農薬の購入ルートの解説
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さて、今日のオモテじゃ語れないトークは、農薬の仕入れを考えるからの、農薬の昇竜大暴露という感じでお届けしようと思います。
昇竜というのは、秋内、勝者の章に流れる流通の流で昇竜という言葉がありますね。
どういうルートで農薬が物流がなされているか、どういう経路でメーカーから卸を通して末端の農家さんの元に届けられるか、ここの流れを昇竜という風に言われたりします。
これ実はオープンになってはいるんですけど、意外とこれ抑えないで購入先を考えている人も多いのではないかなと思いました。
いろんな業者を通すほどに手数料が絡んでくるので、できる限り中抜きした方が安く仕入れができますよね。
一方で、地域の商店なんかも大手のメーカーが直接売ることはないですけど、卸会社に負けないように薄利で頑張っているところもあるんじゃないかなと思うんですよね。
価格だけではなくて、コンサルのような感じで上手な使い方なんかもアドバイスしたり、生育診断なんかもしたり、要はフィールドワークも含めてやるから参加は高いというところもあるかもしれません。
いろんなやり方でこの農薬というのは販売されていますが、ここについて詳しく解説していこうかなというのが今回のテーマです。
最終的にどこから農薬を買えばいいのかというところが気になると思うので、まず結論からいきますね。
私の結論は、信頼できる担当者から買いましょうです。
どこの企業、どこの団体、組織、いわゆる農協がこれに該当しますが、商系から買うか、系統から買うか、どこの商社がいいのか、どこの商店がいいのか、そういう話ではなくてですね。
どこの組織から買ってもいいんですが、信頼における担当者、窓口、こういう人がいるところから買うのがおそらくベストだなというふうに考えています。
ではその結論に至るまでの話を長々としていこうと思います。
特別台本は用意していませんが、思いつくままにしゃべると思うので長くなるかもしれませんし、意外にも短く端的に終わるかもしれませんが、
それは私も今のところわからないです。これとこれとこれを話そうかなというのは考えていますが、ほとんどアドリブですということでご承知おきください。
まず冒頭お話しした商流から解説していこうと思いますが、北海道には北連という超巨大組織がありますね。
これが北海道と本州の最大の違いなんですが、この北連にはですね、北参という大手メーカーが実質参加にあるといっても過言ではないレベルで、北参という農薬メーカーがぶら下がっています。
北参には大手メーカー、すみとも価格だとか、石原バイオなんかという大手メーカーががっちり手を組んで資本も入っていると思うんですが、この組織が北連ともうがっちり握手しているんですね。
なので北参の売り上げのほとんど全てが北連向けになっています。
つまり北海道において京都ルート、JAルートを使うということは単なる購入というわけではなくて、この巨大な供給システムに乗っているという話になるんですね。
大手メーカーはまず北参に販売すると、北参経由で北連にこの農薬が入っていくということになるわけです。
大手メーカーの資本が入っており、北連とガチガチの関係なので安定感は抜群ですね。
一方で価格競争力という点では構造的に限界があることは知っておきましょう。
つまり北連という組織は単なる卸しではなくて、半ば製造部門を自前で持っていると言っても過言じゃないんですね。
これによって北海道に特化した気候だとか特殊な作物ですね、天災とかバレーショーだとか割とこれは本州ではまずないと思うんですね。
バレーショーはあるかもしれませんけど、天災ビートはほぼほぼ北海道だけですよね。
これに特化した製品を開発できるのはこういう事情があるからです。
そしてこれが北海道で系統利用率が6、7割なんていうふうに言われる強固な基盤につながっているんですね。
商社の競争力と情報の重要性
次に商経ルートについて解説します。
JAの力が圧倒的に強い北海道で商経、他の商社です。
これらがどう戦っているのか。
これはですね、彼らは現場でのギリラ戦略ですね。
彼らの武器は価格と小回りになっています。
例えば大手の商社だとか地域の商店、資材店のようなこういう会社はですね、販売店は農協の傍聴歴に縛られない提案が可能ですね。
農協であれば今の流れでお話ししたような特別な、特別なというか固定の銘柄薬剤を販売しなければならないです。
なので特定の傍聴歴、小読みの通りに農家さんにいろいろ提案をしなきゃいけないんですが、ある意味これは縛りとも言えます。
これを提案するように私が来ているわけですね。
なのでそれ一択もしくは代替品としてこれらがありますというぐらいになってしまうんですが、商系は自由度が高いです。
自分が担当者がもしいるんであればその担当者自身がこういう傍聴歴でこういう剤を使った方が効果的な傍聴ができるんじゃないかというような考えの下、好きに提案ができるわけですね。
なので小読みに指定されている、農協の傍聴歴に指定されているA剤ではなく、成分が同じだけど安いB剤というのをよく知って提案していることがあるかなと思います。
ジェネリックという場合もあるかなと思います。
こういう小読み外しの提案こそが商系の生命線ですね。
そしてもっと強力な商系の戦略があり、実は商系の中にも卸会社、卸会社が直接小売をしている場合もよくあります。
よくあるというかそういう会社さんが何会社かありますね、数社ありますね。
例えば株式会社小肌さんだとか株式会社短売屋さんなんていうのは卸会社であると同時に小売もするというような業態をとっています。
要はメーカーから直接商品を仕入れて他の会社に卸もするんですが、自分自身で農家さんに直接小売もするというような感じですね。
これをすると要は卸会社が直接販売するということで単価これは中抜きができるわけです。
なので安い価格で農家さんに商品を提案できるということになります。
これはすごく強力な武器ですね。
卸会社っていうのはそう簡単には増える増やせないので慣れないので自分が卸になりたいというような会社さんがあっても簡単には業界の慣習が変わらないんですね。
なのでこの卸会社さんが直接交流をしているというのはなかなかにインパクトのある事実です。
はいここまでで農協系統の流れ農薬の流れと商社各社の昇竜これについて解説しました。
それを踏まえてどこから農薬を買うべきかという話になるんですがうまくですねこれは商社を使いこなす農家が勝つだろうなと私は考えています。
商社だけじゃないんですけど農協の窓口なんかでもすごく優秀な人材はいっぱいいると思います。
なのでそのどこの会社かではなくてやはり担当者のレベルですねここが一番の肝になってきます。
農協は安い商社は農協は高い商社は安いというようなそういう話ではないんですよ。
農協といえども今お話ししたように奥さんなんかをうまく使っていると安いケースもあるんです。
特に大きい企画で販売している銘柄たまにありますねこれは商社にはなかったりする特別な企画になってますし
商社であっても2時点ではなくて3時点の卸しからさらに仕入れをしている地元の商店さんなんかは仕入れ価格が高い場合もあります。
そうするとどう頑張っても本当は安く売りたいんだけど仕入れ値が高かったらもう赤字で売るわけにはいかないのでしょうがなく高くなっているケースもあると思います。
だから農協か商社かという話ではそもそもなくなってくるんですね。
ではどうしたらいいかというとやはり大事なのは付加価値になってくると私は考えています。
どっちでもいいですが商社でも農協でもいいですが重要な最新情報だとか今年の傍所を踏まえた病害中の発生状況だとか最新のこれはそうですね
病害中傍所上とかがいろいろ情報を発信していますがそういう最新の情報もチェックして最新の農薬の供給事情なんかもチェックして
抵抗性が出ているだとか出ていないだとかそういうものも含めて情報提供をしている業者さんの担当者こことは絶対に仲良くなっておくべきでしょう。
農薬の安い高い単価の安い高いはもちろん大事です。
農薬に限ったことではなくて肥料だとか土壌改良材だとかその他の資材なんかも高い安いがあるので少しでも安いところから仕入れるというのは
ビジネスの常識ではありますが少しでも安く仕入れたばかりに本当に重要な情報が入ってこなかったとなったら元も子もないわけです。
一番大事なのは重要な情報を届けてくれる人だと私は考えています。
この業界どうしても閉鎖的なところがまだまだあるなと思ってますのでネットだけで情報収集がなかなか完結できないと思います。
なので今年この農薬が実は不足している欠品が相次いでいるなんていう情報を持ってきてくれる業者さんは特に大事にしなければなりません。
仮にその業者さんの単価が高かったとしても一品あたりの単価が100円とか200円とかそういうのは高いことはあるかなと思うんです。
ただしその単価がどれぐらい経営に影響するかといえば経営が傾くほど高いということはまずないのではないかと私は考えていますし
仮にそれでそうですね10万円20万円農薬の経費が高かったとしてももし仮に上がってしまったとしてもそれによって大幅な減収を防ぐことができただとか
殺虫剤を散布しようと思ったけどどこにもないだけどこの業者さんだけは早く教えてくれたから仕入れることができたなんていうことがあったら
大損害大被害を防ぐことになるかもしれません。そこの方がむしろ圧倒的なコストパフォーマンスがいいのではないかなというふうに思うんですね。
なので一票減収することの方が経営には打撃非常に大きいと思うので10万円20万円をきじっている場合ではないと思います。
なので有益な情報をタイムリーに運んでくれるお知らせしてくれる業者さんや担当者がもし皆さんの周りで頭が思い浮かぶ人がいたら必ず大事にしましょう。
そしてもし何かいい話があったりやばい話があったらすぐに教えてほしいと念をして言っておきましょう。
そうすることで一応その人の頭には記憶に残ることになると思います。
信頼できる業者の重要性
その人が毎年きちっと取引をしてくれている農家さんであればまず間違いなくその人の役に立ちたいと思うのが人情だと思いますのでちゃんと良い情報はタイムリーに教えてくれることがほとんどだと思うんですね。
そしてこういう情報を持っている優秀な担当者というのはどこにいるかと言われたらもうどこにいるか全く分かりません。
どこかの会社どこかの組織農協に多いということもないと思います。各社にやはりエース級の社員職員は点在していると思います。
そういう人を捕まえておきましょう。仮に素晴らしい業績を明けている会社だったとしても新人さんだったりこれからもうすぐ辞めようとしている新居屋さんだったりしたらもしかしたらそれほどやる気に見せていないかもしれません。
今ちょっと先入観というか固定観念で話してしまって自分は違うよっていう人がもし聞いていたら非常に申し訳ないんですが、
例えの話ですねそういう業界経験の少ない人たちやもう定年退職しようとしている人でモチベーションが上がってない人がもしかしたらいるかもしれません。
わかりません。10年以上のキャリアがあって20年の歴があってとかいう人でもやる気がない人はやる気がないのでこの辺は相手をちゃんと見ないとわかりませんが
そういう人はもうないがしろにしてもいいかもしれません。逆にきちっとモチベーションに溢れている人ちゃんと仕事をしてるなという人は大事にしてあげましょう。
その方が彼らのモチベーションにもなるはずです。
ということで私が一番伝えたいのは農協の窓口さんも含めて出入りする業者さんには優しくして仲良くなっておきましょうということを一番今日は伝えたいことです。
それが最終的に自分自身に返ってくると思います。
そして最後ちょっとこれは告知なんですがここまで聞いてくださった皆さんだけに告知なんですがちょっと有料配信をこれに挑戦しようかなと思っています。
まだ私のポッドキャストのリスナーさんは非常に少ないのでどれぐらいの方がこれにメンバーシップになってくれるかどうかはわからないんですけど
まあゼロでもダメでもともとというところでやってみようと思いました。
何をここで喋るかというともっと絶対に表では語れないトークです。
これは一部の人にしか言えないなというレベルですね。
もちろんそこには不確定要素も入れていこうと思っています。
私はこういう予測でこれから考えていますというようなものも入れていこうと思ってまして
今回の流れでいくとこの農薬おそらく来年やばいんじゃないかなというような話をしようと思います。
普通に誰もが農家であれば使っているそういうあれがもしかしたら来年なくなるかもしれないっていうのをちょっと私は気にしています。
確定情報ではないんですが中国の製造状況だとかヨーロッパの話なんかをウェブ上でちょっと日本語ではないものですねこれをリサーチしていると怪しいなというのが最近も感じてならないです。
なのでここのリスクヘッジのためもしそれが本当に起こったらやばいと思うのでここについて事前に私の配信を聞いてくださっている方にはそういうリスクが存在するという形でちょっとお知らせしておきたいなと思って
これは有料のテーマにちょっと設けてみようと初回ですね思っているので
世界事情の話もありますしこれ実は2026年問題と言われている2024年問題のさらに悪化したバージョンですね。
物流の話だとか2024年ドライバートラックドライバーの就業規則なんかの話で物流が滞るっていうねそういう事態が発生していましたが
あの時は何とか頑張って運送会社さん各社やっていたんですが今回いよいよ採算の合わないルートだとかはやめることになると思います。
そういった事情もあるのでいよいよ物がないかもしれないしあっても届かないということが起きる可能性が高いなと思っているので
これはいよいよ優遇式自体かなということで仕入れ農家さんの各個人の仕入れでこれは対応しておかないと万が一の場合何もできない手段がないカードを切れないということになってしまいかねないので
リスクヘッジをしておきたい方はもしもの場合に備えたい方は保険という意味でぜひこれはね対応しておかないといけないかなと思いますのでこの辺ちょっと語っていきます。
メンバーシップ機能についてはスタンドFMというプラットフォームでこの機能があるのでまずはこれを活用します。
スタンドFMの該当URLというか私のチャンネルのURLを概要欄の方に貼っておきますのでこちら興味ある方はぜひ登録してもらえたらなというふうに思います。
配信頻度につきましては毎週金曜日の今まで無料枠だったところをこれをメンバーシップ限定の配信にしようと考えています。
週5日今配信しているんですけどもうちょっと語りたいなっていうところも実はあるんですよね。
その辺もし語りきれなければ土日にちょっと別枠でさらに配信頻度回数を増やしてお届けしたいなと思っていますがちょっとこれは今後どんな運用になるか次第にもなると思うのでまずは最低金曜日1回この配信をやっていこうと思っています。
では今日の内容は以上になります。
今日の内容が参考になったという方はいてくれたらいいね、コメント、フォロー、シェアなどしてもらえるとすごく嬉しいです。
励みになりますのでよろしくお願いします。
では引き続き農業系の価値筋を考えていきましょう。
ではまた。