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おはようございます、あさひです。
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生石灰の基礎知識
さて、今日のオモテじゃ語れないトークは、知らないとヤバい|生石灰の使い方です。
本題の前に、この私の配信ですね、ぜひ倍速再生をしてほしいなと思います。
できるだけゆっくり喋っているつもりなので、聞き取りやすさを重視していますが、
これがもしかしたら聞きにくいということがあるかもしれませんので、
そういう場合は各アプリに搭載されている機能の倍速再生、
私は基本的に1.5倍速で自分の配信だったり、他の方の配信を聞いていますが、
場合によっては2倍速でも聞き取れるということがあるかなと思いますので、
ぜひタイパー意識で倍速再生も試してみてください。
こういうポッドキャストやオーディオブックを速い速度で聞くことによって、
頭の回転を速くしないと脳の処理が追いつかないので、
こういう習慣を持っている人は脳の機能が活性化するらしいです。
頭が良くなるらしいです。
これ科学的に証明されているようですね。
なので、こういう意味でも、こういう観点でも倍速再生って面白いなというふうに私は捉えています。
過去にYouTubeでメンタリスト大子さんが紹介していました。
はい、ということで本題の方に入っていきます。
規節解を使うときの注意点とメリット・デメリット、それを踏まえて使うべき、
この規節解というちょっと特殊な資材、これについて私が解説していこうと思います。
まず、節解の種類からなんですけど、
現在広く使われている節解資材はパッと思いつくところ4つあります。
1つは最も有名な炭酸カルシウム、もう節解の王道です。
この炭酸カルシウムの他にこの規節解、生の節解と書いて規節解があります。
次に貝殻節解ですね、貝殻節解。
これも有機の資材、有機的な資材として貝殻節解を使う方もいらっしゃると思います。
4つ目にビートの残差物であるライムケーキ。
これが4つ主にパッと思い浮かぶところ節解資材の4つですね。
中でも一番広く使われているのは炭カルかなっていうところですよね。
皆さんも炭カル使わない方はいないかなと思います。
この次に私の目に触れるのが規節解です。
生石灰のリスクと注意点
規節解って皆さんご存知だと思うんですけど、結構パンチがある資材ですね。
結構極端な資材かなというふうに思います。
まずこのデメリットというか規節解を扱う上での注意点、ここから入っていこうかなと思います。
多くの方は規節解の使用経験があるんじゃないかなと思うんですけど、
ここは改めて取扱いとか作品する上での注意点がありますので、
おさらいも兼ねてぜひここは聞いてもらいたいなというふうに思います。
まず一つ目は取扱い上の注意で、これは水濡れ原菌です。
水に濡れると発熱します。熱を持ちます。
ひどいときは発火します。
これ保管中に雨漏りなんかしちゃって、保管している倉庫が雨漏りとかで濡れてしまって、
火事が起きるということがたまにあります。
実際私の担当していた顧客でも過去にこのぼや騒ぎが起きてしまったと、
規節解が原因で火事まではいかなかったんだけど、
ぼや騒ぎが起きてしまって周囲に迷惑をかけたという方がいらっしゃいました。
なので保管する際は比較的新しい倉庫に入れていただくだとか、
あまり古い内部屋だとかに入れないように気をつけてもらいたいなと思います。
次に二つ目なんですが、二つ目はこれですね。
窒素肥料と接触すると、これちょっと化学反応が起きてですね、
アンモニアガスが発生します。
このアンモニアガスが発生するというところで、
あ、そうなんだ気をつけなきゃって思う方は素晴らしい知識を持っているかなと思います。
私も初めこのアンモニアガスが発生すると何が悪いのかよくわかっていませんでした。
アンモニアガスが発生すると基本的に二つの悪いことが起きます。
まず一つ、肥料成分が飛んでいってしまいます。
窒素肥料とこの規節解ですね、これが物理的に接触してしまうと
アンモニアガスが発生して、その窒素肥料の窒素分が飛んでいってしまいます。
いわゆる脱窒ってやつですね、窒素分が抜けてしまうんです。
なのでせっかく施肥した肥料分がなくなってしまうということで、これはロスですね。
透視しているのにもったいないということになります。これが一点目。
もう一つが、このアンモニアガスによって発芽した作物が生育不良を起こすことがあります。
根っこがちゃんと生えなかったり、発芽したんだけどその後枯れていってしまったみたいなことが起こることが稀にあります。
なんで同じように、他の補助と同じようにやったのにここだけ枯れるんだ、生えてこないんだということがたまにあるんですけど、
これはアンモニアガスの可能性があります。
もちろんそれだけではなくてね、いろいろ土壌条件、気象条件、いろんなものが関わってくるので一概には言えないんですけど、
可能性というかリスクというか、この考えられる要因の一つとしてアンモニアガスの発生によって生育がおかしくなってしまっているということがありますので、
ここはかなり気をつけるべきポイントです。
発芽してすぐダメになってしまっては、もうその後収穫するものがなくなってしまいますので、
生育をどうのこうの以前にね、そこで終わってしまうので、ここは気をつけなければなりません。
最後に三つ目ですね。三つ目はハンカルと比べたときによく感覚として持つ方が多いと思うんですけど、
粉っぽい、そして巻きにくいというケースがあります。
ハンカルはですね、特に粒状のハンカルの場合、非常にこれ飛びやすくて、
ブローキャスで散布したときにも散布幅が広くて非常に巻きやすいかなと思うんですが、
キセッカイの場合は粒状ハンカルほどきれいな粒ではないんですね。
そして多少の粉っぽさがあります。
これはキセッカイというこの資材の特性上どうしようもないところではあるんですけど、
この性質、粉っぽいから巻きにくいだとか、この粉っ気が風で舞って隣の農家さん、
ハウスだとかそういうところに入ってしまったということでトラブルになるケースもあります。
なのでこれキセッカイを巻くときについては比較的風が少ない、
強風の日には巻いてはいけないですね。
そういうちょっと気象条件を踏まえた散布が必要になるのでちょっと気を使うことがあるかなと思います。
それからこの粉っぽさによってちょっとこれ真っ白になって嫌だと、
機械が汚れて嫌だという方も中にはいらっしゃいます。
ブローキャスが汚れるから嫌だというのもあるんですが、
この粉っ気がエンジンとかトラクターの中に入り込んでしまうのがどうも気になるという方も中にはいらっしゃいました。
ここまで言う方は少数派かなと思うんですけど、
繊細な方だとか機械を大事にする方だとかちょっとでも手間暇を惜しみたいというそういう感覚をお持ちの方は
キセッカイを嫌う人も一定数いらっしゃるかなと思います。
この3点ですね、もう一度おさらいすると発火しやすい、
それから土壌の中でアンモニアガスを発生することによって2つデメリットがあります。
窒素が抜けてしまう、それから生育不良を起こしてしまう、
最後に粉っぽさですね、これによって作業性が悪くなる、機械が悪くなる、
こういうところのこの3点がまずデメリットとして挙げられるところです。
生石灰のメリット
このデメリットだけを聞くと、もしかするとそんなに使いにくいなら、
何かこうね注意事項があるなら簡単でいいやって思う方もいるかもしれませんが、
ちょっと待ってください。キセッカイはですね、素晴らしい効果もあるんです。
そこをメリットとしてこれからお話ししていきます。
要点は2つです。1つはペーハー強勢力、もう1つがこれがですねカルシウムです。
カルシウム、この2点についてちょっとね絞ってお話ししようかなと思います。
まず1つペーハー強勢力ですね、アルカリ分が基本的にタンカルの2倍近くあります。
タンカルのアルカリ分ですね、これは53%が基本です、53%。
一方でキセッカイの場合、2倍近く含まれていまして、
一般的に国連系統、農協さんとかで扱っているキセッカイは、
80%のキセッカイのものが多いかなと思います。
80%キセッカイ、これアルカリ分が80%ですね。
なので53%に対して30%近く上積みされています。
それ以外にも、例えば駆動キセッカイの場合、
キセッカイにもねこの駆動なしのキセッカイと駆動があるキセッカイ、
この2つあるんですけど、駆動キセッカイの場合はアルカリ分なんと100%です。
2倍ですね。この2倍、ここから考えて逆算して、
普段はタンカルを撒いていたけど、今年はキセッカイにしようかなと思ったとき、
施養量をなんと2分の1にすることができるんです。
タンカル1体撒いていた人、まあ違いますね。
タンカルを2体撒いていた人の場合、キセッカイ1体で済むわけです。
タンカルを例えば4体とか撒いていた場合、キセッカイ2体で済むので、
物量的にかなり楽になりますね。すごく楽です。
それでなおかつpH強制力が2倍なので、
これで同等のpH強制ができるということに単純計算になるわけです。
しかもタンカルの場合は供養性であるため、ゆっくり溶けてゆっくりpH強制が進みます。
一方でキセッカイの場合は水養性です。
先ほどお話ししたように水に溶けて発熱するほどの溶解力が高いものです。
なので速攻性です。
施費した、施養した当年からpH強制にガンガン効果を発揮します。
この速攻性かつ高いアルカリ分ですね。
これによってpH強制力はタンカルの比ではないと言えます。
次にカルシウムとしてのキセッカイ、これについて解説します。
キセッカイを施養する目的、2つあると思います。
pH強制、それからカルシウムの補給、この2つですね。
pH強制がされていて、pHが6.5とかあったとしても
生石灰の効果と重要性
キセッカイ資材を全くまかないというのは私はどうかなと思います。
もちろんpHという観点では足りているんですが、
カルシウムという意味ではちょっとこれはこっちの観点も必要で
カルシウムが実は足りていないケースもあるんですね。
カルシウムというのはチストリン酸カリについて必要な要素です。
人間で言ってもカルシウムは骨を丈夫にするだとか、
あとは肺や骨だとか、ここにとってすごく大事な成分ですよね。
これはカルシウムは植物にとっても全く同じで
細胞壁の重要な要素になっています。
カルシウムがあるから細胞壁が固くなって
この病害中に対する抵抗性を上げるだとか
糖腐に強くなるだとか、そういうことが期待できます。
もちろんタンカルの石灰もこのカルシウムとして効きますが、
タンカルの石灰分はさっき言ったように供養性です。
なので基本的には混酸があって初めて溶けて効いてくるカルシウムかな
っていう感じがしますよね。
一方でキセッカイのカルシウムはこれは水溶性なので水に溶けます。
水に溶けるということは大体作土って10センチとか20センチとか
これぐらいの間で好奇して根っこが張れる部分が
ここに石灰資材が入ってくることによって混酸が溶け出して
混酸が分泌されてそれによってカルシウムが溶け出して
滑るようになるのかなというのが大体イメージするところかなと思うんですが
キセッカイのカルシウムは水に溶けて
かなり好奇した幅よりも深いところまで溶け出します。
そうすると根っこが10センチ以上20センチ以上張ったときにも
その根っこが張った先でカルシウムがあるという状況を作り出せるんです。
最近は夏場はすごく暑いそういう年が続いていると思います。
この高温対策として重要な役割を果たすのがカルシウムです。
カルシウムが根っこの張った先にあるということは
この高温対策にオノズとなるという土壌条件を作り出すことができます。
カルシウムがきちんと吸われることによって
作物は蒸散をすることができます。
暑い時に気候から空気を出して呼吸をすることによって
葉面の温度を下げるという役割があります。
このカルシウムがもしないと気候を閉じてしまって
全く葉っぱの温度が下がらなくなってしまいます。
これでは高温の影響をもろに受けてしまうので
やはりカルシウムを効果することがすごく重要です。
これはどの作物でも基本的に共通事項ではあるのですが
その中でも特にカルシウムを好む作物として
やはり大豆、ビート、キャベツ、油中野菜
ここはカルシウム結合を起こしやすいので
作っている方もカルシウムは意識的に供給しているのかなと思うのですが
それにもまして葉面散布だけじゃなくて
根っこがすりやすいカルシウムを補給することは
すごく大事になっています。
そしてこの奇跡解ですね
私が主にデイリーしている農家さんの中では
もはや常識的な感じにはなっていますが
すごく面白い使い方がありまして
それはプランターで例えば大豆だとか
それから直販のビートなんかですね
こういった作物を発出するとき
タバタの機械、発射器なんかでは
サブタンクというものがあると思います。ダブルタンクですね。
このタンクに奇跡解を入れて
種と肥料と奇跡解を株元に落とすという技をやっている方がいらっしゃいます。
これは非常に効果的なやり方で
真似してほしいなと思います。できる方。
種の近くに奇跡解が落ちることによって
そこの平波を部分的に改善することができます。
平波矯正することができます。
しかも種の近くに石灰、吸いやすい水溶性の石灰、カルシウムが落ちることによって
そのカルシウムも存分にすることができます。
このやり方をやることによって
大豆やビートの生育が顕著に良くなったという方が多数いらっしゃいます。
一人二人ではありません。非常に多いのが現実ですね。
しかもこの奇跡解ですね。土改材の中ではやっぱり石灰なので
比較的安価なものに入るかなと思います。
いろんな資材がある中で、不織布産資材だとか林産資材だとかいっぱいありますが
おそらく2,000円以上するものが多いかなと。
2,000円から3,000円ぐらいのものが多いかなと思うんですが
奇跡解はやっぱり1,000円台という素晴らしいコストパフォーマンスがありますね。
なのでこの奇跡解を株元に使うことによって
極小的に平波を上げてそれからカルシウムを補給することによって
一時的に生育を良くするということができます。
もしかしたら鋭い方はそれってさっき最初に言ってたデメリットというか
注意点のものに反するんじゃないかと。
肥料と一緒に成熟する可能性だとか
葉種する種の近くにカルシウムの奇跡解が落ちることによって
アンモニアガスが発生するんじゃないかとか
こういったものを懸念する方もいらっしゃると思いますが
これがクリアできるんですよ。
サブタンクっていうものは基本的に肥料と物理的に
くっつくわけではないんですね。
接触するわけではないんですね。
なので基本的にアンモニアガスが発生しませんし
種にも一定の感覚があるんですよ。
距離が離れてるんでアンモニアガスで発芽しなかったとか
生育が悪くなったっていうことも
基本的には私はお目にかかったことがありません。
なので絶対100%大丈夫だとは言い切れませんが
私の担当している農家さんの中で
これでトラブったということは全くありませんので
今のところは事例はないかなということで
お勧めできるやり方です。
サブタンクを用いた施用方法
ということで今日は奇跡怪に関する注意事項
メディット・デメディット
それから上手な人がやっているサブタンクでの削除を是非
これについてお話ししてみました。
皆さんの参考になるところがあればすごく嬉しいです。
それは知らなかったとかやってみるっていう方がいましたら
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励みになります。よろしくお願いいたします。
今後も一緒に農業経営の価値筋を考えていきましょう。
ではまた。