけた理由は努力じゃなかった:エネルギーをくれる人たち【わたしとくらしの実験室】

「なりたい自分になるためには、もっと努力しなきゃ」

そう思っていた私が、あとから気づいたこと。


それは、努力の量よりも、誰と、どんな空気の中で時間を過ごしていたかが、自分の調子や在り方に大きな影響を与えていた、ということでした。


このエピソードでは、

  • なりたい自分を目指すとき、私たちがつい「努力」に寄せてしまう理由

  • 「人となりは伝染する」と言われる背景にある、アメリカの研究

  • いつも忙しい人たちに囲まれていると、何が起きるのか

  • 私が20代の頃に働いていた、雰囲気のまったく違う2つの部署の話

  • エネルギーをくれる人、逆に消耗してしまう人との距離感

  • そして、今の私の仕事への向き合い方につながっている、ある何気ない出来事
    についてお話ししています。


なりたい自分に近づくことは、意志の強さや頑張りだけで起きるものではなく、関係性の中で、静かに、少しずつ起きていく変化なのかもしれません。


このエピソードは、こんな方におすすめです

  • 頑張っているのに、なぜか調子が整わないと感じている方

  • 「もっと努力しなきゃ」と思い続けて少し疲れている方

  • 人間関係や環境が、自分に与える影響を見直してみたい方

  • がんばりすぎない働き方・生き方のヒントを探している方

【パーソナリティ】

稲墻麻子 / Asako Inagaki

自分に合った調子のよさを見つける「自分のトリセツ」づくりの伴走者。

心や体の状態だけでなく、仕事、人間関係、環境など、暮らし全体を整える視点から、自分らしく心地よく生きるためのサポートを行っている。

高校・大学時代をアメリカで過ごし、外資系金融・コンサルティング・FinTech企業でマーケティングや顧客エンゲージメントに携わる。

その一方で、フルタイム勤務中に経験した心身の不調をきっかけにホリスティックヘルスを学び始める。

心と体、思考、人間関係、環境、仕事、学び、Joy(喜び)など、暮らしに関わる12の要素を統合的に見つめ直し、自分に合った「調子のよさ」を育てていくホリスティックアプローチが特徴。

現在は、パーソナルセッションやグループセッション、企業向けワークショップ、親子プログラム『OYA to KO』など、多層的に活動を展開。

日本に暮らす外国人への英語プログラムや多国籍チーム向けの企業研修も行い、ヨガや呼吸法、食のアプローチを取り入れながら、科学的な知見と日常の実践をつなぐスタイルで伴走している。

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感想

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00:02
皆さん、こんにちは。私と暮らしの実験室、ホストの、Inagaki Asakoです。
このポッドキャストでは、がんばりすぎない調子のよさを育てていくヒントを、暮らしの中での小さな実験や気づきとともにお届けしていきます。
はい、今日は、なりたい自分に近づくために、実はとても大きな影響を与えているものについてお話ししたいと思います。
それは、努力の量でも意思の強さでもなくて、誰とどんな人たちと時間を過ごしているかという点なんですね。
今回は、私自身の体験とホリスティックな視点、そして少しエビデンスも加えながらお話ししていきます。
まず、なりたい自分になるというふうに聞くと、もっと頑張らなきゃとか、習慣を変えなきゃとか、意識を高く保たなきゃとか、そんなふうに努力の話になりやすいかなというふうに思います。
もちろんね、それが必要な場面もありますよね。
ただ、大きな視点で見ていくと、私たちの日々の何気ない選択や行動っていうのは、自分の意思や努力だけで決まっているわけではないと思うんですね。
むしろ、周りの環境とか人間関係、そういったものにかなり影響されていますね。
アメリカのハーバード大学の研究に、友人が非満になると、自分が非満になる確率が約57%高まるというものがあります。
これ、ちょっと衝撃じゃないですか。
これは別に、同じものを食べるからっていう話ではないんですって。
これは、行動とか価値観、生活習慣が連鎖する可能性を示した研究ということなんですね。
つまり、人となりは伝染するというふうに捉えることもできるかなと思います。
この研究自体は、体系に注目した研究なんですけれども、それだけじゃなくて、
例えば、日々の働き方とか、休み方とか、自分の扱い方とか、物事の捉え方とか、こういった考え方とか、行動とかにも全てに言えることですよね。
ここで、私自身の体験のお話をさせてください。
03:02
以前、私が働いていた会社には、同じ会社の中に全く雰囲気の違う部署がありました。
私が所属していたAという部署は、どんな雰囲気だったかというと、
例えば、毎日18時くらいになると、自然とみんな帰ります。
たまに一緒に夕飯を食べて帰らないとか、声を掛け合ったりとか、
あとは、金曜日の18時にはほとんど人がいないというのが普通でした。
たまに少し残って残業していると、大丈夫?と心配されます。
仕事が終わったら帰っていいという、それがとても自然な空気が流れている部署だったんですね。
一方で、同じ会社のBという部署は、毎日のように19時、20時、21時まで残業。
上司が残っていると帰りづらいとか、忙しいことが前提の空気。
同じ会社なんだけれども、何が普通かというのが全く違う部署だったんですね。
当時の私は20代半ば、つまり社会人になってまだほんの数年ということですよね。
なので、働き方の正解がわからない状態。
これが普通なんだというのを周りから学んでいる時期だったわけです。
今振り返ると、Aの部署でかなり長く働かせてもらったんですが、
そのことで、仕事が終わったら帰っていい、休んでいい、無理しなくていい、こんな感じの自分を大切にしていいという感覚が、
頭ではなくて、体に染み込んでいったんだなというふうに思いました。
そして、Aの部署では、有給を取るということもとても自然だったんですね。
例えば、私の親の世代の話を聞くと、有給なんて取ったことがないとか、そういう方も多いんですよね。
でも、今も休むと申し訳ないとか、迷惑をかけている気がするとか、
そんな罪悪感を感じる職場もたくさんあるのが現状だと思います。
皆さんはどうでしょうか。
このAの部署では、有給を取ることが普通で、誰も責めないと。
なので、休むことが悪じゃないという世界を、私自身が社会人のこの早い段階で体験できていたんですね。
これは本当に大きな影響だったというふうに思います。
06:00
そして、同じ年に入社した同期の友人がいるんですが、
その友人の一人には、真逆の環境で働いている人もいました。
先ほどのBという部署ですね。
その友人は、毎日のように残業していて、ストレスで結構心身ともに疲れているという感じでしたね。
一方で私はですね、もちろん仕事で大変な日もあって、ストレスがたまることだってありました。
周りの同僚が自分を大切にしていいという感覚を持つ人たちがほとんどだったことから、
適度に休んで、雑談したり楽しむということを、仕事をする1日の中で取り入れることを実践していたんですね。
この友人と私の違いというのは、身を置いている環境が違ったということが本当に大きな違いだと思います。
それだけで、自分自身の扱い方だったりとか、仕事との距離感が大きく変わるんだなというふうに感じました。
ここでもう一つ大切な視点があるのでお伝えしますと、これは結構わかりやすいんじゃないかなと思います。
まず一緒にいるとなぜかどっと疲れる人、逆に一緒にいると元気をもらえる人、こういうタイプの人たちって皆さんの周りにはいらっしゃいますでしょうか。
どちらのタイプの人がいるかちょっと考えてみてください。
これは別に良い人悪い人とか、正しい間違っているという話ではないんですね。
今の自分との相性の話です。
だからその人との関係性を切るという話ではないですし、ただもし一緒にいるとどっと疲れると感じる人がいるのであれば、今は距離感を調整することができると、そう理解していただけたらいいかなと思います。
そしてエネルギーをくれる人と過ごす時間を少し増やしてみるとか、それだけで自分が理想とする自分への道っていうのは少しずつ、だけど確実に近づいていくんじゃないかなと感じます。
今日のテーマは、なりたい自分に近づけた理由は努力じゃなかったということなんですが、
これは努力しなくていいという話ではないんですと、冒頭でもお話ししました。
以前の私は、努力すればなりたい自分になれるというふうに思ってたこともあったんですけれども、
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でもちょっとふと振り返ってみると、自分が少しずつ変わっていった背景には、周りにどんな人たちがいたか、それが本当に大きかったように思います。
少し前にお話しした、友人が非満になると自分が非満になる確率が約57%高まるという研究。
これ研究者が注目していたのは、人は一人で完結して行動や在り方を決めているわけではないということなんですよね。
もっと簡単に言うと、私たち人はそれぞれ独立して変わっていくのではなくて、人との関係性の中でお互いに影響を与え合いながら変化していくというものなんですね。
なので周りの人が特別なことを教えたり、何かを強制したりしなくても、どんな選択をしているか、どんな状態で日々を過ごしているか、こういったことが気づかないうちに自分の基準になっていくということなんですね。
だからこそ、なりたい自分、こうありたいと思うような、自分を生きている人と同じ時間や空気を共有することには、想像以上に大きな意味がありますよね。
ちなみに、このなりたい自分とか、ありたい自分を生きている人ってどんな人かなと考えてみました。
例えば、単純にこの人素敵だなと思う人がいるとしたらそういう人だったり、やりたいことにまっすぐ進んでていいなと思える人だったり、この人忙しいはずなのにすごい趣味にぼっとする時間も取れていて、しかもすごく楽しそうだなとか。
あとは、仕事自体をすごく楽しんでいて素敵だなとか、そんなふうに自然と心が反応する相手のことかなと思います。
別にその相手の真似をするということではないんですけれども、そういう人たちに囲まれることで、気づいたらなんか静かに変化が起こっていくというイメージでしょうか。
私にとって、なりたい自分に近づけた理由が努力じゃなかったっていうのは、まさにこういった変化のことでしたね。
ちなみに、Aの部署で働いていた頃の、ちょっと余談なんですけども、本当に一瞬の出来事なんですが、今でもよく覚えている場面があります。
とある日の午後、同じ部署の別チームの大先輩が、部署の中をアイス食べながら歩いてきたんですね。
12:07
私たちのチームが住まっている場所まで歩いてきましたと。
それだけでもちょっとツッコミどころ満載なんですけども、何をしに来たかというと、プロジェクトの確認をしに来てくれて、一通り話をした後にその先輩がこう言ったんです。
あさこちゃん、アイスいる?
隣に座ってた同じチームの別の大先輩が、すかさずね、もうやめてとか言ってね、ツッコミを入れてたんですけれども。
その時食べてたのが、あのバキッと割れるアイスモナカみたいなのあるじゃないですか。
あれだったんですね。
なので、じゃあって言って、私はね、あのじゃあ一列くださいって言って、本当になんか一列もらったのを覚えてますが、
これ本当数分の出来事だったんですけど、これでも振り返ると、この短い場面の中に、このAという部署の素敵なところがギュッと詰まっていたような気がします。
その時私が感じてたのは、真剣に仕事をするというのは、ずっとパソコンに向かっていることだけじゃないっていうことだったり、体の声を聞きながら自然に休憩をとっていいということ。
で、あとは出来るだけ仕事をしている相手と直接話して確認していくことが大事。
そして楽しむっていうことも仕事の一部であるっていうこと。
これはね、本当誰かが私にレクチャーしたわけでもね、ルールがあったわけでもないんですけれども、ただそういうあり方をしている人たちが周りにいたっていうことなんですね。
今の私の仕事への向き合い方には、この時のエッセンスがかなり入っていると思います。
無理に集中し続けないこと、体の感覚を無視しないこと、人とは出来るだけ直接話すこと、ちゃんと楽しむこと、こういったこと。
これはね、本当努力して身につけたというよりも、本当自分の周りの環境、周りの人から自然と染み込んできたというか、私の中にね、そういったようなものだったんだと思います。
最後に一つ問いをおいて終わりたいと思います。
今日の話、あとは先ほどのアイスのエピソードなんかを聞いて、皆さんの中にふと浮かんだ場面はありましたか?
あとは、エネルギーをくれるのはあの人かも?と思い浮かんだ人はいますか?
誰と関わるか、どんな環境の中に身を置くか、これらは一気に変えられるものではないかもしれないですけれども、ある程度自分で選択することができるものでもありますよね。
15:09
この2つ、誰と関わるか、どんな環境の中に身を置くか、ぜひ考えてみてください。
今日もここまで聞いてくださってありがとうございました。
15:26

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