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2025-11-17 09:17

硫安と尿素、早く効くのは?【知らないとヤバイ基礎】

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サマリー

このエピソードでは、硫安と尿素の肥料としての効果が比較され、どちらがより早く効くかを議論しています。各肥料の性質や生理的影響を考慮しながら、実際の生産者の意見も交え、それぞれの特徴を深く掘り下げています。

硫安と尿素の概要
おはようございます、あさひです。
このチャンネルでは、農界で営利する業者だけが知る情報や、
経営がうまい生産者が実践するテクニックなど、
知っているようであまり知られていない話を、
俗字の視点で語っていきます。
ウェブ上には存在しないオンリーワン情報を発信しますので、
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一緒に農業経営の価値筋を考えていきましょう。
さて、今日のオモテじゃ語れないトークは、
硫安と尿素、どちらが飛行が早いか、
このテーマでお送りします。
皆さんはどっちだと思いますか。
硫安、尿素、一般的な窒素肥料としては、
二大肥料かなと思うんですが、
どちらが効果が効くのが早いと思っていますか。
これ、生産者さんによってだいぶ違うんですよね。
両極端かなというふうに思います。
硫安の方が早いよって人もいれば、
尿素の方が早いよってかなり分かれるんですよね。
どちらかというと、
速さで使い分けているというよりかは、
窒素が片矢21%、片矢46%なので、
製品量、物量としてガサが圧倒的に変わってくるので、
製品のしやすさというか、作業性の良さで、
こっちの方が10kgでいいから尿素がいいとか、
20kgの方が巻きやすいから、
というケースが多いかなというふうに思うんですが、
作業性は今回去っておき、
実際のところ、どちらが効きが早いか、
これについて私の考えをお話ししていこうというのが、
今回になっています。
硫安の利点
ではまず、
硫安の方が早いと考えている方の主張を、
こちらからお話ししていきます。
実は私もこの業界に入ったとき、
硫安の方が肥料の効きが早いというふうに習いました。
なぜかというと、
作物というのは基本的に小酸体の形で肥料を窒素を吸います。
なので、尿素からアンモニア体に変わり、
アンモニア体から小酸体に変化していくというプロセスを経て考えれば、
尿素は一度、アンモニア体に変わらなければならないので、
最初からアンモニア体である硫安の方が1ステップ省けるので、
こっちの方が早いというふうに習った記憶があります。
なので、一般的には硫安の方が早いというような考えが浸透していると思いますし、
私もそのように最初は考えていました。
逆に尿素の方が効きが早いと主張する方々は、
これは水に溶けないと肥料は吸われないというところに基づいています。
確かにそうなんですよね。
いくら効きが早い肥料を散布したとしても、
結果的には水分があって、溶けて初めて根っこから吸われるということになります。
尿素というのは非常に溶けやすい性質を持っていますね。
洋面散布でも使われるぐらいですから、それぐらい水に溶けやすいというのが尿素です。
なので、同じ尿素、それから硫安を同じ水に浸けたときに、
溶けるのが早いのは圧倒的に尿素です。
だから、尿素体からアンモニア体に変わる1工程余計にかかったとしても、
溶けるのが早い方がスタートダッシュで、これは肥料の効きが早くなるんだというような方もいます。
さらに加えて言うならば、尿素というのは生理的中性と言われています。
生理的中性、この言い回し、ちょっと私も元々は好きじゃないんですけど、
この生理的中性ということは、基本的には土壌ペーハーを上げたり下げたりしないよというような言い方ですね。
ということになっています。
一方で、硫安というのは生理的酸性肥料です。
なので、土壌ペーハーを下げる作用があるわけですね。
なので、西井さんお話ししているように、ペーハーというのは低いよりも高い方が肥料の効きは良いということになっていますので、
このペーハーに影響を与えない尿素の方が肥料の効きは早いんじゃないかというのが、
尿素の方が早いと主張する方々の主なところですね。
尿素の特性
この尿素の方が飛行が早いという主張をある時、私は学びまして、
ずっと硫安の方が早劇なんだろうなと思っていたんですけど、
違うのかということで、変と違い、ひっくり返る思いをしました。
そこからどっちが本当は早いのかというのを色々考えながら、
いろんな生産者さんの意見などを聞いたりしながら、
どっちが早いのかなというのを、いつも情報交換、危険交換なんかをしています。
で、結論どっちなのって思いますよね。
はい、私も分かりません。
結論どっちなのって、有名な学者さんに聞きたいところです。
ただ、ここも多分人によって主張が変わるんじゃないかなと思うんですよね。
実際にいろんな文献を読んだりしたんですが、
ある文献では尿素の方が小酸化が早いという記載を見つけました。
尿素の方が小酸化が早いんですよ。
ちょっとこれは驚きですよね。
最初に私が習ったことと違うんで、アンモニアの方がワンコーテ早いんで、
こっちの方が飛行が早いと言われていたのに、
そうやって習ったのに尿素の方が小酸化が早いという記載を見て、
本当にびっくりしました。
ここだけをピックアップするならば、
もし尿素がアンモニア体になってしまうのであれば、
そこから先には小酸化が早いのは尿素なのかなというような感じもするんですが、
ちょっとよくわかりませんね、この次元になってしまうと。
土のみぞ知る、尿素のみぞ知るところだと思うんで、
ちょっとここは客観的にどっちが早いかというのは、
もう結論づけるのは困難かなと思います。
それからこれは文献ではなくて、
ある肥料会社の技術開発部門の人から口頭で聞いた話なんですが、
尿素が小酸体になる速さとリューアンが小酸体になる速さ、
この方はリューアンの方が早い説を指示していたんですが、
日数で言ったらどれくらい違うのかというところを聞いたら、
2、3日だそうなんですね。
2、3日ってそれほど大きな差ではないんじゃないかと私は思ってしまいました。
勘罰傾向であったり、生育が停滞していたとしたら、
1日でも早く質素を聞かせてあげたいという気持ちもあると思うので、
そういう場面では1日でも早い方がというのはあるかもしれませんが、
基本的にそんなトラブルがない状況下であれば、
2、3日って大した差じゃないんじゃないのっていうのが私の考えです。
なので、結論的に今私が暫定的に考えているのは、
そんなに変わらないだろうなというところですね。
リューアンだろうが尿素だろうが大きくこれで飛行が変わるっていうことは、
おそらくないんじゃないかなと。
逆に使っている皆さんの中で、
いやいや尿素の方が早いと思っているよ、
いや逆にリューアンの方が早いと思っているよっていう方、
皆さんのその感覚を頼りにした方がいいと思います。
リューアンの方が早いと思っている人が尿素の方が早いと言われて、
なんか疑い深い気持ちがあるまま尿素を使ったら、
いややっぱりリューアンの方が早いと思うんだよなって、
もし思うんだとしたらリューアンを使い続けるべきだと思うんですね。
何せ自分が信じていない資材を疑いながら使うのって、
すごく精神的にも良くないと思いますし、
疑っている以上、もしそっちの方が正しかったとしても、
そういう目で見れないと思うんですね。
なので自分が信じている資材をやっぱり使うべきだと思いますし、
あとは先ほど冒頭言ったように使いやすい方ですね。
10キロ巻くのが楽だからとか、
20キロの方が巻きやすいからとか、
そういう観点で選ぶのは決して間違いではないと思います。
ただ無知で選んでいるのではなくて、
リューアンの方が実はこうこうなんだけど、
それを踏まえてもあえて尿素を選んでいるよとか、
そういう知識を持って得てして、
こっちをあえて選んでいるという、
その辺の知識も持っているというのが結構大事ではないかなと思うので、
結論的に使う資材は変わらなかったとしても、
私はこういう風に考えているよっていうここがね、
言えるかどうか非常に大事かなと思います。
今日のこの話は本当に知っている人と知っている、
あまり知られていない話ではないかなと思っているんですが、
どうでしたでしょうか。
もし参考になった方がいましたら、
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励みになりますのでよろしくお願いします。
では引き続き一緒に農業経営の価値措置を考えていきましょう。
ではまた。
09:17

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