1. 土壌医あさひのオモテじゃ語れない農業トーク
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2025-11-21 14:48

秋小麦|まだ対策ゼロ?倒伏を防ぐ3鉄則

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サマリー

秋小麦の倒伏対策についてのポイントが解説されている。根張りの重要性、藁を固くすること、病気の防除の三つの鉄則が紹介されており、これらを実践することで倒伏を軽減できる可能性があることに触れられている。倒伏を防ぐための基本的な対策が紹介され、特に傍女の予防方法に焦点が当てられている。このエピソードでは、作業体系を考慮しながら実行可能な対策を一つずつ試すことの重要性が述べられている。

倒伏対策の重要性
おはようございます、あさひです。
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さて、今日のオモテじゃ語れないトークは、秋小麦の倒伏対策3線。
これでお届けいたします。
小麦も含めて稲荷作物だとか、
最近は豆類も倒れることが多々あるかなと思います。
ただし、倒伏の理由は様々です。
どういった理由で倒伏してしまっているのか、
ここをきちんと深掘りしないと、
的確な対処がなされない可能性が非常に高いです。
ただ単に、窒素を突っ込みすぎたから倒伏しているパターンもあれば、
そうでないパターンもあるんです。
なので、原因がきちんと明確でない状況で窒素をもし減尾したら、
それはただ減収につながる可能性もあるわけです。
なので、どうして麦が倒れているのか、
この辺をきちんと深掘りして原因を明確にしていきましょう。
その原因に沿った、原因に合った適切な対処を取ることで、
倒伏を軽減させることは可能です。
では、まず皆さんが先に知りたいであろう結論からいきます。
1つ目は、寝張りです。
2つ目は、わらを麦の正空、地上部ですね、
ここを固くするという方法です。
3つ目が、防除、病気を防ぐです。
ここだけ結論を聞いてしまうと、当たり前のように感じるかもしれませんが、
どれぐらいここをクリアできているか、
ちゃんと振り返ることが大事です。
根っこ張っていますか?と聞かれて、もしくは自分で自問してみて、
張っているかどうか、実際わからないんじゃないですかね。
それぐらい根っこを掘り起こして、根の張りを確認してみるということは、
やっている人が少ないと思います。
なので、やっていないとわからないんですね。
ぜひこれはちょっと後々やってみてほしいなと思うんですが、
それはちょっとさておき、どうやったら根っこが張るかですね、
なぜ根張りが大事なのかなんですけども、
これは建物を建築するときをイメージしてみてください。
例えばビルだとかちょっと高い建物ですね、
こういう方がイメージしやすいと思うんですが、
鉄筋基礎ですね、これを深く打ち込むことを根張りとほぼ同じだと私は考えています。
例えば強い風、強い雨風とか雪とか、雪はそんな関係ないですかね、
でも氷とか降ることもあると思うので、
こういうものだとか物理的な影響、それから地震だとか、
こういうものから建物を守ろうとしたら、
やはり深く基礎を打っておいた方が絶対的な耐震強度は確保できるはずです。
同様に麦だって深く根っこを張っておいた方が、
がっちり地面をつかんでいる、そういう状況なので、
多少の外部環境には耐えられることが多いと思います。
まずはこのイメージを持ってください。
そのために何をできるかは2ステップ目ですね。
何がこれに影響するかというと、やはり基本的なところですが、
土地作り、土壌改良ですね。
根っこが張りやすいための土壌改良を先にしておく。
ベースとしてこれを整えておく。
その後に波手制度、それからこの後の水費などがこれに関わってきますね。
波手時期、波手制度、この辺は意外と大事です。
波手量なんかもとっても大事なんですけど、
浅すぎる波手深度とか、深すぎる波手深度とか、
それから多すぎる種の量、少なすぎる種の量、
この辺りについては地域性がかなり大きいので、
一概にこの量とは言えません。
残念ながらこれは私には今ここで解説することは不可能です。
皆さんの作付けしているエリアによってかなり変わってきますので、
その地域の指導は必ず参考にしてください。
それを踏まえてどれぐらい、どの時期に巻くのかですね。
どの時期に巻くのか。
適期だったらこれぐらいっていうのはやっぱりあると思うんですよね。
そして前作が何なのかっていうのももちろん大事です。
そしてもちろん平波だとか林山が多い少ない、この辺ももちろん大事です。
何か一つをクリアしたから最適になるというものではなく、
いろんな要素の掛け合わせで根っこが張る、張らないっていうのが変わってきますので、
この辺りを複合的にやはり一つ一つ潰していくことが大事です。
最近は秋小麦は非常に生育がいいですね。
悪い意味でもいいかもしれません。
係数が増えすぎるとか、丈が伸びすぎるとか、
そういうことは越冬前に得てして起きやすいと思います。
じゃあ伸びているからそれで十分根っこが張っているのかと言われたら、
決してそんなことはないんです。
根っこが張っていない、だからこそ竹を伸ばしてどうにかしようと
足掻いている麦もいるはずです。
葉種量が多かったり、分血しすぎてしまって、
光がうまく当たらなくなり、光合成が不良を起こしてしまい、
その結果光を求めて竹ばっかり伸ばしてしまっているというケースもたくさんあります。
そういう麦を見てみると、実は根っこを掘り起こしてみると
張っていないことがたくさんあるんです。
なので生育が非常に良いからといって、繁茂しているからといって
肥料を減らせばいいかと言われたら、決してそんなこともないんですね。
根張りの強化
非常にこれは難しいです。
余計竹が伸びすぎてしまうんじゃないかというリスクももちろんあるんですが、
そのために肥料を減らしてしまうと、
これはこれで余計腐のスパイダル、トツボにはまってしまう可能性もあるんですね。
きちんと肥料を入れられるように、最初の係数だとか葉種量を減らしておくということも
非常に大事な考え方です。
そして冒頭言ったように、現状根っこが張っているのかどうか、
これは見てみないと分かりません。
そして一箇所見ても、これが適切なのかどうかは判断つきません。
何箇所も掘って比較してみないと分からないですし、
もし親しい農家さんとか仲間たちがいるのであれば、
上手にやっている人とうまくいっていない人いると思います。
そしてよく採れる場所と採れない場所あると思います。
こういうところを企画してみるのもとてもいいと思います。
よく資材屋さんですね、肥料だとか農薬メーカーさんもやることはあると思うんですけど、
新生剤を取り扱いするときに試験すると思います。
このときに根っこの張りというのは必ず確認するものです。
張っていればそれは効果があるというふうに判断できます。
なので資材メーカーがやるのに生産者がやらないというのは、
これは非常に控えどすかなと思いますので、
忙しい中かなと思いますが、ぜひやってみてください。
これが一つ目のトピックスでした。
根張りを良くする。
二つ目は藁を固くするですね。
作物体自体を固くして折れにくくするというものです。
もっと具体的に言うならば、
カルシウムや酵素をきちんと効かせてみる、これですね。
細胞壁を固くすることで折れにくくなります。
倒れにくくなります。
要は人間に言うと骨折しにくくなる。
骨疎障症防止のような感覚ですね。
これをすることでまず作物体自体を強くしましょう。
カルシウムと酵素、これは細胞壁を作るための重要な原料なんですが、
実はこれ、気候作用があるんです。
気候作用。
これ、働くとお互いに吸収を阻害し合うんです。
なのでお互いのバランスを考えた適応しなければならないということで、
実は結構繊細な二者、二人なんですね。
吸収された後は協力して細胞壁を作るんですが、
吸収されるまでは足を引っ張り合う仲が悪いんです。
ということで、これをうまくバランスよく与えなきゃいけないんですが、
これがバランスいいかどうかは判断しようがありませんね。
なかなか難しいと思います。
なのでこれは最終手段というふうに考えてみてもいいかもしれませんね。
いろんなことを手を尽くしたけど、どうしても倒れてしまうんだよねとか、
もうちょっと終了、ギリギリまで狙って窒素を追悲したいんだけど、
倒れるかもしれないなというようなリスク、懸念がある場合は、
一緒にカルシウムや酵素、これらを効かせてみると一役買ってくれるかもしれません。
藁を固くする方法
こういうような感覚ですね。
補足ですけども、カルシウムを効かせることができれば乗算作用が維持できるので、
高温対策にもなります。
ここ数年はカルシウムを効かせることのメリットはかなり大きくなっていると思います。
過去数年間よりもここ最近の方が享受できるメリットは大きいかなと思いますので、
カルシウムはぜひ意識してみてください。
その時、ついでに酵素も入れてあげると面白いかなと思います。
というような話をすると、それは土壌改良というか、
先に元日として入れておくべきなものなのか、水費でいいのか、
両面散布でいいのかというような疑問を持たれる方も多いと思うんですが、
できることをやっていきましょう。
皆さんの作業体系を考えて、できること、手間がかかること、
それはちょっと難しいなと思うこと、たくさんいろんなパターンがあると思うので、
できるところから手をつけてみてください。
それが一番効率的かなと思います。
土壌中にあれば、それはそれのメリットがあるし、
両面散布をすれば、それなりの効果があると思います。
どれが一番と言われたら、非常にこれは難しいですし、
一番いい答えがもし出てきたとしても、
それはちょっと作業体系的に難しいなというのであれば、
それで終わってしまいます。
できるところから手をつけてみましょうということで、私は提案しています。
そして最後に傍女です。傍女。
病気にかかってしまうと、
特に頭腹に関してはがんもん病なんかが一番ダメージを受けるかなと思います。
その発生したところから折れてしまうんですね。
これに感染しないように傍女をきちんと殺菌剤を散布するという、
この予防の観点で散布するのが非常に重要です。
作物の病気の傍女は基本的にインフルエンザの予防と同じだと考えてください。
感染してからカミフルを飲むよりも、
先にワクチンを打っておいた方が基本的には良いはずです。
ワクチンを良いとするか、それともアンチワクチンを払うのか、
ここは皆さん人それぞれだと思うんですが、
一応定説でいけばワクチンを打っておいた方が先にね、
強く免疫を整えてくれるので良いということになっています。
陰謀論どんどん来るのはさておきですよ。
一旦はそういうことにしておきます。
であれば先にね、免疫を強くしておいた方がいいのは間違いないと思うんです。
発症してからではなく予防です。
がんもん病の防御って基本的には、
期間防御より前に入ってくるものではないかなと思います。
なので回数がこれ防御しようと思うと、
1回増えてしまうことになると思うんですね。
なのでコストがかかるとか手間が増えるとか、
いろいろね、頭を抱える場面は多いかなと思うんです。
ただし、私はちょっと別な観点でこれを考えていまして、
がんもん病じゃないにしても、
例えばアカサビ、アカカビ、
これらは麦によって絶対必須の防御になっています。
これをもし遅れてしまうと、やはりこれも感染して蔓延してしまうんですね。
もしこれでがんもん病の防御をすることで、
これらの緊密度も下がるかもしれないと思えば、
やる価値は私はあるかなと思っており、
もちろんがんもん病の適用とアカカビ、アカサビの適用、
厳密には殺菌剤を見てみると違うんですが、
それでも殺菌剤です。
緊密度を減らすことには多少なりともつながっているというふうに
私は捉えていますので、
そういう観点では、まず5月の上旬ぐらいになるかなと思うんですが、
5月の頭とかね、この時期に傍聴しておくというのは、
作業体系の改善
がんもん病だけではなく、一定の価値がある。
これは殺菌剤の参加かなというふうに考えていますので、
ぜひこれもね、がんもん病出てないからいいやとか、
そういうことではなくて、出やすい補助はもちろんやってほしいんですけど、
そうではないところでも、別な殺菌剤、もっと安いのでもいいですからね、
やってみるとかっていうのは面白いってかなというふうに考えています。
みんなやってないから大丈夫っていうのもね、もちろんあると思うんですけど、
みんなやってないからみんな感染するっていうこともあり得ると思うんですよ。
これからは去年と同じ作業体系では、
うまくいかない年がガンガン増えてくると思います。
実際にそういう年だったのが2025年でもあると思うんですね。
なので、これまでとは違う何かをチャレンジしてみるっていうのは、
すごく有意義なことかなと思いますので、
これに限ったことではなく、ぜひいろいろチャレンジしてみてください。
はい、ということで今日の内容は以上になります。
私が考えている陶腹対策3つを厳選してお話ししてみましたが、
皆さん当てはまるところ、何か手を付けられそうなところはありましたでしょうか。
ぜひ1個でもあったら試してみてほしいなと思いますし、
全部はいきなりできないと思うんですよね。
全部を完璧にやるのもなかなか難しいと思います。
なので、できるところからまずは1個ずつ手を施してほしいなと思います。
終了は掛け算でできています。
傍助が完璧だったとしても、
製品がダメだったらこれは終了は一律しく落ちてしまうと思いますし、
逆でも同じですね。
完璧な土壌改良と製品を組んでも、
傍助で失敗したらそれはもう低終了になってしまいます。
何かがゼロだとゼロになってしまう可能性があるのが怖いところですね。
逆に1つ1つをちょっとずつでも改善できれば、
それが大きな掛け算の答えとして的として出てきますので、
ちょっとした掛け合わせなんですけど、
大きいテコの原理のように聞いてくることがありますので、
そういうところを考えながらやってみると面白い。
ちょっとモチベーションが上がるかなと思いますので、
ぜひチャレンジしてもらえたら、
いいやりきりを迎えられるかなと思います。
ぜひこの辺を頭に入れてやってみてもらえたらなと思います。
それでは今日の内容は以上になります。
参考になったと思ってくださる方がいれば、
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私の励みになりますのでよろしくお願いします。
それでは引き続き農業経営の勝ち筋を考えていきましょう。
ではまた。
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