1. 土壌医あさひのオモテじゃ語れない農業トーク
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2025-11-20 09:12

知識は最強の武器|コスト削減&増収の一撃必殺

#農業 #肥料 #土壌 #土壌改良 #土づくり #北海道 #土壌医 #農業経営アドバイザー #コスト削減 #肥料削減 #窒素 #硝酸 #アンモニア #尿素
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サマリー

このエピソードでは、農業経営におけるコスト削減の手法として小酸体窒素が取り上げられ、合理的な肥料選びの重要性が強調されています。肥料の選択が作物の生育に与える影響や、近年の気象条件の変化を考慮した戦略的な判断が主題となっています。

効率的なコスト削減
おはようございます、あさひです。
このチャンネルでは、農家へ出入りする業者だけが知る情報や、経営がうまい生産者が実践するテクニックなど、知っているようであまり知られていない話を独自の視点で語っていきます。
ウェブ上には存在しないオンリーワン情報を発信しますので、ぜひフォローしてください。
一緒に農業経営の価値筋を考えていきましょう。
さて、今日のオモテじゃ語れないトークは、知らないとできないコスト削減方法、肥料です。肥料の話でいきます。
コスト削減方法にはいろんな選択肢というか手段があるんですが、農家としては農薬もそうだし、土壌改良剤もそうだし、肥料もコスト削減できればしたいなという方がほとんどだと思うんですが、
これ実は知っている人がやると意外と簡単にコスト削減ができたりするんです。
逆に知らないと無茶なコスト削減になっちゃったりするんですね。
知っていれば安全かつ合理的なコスト削減、知らないと無茶苦茶なコスト削減、こういう結果になってしまうので、
ぜひ知識を身につけて使える知識として効果的な合理的なコストの削減をやっていきましょうというのが今日の趣旨です。
今日の内容も実は前回の内容を大きく引き継いでいます。
前回の内容をご存知の方は今日の内容もよく理解できると思いますし、知らない方はぜひ前回の内容も聞いてみてください。
より理解が深まると思います。
どんな内容かと言いますと、小酸体の窒素ですね。小酸性窒素と言われたりもします。
これ実はすごく高価な原料なんです。小酸体の窒素というのは。
なのでこれが入っている肥料というのは価格も高いです。
そして昨日の内容を踏まえると、小酸体窒素が入っている肥料というのは非常に固まりやすいです。
溶けやすいことの裏返しなんですね。
小酸体窒素って野菜やそれからビート、そして芋類、玉ねぎとかこの辺りで比較的多く使われるものだと思うんですが、
こういった作物ではできるだけすぐに肥料を窒素を効かせたいですよね。
なのでちょっとでも早く生育を促すために初期生育が重要だということで小酸体の窒素が含まれていることが多いです。
1%、2%多いもので3%、4%含まれているものもあるかもしれません。
このパーセンテージが高まるほど、小酸性窒素のパーセンテージが高まるほど肥料の価格は上がります。
なのでここを少なくすればするほど肥料コストは削減できますね。
なおかつ溶けやすい原料を省くことになりますので固まりにくいというか固まりやすさも排除できるんです。
よく肥料を使おうと思ったらガチガチに固まっていたっていうのは昨日の配信でもお話しましたが、
そういうことを回避したいのであれば小酸体の窒素、これはない銘柄を選ぶのが合理的な判断です。
一方でデメリットもあると思いますよね。
こういった速効性の成分を抜いてしまうと早く肥料が効かないんじゃないかっていうような心配も生まれてくると思います。
今後の農業戦略
なのでここについて適切なリスクをとっていきましょうということで私は使える知識を皆さんに授けたいと思います。
そもそも肥料が効きやすい環境とは温度があって水分もある状況が肥料が効きやすいです。
もちろん肥料を吸う側、作物の状況も結構大事できちんと根が張っているだとか、
苗立てして移植する作物であればちゃんといい苗が出来上がっているというのが速効性の肥料をうまく活用できる環境ですね。
逆に種のまま波処するこういった作物は最初スターターの肥料っていうのはそれほど速効である必要はないと私は思っています。
種から発芽して芽が出て最初の数日間1週間ぐらいは種が持っている栄養分を生かして進んで成長していくのでそんなにそんなにすぐに小酸体の窒素が必要とは思いません。
逆にその寒い中で移植しなければならないような野菜類だとかはこれは初期生育非常に大事ですね。
活着も大事ですけどそこで吸われる窒素分があるというのはすごく大事なのでこういったものは入っていて間違いないかなと小酸体窒素を入っている肥料を使って間違いないかなと思うんですが、
一方で先ほど言ったように種で初スタートする作物それから比較的温度が上がってきた、地温が上がってきた5月下旬だとか6月以降の作物ですね。
こういったものは本当に小酸体窒素が必要なのかとちょっと疑問を生じたいです。
温度が高ければ高いほど尿素は溶けやすくなりますしそこに水分があればなおさらですね。
リューアンであったとしてもアンモニア体から小酸体への移行が比較的スムーズです。
寒いとなかなか変化しないので効かないなって思うこともあるかもしれませんが、6月以降であれば基本的にスムーズに小酸性に変化するのではないかと考えられます。
だとしたら最近の6月って下手したら30度超えだったりしますよね。
こういう状況で小酸体が入っている銘柄を使うというのは正直そこまで良い判断とは私は考えていません。
リューアンや尿素であっても十分に早く効きます。
逆に小酸体が入っていることによって固結トラブル、固まってしまうようなリスクも生じてしまうんですね。
だとすると作業性が悪化してしまいます。
早く肥料を吸わせたいのになかなかハシュその後の肥料の散布ここがうまくスムーズにできなくて手間取ってしまうとそもそも肥料を与えるはずがスムーズに与えられない、肥料を吸えないということになってしまうので
果たして本当に小酸性の質素は入っていた方がいいのか、それともなくてもいいのか、ここはよくよく考えた方がいいのではないかというのが私の今回の課題提起ですね。
今現状その肥料を使っている理由は何でしょうか。
ここを常に毎年自分に問うた方がいいと私は考えています。
周りの人がひどく一般的に使っている銘柄だからとか前の父親の代からこの肥料を使って生育が良かったからというのはもちろん重要です。
売れている肥料というのはその地域にマッチした可能性が非常に高いのでそういったものは今まで合理的な選択だったかもしれません。
ただしここ数年、2、3年は特に希少条件が大きく変化しています。
周囲の生産者の皆さんと同じような銘柄を同じように使っていたら同じように生育不良同じような減収こういうことが発生してしまう恐れもあるんです。
だからみんなと一緒というのはみんなと一緒で安心する一方でみんなと同じリスクをテイクしているということになるんです。
果たしてその判断は合理的か最適なのかここは常に自分に問い正していきましょう。
私もいろいろな肥料だとか土壌改良剤農薬をいろいろ提案するんですが果たしてこれは今年の結果を踏まえて来年も有効なのかどうかこれは毎年自分自身に問うています。
反省して翌年のプランを考えています。
PDCAを回すというような感じですね。
そしてちょっと長々と回り道をしてしまったんですが今日の内容はコストの削減でした。
このコスト削減に当たってはこの高価な原料を省くことはすごく理にかなっていることです。
リン酸が過剰なのにリン酸が高い名殻を使うだとか仮に対してもそうですね。
この窒素に対しても全く同じ考えができます。
小酸性窒素がいらないのに小酸性肥料を使っているとただただ高い肥料を使っておりただただ固まりやすいリスクの大きい肥料を使っているということなんです。
こういった名殻は早取りにも適していません。
この辺の詳しい理由は前回の配信を聞いてもらえたらなと思います。
ということでやみくもにただただ肥料費を減らしたいから肥料を減らすのではなくて理にかなった判断をしていくと
生育は劣らず削減できるのはコストそして収量は変わらない。
もしくはうまくいけば余計なものを省くことでバランスが良くなって生育が良くなり増収するなんていうこともあるんです。
コスト削減と利益の増大ですね。
これが実は一石二鳥でできることもあるのがここの考え方知識を持っているかどうかがすごく重要なんです。
なので皆さんの是非それからここ数年の気象条件の変化などこの辺をよく踏まえて活用していってください。
是非設計を変えるだけで大きくテコの原理のように跳ね返ってくるものが変わることが少なくありません。
ということで今日の内容は以上になります。
参考になったところありましたら是非コメント、いいね、コメント、フォロー、それからシェアのほどしてもらえると嬉しいです。
励みになりますのでよろしくお願いします。
では引き続き農業経営の勝ち筋を考えていきましょう。
ではまた。
09:12

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